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2014年6月30日

土手際に白き木槿はこの年も咲き初めにけり三月先見て


Img_9215ふと気付けば、裏の土手際に今年もムクゲの花が咲いている。これから十月に至るまで、三ヶ月以上ずっと咲き続ける。息の長い花である。

空は晴れたかと思うと曇り、曇ったかと思うと晴れる。わけのわからない天気が続いている。

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2014年6月29日

雲低く垂れ込めゐるは雷の鳴り響くらむ北部山沿ひ


Img_9225写真は小貝川の岡堰付近。我が家から車で十分足らずで行ける。

川上の北の方角をみると、見事に分厚い雲が垂れ込めている。多分、関東の北部は雷雲が発達しているのだろう。

このところ、我が家の付近でも毎日雷が鳴っている。天気が不安定で、蒸し暑いかと思うと急に涼しくなったりする。急に涼しくなるのが、雷の前兆だったりするから、注意しなければならない。

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2014年6月28日

黒雲の低きにありてその下の薄紅葵高く伸びたり


Img_9211土手のマロウ (薄紅葵) が、今年はずいぶん高く伸びるまで育っている。いつもの年は土手の草刈りの人が無神経に刈ってしまっていたのだが、今年は刈らないように声をかけてみたら、おどろくほど見事に伸びてしまった。

梅雨空の低い雲の下で見るものだから、ますます背が高く見える。

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2014年6月27日

明け方の雲晴れかかる空の下今年最初の蝉の声聞く


Img_9209実は、「確かに蝉の声だったか」 と聞かれたら 「確かにそうだった」 と言い切るほどの自信はないのだが、朝の田舎道で信号待ちをしている時、蝉の声を聞いたような気がする。

今日は結構な暑さになったから、蝉だったとしても不思議はないのだが。

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2014年6月26日

この夏の枕詞としたきほどエルニーニョの夏深まりきたり


Img_9204今日もまた、よくわからない 天気だった。もう私の中では、この夏は 「エルニーニョの夏」 ということになっている。

まあ、どんな夏になってもあまり驚いたりしないでおこうということだ。

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2014年6月25日

ひつそりとエルニーニョの夏色の空映して雨に濡るる紫陽花


Img_9207このところ、毎年すべての季節で言っていると思うのだが、やはりこの夏も天気がおかしい。あちこちで空梅雨と言われていて、そして降る所では降る時だけどっと降る。

5月頃に真夏日が続出したが、最近ではむしろ涼しい日が多かったりする。日本の夏の源である太平洋高気圧が弱いために、梅雨前線が日本の南岸に停滞したままだ。

これはやはり、エルニーニョのせいなのだろうか。

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2014年6月24日

雷と豪雨と雹を知らぬ間に避けて都心に行きて戻りぬ


Img_9202夜遅くになって帰宅すると、テレビは今日の関東の雷雨や雹の模様を伝えている。

ごく普通に帰って来れたのが、不思議なほどだ。

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2014年6月23日

Tシャツは江戸の昔の図案にて龍と虎とのあくびのプリント


Img_9203最近、ユニクロで買った Tシャツ。「竜虎のあくび」 とある。何でも、江戸時代の図案を復活させたのだそうだ。

このとぼけた感覚が気に入って買ってしまった。

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2014年6月22日

梅雨晴れの少しばかりの道草をものともせずに日はまだ高し


Img_9197鹿島に出かけ、夕暮れ前に利根川沿いの道をたどって戻ってきた。途中、車を降りて土手の写真を撮りながら、のんびりと帰ってきたが、日はなかなか沈まない。

今日はそれほど暑くもなかったし、時間的にも余裕たっぷりだったので、ゆったりとした気持ちで過ごすことができた。

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2014年6月21日

青空にエルニーニョなる現象を知るや知らずや白雲の浮く


Img_9162九州は大雨なのだそうだ。関東にはその梅雨前線がかかってきていないが、そのうちやってきて天気が崩れるだろう。

今朝のうちはまだ、ご覧の通りいい天気である。すっかり夏の様相だが、エルニーニョのせいなのか、暑いんだか涼しいんだかわからないところがある。

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2014年6月20日

両岸で牛蛙鳴く川土手に緑いや濃く光は白し


Img_9177土手はすっかり夏の様相で、緑が濃く、光は白い。

岸のこちら側もあちら側も、ウシガエルが鳴いていて、野太い声が響く。

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2014年6月19日

日暮れには雷鳴るといふ空の青きを映し利根川は行く


Img_9173今日は古河市まで行って来た。写真は途中の境町の辺りの利根川の様子。

梅雨の中休みがかなり続いていて、青空のもとで流れる利根川は見事だった。夜になったら天気が崩れて雷雨になる可能性もあるらしいが、どうなるのだろう。

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2014年6月18日

板東の田は緑なす絨毯の如くになりぬ梅雨空の下で


Img_9159ちょっと見ないうちに、関東の田んぼは稲の隙間がすっかり見えなくなって、緑の絨毯のような様相になっている。

あっという間に育ってしまうものだ。

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2014年6月17日

暗闇にフラッシュたけば浮かび出す紫陽花大きく育ちたるなり


Img_9157久しぶりに帰宅して、昨日は気付かなかったが、我が家のアジサイがずいぶん大きく咲いていた。

出かける前とは見違えるような大きさである。暗くなっていたので、フラッシュをたいて撮影してみた。

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2014年6月16日

西洋の左右対称の庭園の対象破る薔薇の香れり


Img_9144ハウステンボスの大きな西洋館の庭園にいろいろな品種の薔薇が咲き乱れていた。色も大きさも香りまでもバリエーションがある。

いかにも濃いバラ色の花より、白っぽいのがいい香りだったりする。

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2014年6月15日

阿蘭陀より来る風吹く庭園に阿蘭陀色の紫陽花は咲く


Img_9133梅雨時のハウステンボスは、アジサイで一杯だ。アジサイはシーボルトが日本の額の花をオランダに持ち帰って品種改良されてできたものだけに、ハウステンボスも力が入るのだろう。

