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2012年4月30日

梅終はり桜は散りて山吹の浮気の色と言はれても咲く

Ume is over / And Cherry is gone / Japanese rose came out in fickle shade


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あちこちでヤマブキが咲いている。前にも書いた憶えがあるが、山吹色というのは、なんだか春の花にしては異質なような気がする。

端唄 『梅は咲いたか』 でも、「山吹ゃ浮気で 色ばっかり ションガイナ」 と歌われるが、山吹色の小判をちらつかせる旦那のイメージなのかしらん。それに 「実の一つだになきぞ悲しき」 なんていうから、やっぱり浮気ということなのだろうか。

とはいえ、しっかりした花である。

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2012年4月29日

春深み駆け足で来る夏に向け花芽膨らみゆく車輪梅


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今日も夏が来たような暖かさ、というか、ちょっと蒸し暑いほどの陽気だった。本当に、心地良いモデレートな春という期間は短くなった。

我が家の裏の空き地のシャリンバイの花芽が膨らんできた。膨らんできたとはいえ、例年咲くのは五月の中旬以後だから、まだ半月ぐらいある。その間、結構な時間をかけて熟成するように膨らんでくる。

春が来るのは遅かったが、初夏になるのはあっという間だから、今年もあまり遅れずに咲いてくれるだろう。

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2012年4月28日

薄紅の梅と桜の季節より春は進みて色満ちきたり


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近頃、世界が急に色付き始めた。枯れ草色だらけだった季節がようやく終わり、緑が増えて色々な花がどんどん咲き始めている。

写真は近所の土手に咲いているケシの花。ちょっと逆光気味に撮ってみた。この他にもそれはそれは多くの春の花が顔を出している。

世界が多様性に満ちてくるのを眺めているのは、気持ちのいいものである。

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2012年4月27日

八重桜咲く枝の隙に花曇る空を穿ちて茶を喫したし

Looking up cloudy skies / Through double-flowered cherry sprays / Like to have a cup of tea


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花曇りと思っていたら、昼前からしとしとと雨が降ってきた。

ソメイヨシノは呆気なく散り、枝垂れ桜も盛りを過ぎて、今は八重桜の時節。それを過ぎればあとはいきなりの夏が来る。

明日から世の中は連休だが、こちらにはほとんど関係のない話。世間の間隙を縫って、少しはゆったりとお茶でも飲みたいものではあるが。

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2012年4月26日

白き著莪は妖しきまでに美しき姿の故につつましく咲く

White iris came out / Rather small and modest / Because of its too bewitching beauty


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今年もシャガの花が咲き始めた。相変わらず妖しいまでの美しさである。

林の外れにひっそりと小さな花で咲くから、あまり目立つこともないが、これで花がもっと大きかったら、大変なことになる。アヤメなどよりずっとすごい扱いになってしまうだろう。

ところで、シャガノ学名は 「アイリス・ジャポニカ」 というのだそうだ。中国からの帰化植物なのに 「ジャポニカ」 というのは、ちょっと申し訳ないような気がする。トキの 「ニッポニア・ニッポン」 みたいなものかもしれない。

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2012年4月25日

花見する人もあらねど春の日を照り返してぞ山桜咲く


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近所の駐車場の一画に、ヤマザクラの木がある。いや、ヤマザクラと聞いたわけじゃないが、多分ヤマザクラだと思う。ヤマザクラというのは花と葉が同時に出るというが、まさにその通りである。

今、白い花が満開になっていて、とても美しい。ソメイヨシノは確かにきれいだが、それ一辺倒ではおもしろくない。いろいろな種類の桜が次々に咲いてこそ、日本の春である。

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2012年4月23日

国道にテールランプは溢れどもさほど暗くもなき曇り空


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四月も下旬に入ると、本当に日が長くなる。午後六時を過ぎて、国道に自動車のテールランプが溢れる頃になっても、空はそれほど暗くも成らない。

気温はそれほど春らしいとも思われないが、日の長さだけは規則的に延びている。

帰宅する時刻になっても、それほどとっぷりと暮れていないというのは、精神衛生にいい。

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眼鏡を外して見れば網膜に白山吹の白のみ映る


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先週誂えておいた眼鏡のレンズ交換に行ってきた。近頃老眼の度が進んで、夕方になるとどうしようもなく目が疲れるようになったからである。

眼鏡店でフレームに新しいレンズを入れてもらっている間、隣のショッピングセンターで買い物をした。写真はそのショッピングセンターの駐車場に植えてあったシロヤマブキである。

