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2015年12月31日

土手腹に枯れ残りたる薊あり緑のままで年を越すらむ


Img_4428普通に暮らしている分には冬の寒さを感じるが、例年と比べてみれば本当に暖冬である。昨日も書いたが、裏の土手が冬枯れせずに、まだ青々としている。

この写真は晩秋まで咲いていたアザミ。ノハラアザミという種類らしい。花がすっかり白くタンポポの綿毛のようになってしまったが、葉や茎は緑のままだ。このまま年を越すのだろう。

今年はこれで歌納め。よいお年を。

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2015年12月30日

遙かなるエルニーニョ思ふ土手草の青々として冬枯れもせず


Img_4425このところちょっとだけ冬らしい寒さになったが、全般的にはやはり暖冬なのだなあと思う。我が家の裏の土手が、まだ青々としている。

例年この季節になると、土手の草は冬枯れになり、枯れ草色に蔽われるのだが、今年はなんだか冬じゃないみたいだ。霜柱が立つこともないし。

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2015年12月29日

年の瀬の風は冷たく青空を渡れど木々の小枝も揺れず


Img_4411ほとんどの企業は昨日が御用納めで、今日はほとんどの日本人が自宅でのんびり、あるは大掃除でひいひい言って過ごしたはずだ。

それだけに浮世の排気ガスが減って、空がやたらと澄み渡っている。底知れないほどの青さが、年末らしい。

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2015年12月28日

夕焼けの地平も郊外電車より降りる人らも御用納めき


Img_4407今日は御用納めの会社が多いようで、仕事も昼頃に終わりになったようだ。東京方面からつくばの地に戻る電車は、平日の夕方なのに、満員ではない。

守谷駅の駐輪場に停めておいた自転車にまたがり、冷たい風の吹き始めた田舎道を帰る。西の地平を染める夕焼けも、電車の中のようにゆったりとしている。

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2015年12月27日

冬晴れの筑波の空を新しき駅のホームのガラス越しに見る


Img_4403ちょっと前までは常磐線取手駅との縁が深かったが、最近はつくばエクスプレス守谷駅がもっぱらの最寄り駅になってしまった。

30年以上前にこの土地に越してきた頃はつくばエクスプレスなんて存在しなかったので、取手駅の近くに月極駐車場を借りて、週に 5日の出勤のために使っていた。しかし最近は東京都内にでかけることもめっきり減ったので、月極駐車場の料金を払い続ける意味がなくなった。

たまに東京方面に出かけるときは、自転車で守谷駅まで行き、つくばエクスプレスに乗る。これがなかなか新鮮なことになっている。写真は守谷駅ホーム。

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2015年12月26日

次々にプリンターより吐き出され束となりゆく年賀葉書よ


2年賀状の印刷がたけなわだ。最近は大晦日ギリギリになって印刷する年が続いていたが、今年はやや余裕をもって進行している。

あとは手書きの一言を書き添えるだけだが、これが案外手間がかかる。

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2015年12月25日

雪のなき板東の地のクリスマスの青空を行けつくばエクスプレス


Img_4389クリスマスである。もう年末なので、銀行の通帳記入など、いろいろな用事のために自転車ででかけた。青空の下、かなり風はきつかったが心地良いライディングだった。

写真はつくばエクスプレスの守谷駅付近。青空を高架が飛んでいくようだ。

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2015年12月24日

年賀状に手も付けぬまま冬の日の暮れてクリスマス・イブとなるなり


Img_4381日が暮れればクリスマス・イブ。天気は晴れのような曇りのような微妙さ。ただ、ようやく冬っぽい気がしてきた。

まだ年賀状は書いていない。早く片を付けないとまた大晦日のあたりで焦ることになる。

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2015年12月23日

ネット入りで到来したるラフランス裸のままの林檎とともに


Img_4380ラフランスとリンゴをいただいた。ラフランスはネット入りだが、リンゴは裸。ラフランスって、ずいぶんエラいのだな。

山形県生まれの私は、ラフランスをとても身近に感じていたが、少し見直さなければならないかもしれない。

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2015年12月22日

雲一つなき西空を薄紅に染めて冬至の日は暮れて行く


Img_4373一日中快晴に近い空模様の冬至の日が暮れた。少しずつ夕方の日の入りが遅くなっている。

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2015年12月21日

天空を青く染めたる冬の日は地平を紅く染めつつ沈む


Img_4369前橋への出張を終えて、夕方にクルマで帰路を辿った。明日は冬至で、一年で一番日が短い日とされる。しかし気付いている人は気付いているだろうが、実はここ数日、日没はだんだん遅くなっている。

