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2015年6月30日

残照の対岸の家並み灯のともる間を滑るヘッドライトよ


Img_2941夏至を過ぎて、日はまだ長い。曇り空でもまだ残照がある。

対岸の家々の灯がようやく灯る。その間を車のヘッドライトが滑るように移動する。

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2015年6月29日

マジョラムの小さき花に蜂集い微かなる蜜僅かづつ吸ふ


Img_2934我が家の玄関先のマジョラムの花に毎日蜂が集まって、蜜を吸っている。羽音がぶんぶんうなっているが。蜂たちは蜜を吸うのに夢中だから、こちらが危害を加えられる心配はない。

かなりカメラを近づけても、蜂たちはまったく意に介さず、蜜を吸いまくっている。

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2015年6月28日

自転車のロングライドの帰り道赤詰草の土手に揺れゐる


Img_2930今日は梅雨の晴れ間で、昼過ぎまでは抜けるようなきれいな青空だった。隣の埼玉県に行く予定があったので、これ幸いと自転車で出かけた。往復七十キロ。これまでのロングライド記録更新である。

案外どうということもなく行ってこれた。若い頃の体力を取り戻しつつある。帰りに小貝川沿いのサイクリングロードを通ると、その頃はさすがに曇ってきていたが、アカツメクサがきれいだった。

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2015年6月27日

梅雨空の僅かの光捉えつつパネルは電気作りゐたるか


Img_2919私が秋田から帰ってきたとたんに、気象庁が東北南部と北部が梅雨入りしたとみられると発表した。秋田では 「私は晴れ男ですから、帰ったらすぐに雨になりますから、よろしく」 と冗談を言っていたが、その通りになったようだ。

もしかしたら、私が滞在した二日分だけ梅雨入りが遅れたのかもしれないが。

今日は関東も一日雨模様だったが、太陽光発電のデータをみると、ほんのわずかだが、発電量が電気使用量を上回った時間帯がある。洗濯物の室内干しで、除湿器を回しっぱなしだったのだが、大したものである。

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2015年6月26日

みちのくよりただ三時間の旅をして梅雨の国へと帰り来たれり


Img_2914梅雨入りしていない秋田から帰ってくると、関東はどんよりとした空模様で、特急列車の窓に雨粒が残るようになった。梅雨の国に帰ってきたのだと実感した。

新幹線で三時間移動するだけで、こんなにも天気が違うのだ。これは日本が思いの外広いのか、それとも新幹線が速いのか。

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2015年6月25日

梅雨入りもせぬみちのくの青空にはや夏の雲湧き昇るなり


Img_2879鹿児島は梅雨の晴れ間がなくて水浸し状態だが、東北はまだ梅雨入りしておらず、雨が降らなくて困っているという。ここ角館の里も真夏の空に始末の良さそうな入道雲が湧いている。

このまま真夏になってしまったら、畑の土が焼けてしまって野菜不足になるだろう。本当に近頃は天気が極端すぎる。

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2015年6月24日

大輪の百合の香りに酔ひしれて覚むれば夏は深まりをりぬ


Img_2861写真は某所で飾られていた花。大きなユリがフィーチャーされていて、見事なものである。もうこんなに見事なユリが出回る季節になったのだ。

ただ、これだけ大きなユリが飾られていると、その周囲はユリの香りで酔ってしまったようになる。そしてふと気付くと、もう六月下旬になってしまっていることに驚く。

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2015年6月23日

雷鳴と驟雨は後に心地良き風を残して足早に去りぬ


Img_2858午後五時過ぎに一天にわかにかき曇り、空気も急にひんやりとしてきた。これは嵐のサインである。

しばらくは雷鳴が聞こえるだけで、「雨は降らずに通り過ぎるかな」 とも思ったが、やはりそう甘くはない。ざぁっと大雨が降り出した。しかし大雨は長く続かず、やがて小降りになった。この夏の天気はめまぐるしい。

雨が通り過ぎると、ひんやりと心地良い風が残った。

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2015年6月22日

こんもりと小山の如く葦原を蔽ひて伸びる葛の葉青し


Img_2851我が家の裏の土手を散歩していたら、少し離れたところで葛 (クズ) が大量発生していた。写真はまるで小山のようにみえるが、葦に絡みついてこんもりと高くなってしまったものだ。

葛は生長が早いので、うかうかしていると土手全体が蔽われてしまいかねない。早めに刈り取っておく方がいいと思うがなあ。

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2015年6月21日

夕刻を過ぎても雲の切れ間には夏至前日の光漂ふ


Img_2846本日は水戸方面の仕事上での訪問先から、珍しく日のあるうちに帰ってくることができた。で、「珍しく日のあるうちに」 と書いた途端に、そういえば、明日は夏至と気付いた。