シロヤマブキはいわゆるヤマブキとは別の種類のものだそうで、ヤマブキの花びらは五枚とか八重咲きとかだが、シロヤマブキは四枚である。

眼鏡をしていなかったので、ピントが合っているかどうかは全然気にせずに撮ったが、なんとかうまく行ったようだ。

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2012年4月22日

身繕いする相方を顧みずしかも離れず泳ぐ軽鴨


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裏の川を泳ぐカルガモを、ズームを目一杯効かせて撮ってみた。身繕いしている方がオスだろう。

水鳥は首の辺りから分泌される脂肪を体中の羽根になすりつけて水をはじくと聞いたことがある。このオスのやっているのは、まさにそれなんだろうか。

メスの方は、そんなことに構わず、しかも離れ過ぎもせず、呑気に水に浮かんでいるのがおもしろい。

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2012年4月21日

雲厚き寒の戻りの黄昏はものみな蒼し菜の花さへも

Everything is blue / In such a cold twilight / Even so are rape blossoms


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今日は肌寒い一日だった。この辺りの最高気温は十四度。暖冬だったら真冬でもそのくらいの気温にはなる。

夕暮れになって風はいよいよ冷たくなってきた。菜の花の写真を撮ろうとすると、風が強すぎてすぐにブレてしまう。シャッタースピードが遅くならない設定にすると、写真が暗くなるがしかたがない。

というわけで、曇りの日の夕暮れはただでさえ世界が青ざめて見えるが、今日の写真はますます青ざめている。

明日もそれほど気温は上がらず、春らしくなるのは火曜日からのようだ。これからも何度か寒の戻りがあるだろう。もしかしたら、連休以後でも震えるような日があるかもしれない。

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2012年4月20日

川幅の広がりたるを見下ろして若葉は日々に色を増し行く

Fresh green of young leaves / Getting brighter / Beyond the stream getting wider


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本当に天候が安定しなくて、今日はほとんど日が射さず、平年以下の気温で肌寒い。いつ雨が降ってもおかしくないような空がずっと続いているが、辛うじて降らない。どうやら夜には降り出すようだが。

小貝川の川岸の木に若葉が芽生え始めた。薄緑色の葉は目に優しい。その下を、春の川は流れる。

川面のさざ波は、やはりこれまでの寒風によるものとは趣が違う。第一、川幅が違う。冬の間の倍はある。

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2012年4月19日

仏の座ぺんぺん草にいぬふぐり聖俗合わせ花開く土手


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春らしい日が長続きしないが、それでも一時に比べるとずっと春らしくなった。寒くて凍えそうな日がなくなっただけでもありがたい。

土手に春の草がどんどん生えてきた。私は野草・雑草の類が案外好きである。この写真は、ホトケノザとナズナ。両方とも春の七草にあるが、ここにあるホトケノザは、春の七草に数えられているホトケノザとは違うというのがややこしい。

ナズナというのは、ペンペン草という方がおなじみかもしれない。

近くにはオオイヌノフグリが大群生している。イヌフグリとホトケノザとペンペン草は、春の三大野草と思っている。

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2012年4月18日

わらわらと集まり来たりずぼずぼと水面に口の開く錦鯉


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つくばには 「エキスポ・センター」 という建物がある。これはその昔の 「つくば科学万博」 というものがあった時の、記念に建造されたのだと思う。プラネタリウムなんかがあって、なかなかカッコいいのである。

そのエキスポ・センターの建物の前には、これまたカッコいい池がある。モダンな建築と水の取り合わせというのは、あちこちにあるが、やはりなかなかいいものなのである。

それにそのモダンな建築の前の池の中には、神社仏閣でみるような、それはそれはトラディショナルな錦鯉が一杯いて、人の気配を察してはエサをもらえるものと集まってくるというのが、なかなかおもしろい取り合わせなのである。

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2012年4月17日

風に揺るる若葉の色に世の中は染まりつつあり花は散るとも


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昼過ぎまでは少しは日が射していたが、夕方五時前頃から一天にわかにかき曇り、雷雨になった。天気というのはこんなにも急変するものかというほどだった。

写真は近所の雑木林。枝々に小さな若葉が芽生え始めた。世の中にだんだん若葉色が増える季節になった。

この若葉色がどんどん濃くなって夏に突入する頃には、どんな感じだろうか。冬が寒かった分、夏の暑さで帳尻を合わされたら、大変なことになりそうだ。

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2012年4月16日

老眼の度が進みたり新しきレンズ求むる曇り空の日


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一昨日の寒さと昨日の暖かさを、足して二で割ったような天気。晴れそうで晴れず、暖かくなりそうでなりきれない。

近頃老眼の度が進んでしまって、メガネが合わなくなったので、眼鏡屋で新しいレンズを注文してきた。あと一週間で仕上がるという。ということは、夕方になると目が疲れてしょぼしょぼするのに、あと一週間は耐えなければならないわけだ。

