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2018年4月30日

様々の色求めても菖蒲には菖蒲の都合ありて紫


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一斉にいろいろな花が咲き始めた。これは町内の共同菜園にあるアヤメ。育てた人としては、もう少し色のバラエティをもたせたかったらしいが。

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2018年4月29日

電線と小さく黒きちぎれ雲に囲まれ光る十五夜の月


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今夜は満月である。日が暮れてから黒いちぎれ雲が風に吹かれて行き交う中で、縦横に張り巡らされた電線にも邪魔されながら、時々完全に姿を現す満月である。

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2018年4月28日

連休の初日の空は高々と青きに染まり地を照らしゐる


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ゴールデンウィークがスタートした。今年の連休の天気は前半がいい天気で、後半がぐずつくという、解りやすい予報である。今日はまさに快晴だった。

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2018年4月27日

去年の春一輪とても咲かざりし薔薇の大なる花をつけたり


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我が家の隣の空き地に植えてあるほったらかしのバラが、いつの間にか花をつけていた。去年はほとんど咲かなかったので、もうだめなのかもしれないと思っていたが、見事に復活した。蕾もいくつかあるので、もっと咲いてくれるだろう。

「去年の春」 の読みは 「こぞのはる」。念のため。

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2018年4月26日

緑濃く水嵩上がる川筋に鯉跳ぬる音かはづ鳴く声


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大型連休も近付いて、世の中は一気に緑が濃くなった。裏の川の水嵩も増している。

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2018年4月25日

土手草の破片で色の変はりたる運動靴を洗ひ干したり


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昨日の草刈り作業でスニーカーが草の破片まみれになったので、今日の晴れ間を利用して洗い、乾かしている。

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2018年4月24日

草刈りの作業終はるを待つ如く雨降り出して夜更けとなりぬ


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今日は夕方前まで裏の土手の草刈りをした。いまのうちに一度刈っておかないと、連休過ぎには手が付けられなくなってしまうのである。

作業の間も時々ぽつりぽつりと雨粒を感じたが、終わってから本格的に降り出して、日が暮れる頃には道がすっかり濡れてしまった。

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2018年4月23日

都心とは鉄とガラスの建物で遠くの景色隠さるる土地


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今日は久しぶりで都心に出た。10年前までは毎日都心に通勤していたのに、近頃は大都会の雰囲気が珍しく思えるようになった。とくに地下鉄でどこからどこまで何分という 「土地勘」 が薄れてしまったので、「あれ、北千住から神谷町まで、こんなに時間がかかったっけ」 なんて思ったりする。

ほとんど 「お上りさん」 である。

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2018年4月22日

道端のさほど日当たりせぬ場所に目立たず咲けるの著莪の妖艶


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シャガの花の咲く季節になった。小さいが、よく見ると妖艶なまでの花である。さすが蘭科の植物だけある。

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2018年4月21日

仕事場の窓開け放ち風に乗せおがたまの香一本を焚く


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見かけによらず、仕事部屋で時々香を焚いたりする。安物だが、ちゃんとした香炉もある。今日の香は 「おがたま」 の香りである。

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2018年4月20日

静かなる西の地平にいつまでも照り残りゐる卯月の夕陽


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最近は日が長くなって、午後の六時近くになってもまだ西の地平の上に太陽が残っている。

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2018年4月19日

日暮れ時川岸に沿ひ数匹のかはづ鳴く声聞こえ来るなり


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今日の写真は、昨日の写真と同じアングルで、ちょっと日が暮れかけた時間帯である。蛙の鳴き声があちこちから聞こえてくる。この鳴き声はこれからどんどん大きくなっていくだろう。

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2018年4月18日

をちこちで鯉の水面に跳び上がり再び落つる音する夕べ


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土手を散歩すると、川のあちこちで鯉がジャンプして再び水中に落ちる 「パシャッ」 という音が聞こえる。この件については、本日の Today's Crack に詳しく書いた。

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2018年4月17日

日の射さぬ土手に寄り添ふ蒲公英の白き綿毛の飛ぶこともなし


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近頃は、初夏に暑さになったかと思うとすぐに寒の戻りがあって、油断ができない。

一昨日の北陸出張は震えるほどの寒さで、慌ててバッグからダウンベストを取り出して重ねるほどだったが、一泊して夜が明けるとは天気が回復して暖かくなり、関東に帰ると夏日に近くて、夕方は短パンに半袖で過ごした。

ところが今朝はかなり肌寒く、またしても洋服を三枚重ねている。土手のタンポポの白い綿毛も、飛ぶ様子がない。

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2018年4月16日

北陸の旅より戻る特急で笹寿司の笹開き頬張る


 

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北陸新幹線での帰路、仕事先でいただいた金沢名物 「笹寿司」 をいただいた。なかなかおいしかった。

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2018年4月15日

木場潟の彼方は厚き雲垂れて白山の峰望まざりけり


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石川県の小松市というところにいる。小松空港のあるところとしてしか知らなかったが、来てみるとなかなかいいところだ。曇り空で白山連峰が望めないのが残念だが。