夏至の前日だもの、日の長いのは当たり前である。どんよりとした曇り空とはいえ、雲の薄くなったあたりは 7時過ぎまで十分に光が残っていた。

明日は夏至の本番で、今日よりは天気が回復するらしい。

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2015年6月20日

花のうちに蛍の入らぬこの里で蛍袋の風に揺れゐる


Img_2842裏の空き地で咲き始めたのは、ホタルブクロという紫の花である。いかにも花の中にホタルが入り込んで光っていそうな釣り鐘型の花だ。

どこから種が飛んできたのだろうか。

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2015年6月19日

紫に細かき花のマジョラムは雨に濡れつつ蜜蜂を待つ


Img_2823雨模様である。もっともこれは梅雨前線によるものではなく、上空の寒気でできた雲が降らせているので、局地的だ。そのため、降ったと思ううちに晴れ、晴れたと思うとまた降ってくる。めまぐるしい。

我が家の玄関前を彩るマジョラムも、雨に濡れたままである。ミツバチも飛んでこないので、受粉が進まないのではなかろうか。

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2015年6月18日

愛宕なる火伏せの神の社より梅雨の常陸の野を見下ろしぬ


Img_2806 今日、水戸方面からの帰り際に、ふと思い立って笠間の愛宕山というところに行ってみた。ここは愛宕山という標高三百メートルほどの山の頂上に、愛宕神社がある。なんでも、日本三大火防神社の一つなのだそうだ。

確かに立派な神社だったが、「日本三大」 というからには、あとの二つはどこの神社なんだろうと思う。帰ってからググってみたが、 さっぱりわからない。

とにかく、「日本三大火防神社の一つ」 というアピールのしかたをしているのは、この愛宕神社だけで、ほかに探しても見当たらない。わずかに ^「日本三大なんとか」 というのを集めたサイトで、この愛宕神社のほかに静岡県春野町の秋葉神社というのが挙げられているのみだ。これでは 「三大なんとか」 にならない。

写真は、この愛宕神社の直下の駐車場から写したもの。曇り空のもとで、水墨画のような美しさだった。

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2015年6月17日

信号に停まりて継ぎ目のボルトまで芸術館のタワーを眺む


Img_2804水戸方面からの帰り道、赤信号で停止しているすぐそばに、水戸芸術館のシンボルタワーが見えた。例の DNA の構造といわれる不思議な形のタワーである。

実はこんなに近くで見るのは初めてで、よく見ると継ぎ目のボルトまでわかる。今度じっくりと寄って、下から見上げてみよう。

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2015年6月16日

鮮やかに咲ける花こそ嬉しけれ花粉に涙することもなく


Img_2799六月二日の和歌ログで触れたカモガヤ花粉症は、花粉飛散のピークを越えたようで、少しは楽になってきたが、まだ油断はできない。処方してもらった薬が切れかけたので、また三週間分を処方してもらった。

写真は医者の玄関にある花壇。花粉症のない植物がいとしい。

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2015年6月15日

青空はやや霞みゐてこの夏の暑さのほどを未だ語らず


Img_2795早くも梅雨の中休みかというぐらいいい天気だが、田んぼに水が必要な季節なので、小貝川は満々と水が湛えられている。土手から河川敷に降りる道も、途中で水面下に没している。

世の中は水の季節で、空も晴れてい入るが水蒸気を一杯に含み、薄ぼんやりとしている。空気も蒸し暑い。

この蒸し暑さが続くうちに、真夏になるのだろう。今年の暑さはどれほどのものになるのだろうか。

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2015年6月14日

定禅寺通りを蔽ふ大木の欅並木を風潜り行く


Img_2778 今日は日帰りで仙台に行って来た。写真は仙台中心地、定禅寺通りのケヤキ並木である。

さすが 「杜の都」 といわれるだけあって、堂々たる大木が連なって、通りはすでに 「ケヤキのトンネル」 と化している。こんなに大木化した並木道を、私は他に知らない。

見事なものではあるが、これだけ大木化したものがずらりと立ち並んでしまったら、管理が大変だろう。剪定も命がけだと思う。

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2015年6月13日

我が庭より咥へて帰る枯れ草を褥に敷きて鳩は寝ぬるか


Img_2767毎朝、どこかの屋根の上で 「ぐるる、ぽっぽー」 と鳴いているドバトが、近頃我が家の庭で巣に敷き詰めるための(?) クッション材をあさりっている。

ちょっと枯れかかった草がちょうどいいらしい。そうした最適の素材を見つけようと夢中になっているので、かなり側まで近寄っても気付かなかったりする。

まあ、しばらくそっと見守ることにしよう

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2015年6月12日

梅雨に入り三日目にして土手際の木槿の花の咲き初めにけり


Img_2763今朝、土手際のムクゲの木を見ると、なんと第一号の花が咲いていた。まだ六月前半というのに、なんと気の早いことだ。

いつもは七月にならないと咲かないように思うが、もしかしたら、六月終わり頃には咲いているのかもしれない。それにしても、六月前半では早すぎる。

地球温暖化のせいなのかどうか知らないが、どうも季節がおかしい。

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2015年6月11日

薄雲の次第に厚き雨雲となるを見上げて立葵白し


Img_2761裏の川の土手沿いに、タチアオイの花が見事に咲いている。本格的な夏が近付いて、ちょっと強めの存在感を鼓舞する大きめの花が咲き始めた。その代表格のヒマワリはもうちょっと先のこととなるが。