写真は眼鏡屋のあるショッピングセンターの、屋上駐車場からの眺め。空は厚い雲に覆われてしまっている。

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2012年4月15日

大きなる桜の花と思ひきに椿散りたる花びらなりき


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出がけに、玄関のタタキに大きなピンクの花びらが落ちていたので、「こんな大きな桜の花びらがあったのか!」 と一瞬目を疑ったが、それは向かいの家の椿の花びらの散ったものだった。

この春は、梅、椿、桜、白木蓮など、多くの春の花が一斉に咲いた。そして一斉に散ろうとしている。

一昨日までは暖かくて、昨日は冬の寒さに戻り、今日はまた春になった。とはいいながら、日が暮れてからはかなり冷え込んでいる。忙しい春である。

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2012年4月14日

氷雨降る中学校のグランドに花の筵は広がりにけり


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春は本当に油断ができない。昨日より気温が十度も下がって、真冬とは言わないが、冬の寒さに逆戻りだ。一昨日決別したばかりの、ユニクロのヒートテックズボン下を、また引っ張り出した。

写真は、近所の中学校のグランドに沿ってびっしりと敷き詰められた、桜の花びら。見事な花むしろだ。

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2012年4月13日

十二年前のカメラは掌より溢るるものを内に秘めたり

An old camera made in twelve years ago / Has something inside / Bigger than my palm


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引き出しの奥から大分前に買ったデジカメが出てきた。オリンパスのモデルで、三一〇万画素、単三電池四本で作動するという時代物である。十二年前以上の製品だ。

スペックとしては、今となっては使い物にならないほど貧弱で、本体が今のコンデジより二回りぐらい大きいのに、液晶が拍子抜けするほど小さい。

それに電源ボタンの位置が悪いので、ポケットに入れて持ち歩いているうちにいつの間にかスイッチが入り、取り出した時には電池が消耗して作動しなかったということが何度かある。要するに、使いにくいモデルだった。

それでも、デザイン的にはかなりいい感じである。今のカメラほどには小さく薄くすることにこだわっていないので、曲面が強調されたコクのあるデザインだ。

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2012年4月12日

傷のなき白木蓮は無垢のまま水銀灯に青白く染む

White magnolia blossoms / Look so innocent and pale / Under a mercury lamp


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今年は桜の咲くのも遅かったが、ハクモクレンの咲くのもかなり遅かった。いつもの年なら三月中に咲くのだが、今頃になって満開になっている。

写真は JR線取手駅前の広場に咲くハクモクレンを、歩道橋の上から写したもの。とっぷりと日が暮れていたので、水銀灯の光のせいで、青白く映っている。

今年はハクモクレンが咲いてから霰や雹がなかったので、白く分厚い花弁に傷が付いていない。ちょっとでも傷がつくと、そこが茶色く変色して見苦しくなるのだが、今年はきれいな姿のままで咲いているのがうれしい。

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2012年4月11日

対岸を望めば淡く霞みたる如くに咲きて散る桜花


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昼時のほんの一時間ぐらいを除いて、一日中雨が降るという予報だったのに、雨は時折ぱらつく程度で済んだ。

写真は岡堰の向こう岸に咲く桜を撮ったもの。満開を僅かに過ぎて、花が散り始めている。週末頃は桜吹雪だろう。

雨があまり降らなかったせいか、花粉症で目が痒い。あと少しの辛抱だ。

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2012年4月10日

風吹けど散る花のなき盛りより桜吹雪の吹くぞ待たるる

It will be much better / To walk in the shower of cherry blossom / Than watching today's full bloom


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今日も昨日ほどではないが、ぽかぽかしたいい陽気だった。茨城県南では、桜がちょうど満開になっている。

写真は取手競輪場の駐車場の桜。街灯を包み込むように育っている。

駐車場の周囲にも多くの桜の木があり、今日はその下でお花見をする人たちも多くいた。今日を逃したら少しずつ散り始めて、週末は完全に葉桜だろう。ちょうどいいところを見ることができた。

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2012年4月 9日

鯉跳ぬる川渡り来る春風に菜の花は今日咲き初めにけり

Carps jump out of the river / And rape blossoms have come out / Into the spring breeze


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お昼に裏の土手を歩いてみたら、菜の花が咲き始めていた。暖かい気候のところではとっくに咲き乱れているところもあるが、筑波下ろしの吹きさらしの土手では、よほど暖かくならないと、そうはいかない。

今日はかなり春らしい陽気で、この辺りは二十度を超えたようだ。週間天気予報をみても、あまり強烈な寒の戻りは、とりあえず向こう一週間はなさそうだ。

もう四月も中旬になるし、ようやく本当に春が来たと思っても、しっぺ返しは喰らわずにすむ時節になったのかもしれない。

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2012年4月 8日

ビニールの覆ひのままの花束は結婚式でもらひたりとふ


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夜が更けてから帰宅すると、玄関にビニールの覆いがついたままの花束が飾ってあった。友人の結婚式に出席した次女がもらってきたらしい。

