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2016年3月31日

桜よりやや赤味勝つ色をして木瓜は咲きゐる川を見下ろし


Img_5244裏の土手を散歩すると、土手の内側、つまり川に面した斜面に桜らしき花が咲いている。しかしこの土手に桜が咲いていたことなんて今までなかったし、どうも花の色が桜とは違う気がする。近寄ってよく見ると、花が桜よりも少しだけ大きいようにも思う。

帰宅して調べてみると、ボケが一番近いような気がするが、どうも確信が持てない。さて、一体何の花だろう。

とりあえずボケということにして、歌を詠んでみた。

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2016年3月30日

立ち枯れの葦の中にも木々の枝は萌ゆる緑をまとひ初めにき


Img_5236久しぶりで自転車に乗った。最近は雨模様だったり、クルマで遠出したりすることが多く、なかなかペダルを漕げなかった。

冬用のジャージでは微妙に暑いが、汗だくになるほどではない。夏用の半袖、短パンのジャージではさすがに寒いだろうが、来月の中旬には完全に夏用でいいだろう。

小貝川の畔にも、緑が目立ち始めた。

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2016年3月29日

筑波嶺を常とは逆の方角に見る彼方より戻り来たりぬ


Img_5231今日は所用で筑西市というところまで行ってきた。ちょっと前まで下館という地名だったところである。天気がよく、気持ちのいいドライブだった。

筑波山を眺める方向がいつもとは逆に近くなるので、山の景色がかなり違って見えた。

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2016年3月28日

雷の鳴ることもなく土手際の菜の花はただ風に揺るなり


Img_5218朝から曇りがちで、天気予報では 「ところにより雷雨」 などと脅かされていたが、実際には昼過ぎから少しは日も射して穏やかな一日になった。

小貝川の土手沿いの道は菜の花が満開である。我が家の裏の土手はまだまだだが、咲くところには咲いている。

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2016年3月27日

だんだんと春めく彼岸過ぎの今日出雲の国の和菓子食せり


Img_5207出雲の知り合いから和菓子が届いた。その名も 「だんだん」 という。これは出雲の言葉で 「ありがとう」 という意味だそうだ。

出雲の国は食べ物のおいしいところである。私も感謝の心でいただいた。

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2016年3月26日

交差点で人も車もそしてまた春の陽気も行きつ戻りつ


Img_5200今日も日がとっぷり暮れてから帰って来た。写真は丁字路の赤信号にさしかかって停まっているところで撮った。目の前を数台のクルマが通り過ぎる。

それだけのことである。春の陽気が行ったり来たりしているが、人も車も同様だ。

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2016年3月25日

寒の戻り日暮れの街のショッピングセンターは玩具箱のごとくに


Img_5197今日も風の冷たい一日だった。東京で開花した桜は、さぞかし長持ちするだろう。

水戸方面から日の暮れた道を辿って帰って来た。途中で 「しまった、和歌ログ用の写真をまだ撮ってなかった」 と気付いたので、赤信号で停まっている間に、適当にシャッターを切った。

これは土浦付近の、国道沿いのショッピングセンターである。この規模のショッピングセンターは、日が暮れてからながめると、おもちゃ箱みたいな印象のものが多い。

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2016年3月24日

彼岸過ぎ寒は幾度も戻り来て花の咲くまで風は冷たし


Img_5193今日はひたすらデスクワークで忙しくしているうちに、あっという間に日が暮れた。気温は朝から下がる一方のようで、昼過ぎはとくに寒く感じた。

毎年思うのだが、「暑さ寒さも彼岸まで」 というのは真っ赤なウソで、彼岸が過ぎての寒の戻りはいくらでもある。いこのあたりは桜が咲くには早すぎて、この寒さでは咲いても長持ちしそうだ。

写真は我が家の蕎麦の街頭。暗くなると自動で点灯する。

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2016年3月23日

土手草の緑の色の濃くなりて背丈も伸びて彼岸過ぎゆく


Img_5192日中はあちこちに出かけることが多かったので気付いていなかったが、我が家の裏の土手の緑が、ずいぶん濃くなっている。さすが春分を過ぎているわけだ。

もうしばらくすると、草刈りをしないと手に負えなくなってしまう。それはそれでえらいことだが、やはり緑は目を楽しませてくれる。

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2016年3月22日

夕暮れの工場跡の建物を彼岸の明けぬ風は吹き抜く


Img_5186今日はとてもよく晴れた。一日中冷たい風が吹いたせいで、晴れた割に暖かくは感じなかったが、その代わり、日暮れまで景色がぼやけずにすっきりと見えた。

写真は、車で帰る途中に見かけた工場らしき建物。ただ、入り口から向こう側が素通しのままで開きっぱなしなので、稼働しているようにも思われない。軽く廃墟っぽい雰囲気の漂う光景だった。