十一月末から今月十三日まで、東京地方の日の入りは十六時二十八分だったが、今日は十六時三十一分。つまり夕方は三分長くなっている。その代わり、日の出は年明けの小正月 (十五日) 頃まで遅くなる。

だからこれから夕方の景色が心にしみる季節が続く。

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2015年12月20日

廊下にはウォール・トゥ・ウォール・カーペットの敷かるるホテルに今夜は泊まる


Img_4348明日の朝一番からの仕事のために、前橋市のホテルに前泊している。廊下がウォール・トゥ・ウォールの絨毯敷きというホテルなんて滅多に泊まらないので、ちょっとびっくりしている。

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2015年12月19日

不思議なる黄金色に冬の日を反射し光る川原の薄


Img_4340風は冷たいが、冬の日が明るい。その明るい日射しを浴びて、川原のススキが明るく光っている。

ススキの穂は光を不思議に反射する。

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2015年12月18日

冬の日の元で見事に干からびて紫陽花は年を越さんとすなり


Img_4336今日はかなり寒い一日になった。ラジオの天気予報によると 「冬将軍が本気を出した」 ということのようだ。

我が家の裏にあるアジサイが、見事にミイラ化している。夏にあれだけ綺麗な花を咲かせていたのが、今は写真のように無残な状態だ。アジサイの花って、潔く散ったりせずにいつまでも残ってそのまま干からびてしまう。

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2015年12月17日

この年を忘れむとして何事か忘るることぞあると牡蠣食ふ


Img_4324今日は関係している団体の会議の後、ささやかな忘年会。ささやかとはいえ、食事はなかなか美味しかった。

牡蠣がとくによかったなあ。

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2015年12月16日

寒菊の大輪のまま枯れ色もなく木枯らしの中で揺れゐる


Img_4198近所の道端に寒菊が咲いている。かなりの大輪で、菊の花を食用にする山形県生まれの私は、「うまそうだな」 なんて思ってしまう。

もう年末なので、いつまで咲き続けているかわからないが、まあ、やっぱり温暖化ということなのだろうか。

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2015年12月15日

栗の実の皮の固きに指先を腫らして剥きて煮込みしスープ


Img_4317栗と里芋のほか、野菜をたっぷり煮込んだスープを食べた。このスープに使った栗は、私が必死になって皮を剥いたもので、とにかく苦労した。指先が真っ赤に腫れてしまった。

苦労の甲斐あって本当においしかった。しかし今後栗を煮込むときは、皮の剥かれたものを買ってくることにしよう。

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2015年12月14日

冬の宵の川向こうなる県道を滑るがごとくヘッドライト行く


Img_4312今日も家から出ずにこもりっきりで仕事をしていたので、写真は昨日とほぼ同じ。ただ写した時刻が違う。昨日と比べるとだいぶ暗くなっている。

そして今日はウィークデイなので、仕事場から帰宅するクルマのヘッドライトがキラキラと輝き、川向こうの県道を滑るように動いていく。

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2015年12月13日

降るといふ予報裏切り雨粒の一つも落ちぬ冬の日は暮る


Img_4309天気予報で雨が降る降るといわれた割には、そんなに雨降りにはならなかった。とくに昼に出かけた時にはちっとも降らなかった。こんなことなら、クルマでなく自転車で出かけるんだった。

夕方になってかなり雲が分厚くなったが、それでも降らない。本当に自転車にすべきだったなあ。

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2015年12月12日

南天の真つ赤に染まる冬の日に吹く弱き風の雨を呼ぶらむ


Img_4303天気予報によると今日まではよく晴れて、明日は雨になるらしい。

市立図書館の駐車場沿いに植えられているナンテンの実が真っ赤に染まっている。今日までの明るい日に照らされて綺麗だ。

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2015年12月11日

道端の雑草はまだ青々と落ち葉の色を浮き立たせゐる


Img_4287今日はまるで台風のような低気圧が通過したおかげで、大変な天気だった。土砂降りの雨は案外早く収まったが、強風の影響がいつまでも残り、鉄道がかなり乱れた。