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2018年4月14日

雨風の強まるといふ明朝に我は加賀への旅控ふるに


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明日は加賀に出張なのだが、天気予報では今夜から明日の午前中にかけて大荒れになると言っている。何とか辿り着きたいものだが。

写真は近くの森の中。いつの嵐で倒れたものか、倒木が一杯だ。

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2018年4月13日

川土手の菜の花揺らす南風の春の嵐をもたらすといふ


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写真だけ見れば、春の日差しに菜の花が映えるのどかな日のように思えるが、実は今日も、一昨日ほどではないが風の強い一日だった。

今週末はまた大変な雨風になると言われているが、実は私は、日曜から金沢方面に出張なのである。北陸新幹線は、ちゃんと動いてくれるだろうなあ。

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2018年4月12日

静かなるままでは済まぬ春の日の青空のもと木々は揺れたり


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今日は比較的穏やかな一日になると思っていたが、やはり夕方前に風が強くなった。昨日ほどではなかったものの、尋常では済まない陽気である。

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2018年4月11日

荒れ狂ふ春の嵐に大波の逆巻く如く菜の花は揺る


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昼前からとてつもない強風が吹き荒れた。菜の花が大波の押し寄せるように揺れていた。

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2018年4月10日

夕暮れの土手の道沿い菜の花のわずかに風に揺れてゐるなり


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川土手に菜の花が一斉に咲き出した。夕暮れになって家に戻る時に、土手の道を通ると、かなりいい雰囲気である。

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2018年4月 9日

堤下で米粒ほどもなき花を青く咲かせてゐるホトケノザ


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我が家の裏手の土手が一斉に緑色に変わってきている。いろいろな草が顔を出してきたためだ。ほとんどはいわゆる 「雑草」 の類いで、そろそろ草刈りをしなければならない。

ただ、仲には刈るのがもったいないような雑草もある。写真は 「ホトケノザ」 という草。ところどころ、小さな青い花も咲きかけている。この草はそれほど背が高く伸びるわけでもないので、このままにしといてもいいのだがなあ。

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2018年4月 8日

木の肌に年経る跡の刻まれし鹿嶋の宮に詣でたりけり


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今日は鹿嶋に行き、鹿島神宮も参拝した。涼しいいい天気だった。

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2018年4月 7日

命とは強きものなり年ごとに花咲き出づる一本の棒


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我が家の裏に植えてあるシャリンバイの芽が、だんだんと膨らんできた。

前にも何度か書いたが、このシャリンバイは我が家の長女が子どもの頃、どこかから拾ってきた棒っ切れを地面に刺しておいたら根付いてしまったもので、何の木だろうと思っているうちに花まで咲くようになり、シャリンバイとわかった。

あれから約三十年、毎年花を咲かせてくれる。まことにも、生命力というのは信頼するに足るものである。

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2018年4月 6日

大方の桜の散りて吹き来る嵐は竹を激しく揺らす


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今日は朝から晩まで強い風が吹き荒れている。近くの竹藪も大きく揺れる。

桜の咲くのがもう少し遅かったら 「花散らしの風」 なんて言われるところだったが、当地では既にあらかた散ってしまっているので、その呼び名は当てはまらない。

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2018年4月 5日

十五日晴れたる空に黒雲の広がり来たる風の変はりめ


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広島県への駆け足出張から帰って来た。晴天続きだった空模様は、変わり目を迎えているようだ。

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2018年4月 4日

板東の朝霧を背に備後なる国で天気の変はり目を見る


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今日は広島県に出張している。早朝に自宅を出るとき、結構濃い霧が立ちこめていた。朝霧は晴れの前兆と言われるように、関東は軒並み晴れて夏日になったところが多いようだが、広島は晴れ時々曇りという天気でそれほど暑くはならなかった。

天気は西から下り坂のようだ。二週間も晴れているのだから、いくら何でもそろそろ雨が降る頃である。

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2018年4月 3日

日暮れても冷たき風の吹き渡ることもなきなり春彼岸過ぎ


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先月からなんだかんだと暇なしで、今日もあっという間に日が暮れた。明日は五時起きして出張に出なければならない。

日が暮れるまで今日の Wakalog 用の写真を撮ることも忘れていたが、日が暮れても結構明るいモノである。

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2018年4月 2日

早朝に出でて着きたる仙台の桜は未だ三分咲きなり


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先月からずっとタイト・スケジュールが続いているが、その合間を縫って、高齢のため施設に入ることになった仙台の義父を、妻と共に見舞った。一日しかスケジュールが開いていないので、日帰りドライブの強行軍である。

義父は思ったより元気で安心したが、私の方の体力が限界ギリギリで、帰りはかなり疲れた。仙台への日帰りドライブはこれをもって最後とする。次は一泊二日だ。

仙台の桜はまだ三分咲きだった。

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2018年4月 1日

川筋に小さく育ち春の日に慎ましく咲く山桜あり


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久しぶりに土手の道を散歩すると、水際の木に桜のような花が咲いている。今日まで気付かなかったが、桜なんだろうか。いくら何でもソメイヨシノではないだろうが、山桜っぽい。

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