日が沈みなほ蒸し暑き部屋の内華氏八十五度摂氏二十九度
この頃相次いで日本に向かってきた台風が、南の暖かく湿った空気をたっぷりと運んできてしまったようで、八月末からずっと蒸し暑い日が続いている。日が暮れて午後七時を過ぎても、寒暖計は摂氏二十九度辺りを指している。
この寒暖計は四十年ぐらい前に代官山のハリウッド・ランチ・マーケットで買った物だ。摂氏と華氏の両方が表示されるので、重宝している。おかげで米国の小説なんかを読んでも、八十五度というのは結構暑く、七十度は涼しくてしのぎやすい気温というのが、直感的に理解できる。
それにしても、四十年も経つとずいぶん薄汚れてしまったものだ。
| 固定リンク
コメント