« ひさかたの光射し来る草の上に小さきなれど虫は飛び交ふ | トップページ | 風吹けば木槿は枝にしがみつき土手の葦揺り野分近付く »
新暦ではとっくに七月に入っているが、旧暦では六月十三日である。ということは、「水無月」 である。
水の無い月と書くが、これは当て字で、本来の意味は 「水の月」 なのだという。まさにそれがぴったりの季節感である。
写真に撮ると、川面が盛り上がって見える。水の塊となっている部分は盛り上がり、葉に乗った水滴は丸く、地中の水は地面を盛り上げる。水は盛り上がる物質である。
2014年7月 9日 夏の歌 | 固定リンク Tweet
名前:
メールアドレス: (ウェブ上には掲載しません)
アドレス(URL):
この情報を登録する
内容:
この記事へのトラックバック一覧です: 水無月の水は川面を盛り上げて葉の上でまた丸く転がる:
コメント