ふと思えば私自身は、近頃結婚式には出席したことがない。葬式ばかりである。

たまにはおめでたいセレモニーに出てみたいものである。

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2012年4月 7日

ジェット機で肥後の国より戻り来れば寒も戻りぬつくばの里に


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先月に続いて今月も熊本への出張があって、今日帰ってきた。熊本も昨日よりは涼しい気がしたが、茨城県に戻ると、涼しいというより、紛れもなく寒い。

冬からずっと寒気が頑張っている。明日の明け方は、この辺りは氷点下になるという予報だ。

写真は熊本空港から阿蘇山方面を望んだところ。上天気である。なんとなくボンヤリとゴーストのように映り込んでいるのは、ガラスに映った出発ゲートの様子。

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黄昏のビジネスホテルの窓の下を路面電車が走り抜けて行く


Photo

仕事で熊本に来ている。先月に続いて、今年もう二度目だ。熊本は今月政令指定都市になったばかりである。それだけに結構活気がある。

熊本というところは、路面電車が走っている。路面電車の走る街というのは、高知、広島、岡山、富山などに行ったことがある。それぞれなかなか風情がある。

今日は泊まっているホテルのすぐ前を路面電車が走っている。それもなかなかいい。

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2012年4月 5日

新しきカメラのズーム効かせつつつがいの鴨を間近にぞ見る

Zooming in on a pair of wild duck / So closely / With the new camera


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昨日の "Today's Crack" の 「最新のコンデジはすごいらしい」 という記事で、光学二十倍のコンパクト・デジカメが三万円台で発売されているらしいと書いた。

どんなものか一目見ようと近所の家電量販店に行ったが、まだ入荷されていなかった。その代わり、ペンタックスの型落ち (光学十八倍) が一万円に値下げされていたので、つい衝動買いしてしまった。というわけで、今日はそれを使って裏の川に来ているコガモを撮影してみた。

ご覧の通り、これまでの光学十倍のものとは比較にならないほどクローズアップできる。これは使えそうだ。

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2012年4月 4日

春雷の通り過ぎたるわが宿の梅は次なる春を待つらむ

In my back yard / Ume blossoms may wait next spring / After the spring storm


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昨日の大嵐の吹き戻しがまだ残っていて、それが案外冷たい風になっていたものだから、今日は空は晴れてもあまり気温が上がらない一日だった。

庭の梅の花は、強風に見事に引きちぎられて、無惨な有様だ。今年は満開の風情は見られないものと諦めよう。

知人に茨城県産こしひかりというものをいただいた。どんなものか、食してみることとしよう。

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2012年4月 3日

折れそうに風に揺れてもなほ折れぬ篠竹は大粒の雨を吸ひ込む

Small and thin bamboo / Never be broken even in the storm / Absorbing heavy rain


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朝から強風で、「今からこんなでは、ピークの夕方にはどんなになるんだ」 と思っていたが、昼頃に一時的に風が止んだ。

そして、三時過ぎから再び風が強まりだして、今はまた家が揺れるほどの風になっている。ピークは夕方過ぎから九時頃までだというから、もう余計な外出はするまい。今日は東京都心に用事がない日でよかった。

川岸の篠竹が折れそうに揺れているが、折れてしまわないのがさすがだ。

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2012年4月 2日

土手腹に青草の増し行くほどに春の嵐ぞ来たり吹くらむ

Spring storms come / As green grass grows / On the stream banks


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つい最近まで枯れ草色だった土手の横腹に、緑が増えてきた。ようやく春になってきたようだ。

春といえば強風だが、昨日の和歌日記で触れたように、先週土曜日の嵐で、我が家の梅がかなりちぎり飛ばされてしまった。新たに開いた蕾もあって、まだなんとかなると思っていたが、明日の夜は土曜日以上の大嵐になるそうだ。

しっかりした満開状態を見るのは、どうやら諦めた方が良さそうだ。そういえば、梅の咲く頃というのは毎年そんな嵐が多い。

ということは、やっぱり春になったんだなあということである。

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2012年4月 1日

梅散らす嵐の去りて一夜明け残る蕾の咲くを待たなむ


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せっかく開いた梅の花が、昨日の春嵐でかなり散ってしまった。いや、散ったというより、花びらが引きちぎられてしまったという方が正しいかも知れない。

昨日の朝はかなり枝が賑やかになってきていたのに、急に寂しくなってしまった。かなり残念な気がする。

とはいえ、まだ咲いていない蕾もたくさんあるから、また持ち直してくれるかも知れない。

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