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2019年5月31日

麦畑に大きく波を打たせゐる風に向かひて自転車を漕ぐ


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関東というところは麦の生産地でもあるようで、今、あちこちで小麦が色づいている。今日は結構な強風で、麦畑が波打っていた。その分、風に向かって自転車を漕ぐのが大変だったが。

 

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2019年5月30日

この年はフェンスの枠をはみ出してドクダミの花地にあふれゐる


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ドクダミの花がどんどん増えてきた。今年はとくに多いような気がする。

 

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2019年5月29日

青空を背景とする筑波嶺の頂上直下に雲のたなびく


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今日の午後五時頃、筑波山の東側に白雲がかかっている景色が見えた。筑波山は標高八百七十七メートルと、とりたてて高いという山ではないので、晴れた日に頂上より低いところに雲がたなびくことは滅多にない。

珍しい景色なので、電柱や交通標識が邪魔だったがつい写真に収めてしまった。

 

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2019年5月28日

川土手に伸びてはびこる鴨萱を端から刈りて日暮れとなりぬ


 

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二月頃の杉花粉アレルギーから始まってヒノキ花粉へと映り、それがようやく楽になった途端に今は、「カモガヤ花粉症」である。一年のうち五ヶ月は花粉症である。

今日は少し涼しかったので、我が家のすぐ裏手を流れる川の土手の草刈りをした。エンジン式の草刈機をフル活用して、カモガヤを含む雑草を片っ端から刈らせてもらった。おかげで今夜はくしゃみが出ない。

【2021.6.1 追記】
写真の植物はカモガヤではなく、「ギシギシ」という植物と判明した(参照)。

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2019年5月27日

グランドの灯の消えて後残り香の如き白さも薄くなりゆく


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このところ、日がとっぷりと暮れてしまってからの写真ばかりで恐縮。川の向こうの市営グランドの照明が消えたばかりの景色だ。

 

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2019年5月26日

地球とは足元のみにあらずして大丈夫なのか熱き大気も


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真夏のように暑い一日だった。いや、「真夏のように」というより、真夏そのものだった。地球、大丈夫か?

 

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2019年5月25日

東京の西の端なる郊外の風冷めぬまま夜半となりたり


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銀座で開かれた同窓会が終わり、そのまま出張のために八王子のホテルに入っている。三階の部屋の窓から見る景色は、東京の郊外の町らしい雰囲気だ。

 

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2019年5月24日

乾きたる熱き風吹く一日の暮れて皐月の夜半となりたり


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今日は暑い一日で、各地で真夏日となったようだ。とっぷりと日が暮れて空も吹く風は生暖かい。

 

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2019年5月23日

川土手に沿ひて吹き来る向かい風もペダル踏む脚止む能はざり


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今日はあまりにも爽やかな天気だったので、自転車で銀行や図書館にでかけたついでに、ちょっと遠回りして小貝川の土手を走ってみた。

川を渡る風が心地よく、向かい風も模擬ヒルクライムの訓練のように楽しむことができた。

 

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2019年5月22日

大雨の雲は東に遠ざかり西に夕焼け紅く残れり


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きれいな夕焼け。しばらく晴れ基調の日が続くようだ。

 

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2019年5月21日

本州の西端めぐり空映す海は紛れもなき日本海


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下関の中心街から少し北上すると、そこは紛れもない日本海岸である。透明度の高い海に久しぶりに遭遇した。

 

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2019年5月20日

我ながら晴れ男なるありがたさ行く先常に陽ぞ射し来たる


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昼前につくばの地を発って、夕方過ぎに出張先の下関に着いた。下関はずっと雨だったようだが、私の着く頃には上がっていてきれいな夕焼けになっていた。

仕事の本番の明日はすっかり晴れるらしい。逆に私がいなくなった関東は大雨になるようだ。そして夜に私が帰る頃には回復するという。

晴れ男の面目躍如といったところだ。

 

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2019年5月19日

満々と水を湛ふる田の彼方雲潜り抜け陽は沈まんとす


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田んぼに沈んでいく夕陽。スケールは段違いだが、故郷の日本海に沈む夕陽の情景を思い出した。

 

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2019年5月18日

晴れ渡る皐月の空を見もせずに二時間かけて草を引きたり


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今日も概ね晴天だった。放っておくと庭や家の周囲が雑草だらけになってしまうので、2時間かけて草引き。気持ちのいい汗をかいた。

 

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2019年5月17日

小貝川に逆波立てて吹く風を正面に受けペダル漕ぎたり


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今日は晴天に恵まれて一見自転車日和だったが、案外風が強く、帰り道がかなりの逆風になった。平地でもヒルクライム状態で、いい運動になった。

 

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2019年5月16日

駿河なる木々の緑の照る国で茶葉の緑も啜り切りたり


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新茶のおいしい静岡での仕事から帰ってきた。写真は城北公園というところ。気持ちのいい青空に恵まれた。さすがに駿河の国の緑は濃い。

