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2014年7月31日

土手際に枯れ残りたる松葉菊は真夏に残る春の色なり


Img_9461マツバギクはどちらかといえば春の花のはずなのに、我が家の裏手にまだ咲いている。図鑑で調べても、五月から六月にかけてが花の時期となっている。

我が家の裏手のはさすがに盛りは過ぎたが、まだ枯れ残っているという状態だ。なかなかしぶとい。

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2014年7月30日

見渡せば青田の彼方灯がともり夕焼け色に染まる西空


Img_9467いよいよ夏色が濃くなってきた。夏が深まったと感じるのは、一番暑い昼時よりも、黄昏時である。

田んぼの向こうに日が暮れる。西の空が夕焼け色に染まる。街灯がともり始め、家路を急ぐ車のヘッドライトが流れる。

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2014年7月29日

物流の施設の裏の顔てふはいずこも同じパースペクティブ


Img_9463近所のショッピングセンターの裏側。物流のトラックが行き来するだけの、物流の裏の顔である。

こうした施設はどこもみな、遠近法で遠くに収束される景色になるしかない。つまらないようでおもしろい事実。

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2014年7月28日

みちのくの暑き日差しを行く水に落として二十三回忌なり


Img_9458今日は妻の母の二十三回忌のために、仙台まで日帰りした。仙台までなら、それほど無理なく日帰りができる。

今日は昨日までと比べればまだしのぎやすく、それほど疲れずに行ってこれた。

写真は妻の実家の近くを流れる川。かなり前から浄化作戦が成功して、透き通るきれいな流れとなっている。

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2014年7月27日

暑き日の空を覆へる黒雲と地表ぶ白き稲妻


Img_9444写真は、車のパネル。外気温が四十三度になっている。いやはや、暑いわけだ。

今日は水戸のちょっと北まで車で行ったのだが、途中で大雨になり、雷が鳴り響いた。

常磐道の一部では道路脇の立木がなぎ倒され、二キロぐらいにわたって、木の小枝が散乱していた。プチ竜巻でもあったんだろうか。

とにかく、天気が安定しない。

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2014年7月26日

この暑き季節に吾は生まれしと赤き夕日を見送り思ふ


Img_9448今日は誕生日。いつの間にか六十二歳になっていた。

小貝川の対岸遠くに沈み行く赤い太陽を見送りながら、「この暑き季節に自分は生まれたのだ」 と、改めて気付いた。

今日は日本中の多くの地点で真夏日を観測したそうだ。つくばの地もじりじりするほどの暑さだった。

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2014年7月25日

宵闇の立体交差の底に淀む暑き空気に潤む街の灯


Img_9440写真は近所にある乙子 (おとご) 交差点。三層構造の立体交差だ。こんな複雑な構造の立体交差は茨城県で初めてなので、慣れるまではかえって事故が多発したそうだ。

梅雨明けの暑い空気が、夜になってもまだ残っていて、右折のため直進車の通り過ぎるのを待っていると、空気がよどんでいるのがわかる。見上げると、信号や街の灯が潤んでいる。

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2014年7月24日

暑き日の暮れて涼しき風吹くを待てど涼しき風は吹かざり


Img_9439梅雨明けからしばらくが、暑さの一番体にこたえる時期である。とにかく暑い。エルニーニョで冷夏になるなどと思っていたが、今のところ、その気配はない。

日が暮れても風は熱いままだ。その上、湿気も増すので我慢のしどころである。

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2014年7月23日

変則の五拍子で鳴く朝鳩のぐるるーんぽっぽーぐるるーんぽっぽー


Dscn0021六年ほど前に 「朝の鳩四拍子にて悲しくもぐるるーつぽっぽー」 という歌を作った。その時の鳩がまだ生きているのか、あるいはまた、新顔の鳩なのか、隣の家のテレビアンテナに止まって、朝から同じように鳴いている。

多分、別の鳩なのだろう。微妙にリズムが違っている。この鳩は、変則五拍子で鳴いている。

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2014年7月22日

梅雨明けの土手の緑に埋もれつつ咲く昼顔の数の増したり


Dscn0018やっと梅雨が明けた。土手に咲くヒルガオの数は増えたが、周りの草もうっそうとしてきたので、埋もれてしまい、目立たなくなっている。

ただ、目立たなくても所詮雑草だから、めげずに咲いている。

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2014年7月21日

夕暮れの空はあしたの梅雨明けを思はせ深く高く澄みたり


Img_9429天気予報は、明日の関東の梅雨明けを織り込み済みのように語っている。「明日にならなきゃわからない」 というようなものじゃなく、完全に既定の事実として取り扱われている。

