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2017年8月31日

一日に四回させと言はれゐる目薬さすを忘れがちなり


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先月の白内障手術以降、ずっと点眼液をさすように言われて、指定の薬局から処方箋に従った目薬を渡されている。

当初は三種類を一日に四回、それぞれ五分間隔でさすように言われ、つまり一回さし終えるまで十分かかっていたのだが、半月経って二種類になり、五分で済むようになった。そして最近は一種類で済むので一分もかからないのだが、経過が良好ということもあって逆に面倒くさくなり、ついさし忘れてしまう。

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2017年8月30日

都心では大雨洪水警報の裏切らぬほど降りたりといふ


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夕方に帰宅した時、空はどんより曇っていたが、雨はほんの少しだけパラパラと降っているだけだった。東京都心では大雨とラジオで言っていたが、つくばの地からは想像もつかなかった。

それにしても、近頃の雨というのはものすごい。

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2017年8月29日

天候の不順にやっと追ひ付きて木槿は花を開きたりけり


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いつもの年なら、土手際のムクゲの木は今頃白い花が咲き乱れているはずなのだが、今年は天候不順に追いつけないのか、花の数が極端に少ない。つい最近まではまったく花を付けていない時もあったが、今日は少し増えている。

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2017年8月28日

垂直の壁を自由に蟷螂は登り降りして秋に備へゐる


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我が家の庭の物置の外壁に、かなり大きなカマキリが出現した。垂直の壁の上を、よくまあこうして自由に移動できるものと、感心するほかない。

スマホで下から煽るように撮影してみた。カマキリはかなり意識して身構えていた。

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2017年8月27日

湿り気の薄れて青き空の下板東の田は色付きにけり


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久しぶりにあまり蒸し暑くない晴天。遠くに見える田の色が黄色みを帯びてきている。

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2017年8月26日

バス停で最後の客の我を降ろし無人のバスは走り去りたり


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新潟への日帰り出張。帰りはすっかり夜になった。土曜日ということもあって通勤の乗客が少なく、ほどなく乗客は私一人になった。私が降りるてからは乗客なんていないだろうから、終点まで無人のまま走るのかもしれない。

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2017年8月25日

流れ出る汗を拭きつつ見上ぐれば雲の部分の多き空なり


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それほどめちゃくちゃに天気が良かったというわけじゃないのだが、とにかく暑い一日だった。雲が多かったのはそれだけ湿度が高かったということだから、蒸し暑かったわけだ。

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2017年8月24日

立秋を過ぎて戻れる夏の日に稲穂は頭垂れ始めたり


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今日もまた、やたら暑い一日だった。思い返せば今年の夏は、梅雨入り直後に猛暑になり、空梅雨状態のままで 「梅雨明け」 したかと思ったら、実質的な梅雨に入り、立秋過ぎから猛暑になっている。

常識にかからない夏が進行している。もう立秋は過ぎたのに。

とはいえ、田んぼでは稲が実り始めている。稲刈りが近い。

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2017年8月23日

立秋を過ぎて処暑てふ節となり突然戻り来たる真夏日


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びっくりするほど暑い日が暮れかかっている。立秋が過ぎ、処暑になったというのに、本格的な暑さがやってきている。

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2017年8月22日

図書館の屋根の彼方で稲妻の光れど音の聞こえざりけり


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日が沈んだ頃に、図書館に本の返却に行くと、遠くの空で稲妻が光っていた。音は聞こえないので、それほどの影響はない。明日は暑くなるという。

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2017年8月21日

盆からの一週間の旅をして日暮れし里に戻り来たれり


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ほぼ一週間の出張を終えて地元に帰って来た時にはすっかり日が暮れていた。今月はまだ新潟と京都に行く予定がある。

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2017年8月20日

九州でかきたる汗を九州のホテルのバスに流し帰らむ


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先週の火曜日から出た今回の旅も、今日で六日目となり、明日は一週間ぶりで帰宅することになる。今夜のホテルはバスタブがそんなに小さくはないので、ゆっくりと使って九州でかいた汗を流そう。

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2017年8月19日

板東の地では久しく見ることのなかりし夏の雲の湧きゐる


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京都から博多に向かう新幹線の車内から、久しく見なかった夏雲が見えた。

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2017年8月18日

平城と平安の差は千年の時の流れを汲むほど長し


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奈良駅から京都駅に来ると、古代から現代に移ったような気がする。

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2017年8月17日

平城の遠き昔を忍ばむとすれども忍びきれなき昔


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平城宮跡というところに行ったのだが、門と宮殿が復元されているだけで、取り立てて見るべきものもなかった。まだまだ整備途上なのだろう。

