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2018年2月28日

白波を立ててはうねる大村湾の中の空港に降り立ちにけり


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本日付の "Today's Crack" に書いたように、今日は九州に来ているのだが、大気の状況がかなり不安定なようで、長崎空港に着陸するときは、「こんなの初めて」 と言いたくなるほどのものすごい揺れ方だった。空港の周りに広がる大村湾は大きく白波が立っている。

私の乗った便より後の便は軒並み欠航になったようだ。

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2018年2月27日

遅咲きの我が家の梅もおずおずと芽吹き始むる頃とはなりぬ


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我が家の遅咲きの梅が、多少は芽を吹いてきた。これから花を咲かすにはまだ三週間はかかるだろうが。

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2018年2月26日

田の土は赤みを増しておとなしく水の引かるる日を待ち望む


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近頃、どんどん春らしさが出てきている。近くの田も水の引かれるのを待っている。

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2018年2月25日

名のみなる春と思ひてゐたりしが菜の花の咲く頃となりけり


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知らぬ間に菜の花が咲いていた。

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2018年2月24日

光のみ春めく朝の川土手を霜は一面染めてゐるなり


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光だけを眺めていれば、十分に春めいている気もするが、明け方はまだまだ寒い。

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2018年2月23日

黒鴨は春めく川の青空を映す部分を選びて泳ぐ


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今日は春らしい一日だった。裏の川をクロガモの群れが泳いでいる。

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2018年2月22日

顔を上げ体を左右に振りながらペンギンは行く行列なして


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旭川の帰り際にちょっとだけ旭山動物園に寄ったら、ちょうどペンギンの散歩をしていた。冬期はペンギンも運動不足になるので、こんな風に散歩させるのだそうだ。

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2018年2月21日

下町といへども東京都内では灰色のビル立ち並ぶのみ


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明日は早朝に羽田から旭川に向かわなければならないので、今日は都内に前泊。日暮れ時に西日暮里に来た。もっと羽田に近い所の方が便利なのだが、予約が取れなかったので仕方がない。

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2018年2月20日

温かき夕べの空の彼方には野球をすなる灯見ゆる


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今日はかなり春らしさを感じる一日だった。日が暮れてもあまり風が冷たく感じられず、歩いているだけで汗ばむほどである。

ところが、明日からはまた寒波が戻るという。なかなか本格的な春にはなってくれない。

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2018年2月19日

自転車のハンドル握る指先の凍ゆることもなき昼下がり


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今日は久しぶりで自転車に長時間乗った。風は強かったが、向かい風でも普通のグローブを付けていれば手が冷たくてたまらないということもなかった。少しは温かくなったということだ。

写真は、橋の上から眺めた小貝川。写真の右端近くの奥に、うっすらと筑波山が見える。

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2018年2月18日

木枯らしの吹き抜く夜の光景はモダン墨絵と呼びたくもなり


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今夜も寒い。コンビニの駐車場から見る夜の景色が、空気が冴え冴えとしているために不思議に鮮明だ。まるでモダンな墨絵である。

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2018年2月17日

真白きに青き陰影幾筋も刻める富士は風別けて立つ


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今日は兵庫県からの帰り道、新幹線の車内から見事な富士山の写真が撮れた。富士山はやっぱりこのくらい雪を戴いている姿がいい。おまけに手前に茶畑が映って、なかなかオツな構図になった。

いつもいつもこんなに見事な富士山が撮れるわけじゃないが、冬は空気が乾燥して風の強い日が多いので、狙い目である。

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2018年2月16日

宵闇にことさら白く浮かびゐて白鷺城の屋根は重なる


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姫路駅で降りると、姫路城が光の中に白く浮かんでいた。

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2018年2月15日

校庭の上に広がる白雲が立春の過ぎの風吹き降ろす


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少しずつ温かくなってきている気がする。近くの学校の校庭の上に、筋雲が広がる。

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2018年2月14日

土手腹に緑の色の点々と増えてゐるなり寒き中でも


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夕方に土手を歩くと、緑の部分がほんの少しだけ増えているような気がする。やはり立春は過ぎているのだ。

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2018年2月13日

三連休過ぎて公立図書館は休館日てふ至福の姿


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今日の夕方、近くの公立図書館に寄ったら、今日は休館日だった。ガランとした駐車場と芝生が、なかなかいい雰囲気だった。

