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2012年10月31日

産土(うぶすな)の神の社に幹太く欅は聳ゆ空を覆ひて


Wl121031 近くの神社の境内に生えているケヤキ。かなり葉を落としてしまっているので、青空を透かして見せてくれている。

ケヤキというのは、神社の境内にとても似合う木である。

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2012年10月30日

真ん丸の十六夜月の照る下をヘッドライトが音もなく行く


Wl121030 暦の上では、昨夜が十五夜で今日は十六夜ということになっているが、実際の月齢は今夜が十五に近く、どう見ても満月である。

空気が乾いて冴え冴えとしているので、くっきりとまん丸の月が見える。月の周りの雲が、よく見える。まさに秋の月である。

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2012年10月29日

街の灯の冴え冴えとして揺れざるをただ心にて揺らしみる秋


Wl121029 秋が深まると、空気が澄んできて夜景も綺麗になる。いつも立ち寄るショッピングセンターの駐車場も、やけに冴え冴えとした光に彩られる。

五時前には日が暮れて暗くなる。もう十月も終わりに近づいてきて、三日経てば十一月。そうなれば年末まではあっという間だ。

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2012年10月28日

蕎麦を食えば宵闇に降る秋雨の粒の細かく漂ひにけり


Wl121028 今日は常磐道岩間インター近くの蕎麦屋 「やしろ」 に寄って、かきあげそばを食べた。この店のかきあげそばというのは、他の店でいうところの 「かきあげせいろ」 である。

この店は蕎麦もうまいが、かきあげがとてもうまい。玉ねぎの食感が瑞々しい。

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2012年10月27日

黄に赤に咲きゐる秋の花々のマリーゴールドてふ名を知りぬ


Wl121027近所の花壇に綺麗に咲いている黄色やオレンジの花。これってもしかしてマリーゴールドだろうかと思って眺めていた。

今日はこの花の手入れをしている人がいたので訪ねてみると、やはりマリーゴールドだという。

最近、ようやく花の名前が少しはわかってきた。

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2012年10月26日

ブルドック・ソースといへる歴史あり平成の代にも振られてあるか


Wl121026 写真は、今日の仕事の帰りに立ち寄ったラーメン屋の壁に貼ってあったレトロのポスターである。ブルドック印ソースのポスターだ。「ブルドッグ」 ではなく 「ブルドック」 という表記になっている。

しかも右から左に向かう横書きというのが、ぐっとくる。下には 「必ず振って御使用下さい」 とある。

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2012年10月25日

駅前のロータリーには人気なく最終バスは出て行きにけり


Wl121025 遅くなってから取手駅にたどり着くと、駅前のドーナツ屋の前のバス停から、今日の最終バスが出て行くところだった。

私は駅から歩いて五分ほどのところにある駐車場に車を停めているので、バスの時間にはまったく左右されない。そんな人が多くて、バスの中はガラガラである。

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2012年10月24日

恐る恐る囓れば渋きにあらざれど関東の柿はがりりと堅し


Wl121024 隣家から庭の柿の木になった実をいただいた。

私は庄内に育ったので、渋柿を焼酎でさわして食べる庄内柿がおなじみである。関東の柿は、大学に入って東京に出てきて初めて食った。

とにかく庄内育ちは、柿の実をそのまますぐに食うということに慣れない。だから、 「渋いんじゃないか」 と恐る恐る囓る。渋柿を食ってしまったことのない人にはわからないだろうが、あれは半日以上口の中がおかしくなる。

関東の甘柿は、囓るとがりりと堅い。

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2012年10月23日

薄墨を流せし如く湧く雲の染まり始むる紅葉を覆ふ


Wl121023 山形への旅から帰ってきた。今日の山形県は雲に覆われて、そまり始めた紅葉の色もほとんど目立たなかった。

写真は山形道のパーキングエリアで写したもの。まるで水墨画のような色合いだ。

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2012年10月22日

宵月の照れる空より白鳥のこうこうと鳴き飛ぶ声聞こゆ


Wl121022 酒田に来ている。明日の朝から山形市で仕事があって、前泊しなければならないのだが、それならばせっかくだから、酒田まで来て、昨年父が死んで以来、無人になっている実家の窓を開けて風を通そうと思ったわけだ。

実家に着いた時はもう、日は沈みかけていて、空には宵月が出ていた。結構寒い。さすがに東北である。

家の中にいると、白鳥の飛ぶ声が聞こえる。田んぼで落ち穂を食べていた白鳥たちが、最上川河口のねぐらに帰るのだ。既に白鳥たちが飛来しているらしい。

明日は早起きして、月山を越えて山形市に行く。

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2012年10月21日

ビルごとにフロアーごとに別々の世界は巡る嗚呼秋葉原


Wl121021 所用で都内に出ての帰り道、夕暮れの秋葉原の山手線のホームから写した写真がこれだ。

まあ、見事に別々の世界がビルの中に収まっていることよ。秋葉原って、1970年代の新宿みたいな街になってしまっていると、今日知った。ただ、当時の新宿と違うのは、誰も他者に話しかけないことだ。