夕暮れの空は確かにそんな感じである。既に梅雨明けしたかのようなさわやかさだ。

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2014年7月20日

梅雨明けは間近にありと西空の雲居の語る夕べなりけり


Img_9425 天気は西日本から徐々に安定してきており、中国・四国地方が梅雨明けしたそうだ。関東も火曜日あたりには梅雨明けしそうだという。

遠くの空を眺めると、確かにこれまでのように不安定でおどろおどろしいほどの雲ではない。梅雨明けに向かっているような色合いの空だ。

ただ、梅雨明けしたら、暑いだろうなあ。

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2014年7月19日

電気てふ目に見えぬものを目に見ゆる器に貯めて使はむとぞする


Img_9424MacBook Pro で使っている純正の 「マジックマウス」 というのがなかなか便利で、重宝して使っているのだが、電池の消耗が案外早く、すぐに交換しなければならなくなる。

おまけに、外付けテンキーも先月十九日付の ”Today's Crack" に書いたように、電池の消耗が激しい。

これでは乾電池をいくら買っても足りないので、あの 「エネループ」 というものを買ってきた。繰り返し充電できるので、これでなんとかなりそうである。

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2014年7月18日

この度のワールドカップをダイジェスト版てふタイムマシンで眺む


Img_9419ワールドカップ開催中は仕事に追われて、なかなかゆっくりと観戦できなかった。終わってからも出張が続いて、ようやく一区切りついたところである。

というわけで、今日は NHK BS で、全試合ダイジェスト版というのを観戦している。ダイジェスト版だけあって、いいところを集中的に見られるが、やっぱり生の緊張感には欠ける。

とはいえ、こうして後追いでも観戦できるのはありがたい。

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2014年7月17日

白木槿日に輝けど気も狂ふほどの暑さは未だ来たらず


Img_9416昼頃までは晴天だった。土手際のムクゲの花が日に輝いていた。ところが、昼を過ぎるとどんよりとして、湿度も上がった。その代わりに気温はそれほど上がらないので、蒸し暑さはあまり感じなかった。

九州南部は昨日梅雨明けしたようだが、関東の梅雨明けはまだである。今年の夏は、今のところ去年ほど気が狂うような暑さじゃない。

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2014年7月16日

長谷寺の灯籠の下に枯れ残る紫陽花ありてあとはただ緑


Img_9400長谷寺に参拝した。一年中花の絶えることのない寺という触れ込みでではあるが、たまたま端境期であるらしく、緑は豊富だが花が見当たらない。

参道の途中でようやく盛りを過ぎたアジサイを発見。日当たりが悪いところなので、この時期まで残ったのかもしれない。

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2014年7月15日

真直ぐなる飛行機雲が白く伸ぶ千三百年の古都の夏空


Image奈良にいる。ほぼ20年ぶりだ。

明日はぽっかりと時間が空いたので、奈良の寺社巡りをしようと思っている。

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2014年7月14日

梅雨明けはいつとなるらむ咲き並ぶ向日葵越しに見上ぐる空よ


Image我が家のある街並みに、ヒマワリが綺麗に咲き並んだ。ついに夏は本番らしい。

今日はかなり気温が上がったが、梅雨明けには至っていないようなのだ。一体どうなっているのだろう。

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2014年7月13日

夏祭り近付けるらし注連縄の八坂神社の鳥居に向かふ


通りかかった街に注連縄が張られている。夏祭りが近いらしい。



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2014年7月12日

雨露の乾かぬ土手に昼顔が一輪咲きて梅雨明けを待つ


Img_9329台風が通り過ぎたが、台風一過の晴天といいたくなるような空には、昨日はなかなかならなかった。今日はさすがにからりと晴れ上がって気温が急上昇しているが、湿度は高いままで、蒸し暑い。

裏の土手にヒルガオが一輪咲いて、梅雨明けを待っている。

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2014年7月11日

野分過ぎ細き夕焼け光りをり西の地平の雲の隙間に


Img_9325台風八号は九州を横断すると急速に衰えたようで、関東への影響は思っていたよりずっと小さかった。風が強かったのは昨日の日のあるうちで、日が暮れてからは拍子抜けするほど静かなものだった。