 

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2019年5月15日

常総の間近の火事の黒煙と列車事故にて驚きたる日


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Today's Crack の方でも書いたが、今日は火事のものすごい黒煙を目撃したかと思うと、鉄道事故に巡り合わせて新幹線に乗れなくなるところだった。

無事に静岡に着いてホッとしている。

 

 

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2019年5月14日

空の青薄れたれども確実に緑の濃さの増す山の端よ


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暖かさは行ったり来たりだが、周囲の緑色は確実に濃くなりつつある。写真は筑波山から伸びる稜線の端にある、たんこぶのような山。

 

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2019年5月13日

青空の久しくなりて田の面も薄緑色広がりてをり


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先週ぐらいまでは水の張られた田んぼに空が映って、空と地面の両方が青かったが、今週になってからは空が曇りがちだ。田んぼも田植えが進んで、薄緑の色味が増しているので、季節は確実に進んでいる。

 

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2019年5月12日

北東の風の冷たく吹き付けて行きつ戻りつする皐月なり


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このところすかり暖かくなったので、それまで掛けて寝ていた毛布を押し入れにしまって寝たのだが、今朝方は思いがけない冷え込みで目が覚めてしまった。

北東の冷たい風が吹き付けて、朝方と日暮れは季節が戻ったような気がする。これだから五月は油断がならない。

 

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2019年5月11日

悠々と我が行く前を横切りて林の奥に歩み去る雉


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今日、近所の林に続く道でキジを目撃した。ポケットからスマホを取り出すのに手間取って、近くにいたのは撮り逃したが、ちょっと遠ざかってから何枚か撮れた。写真はその中の一枚である。

 

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2019年5月10日

吹く風の日本海より平野抜け峡谷に入り電気を起こす


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今日は酒田から一般道だけを辿って帰ってきた。ずっと穏やかないい天気で、快適なドライブだった。

写真は、山形県庄内町の「庄内風車村」の様子。日本海からの風が庄内平野を渡り、最上峡に吹き寄せる時に発電する。

 

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2019年5月 9日

亡き母の法事を済ませ庄内のばんけ味噌にて食う孟宗竹


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母の十三回忌を済ませ、市内の和食レストランで食事。庄内の魚や鮨など、懐かしい旬の味覚を堪能した。

写真の皿の右側は、孟宗竹にばんけ味噌を和えたもの。「ばんけ」というのは「ふきのとう」の庄内弁で、ふきのとうを練り込んだ味噌で孟宗竹を食べるのが絶品。

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2019年5月 8日

故郷は相も変わらず平和なり年経るごとに平和度は増す


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母の十三回忌の法要のため、田舎に来ている。田舎は相変わらず平和だ。

 

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2019年5月 7日

亡き母の十三回忌控へゐて明日より出羽の空気の中に


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日中は暖かかったが三時頃から雨が降り、夕方から急に空気が冷えてきて夜になると結構寒い。これだから春の終わりから初夏にかけての時期は油断がならない。

明日から母の十三回忌で酒田に行く。

 

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2019年5月 6日

公正なる取引といふ名のコーヒーの湯気と薫りを楽しみにけり


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本日付の Today's Crack にも書いたが、このほどフェアトレード・コーヒーに乗り換えた。味的にも心持ち的にも満足である。

 

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2019年5月 5日

耳のそば囂々と鳴る逆風にペダル漕げども進まぬバイク


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今日は令和初自転車。往復三十キロのポタリングをした。天気は良かったが、帰りはかなりの逆風で、体力を使った。

 

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2019年5月 4日

この朝に植えらし苗風に揺れ隙間に青き空映る田よ


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昨日に通りかかった時には水が引かれているだけだったが、今日は苗が植えられている。この朝に田植えが済んだばかりなのだろう。

 

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2019年5月 3日

魔界への誘いといふ表示ある芋焼酎の飲みやすさかな


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先日の大分県への出張で土産にもらってきた「綾紫」という名の芋焼酎が棚の奥から出てきたので、お湯割りにして飲んでいる。

「綾紫」のサブタイトルのように「魔界への誘い」という文字が見えるが、最近の芋焼酎は昔と比べてはるかに飲みやすくなった。

 

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2019年5月 2日

筆ペンとボールペンにて試せども未だ書き慣れぬ令和てふ文字


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Today's Crack の方でたまたま「未だ書き慣れぬ「令和」てふ文字」などという文語風のタイトルの記事を書いてしまった(参照)ので、今日の和歌ログはそれを踏襲する。

 

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2019年5月 1日

蒲公英の花摘み取れど摘み取れど白き綿毛の舞ひ飛ぶ令和


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今日から令和の御代が始まった。

隣の空き地のタンポポは花のうちにきれいに摘み取ったつもりだったが、ふと気付けば綿毛となったのがたくさん残っている。これが風で飛ばされてますます増えることになる。ちょっと脱力だ。

 

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