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2015年9月30日

秋の日のビルの隙間の取手駅に電車は滑り込みセーフなり


Img_3641取手まで行ったついでに、来月の出張の切符を買った。鳥取県に行くのだが、山の中だから飛行機で行くより鉄道の方が早い。

ペデストリアンデッキから眺めていると、ビルの隙間に見えるホームに、電車が滑り込んできた。

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2015年9月29日

もくもくと上に伸び行く入道雲消えて広がる秋の白雲


Img_3642八月下旬からやたらと雨が多かったが、その帳尻あわせのように、シルバーウィークから天気が持ち直した。今日も雲は多めだったが、概ねいい天気だったと言っていい。

昼頃は汗が流れるほどだったが、夕方からは涼しくなった。そういえば、昼間も暑かったとはいえ、もくもくと上に向かって伸びる夏の雲ではなく、横に広がる秋の雲だった。

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2015年9月28日

繁りたる緑の奥で柿の実は心を燃やす赤さ増しゐる


Img_3635柿の実が赤くなっているが、今どきの人間は庭の柿の実を誰もありがたがらない。順に鳥たちにつつかれたり自然に落下したりする。

まだ鳥につつかれず、落下していない実は、葉の奥の方で熟すのを待っている。

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2015年9月27日

虫の声聞く十五夜の月白くの静かの海にエルニーニョ映る


Img_3629 今日は十五夜。今年は去年と同様に秋の訪れが早く、季節感としても違和感がない。

一昨年までは十月の終わりになるまで夏という気がしたが、今年は今頃になってエルニーニョ効果が出てきているのだろうか。

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2015年9月26日

泥水に浸かりて刈り取り前の稲は横倒しのまま人を待つなり


Img_3627常総市の知人の家に水見舞いに行った際に撮った写真である。この田んぼの辺りまでは水が達したらしく、刈り取り前の稲が完全に横倒しになって泥にまみれている。ところどころ、臭いのきついところもあった。

街並みも泥水に浸かった跡が残っていたが、それは街の人の心情を思うと、写真に撮る気になれなかった。

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2015年9月25日

穭田の緑に降りて容易には飛び立たず鷺は落ち穂食むなり


Img_3622「穭」 という言葉を知ったのは、そんなに古いことではない。田んぼの 「ひこばえ」 のことを 「穭 (ひつじ)」 という。稲刈りを終えた田んぼに、新たに緑の葉が生えている状態をいう。

歳時記の世界の季語としてはそんなに珍しいものではないらしいが、俳句はあまりやらないので、ずっと知らないで通してきた。動物の 「羊」 とは関係がない。元々の歴史的仮名遣いでは 「穭」 は 「ひつぢ」 と書くが、「羊」 は 「ひつじ」 である。

その 「穭田 (ひつじだ)」 にたくさんの白鷺が舞い降りて、落ち穂を食んでいる。今頃の季節に毎年見られる光景である。

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2015年9月24日

東京の景色の中に溶け込みてスカイツリーは霞みゐるなり


Img_3619妻と長女のアパートを訪問した。窓からスカイツリーがはっきり見える場所にあるのだが、今日はあいにくの小雨模様で、ぼんやりとかすんでいた。

スカイツリーもすっかり東京の景色の中に溶け込んでしまったようだ。

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2015年9月23日

何事もなく彼方なる灯火の見ゆる夜景のありがたきかな


Img_3615好天は今日までで、明日からは崩れるという。常総市の水害地域にとっては、多少の雨は道路の泥を洗い流してくれるのでいいが、あまり降りすぎるとまたフラストレーションの元になってしまうだろう。

日が暮れるまで写真を撮っている暇がなかった。この平穏な夜景がとても貴重に思われる。

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2015年9月22日

洪水の跡残す街と夕焼けの間を行き来してつくばエクスプレス


Img_3613今日は常総市の水害現場に入ってボランティア活動をしてきた。私が入った現場はかなりハードなところで、結構な体力を使ったが、それでも少しは人の役に立てたことは嬉しい。

写真は夕暮れ時、自転車で帰る時に撮ったつくばエクスプレスの高架線。

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2015年9月21日

水害の現場をかすめ帰り来て明日ボランティアに行かむと思ふ


Img_3603 今日は所用で埼玉県と栃木県の県境に近い古河市まで行って来た。途中、例の水害で水に浸かってしまった現場をかすめて行ったのだが、かなり上の方まで水に浸かったことを示す泥の跡があった。

帰り道は思いの外雲が広がっていたが、明日は今日よりもっと天気がよくなるらしい。明日は時間があるので、ボランティアに行こうと想っている。

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2015年9月20日

暑き日の暮れたる宵のスーパーの駐車場の灯遠ざかり行く


Img_3598今日も案外暑苦しい日になった。まあ、あんまり早く 「晩秋」 になってしまってもなんだから、このくらいの揺り戻しはあってもいいかもしれない。いくらなんでも、真夏日とか、ましてや猛暑日はもうないだろうから。