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2016年3月21日

暖かき彼岸となりて機嫌良く天然酵母は働き給ふ


Img_5177一昨日私がこねたパンを、妻が昨日焼き上げた。一斤半ずつの大きさのものを四ローフ焼いたのだが、一つはもう既に食べてしまった。

彼岸になって陽気が善くなったので、酵母も機嫌良く発酵してくれている。

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2016年3月20日

一画を三重の塔に明け渡し風を渡せる彼岸の夜空


Img_5172我が家の近くにある板橋不動尊の三重の塔が、ライトアップされている。最近はあまりライトアップされていないような気がしていたのだが、今日はお彼岸だからなのか、ずいぶん夜空に映えているので、車を停めて写真に撮った。

春分の日の今日、とてもいい日和で、東京の桜も開花宣言となるかと思っていたが、なんだかうやむやになったらしい。

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2016年3月19日

春彼岸天然酵母のパン生地の餅思はする艶の増したり


Img_5168本日の写真は、我が家で作っている天然酵母パンの生地である。三十年以上私が 「こね」 を担当している。一度に二キロの小麦粉をこねるので、世のママたちがちょこちょこっと菓子パンをこねるよりは、ずっと力が要る。

彼岸に入って、最近は少しずつ暖かくなってきたので、放っておいても発酵が促進されるようになった。明日の焼き上がりが楽しみである。

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2016年3月18日

空港に向かふ道より振り返り見る大山は小雨に煙る


Img_5164松江での仕事を終えて、また米子空港から飛行機に乗って帰って来た。天気は前日とは打って変わって、昼前から時折小雨が降り始めた。まあ、仕事は終わったし、傘をさすほどの降りでもなかったが。

写真は米子空港駅から空港に歩く途中で写したもの。この時も小雨が降っていたが、通路には屋根がかかっていたので濡れずに済んだ。

遠くに見える雪を戴いた山は、大山だと思う。なかなか立派な山容だ。このような空の下でみると趣があるように見えるのは、山陰路の山だからだろうか。

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2016年3月17日

宍道湖の彼岸に夕日落ちたれど思ひのほかに長き残照


Img_5155彼岸の入りの今日、仕事で松江市に来ている。初めて米子空港に降り立ち、バスで四十五分かけて松江に来た。途中、中海を経由して宍道湖まで来たが、この二つの湖が大橋川という川を通じてつながっていると初めて知った。

写真は、松江市中心部の新大橋の真ん中から宍道湖方面を写したもの。日の沈んだ直後で、残照が美しい。この辺りは本当に景色の綺麗なところである。

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2016年3月16日

早咲きの菜の花の咲き誇りゐる花壇の上の桜待つなり


Img_5109明日は彼岸の入り。「暑さ寒さも彼岸まで」 という割には、彼岸の入りは寒いことが多いものだが、明日から彼岸の中日までは暖かい日が続くようだ。そのかわり、それを過ぎるとやや気温が下がるという予報である。

近所の花壇に、菜の花が満開になっていた。ずいぶん早い咲き方である。桜の咲くのももうすぐだろう。

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2016年3月15日

牛久沼は八日ぶりなる青空を映して春の風に波立つ


Img_5115本当に久しぶりに青空らしい青空の日となった。自転車で三十キロの道を往復したが、なかなか気持ちがよかった。

写真は牛久沼の様子。湖面が青空を映している光景も久しっぶりである。

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2016年3月14日

曇り空に寒風渡る数日も川の流れに春を見るなり


Img_5107このところ雨続きで、我が家の太陽光発電もなかなか十分に働いてくれない。明日からは晴れるというので、楽しみである。

一方、裏の川の水の量は少しずつ増えてきている。今日は昨日と比べても一目で増えたとわかる。

川の水面がだんだん上がってくると、春という気がしてくる。まだまだ風は冷たく、日の光もこの数日は弱々しいが、川の流れだけは、確実に春の訪れを示している。

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2016年3月13日

指先に寒の戻りの冷たさを感じてペダル漕ぎ戻りたり


 

Img_5104山口県への出張から戻ると、すっかり夜になっていた。最近は守谷駅近くの駐輪場に自転車を停めてあるので、そこから約七キロの道のりを、自転車を漕いで帰宅した。

最近はこの程度の距離は 「ちょっとそこまで」 ぐらいの感覚になってきた。妙に冷え込んでいるが、体に汗をかかずに済むので、指先の冷たさだけを我慢すれば、かえって楽に帰って来れた。

