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川土手に生えているススキの穂がすっかりほほけて、まるで羽毛かタンポポの綿毛みたいになっている。タンポポの綿毛は風に吹かれればすぐに飛んでいくが、ススキの穂はいつまでもしがみついて、「河原の涸れ薄」 の風情を長く保っている。
あれを摘み取って布団の綿にしたら暖かそうだという気がするが、古くから誰もそんなことをしないところを見ると、やはりどこかに不都合があるのかもしれない。
2013年12月 5日 冬の歌 | 固定リンク Tweet
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