いろいろあり過ぎて、消化しきれず、結局普通の繁華街になっていくのだろうか。

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2012年10月20日

宵闇に光るパイプやポール立ちて迷い込みたきコイン洗車場


Wl121020 まるで宇宙基地みたいに見えるが、これは夜のコイン洗車場である。昼間の姿とはまるで別のイメージなので、写真に撮っておいた。

私自身はコイン洗車場というのを使ったことがないが、好きな人はしょっちゅう通って、自分の車をピカピカに洗っているようだ。

私も一度やってみようかな。

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2012年10月19日

黄昏の空には何の目印もなく暮れて行く薄も揺れず


Wl121019 夜が明けてからは概ねいい天気だったが、結構肌寒かった。

検査で病院通いが続いたので、仕上げなければならない仕事がたまっていたが、ようやく目鼻が付いた。明日あたりで完了だ。

夕方にはほとんど快晴の状態だった。これで夜中から夜明けにかけては、結構冷え込むことになるだろう。

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2012年10月18日

土手下でことさら目立つこともなくセイタカアワダチソウが咲きゐる


Wl121018 この秋も、セイタカアワダチソウの黄色が目立ち始めた。

一時、都内の地上げされて鉄条網で囲われた空き地に、びっしりと咲いていた頃は、なんて嫌な花だろうと思っていたが、近頃では、ずいぶん日本の風土に馴染み始めたようで、あまり傍若無人な目立ち方をすることもなくなったように思う。

我が家の裏手の土手下に咲くセイタカアワダチソウも、あまり癪に障る光景ではなくなってきた。

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2012年10月17日

わが友をこの世に生みてくれしことかたじけなしと人を見送る


Wl121017 近頃、葬式が続く。今日は茨城県の西部にある筑西市というところまで行ってきた。友人の御尊父の葬儀である。

生前には一度もお会いしたことはないが、かけがえのない友をこの世に生み出してくれたことに感謝して、ご焼香をした。

筑西市まで行って帰ってくるのは、ほとんど旅行である。半日以上つぶれた。写真は帰り道に写した、間近に見える筑波山。

明日もまた別の葬式である。季節の変わり目は人がよく死ぬ。

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2012年10月16日

鴨汁に蕎麦を浸して立ち昇る香りとともに啜り込みたり


Wl121016

今日は一段と涼しくなった。最高気温は昨日より三度も低かったらしい。

涼しくなると、鴨せいろが食べたくなる。それで、今日の昼飯は奮発してしまった。守谷の玉川という店の鴨せいろである。

もっと寒くなったら、鴨南蛮が食べたくなるかもしれない。

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2012年10月15日

鎌倉の風は適度に湿りゐて三十年の昔思はる


Wl121015

今日はほぼ三十年ぶりに鎌倉に行った。残念ながら、遊びではなくて仕事なので、あまりあちこち見ることはできなかったが、せっかくなので鶴岡八幡宮と円覚寺だけは、超特急で酸敗した。

写真は鶴岡八幡宮から海の方向を見渡したところだが、残念ながら海までは見えない。

日本中あちこちに行っている割りには、近場の鎌倉はずっとご無沙汰だった。ちょうど中途半端な距離なのかもしれない。しかし、今度はゆっくり来たいと思ったのであった。

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2012年10月14日

テーブルに籠一杯の香りして既に蜜柑の季節となりぬ


Wl121014 妻がミカンをどっさり買ってきた。特売で安かったんだそうだ。ちなみにこの写真は、既に相当数を消費してしまってからののもの。当初はこの三割増しぐらいの量があった。