日が暮れてから帰ってきたら、近所のスーパーの駐車場の明かりが、なんだか幻想的にきれいに見えた。

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2015年9月19日

久々に汗をかきたる秋の日の夕暮れ空に浮かぶ三日月


Img_3593急に暑さが戻った。三十度に達しないのだから、真夏の猛暑の頃と比べれば大した暑さではないのだが、近頃の涼しさに慣れた身にはずいぶん暑く感じられた。

夕暮れの空には綺麗な三日月が浮かんでいた。

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2015年9月18日

小夜更けてオニオンスープで暖を取る明日は夏日になるてふものの


Img_3590夕方頃から急に気温が下がり、夜の九時頃には冷え冷えとしてきてしまったので、急遽オニオンスープで体を温めた。レトルトだが、最近いただいた創作ものの陶器でいただいたので、心も温まった。

明日は久しぶりに気温も上がるという。ここまで秋になってしまったんだから、もう無理に夏に戻らなくてもいいのだが。

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2015年9月17日

我が宿の裏手の川は水かさを再びましてその色暗し


Img_3585夜中から結構な雨降りで、日中も断続的に降り続いている。一時は水位の下がった裏の川も、またどんどん水量が増えてきた。ここは心配ないだろうが、常総市の水害地域が心配である。

雨は明日の昼頃まで降り続くらしく、先月末から本当に日照時間が短い。週末には晴れマークが出ているので、我が家の太陽光発電も、これまでの不振から一気に挽回ものだ。

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2015年9月16日

今夜より降るらしき雨夜更けても未だ降らざりつくばの里に


Img_3579今夜から明日にかけて雨が降り続くとの予報なのだが、夜が更けてもまだ降り出していない。常総市などの水害地域では、これ以上降ったらたまらないだろうから、なるべく降らないでいてもらいたいところだ。

とはいえ、明日は一日中雨が降るということだから、いつかは降り始めるのだろうなあ。

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2015年9月15日

三十里自転車漕ぎて埼玉と筑波のさとを結びたりけり


Img_3564Today's Crack の方にも書いた通り、埼玉県への往復約百二十キロの自転車往復をした (参照)。この写真は出発直後の田舎道の光景。あとは写真撮影どころじゃなかった。

真夏の東京都心までの往復百キロと比べれば、こちらの方がまだ楽だった気がする。

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2015年9月14日

空晴れて人の心もつぶすまでの重たき水の気配去りたり


Img_3558小貝川の水位がようやくほっとできるぐらいまで下がった。写真は近くの橋の上から撮ったもの。堤防から川に降りる道が、ようやく水面の上に出た。

後からわかったことだが、知人の中には床上浸水した家もあり、後始末が大変だろう。

冬になるともっと水面が低くなって、川底が現れたりするが、私としては、この位の水位が一番しっくりくる。

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2015年9月13日

ジャズてふはありとあらゆる調べにて杜の都に響きたりけり


Img_3550所用で仙台に行ったら、折しも 「常禅寺ストリート・ジャズ・フェスティバル」 というイベントが行われていて、中心街が丸ごと野外音楽場と化した雰囲気になっていた。

参加は市民グループばかりなのだが、どれもみな結構なレベルである。さすが仙台だ。その中でゴスペル・ミュージックに関しては "Today's Crack" に書いた通り。こちらではビッグバンドの写真を載せておく。

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2015年9月12日

大雨の降り続きたる空晴れて夕暮れの光真直ぐ伸びたり


Img_3540雨続きの日々はようやく一段落したようで、昨日に続いて天気のいい一日だった。近所の家でもたまった洗濯物を盛大に乾かしている。

鬼怒川に近い地域でもようやく避難指示が解除され、自宅に戻り始めている。知人からは 「戻ってみたら床下浸水で済んでいた。しかし停電のまま」 というメールが届いた。床上に浸水したら大変なことだから、その程度で済んだのは不幸中の幸いだろう。

夕暮れ時に、入道雲の彼方に沈む日から真上の空に光線が昇っていた。このまましばらく、天気が安定してくればありがたい。

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2015年9月11日

渦を巻く濁流の川鎮まらず澄む青空を映すことなし


Img_3528ようやく大雨が止んで、修理に出していた自転車の受け取りがてら、小貝川沿いのサイクリング道路を辿って帰ってきた。ちなみに自転車屋の少し先は鬼怒川水系になってしまい、まだ増水の危険があるとのことで、再び避難指示が出されていた。

小貝川は鬼怒川と比べればまだましで、水位が増しているとはいえ、鉄橋の橋桁が見える。ただ、ところどころ渦巻いて、ごうごうと音を立てているので、まともな状態ではない。

こんな天気のいい日は川も青空を映すのが常だが、今日は茶色い濁流のままだ。

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2015年9月10日

大雨の合間の土手に立ちたれば草むらに虫鳴く声聞こゆ


Img_3503大雨被害が大ニュースになって、つい十年ぐらい前までは洪水地域でちょっとした雨でも冠水被害に遭っていた我が家は、ずいぶん心配をかけたようで、あちこちから安否を問い合わせる電話があった。