梅雨に入って、先月までのようなすっきりとした晴天がなくなった。しばらくはじめじめとした日々を過ごさなければならない。

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2015年6月10日

梅雨入りの翌々日の晴天は毎年のこと川面も青し


Img_2756関東は一昨日梅雨入りしたらしいが、例年通り、梅雨入り宣言した翌日には雨は上がり、その翌日の今日には上天気になってしまった。明日もまた晴れるらしい。

写真は小貝川の景色。川面にも青空が映って美しい。

そのまま 「梅雨の中休み」 に入ってしまうというのも、珍しいことではないが、週間天気予報をみると、明後日にはまた雨が降るらしい。

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2015年6月 9日

田の緑濃く育ちきて一面の曇れる空を映す隙なし


Img_2750関東は昨日梅雨入りしたらしい。しかし夜通し降った雨が朝まで残ったが、だんだん小降りになって昼頃には上がった。

歯医者に行き、虫歯を埋めて 「はい、これで終わり。後は痛みが残らなければ来る必要はありません」 と、ようやく一段落した。やれやれ。

帰り道、田んぼを見るとこれまですかすかで青空を映していたのが、緑に埋まって曇り空を映す隙間もほとんどなくなっていた。

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2015年6月 8日

家々の灯の滲みゐて梅雨入りの近きを知らす瞬きの時


Img_2748天気予報が夜までは天気が持ちそうだと言っていたので、都心に出かけるのに取手駅まで自転車で往復した。帰路はなんとなく、雨が一粒か二粒顔に落ちてきたような気がしたが、まだ薄暗いうちに帰宅できたので濡れずに済んだ。

帰宅して川越しに遠くの景色を見ると、家々の灯が少し滲んで見える。五月は天気が良かったので空気が澄んでいたが、ついに梅雨入りが近くなって湿り気が多くなっているのだろう。

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2015年6月 7日

栗のさけば今年も夏近くやがて来る秋も遠からむと思ふ


Img_2741土浦辺りから水戸の手前にかけて、国道六号線をちょっと外れると栗の畑が目立つ。今、栗の花が満開だ。

秋になれば実がなるのだが、今はその前段階。これから梅雨に入り、暑い夏を越して、ようやく収穫の時期になる。

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2015年6月 6日

裏庭で赤紫の紫陽花に青紫は隣り合ひ咲く


Img_2731昨日に続き、アジサイの歌である。我が家の裏手に咲くアジサイも、いろいろな色があって、これは青紫っぽい色である。アジサイの色は地面の PH 値によって決まるなどという説があるが、同じ場所に咲いているアジサイでもこんなに違うのだから、本当なのかなあと思う。

いずれにしても、梅雨入りは近い。

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2015年6月 5日

梅雨に入る前から梅雨の色をして紫陽花ははや満開となりぬ


Img_2721先月末からアジサイがぽつぽつと咲き始めたと思ったら、もうあちこちで満開に近くなっている。我が家の裏の空き地にも、だいぶ昔に私が植えたアジサイが咲き誇っている。

アジサイといえば梅雨の季節に咲くものと思っていたが、近頃は梅雨のだいぶ前から堂々と咲き始める。これもまた、温暖化のせいなのだろうか。

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2015年6月 4日

水かさの増えたる川は夏空の青を細かき波間に映す


Img_2728川の水かさが増えて、まさに夏の様相を呈している。干上がった冬の様子とは別の川のようだ。

上がった水面に、夏空の色が映っている。

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2015年6月 3日

西空の雲は途切れて梅雨入りの前の夕焼け赤く染まれり


Img_2722今日は朝から雨模様で、天気予報では 「大雨洪水注意報」 なんていうものまで出ていたのだが、夕方前には案外呆気なく上がり、西の空が夕焼けに染まった。明日は天気が回復するらしい。

ただ、週末にはまた雨が降って、そこから梅雨入りということになる可能性が高いと伝えられている。ああ、今年も梅雨に入るのか。

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2015年6月 2日

鴨萱といふ名の草の裏土手に増え来てやがて梅雨に入るらむ


Img_2711我が家の裏の土手にカモガヤというイネ科の植物がやたらと増えて、私はスギ花粉の季節がようやく終わったと思ったら、今度はカモガヤ花粉のアレルギーに悩まされている。

写真のようなおどろおどろしいほどの花の咲く草である。こうなったら、早く梅雨になって花粉があまり飛ばないようにびしょ濡れにしてもらいたい。

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2015年6月 1日

越中の富山の街の東なる立山連峰は霞みたるなり


Img_26188富山での二日目。呉羽山というところに登った。ここは富山市の西側の小高い丘のようなところで、富山市の中心地の彼方に北アルプスの北の端、立山連峰が見渡せる。

といっても、今日は天気がうららかすぎて、立山連峰は霞の中だった。土地の人はそれを残念がっていたが、私としては、富山の民芸・民族村のいろいろな資料館を訪れ、十分に満足したのである。

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