まだ青い部分も残っているが、食べてみるとちゃんと熟していておいしい。既にミカンの季節に突入したのかと、時の流れの速さに驚く。

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2012年10月13日

白雲の乾きて青き空に伸び銀杏は未だ緑にて立つ


Wl121013

いよいよ秋の様相である。乾いた青空に、白雲が刷毛で掃いたように伸びる。

道を歩いても汗ばむことがない。いい気持ちである。こんな日があと一ヶ月ぐらい続いてくれるとありがたいのだが、来月にはもう、肌寒いぐらいの陽気になっているだろう。

銀杏並木はまだ、緑のままである。来月には黄葉して散り始めるだろう。季節の移ろいは、早そうでゆっくりだが、ゆっくりしていそうで早い。

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2012年10月12日

我が宿の窓辺に映る半袖のポロシャツの影晩秋は遠し


Wl121012 秋が深まった。夜、帰宅すると我が家の和室の縁側から、簾と障子戸を通して、私のポロシャツが吊してあるシルエットが見えた。

今日は半袖ポロシャツで十分なほど暖かかったが、そのうちにそれでは肌寒く感じるようになるだろう。それがいつになるのか、まだ予想がつかない。

晩秋はまだ先のようだ。

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2012年10月11日

夕焼けの雲控へ目に流れゐて宵のうち降る雨を示すか


Wl121011 日暮れ頃から、急に涼しくなった。朝と夜になると、秋を感じさせる。

夕暮れ時は、少ない雲がとても控えめな夕焼けになっていた。明日も晴れそうだと思ったが、これから未明にかけて一雨あるらしい。その後に晴れるようだ。

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2012年10月10日

宍道湖に打ち寄する波僅かにも傾きかくる日に輝けり


Wl121010 今日の写真は、松江市の島根県立美術館の裏から望んだ宍道湖。いやはや、大きい。印象はほとんど海である。

しかも、今日は北西からの風が吹いていたので、冬の季節は大変だろうなあと思わせるような波が、岸に打ち寄せていた。ただ、彼方に夕日が沈む瞬間は、絶景だそうである。

今回は夕日を見る時間は取れなかったが、次回はぜひ見てみたい。

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2012年10月 9日

八雲立つ出雲の丘に日は射して天地結ぶ楽の風の音


Wl121009 仕事で出雲に来ている。島根県は初めてだ。これで日本中で行ったことのない県は香川県と鳥取県だけになった。

写真は、出雲阿国の碑のある小高い丘から、日本海を見下ろしたところ。遠くに見えるのは三瓶山だろうか。

とにかく今日も上天気なのであった。

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2012年10月 8日

秋風に波立つ川の白鷺の首より先の像を結ばず


Wl121008 裏の川に白鷺がちょくちょく飛んでくるようになった。川面が静かな時は、白い影が移って、とても綺麗である。

しかし今日は秋風が強く、川面に波が立って、白鷺の首より先までは綺麗に映らない。それでも鷺は、じっと立って魚を狙っている。

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2012年10月 7日

行く水も秋の色にぞ染まりける棲む鯉もまた太しかるらむ


Wl121007 このところきちんと雨が降ったので、裏の川の水量が少し戻った。土手の草が秋らしく枯れ始めたので、流れる水もその色に染まってきている。

流れの中に潜む鯉たちも、冬に備えて体に養分を貯えている頃なのだろう。

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2012年10月 6日

対岸の所々に穴の開く雲の隙より漏るる黄昏


Wl121006 日が暮れかかってから帰宅した。小貝川の対岸の空は、黒雲に覆われているが、ところどころに開く穴から、意外なほどに明るい空の光が漏れている。

10月に入ってから、急速に秋の気配が増している。近頃は春と秋があっという間に終わるから、来月になったら晩秋を通り越して初冬の寒さになっているかもしれない。

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2012年10月 5日

残暑過ぎ花芽の焼けず開きたる木槿の白の目にぞ涼しき


Wl121005 天候が秋らしくなって、我が家の裏の土手際に生えたムクゲも、ようやく普通に咲き出した。あまりの残暑の頃は、花芽が焼けてしまって咲けない花がたくさんあったのだ。

ムクゲというのは、初夏の頃から咲き出すが、俳句では秋の季語とされている。つまり、これからが本番と言ってもいい。

ムクゲの花が咲かなくなったら晩秋で、冬への門口が開かれる。もう十月だから、そろそろ冬を意識してもいいのだが、日をまともに浴びると、まだ暑い。

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2012年10月 4日

青空の下で魚追ふ鷺たちの白き姿の揺るる川面よ


Wl121004 今朝、十羽ぐらいの白鷺が一斉に裏の川に舞い降りて、魚を漁っていた。白鷺も大勢で群れると壮観である。

そして今日のように天気がいいと、青空を映した川面に白い姿の像も重なって、なかなか風情がある。

白鷺たちは思い思いの格好でバラバラのポーズを決めているので、写真としてどうかなと思ったが、そのバラバラ加減がなかなかいい感じになっている。

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2012年10月 3日

旅人の目で見る街のただ中に我とつながるいのち潜めり


Wl121003 高崎に日帰り出張。以前は一般道を通って、延々と五時間近く車を運転した記憶があるので、ちょっと早めに出発したら、最近は常磐道と関越道が北関東道でつながったおかげで、二時間ちょっとで着いてしまった。

所要時間はほとんど半分に短縮である。あまりにあっけなく着いたので、高崎市郊外のファミレスでドリンクバーのコーヒーを四杯お代りして、一時間も時間つぶしをしてしまった。

写真は、ファミレスの窓から見えた国道十七号線。昔の禁煙席は差別を受けていて、窓から遠くて閉塞感があったが、最近は窓に近い席になったので、ありがたい。

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2012年10月 2日

日暮れての上野の駅の灯は白く都会の秋に溶け込みて行く


Wl121002 日中は少し暑かったが、日が暮れたらすっかり秋の気配である。夜の上野駅の明かりは、涼しい秋の空気の中に吸い込まれていく。

明日は仕事で群馬県の高崎市まで、車で行く。快適なドライブになりそうだ。

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2012年10月 1日

十六夜の月といふより望月の全き丸みの月ぞ見上ぐる


Wl121001 昨夜の中秋の満月は、台風のせいで見られなかったが、今日は綺麗な月が望める。月齢は十五・四だそうだから、十六夜というよりは、もう十分に満月である。

月齢というのは、暦上の十五夜よりもその前後の方が満月に近いということが、いくらでもある。今年は今日の方が満月に近いんだと思う。

今日の月を拝めるだけでも、十分に幸せというものだ。ありがたい、ありがたい。

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