十六夜の月は昇りていささかのためらひもなく冬空に照る
今夜は 「十六夜月」 (いざよいづき) となる。ほとんど満月と変わらないようだが、よく見ると少しだけ真ん丸を過ぎて、欠け始めている。
知人が 「つい最近まで 『いざよい』 というのは、字面から言って 『十三夜』 のことだと思っていた」 と言っていた。なるほど、「十三夜」 が 「いざよい」 じゃなく、それは 「十六夜」 のことだというのは、言われてみれば意外なことかもしれない。
「いざよい」 の語源は、十六夜の月は十五夜に比べて少しだけ出が遅いので、「ためらう」 という意味の 「いざよう」 から来たらしい。
今夜の写真は、枯れ薄の上に照る十六夜月。ためらいもせず、皓々と照っている。
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