あさ出がけに通った道では、紅葉が盛大に散っていたが、道端の雑草はまだ青々としていて、季節感が入り乱れている。この冬は妙な冬になりそうだ。

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2015年12月10日

水深の浅くなりたる冬の川に降り立ち魚を白鷺は追ふ


Img_4277最近、裏の川によく鷺が現れる。どうやら夏場より寒くなってからの方が降りて来やすいようだ。それは、冬場になって農業用水を溜めなくなり、川の水をどんどん下流に流すので、水深があさくなって降り立ちやすいという事情もあるのだろう。

浅くなった川に立ち、魚を追う姿は真剣だ。

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2015年12月 9日

小貝川の河原で冬の薄の穂は不思議なほどに輝きて揺る


Img_4249今日も見事な冬晴れの一日。小貝川の土手の道を通ると、河原のススキの穂が日に輝いていた。

ススキの穂というのは、おどろくほど美しく輝く。

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2015年12月 8日

黒米と小豆を加へ三日かけし酵素玄米とふもの食らふ


Img_4243近頃 「酵素玄米」 というものを食している。玄米ご飯が炊けてからも三日間ぐらい保温し続けて、ようやく完成する。我が家では小豆と黒米を加えて、できあがりは赤飯のようなイメージだ。

食感はもちもちで、玄米特有のポロポロ感がない。結構おいしく食べられる。健康によいともっぱらの評判だが、まあ玄米なのだから白米よりは健康にいいのが当たり前で、とにかくおいしいので食べ続けられる。

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2015年12月 7日

明け方はさぞ冷ゆるらむ見渡せど雲ひとつなき冬晴れの空


Img_4236気持ちのいい冬晴れの一日が暮れた。日中は案外暖かかったので、歯医者に行くのに普段着で自転車を漕げた。風も心地良かった。

日が暮れてからは、空に雲がないのでどんどん冷え込んできている。

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2015年12月 6日

武蔵野の冬の黄昏吹く風は筑波の里の風より冷たし


Img_4232今日は仕事で東京の府中市に行った。昔は国分寺市に住んでいたこともあったが、最近では都内で荻窪より西に行くことは滅多にない。久しぶりの武蔵野の風景に懐かしい思いがした。

写真は夕暮れの風景だが、この時点ではまだ午後五時前である。本当に日が短くなった。夕暮れ時になると、東京の郊外は茨城県南部よりも寒い。

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2015年12月 5日

通い慣れしふとした場所で日の暮れて初めて気付く昭和の景色


Img_4226仕事先から夜中になって帰ってきた。いつも混雑する国道も、さすがに夜の十時半を過ぎるとすいすい通過できる。

写真は自宅に近付き、国道から県道に入ったところ。交通量の多い昼には、こんなところにこんな昭和の景色があるとは気付かなかった。

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2015年12月 4日

エルニーニョの日は落ちかけていつまでも暖色の光残りゐるなり


Img_4220このところ冬の寒さを感じ始めていたが、今日は驚くほど暖かい一日だった。夕暮れ時に撮ったこの写真も、驚くほど暖色っぽい光である。

どうやら本当に、エルニーニョによる暖冬になるような気がしてきた。

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2015年12月 3日

冬の日は釣瓶よりなほ速く落ちヘッドライトが県道を行く


Img_4217今日もあっという間に日が暮れた。本当に日が短いし、一年も短いとしみじみ感じる時節である。

二階の部屋から、遠くの県道を行くクルマの灯が見える。

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2015年12月 2日

小さめのツリーの数で勝負して師走二日は和歌ログ記念日


Img_4209十二月になって、街中でもクリスマス・デコレーションが急に増えてきた。写真はつくばエクスプレス、守谷駅前のクリスマスツリー。広場に一列に並んだポールのそれぞれを、小さめのクリスマスツリーで囲んでいる。

アイデアとしては画期的だと思ったのかもしれないが、期待したほどの効果ではないのがご愛敬だ。

ちなみに、本日は十二年前に和歌ログをスタートさせ記念日。

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2015年12月 1日

一年で最も早く日の暮れて寒々しき風吹く頃となり


Img_4206 そろそろ、一年のうちで日の暮れるのが一番早い時期になってきた。午後五時前にすっかり暗くなる。

そんなわけで、ちょっと仕事に夢中になっていると、暗い夜景しか写真に撮れなくなる。今日もそういうことになってしまった。

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