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2016年3月12日

山陽路の寒の戻りの夜風には春の気配もやや含まれり


Img_5088先月に続いて、山口県に出張している。写真は新山口駅前の様子。

この駅、ちょっと前までは小郡駅といったようだ。道理であまり聞いたことがない駅名である。寒の戻りの最中だけに、夜風が冷たい。

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2016年3月11日

満開を半月保つ梅園の辺りの空気清かなりけり


Img_5076近所の梅園が花の盛りだ。我が家の梅は最近ようやく咲き始めて、まだちょぼちょぼだが。こちらはさすがにプロの梅である。だいぶ前から満開で、まだその姿を保っている。

育て方に大きな違いがあるんだろうなあ。

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2016年3月10日

板東の寒の戻りの川面には裸のままの木の映りをり


Img_5078北風が冷たい。一度は四月下旬の暖かさになってからの強烈な寒の戻りなので、寒さが堪える。

小貝川の景色も、真冬の頃とほとんど変わらないイメージになってしまっている。写真の真ん中は、葉を落としたままの木。波立つ川面に映って、幻のように見える。

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2016年3月 9日

紅梅をリアウィンドウに貼り付けて夕暮れの道戻り来たりき


Img_5067クルマで帰宅すると、リアウィンドウに梅の花びらが何枚か貼り付いていた。鮮やかな紅梅である。

春を感じる瞬間である。

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朝霧のやうやく晴れて白梅の次々に咲き始めたるなり


Img_5064今日は五月の連休頃の暑さになったそうで。さしもの遅咲きの我が家の梅も、次々に咲き始めた。まだ満開になったわけではないが、この二〜三日のうちに咲きそろうだろう。あとは強風が吹かないように祈るだけだ。

週末は一転して冬の寒さになるそうなので、花の時期は長く続くかもしれない。

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2016年3月 7日

夕暮れに雲の薄れてほの赤き夕焼けらしき影を望みき


Img_5061朝から雨模様で、一時は結構強く降ったが、夕方前に止んだ。夕暮れ時には雲も薄れて、夕焼けらしき赤い空が見えた。

昨日から南風ベースとなって、妙に暖かい空気と化している。明日はますます暖かくあるらしい。

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2016年3月 6日

指先を出す夏用のライディンググラブをはめて自転車漕ぎたり


Img_5055今日は自転車で、往復百キロぐらいの遠乗りをした。行きは向かい風が強かったが南風なので、素肌に冬用ジャージを着ただけで、寒さは感じなかった。帰りは追い風で楽させてもらった。

グラブは、家を出る時は指先まで覆う冬用をしていたが、すぐに汗ばんでしまったので、久しぶりに指先の出る夏用に変えた。さすがに季節は春である。

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2016年3月 5日

遅咲きの赤き蕾のほころびて白梅として咲き始めたり


Img_5045我が家の庭の超遅咲きの梅の蕾が、ようやくほころび始めた。

他の梅の木はほとんど満開になっているのに、うちの梅はこれからである。

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2016年3月 4日

渋滞に埋もれ見上ぐるものはただ高層ビルの窓の灯火


Img_5032宵の口の帰宅ラッシュで、水戸の街は渋滞である。早く帰りたいのだが、なかなか動かない。

近頃疲労が溜まり気味なので、ちょっといらっとしてしまうのだが、意識的に心を落ち着かせてしのぎ、なんとか帰って来た。

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2016年3月 3日

宵となりこの春風の寒風に変わらぬうちに橋を渡らむ


Img_5027自転車でちょっと遠出をした。日中は汗をかくほどの暖かさだったが、少し日が傾くと、さすがに風が冷たくなり始める。

冷たい夜風に変わらないうちに、小貝川の橋を渡って戻ってきた。

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2016年3月 2日

空の青をより深くまで映さむと水かさを増す春の流れよ


Img_5026今日は気持ちのいい天気で、久しぶりに自転車で走り回った。いい汗をかいたが、その代わり杉花粉もどっさり浴びて、大変なことになった。

ただ、いくらくしゃみと鼻水が止まらなくても、春の風を浴びながら走るのは気持ちがいい。

小貝川も徐々に水かさを増してきている。

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2016年3月 1日

海よりは遠き土地にて海鳴りの聞こゆる如き風渡る宵


Img_5019風の強い一日で、それだけに遠くの景色がとても際だって見えた。日が暮れて変える時も、夜空が澄み渡り、山のシルエットが綺麗に見渡せた。

なぜか海鳴りの音が思い出された。

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