« 肉厚の紅梅咲ける細き枝に夜来の雨の滴光れり | トップページ | この年も相変はらずの遅咲きの梅の蕾の割れかかりたり »

2015年3月 9日

始発駅ぽつんと残る婦人傘に触るる人もなく電車発ちたり


Image常磐線上野行きに乗った。取手駅は始発駅で、しかも昼過ぎだから、車内はがらんとしている。そんな中に、手すりに引っ掛けられた婦人傘が、ぽつんと残っていた。

外は雨が止みかけてはいるが、また降り始めるという予報である。慌てて取りに戻る人がいるかと思っていたが、そんなこともなく、電車は出発してしまった。

|

« 肉厚の紅梅咲ける細き枝に夜来の雨の滴光れり | トップページ | この年も相変はらずの遅咲きの梅の蕾の割れかかりたり »

コメント

tak-shonaiさんごきげんよう~
おはようございます~
ちっとも短歌を愛でることなくいたずらに日々が
過ぎていきました。
短歌を味わうゆとりの無い暮らしって、残念ですね?
tak-shonaiさんは、私よりも常に大忙しなのに、
短歌を詠むゆとりの心境。
すばらしい~~~~!!!!

傘を忘れても盗まれない日本って、すごい国ですね。
私はこちらに引越してきて5年ですが、
汽車の中に2度も大切な物を忘れましたが、
戻ってきました。


投稿: 朱鷺子 | 2015年3月10日 08時31分

tokiko さん:

歌の一首ぐらいは、いつでも詠めなければと思っています。
(エラソーに聞こえたら、ごめんなさい)

電車内での忘れ物は、大抵戻ってきますね。
世界でも珍しい国だと思います。

投稿: tak | 2015年3月12日 23時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 始発駅ぽつんと残る婦人傘に触るる人もなく電車発ちたり:

« 肉厚の紅梅咲ける細き枝に夜来の雨の滴光れり | トップページ | この年も相変はらずの遅咲きの梅の蕾の割れかかりたり »