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2014年6月14日

棕櫚の葉の夜露は乾き今日もまた長崎の空は青く晴れ渡る


Img_9092今日も長崎の空は五月晴れ。棕櫚の葉が乾いて風に揺れている。

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2014年6月13日

五月晴れの旅の空には白雲の流れて森の緑濃きなり


Img_9086九州方面は今日も上々の天気。青空がきれいすぎて驚く。

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2014年6月12日

長崎の船着き場には五月晴れの陽光注ぎさざ波の立つ


Img_9078写真は長崎空港からのフェリーの船着き場。九州方面は今年は空梅雨のようで、上々の天気だった。本来はこうした梅雨の晴れ間を五月晴れという。

ただ、梅雨に雨が降らなすぎるのも考え物なので、少しは降ってもらいたいところである。

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2014年6月11日

旅行鞄共に旅せし十年の形に少し歪みゐるなり


Img_9068今月は、いや、今月に限らずだが、今月はとくにというべきか、とにかく出張が多い。九州に二回、大阪に一回で、月の半分は家にいないことになる。

思えば、このバッグも長く使った。何年になるだろう。少なくとも十年以上は使っているはずだ。かなりあちこち傷んできているが、まあ、まだ使えるだろう。

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2014年6月10日

虎ノ門ヒルズの下で仕舞た屋の消えたる日にぞ我は行き会ふ


Img_9061虎ノ門ヒルズという高層ビルが完成した。そしてその下で、なかなか趣のあった仕舞た屋が解体された。

あれだけガタガタの家だったから、解体されるのも無理もない。私はそれほど感傷的な人間じゃない。とはいえ、なんだか残念な気もしてしまう。

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2014年6月 9日

辿り着けば雨の名残の濃き夜道夏の匂ひを宿して続く


Img_9053熊本への出張から帰ってきた。熊本ではついに一度も雨に降られることなく、晴れ間さえ長く続いて順調に仕事ができた。

羽田空港に着くといかにも雨の降った名残があり、常磐線に乗って取手駅に着いても大雨の通り過ぎたらしい様子だった。

結局、今回の出張では、一度も傘を差さずに済んだ。

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2014年6月 8日

空梅雨の肥後の夜風の彼方より路面電車の乾きたる音


Img_9034仕事で熊本に来ている。熊本は何度も来ていて、最近は中心街なら何となくそれほど迷わずに歩けるようになった。

梅雨時なので天気が心配だったが、熊本は空梅雨気味なのだという。関東の大雨のニュースを見て、「去年の阿蘇みたいだね」 と話しているらしい。

写真は熊本の中心街だが、夕食を摂ると日が暮れていたので、さすがに iPhone の地図を頼りにホテルまで戻った。

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2014年6月 7日

野の麦を蕎麦とふらむかはてはまた蕎麦を野の麦とふらむなるか


Img_9032今日、本当に久しぶりで、つくば市の 「野麦」 というそば屋に寄った。多分十五年ぶりぐらいである。

この店、グルメ案内みたいな本に載ることはほとんどないが、なかなかのそばを食わせてくれる。今日はちょっと肌寒いぐらいだったので、鴨せいろをいただいて、ちゃんと満足した。

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2014年6月 6日

雨の夜の路面に映る街の灯は舌舐めずりして地の底に這ふ


Img_9031いつの間にか土砂降りの雨になっていて、その中を日が暮れてから帰ってきた。常磐道でも、平均時速は八十キロぐらい。それ以上出すと怖いぐらいの雨だった。

雨の世の路面に映る街の灯は、なぜかなまめかしい。

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2014年6月 5日

梅雨となれば山ふところの路傍にも街の歩道にも咲く額の花


Img_9027今日は仕事で二子玉川の街に行った。歩道に額の花が咲いていた。

梅雨入りの頃ともなると、日本中に紫陽花や額の花が咲く。梅や桜が春のアイコンなら、これらは梅雨のアイコン。

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2014年6月 4日

我が宿の庭より飛びて増えし花をこの夏もまた眺めゐるなり


Img_8953裏の土手の薄紅葵 (マロウ) を、土手の草刈り作業の人たちが刈り残しておいてくれたおかげで、ものすごく見事に咲き乱れている。

どれもみな、我が家の庭から種が飛んで育ったものだが、この分だと、来年はますます増えそうだ。

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2014年6月 3日

田の面の緑を透かし見ゆる水の鏡のやがて埋まり行くなり


Img_9010田の緑が日に日に濃くなっていく。張られた水の鏡が、日に日に隠されていく。

夏至に近付く太陽は、午後六時を過ぎてもまだ高い。

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2014年6月 2日

忍び寄る夜霧の中におぼろげに車の行き来見ゆる常陸野


Img_8996今日、日が暮れて水戸方面から帰ろうとすると、ところどころが霧に包まれていた。日中、湿度が高かったというわけではないのだが、夕方以後に急に空気が冷えたので、霧が発生しやすくなったのだろう。

明日は天気が下り坂で、気温もそれほどには上がらないというが、湿度が高くなって、熱中症に注意しなければならないことには変わりがないという。

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2014年6月 1日

国見より箱庭を見るごとく眺む福島盆地は夏に染まれり


Img_8993宮城県への出張から帰ってきた。暑かったのは、Today's Crack で書いたとおり。

写真は国見峠から福島盆地を見下ろしたところ。まるで箱庭のように見える。

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