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2018年2月12日

一列に並びて盛れる土竜塚を踏みつぶしたる小さき足跡


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近くの空き地に一列に並んでいたもぐら塚を、近所の家に来ていた小さい子供たちが、おもしろがって踏みつぶしてしまったようである。砂の上に、小さな靴跡が付いている。

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2018年2月11日

黒雲の覆へる空の西の果て入り日の色の春を思はす


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このところ好天が続いていたが、今日は雲の多い一日だった。だんだん天気が崩れるのかと思ったが、明日は持ち直すらしい。ただ、気温はまたしても下がるようだが。

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2018年2月10日

篠竹の勢い増して水門の跡を廃墟となすばかりなり


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裏の土手の一部に、篠竹が生い茂っている。四十年近く前に引っ越して来てから、少しずつその勢いを増して、今ではちょっとした勢力になっている。

少なくとも昔の水門の跡があるあたりは、こんな風じゃなかったはずだ。

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2018年2月 9日

温かき日のあるうちに伸び置かむと芽吹き始めし車輪梅の木


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今日も日中は結構暖かい陽気で、裏のシャリンバイが新芽を出し始めた。北陸の豪雪地域の人には、ちょっと申し訳ないような光景である。

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2018年2月 8日

青空に春思はする日は射せど雪を戴く那須の山見ゆ


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福井の人たちには申し訳ないほどだが、今日もなかなかいい天気で、日中はそれほど寒さを感じなかった。

北の方角をみると、雪を戴いた那須の山が見えたが、写真ではなかなかわかりにくい。

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2018年2月 7日

雑踏の西の彼方の夕焼けに思ひがけなき富士の影見ゆ


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夕方、土手沿いの道を散歩していたら、西の方角に見える雑踏の彼方に、意外なほど鮮明な富士山のシルエットが見えた。写真にするとわかりにくいが、真ん中の赤信号の左上である。

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2018年2月 6日

束の間の温もり来たす青空を我が身の芯に焼き付けおかむ


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日が落ちてからは深々と冷えてきたが、日中は福井など、大雪に見舞われている地方の方には申し訳ないほどに、春を感じさせる陽気だった。

これからも何度も寒さがぶり返すだろうが、だんだんと春らしくなるだろう。そして最近の常として、ある日突然夏になってしまう。

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2018年2月 5日

日の沈む彼方よりくる黒雲の大利根越えて広がるを見る


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今日は仕事で古河市に行った。古河市は埼玉県か栃木県と思っている人も多いが、茨城県の市である。ただ、茨城県の県庁所在地である水戸市に行くより、さいたま市や宇都宮市に行く方がずっと近い。

写真は途中の利根川の土手から夕陽を眺めたところ。明日からはまた寒気が強まるらしい。

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2018年2月 4日

綿雲の浮く青空は立春の今日を限りの恵みなるらむ


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今日は西日本から寒波が流れ込んでいるらしいが、関東だけは立春らしい天気になった。昨日までの寒さに対応した厚着で速歩で歩くと、うっすら汗ばむほどの陽気である。

ただ、明日からは寒さがぶり返すらしく、今月中旬までは温かくならないというから、穏やかな空も今日限りのようだ。

まだまだ寒い日が続くのだろうが、今日からは一応 「春の歌」 というカテゴリーにさせていただく。本当の春が早く訪れることを期待して。

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2018年2月 3日

塀際の僅かに残る白雪は十日あまりも解け残れるか


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昨日の雪はそれほどの大雪にはならなかったが、それでも塀際の日陰に、少しだけ白く解け残ったりしている。いや、これは先月に降った雪の名残だろうか。

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2018年2月 2日

積もることなく雪雲は遠ざかり鴨泳ぐ川静かなりけり


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つくばの里は朝まで雪だったが、前回のような積もり方にはならずに済んだ。その代わり、雪が止んでも青空にはならず、曇ったままである。

川面を鴨たちが平和に泳いでいる。

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2018年2月 1日

夜の道は冷たき雨にしとど濡れ既に凍れる如くに光る


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東北の八戸から上州に回り、帰宅したのはとっぷりと夜が更けてからである。上州は既に雪だったし、天気予報では関東南部でも午後から雪になると言っていたので覚悟していたが、我が家のある地域は冷たい小糠雨だった。

ただ、この雨に濡れた路面が夜明け前に凍結したら、事故が多発するだろう。今から思いやられる。

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