今日は台風一過の抜けるような青空とはいかなかったが、気温と湿度が上がって急に蒸し暑くなった。夕方になると、西の地平の上にかかる黒雲の下の細い隙間に、かすかな夕焼けが望まれた。

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2014年7月10日

風吹けば木槿は枝にしがみつき土手の葦揺り野分近付く


Img_9319 台風八号が関東に近付きつつある。大被害を出した台風だが、今はかなり弱まってきていて、関東を通り過ぎる頃には温帯低気圧に変わるとみられる。

とはいえ、昼過ぎ頃からかなり風が強くなってきていて、夜には本格的に雨が降り出すらしい。警戒はしなければならない。

土手の葦の葉が大きく風に揺れていて、ムクゲの花も必死に枝にしがみついているようだ。

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2014年7月 9日

水無月の水は川面を盛り上げて葉の上でまた丸く転がる


Img_9317新暦ではとっくに七月に入っているが、旧暦では六月十三日である。ということは、「水無月」 である。

水の無い月と書くが、これは当て字で、本来の意味は 「水の月」 なのだという。まさにそれがぴったりの季節感である。

写真に撮ると、川面が盛り上がって見える。水の塊となっている部分は盛り上がり、葉に乗った水滴は丸く、地中の水は地面を盛り上げる。水は盛り上がる物質である。

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2014年7月 8日

ひさかたの光射し来る草の上に小さきなれど虫は飛び交ふ


Img_9315久しぶりに気持ちよく晴れた。光の射す草の上に、虫たちが飛び交っている。注意して見れば見るほどたくさんの虫たちがいるとわかる。

しかしこの天気も、近付く台風であっという間に崩れてしまいそうだ。

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2014年7月 7日

だんだんと夏の深まる色合ひをがくあじさいは増してゆくなり


Img_9313我が家の裏手に咲くアジサイの色合いがだんだんと変化している。瑞々しい梅雨のさなかの色が薄れて、だんだんと干からびたような感じに移行しつつあるのだ。

アジサイというのは、かなり長い間に渡って咲く花だが、それでも次第に季節の変化から取り残されていく。そして真夏になると、まるでミイラみたいな色合いでひっそりと残るようになる。

今はその移り目だ。

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2014年7月 6日

朝霧の薄くたなびく彼方より梅雨の晴れ間の日は昇り来ぬ


Img_9281 今日は多少天気がよかった。明け方は薄く霧がたなびいていて、その彼方から朝日が顔を出した。

明日からまた天気が崩れるらしい。

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2014年7月 5日

人の死を悲しむ今宵半月の昇れる空に星は見えざり


Img_9280人生の大先輩の通夜から戻ると、空には半月が輝いていた。写真ではわからないが、今夜は半月である。

人の死を悲しんで半旗を掲げているみたいに見えた。

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2014年7月 4日

用意したるマイボトルの水手つかずに持ち帰りたる梅雨寒の今日


Img_9278今日は結構涼しい一日で、夕方前から肌寒いほどになった。マイボトルに入った水も、あまり飲まずに済んでしまった。

「梅雨寒」 という言葉があるが、そんな感じになってしまうのだろうか。

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2014年7月 3日

大阪のコンクリートの色を離れ深き緑の盛れる房総


Img_9273昨日は大阪、そしてその日のうちにとって返して、今日は千葉の奥深くまで入り込んだ。まあ、我ながら忙しいことである。

大阪は昨日まで晴れ、今日は雨になっているはずだが、その雨から逃げて、関東は日中までは晴れていた。またまた我ながら、きわどくも晴れ男の本領発揮である。

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2014年7月 2日

雨を避け東海道を往復し千葉のビジネスホテルの眠り


日記Image今日は忙しい日だった。大阪に日帰り出張し、明日の千葉での仕事に備えて、夜中になって千葉のホテルに入った。

全く雨に振られていないのが幸いである。写真は新幹線からのけしき。かなりピンぼけになってしまった。

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2014年7月 1日

夏の夜にまぶしき光浮かぶとも淋しく残るガソリンスタンド


Img_9235日が暮れてから、水戸方面から車を飛ばして帰ってきた。途中でセルフのガソリンスタンドで給油しようと思ったが、思いのほかにガソリンの消費が少なかったので、次回にすることにした。

ガソリンスタンドは淋しい姿のままに取り残された。

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