しかし、最近はこの地区の治水が進んだおかげで、割と平穏に過ごした。お隣の常総市が堤防決壊で大変なことになったのが気の毒である。

我が家の裏手の川は、普段の倍ぐらいの川幅になって水位も上がったが、それでも写真の通り、まだ余裕があった。草むらで虫が盛大に鳴いているのが、不思議なぐらいだった。

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2015年9月 9日

明日よりは大雨となるその先に裏の川面は高くなりたり


Img_3507台風が二つ来ていて、明日からは関東が大雨になるとの予報が出ている。その大雨の降るより先に、裏の川は水位をまして、茶色の水がどんどん流れている。

よもや三十年前の洪水のようなことはないだろうが、あまりいい気持ちではない。

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2015年9月 8日

台風の二つセットで近付くは今年のならひなればの雨よ


Img_3498いきなり台風接近のニュースで驚いた。台風十八号が最短距離で日本のど真ん中に向かっている。それで今日も明日も明後日も、大雨になるらしいのである。

台風十七号も東海上から接近中で、最近は台風は二個セットでやってくるみたいなことになっている。先月末から日照時間がやたら短くて、道路が乾く隙もない。

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2015年9月 7日

信号を待つ間のエンジン停止して心地良きかな夜の静寂


Img_3494最近乗り換えたクルマは、「エコアイドル」 というちょっと怪しいカタカナ言葉の機能を備えていて、要するに赤信号などで停まっている間は、自動的にエンジンが停止する。これによって、燃費をかなり向上させている。

夜が更けた道を辿り、信号待ちしている間は、エンジンが止まっているのでかなり静かである。なかなか気持ちのいい静寂だ。

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2015年9月 6日

秋雨の滴の乾く暇もなく週末の晴れを稲は待つなり


Img_3476午後三時過ぎまでは天気がもったが、それ以後は崩れて、夜は本降りになった。秋雨前線が停滞していて、我が家の太陽光パネルもなかなか存分に働いてくれない。

田んぼの稲もすっかり稔りつつあるが、雨でずぶ濡れのままなのでなかなか刈り取りができないでいるようだ。

週間予報をみても、週末までは雨模様で、それ以後もなかなかすっきりしないようである。このままでは日照不足の影響が出てくるだろう。

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2015年9月 5日

あまりにもさりげなく咲く道端のカトレアらしき花を写せり


Img_3472駅近くの道端に、カトレアらしき花の咲いているのを見かけた。あまりにもさりげなく咲いているので、本当にカトレアかと疑ったが、どうもそのようなのである。

カトレアは一年中花屋で売られているから、いつの季節の花なのか知らなかったが、図鑑で調べてみると、なるほど 「通年」 と書いてある。それでも、代表的なのは秋に咲くらしい。

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2015年9月 4日

半日を華奢で小さく人好きの犬と同じき空気吸ひたり


Img_3470今日は次女が自分のアパートで飼っている犬を半日預かった。妻も次女と一緒にでかけたので、私一人で預かったのである。

イタリアン・ハウンドドッグという小型種。姿形はハウンドドッグそのもので、足もものすごく速くて敏捷だが、とにもかくにも華奢で小さい。

性格はものすごく人なつっこい。というより、人が好きすぎて、誰かれ構わず甘えたがる。甘えん坊すぎるので、相手していると疲れるほどである。

いつも構っていてあげないといけないので、仕事がはかどらない半日だった。私にはまだ孫という存在がいないが、もしかして孫ってこんな感じなのかと思った。

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2015年9月 3日

川底の見え始めたる秋の川に小さき雨の波紋広がる


Img_3459昨日ほどではないが、少しは青空がのぞいた。しかし昼過ぎからは曇って、時折雨もぱらつくという天気。夜は本降りになるらしい。

川の水面は下がって、底も露出し始めている。そこに雨の波紋が無数に広がる。

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2015年9月 2日

珍しく晴れたる空に二つ三つ木槿の花の開きゐるなり


Img_3454今日は珍しく青空らしい青空が顔を見せてくれた。このところははっきりしない天気が続いて、我が家の太陽光パネルもギリギリの発電しかしてくれなかったが、ようやくまともに働いてくれた。

しかし日照不足のせいか、裏のムクゲの木がなかなか花をつけてくれない。いつもの年なら、今頃は白い花が満開なのに、今年は二つか三つしか咲いていない。

今停滞している前線が離れてくれれば、少しは持ち直すのだろうが。

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2015年9月 1日

夕暮れに僅かばかりの青空をのぞかせ今日といふ日の終はり


Img_3451晴れたのだかどうだかわからないうちに、日が暮れた。日暮れの頃に撮った写真では少し青空がのぞいているようにも見えるが、我が家の太陽光発電のモニターパネルをみると、大して発電していない。

最高気温はそれほど上がらないが、湿度が高くて、八十二パーセントぐらいになっている。カラッとして気温の高い状態よりも、ずっと蒸し暑さを感じてしまう。この状態が今週半ば過ぎまでは続くようだ。

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