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2017年8月16日

平城宮跡より吉野の里を越え熊野の地まで分け入り来たり


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平城宮跡の近くでレンタカーを借りて、奈良の里から吉野を越えて熊野まで行ってみた。本当は熊野三山を制覇したかったのだが、熊野本宮までたどり着いたところで引き返す時間になった。

あとの二つは、次の機会までとっておこう。

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2017年8月15日

盆休み終はれる今宵わが旅の始まりとなるビジネスホテル


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世間ではお盆休みが今日で終わりということで、U ターン・ラッシュとなっているのだが、私は逆に、今日から長い出張の始まりだ。今夜は奈良のビジネスホテルで過ごす。

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2017年8月14日

水かさの増したる川に映り込む電波塔の先わずかに揺らぐ


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昨夜来の大雨が、午後になって止んだ。裏の川は水かさが増えて、しかも午後からは風が凪いだので、向こう岸の電波塔がきれいに水面に映っている。これは久しぶりの景色だ。

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2017年8月13日

我が宿の真上に晴れと曇りとの境目ありて不思議の風吹く


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天気は少しだけ回復傾向にあるようで、日中は結構気温が上がった。我が家の真上辺りが天気の境目であるようで、北西側の窓から見るとどんよりとした曇りだが、南東側の窓からみると青空が広がっていた。

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2017年8月12日

黒雲の空を覆へる盆休み田舎の道に車走らず


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今日も概ね雲の多めの一日だったが、夕方になってから青空が見え始め、気温も上がった。明日は一体どうなるのだろう。

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2017年8月11日

灰色の雲の下には似合わざりただ一輪の木槿の花よ


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一昨日のあの暑さは一体何だったんだろうというほど、昨日から涼しい夏になってしまっている。西日本は相変わらずの猛暑だそうだが、東日本、とくに北関東から東北太平洋側にかけては、「冷夏」 の様相だ。

裏の土手際のムクゲの木もすっかり元気を失っていて、いつもの夏なら白い花をたくさん付けている時期だが、今日は一輪しか咲いていない。あまりの気候の変化に対応できていないのだろう。

一夏のうちにこれほどまでに猛暑と冷夏が混在するというのも珍しい。最近の天気は本当に常識にかからない。

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2017年8月10日

誕生日を半月過ぎて五年ぶりのゴールド運転免許を得たり


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運転免許証の更新をした。五年ぶりのゴールド免許である。更新の際に寄付のつもりで入った交通安全協会とやらの会員証や、たパンフレットなどの数々。

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2017年8月 9日

猛暑日のつくばの道を乗客は我一人なるバスの揺れ揺る


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めちゃくちゃな暑さの田舎道を、乗客は私一人のバスが揺れて行く。

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2017年8月 8日

立秋を一日過ぎて板東の稲穂は頭垂れ始めたり


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七月三十日に、稲に穂が付き始めたが、まだ垂れるには早いというようなことを書いたが、あれから十日足らずで、穂が垂れ始めた。早いものである。

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2017年8月 7日

昼過ぎの立木の影の濃き庭に野分の気配まだ近付かず


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昼過ぎに出かける時には、庭のクリーピングタイムの上に、庭木の影がくっきりと刻まれていたが、日が暮れて戻って来る時には、雨が降ったり止んだりになっていた。台風の影響で、夜更けには豪雨になった。

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2017年8月 6日

紫陽花の狂ひ咲きたる八月の戻り梅雨なる空の暗さよ


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我が家の裏のアジサイはずっと枯れていたが、近頃になって新しい花房ができた。「なんだ、まだ梅雨なんじゃないか」 と思っているのだろうか。

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2017年8月 5日

薄暗き雲の覆へる八月の空に青さの面影もなし


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ずっとすっきりしない空模様なので、我が家の太陽光発電は真夏と思えぬほどの働きしかしてくれていない。

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2017年8月 4日

水面に見慣れぬ波紋浮かべつつ強くも吹かぬ風渡りゐる


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妙な天気が続く。強風が吹いているわけでもないのに、川面には妙な形の波が刻まれている。

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2017年8月 3日

黒雲の覆へる空の日は落ちて残照の色わずかなりけり


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今年の梅雨は、実はものすごく遅く始まって、今でも続いているんじゃあるまいか。

写真は日が暮れた空。雲の薄い部分に、わずかに色味が感じられるほかは、白黒写真の様相。

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2017年8月 2日

黒雲のさほど厚きにあらずとも立ち籠めて日の刺さぬ八月


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八月二日目だが、今日もはっきりしない天気。今月上旬はこんな天気が続くらしい。これまでが厚すぎたから、朝晩は肌寒く感じるほどだ。

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2017年8月 1日

糠雨の降り止みそしてまた降りて田は隙間なく緑に埋まる


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小糠雨が降ったり止んだりして、時には薄日も射すという天気。完全に梅雨の様相だ。もしかして、今が本当の梅雨なのかもしれない。

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