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2020年3月31日

北海の地より戻りて静かなるつくばの里の風ぞ冷たき

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北海道から帰ってきたばかりなので、今日はどこにも行かずに家で仕事をしていた。

北海道は天気が良かったが、内地は曇りがちで時々小雨も降る。こちらの方が寒いぐらいで、あっという間に日が暮れた。

 

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2020年3月30日

唐突に雲間の切れて大洋と陸の狭間の街を望みき

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女満別空港を午後三時過ぎに発って、日の暮れる前に羽田に降り立った。北海道は晴れていたが、本州はおしなべて雲に覆われていた。

宮城県を超えて福島県上空に差しかかろうとした時に、ぽっかりと開いた雲間から、太平洋に面する海岸線が望まれ、その海岸に張り付くような街並みも見えた。多分、相馬市だと思う。

 

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2020年3月29日

オホーツクの水平線に光りゐる流氷の白きをこの目で見たり

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午後にちょっと時間ができたので、網走港から遊覧船に乗って流氷見物に出た。結論、これはよかった。

流氷は今の季節、既に離岸していて、岸から見ると水平線上が白く光っているように見えるだけだが、船で沖に出るとやはりかなりいい。知床の山々との対比もいい。

 

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2020年3月28日

道東の上空越えて網走に行く眼下には阿寒湖の見ゆ

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羽田空港から女満別空港に向かう途中、下界に阿寒湖が見えた。この形は、ほぼ確実に阿寒湖だろう。その彼方には摩周湖や屈斜路湖があるはずなのだが、さすがにそこまでは見えなかった。もしかしたら機体の右側には見えたかもしれない。

ちなみに、写真の左下は主翼に付けられたエンジン。

 

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2020年3月27日

チュンチュンと鳴く声聞こへ見上ぐれば雀の姿増してゐるなり

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一時、スズメが極端に減っていたが、最近になって少し復活し始めているような気がする。賑やかにチュンチュンと鳴く声が響くようになった。

写真では残念ながらたった 1羽しか写っていないが、カメラを向けた途端に多くが飛んで逃げてしまったためである。残った 1羽は、ちょっと呑気な性格なのだろうか。

 

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2020年3月26日

いつまでも冷たき風の吹く川で春はまだかと鯉の跳ねゐる

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このところずっと、上天気で風が冷たい。天気は明日から下り坂のようである。

 

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2020年3月25日

三月の川の光と風を受け鴨たちはただ浮かびゐるなり

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昨日に引き続いて、風の冷たい晴れ。裏の川で鴨の群れが休んでいる。

 

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2020年3月24日

空青く桜咲きたる板東の寒の戻りの何度目なるか

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昨日に続いて天気のいい割には冷たい風が吹きまくり、寒い一日となった。極端な寒の戻りは、一体何度目だろう。

 

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2020年3月23日

見渡せば思ひのほかに頻繁に鯉の跳ねゐる春の小川よ

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裏の小川で、頻繁に鯉が跳ねるようになった。水面を飛ぶ虫が増えたので、それを捕らえて食うためだと思う。土手を散歩していると「パシャリ!」と音がするので振り向くと、既に虫を捕らえて水中に戻っていて、波紋だけが広がっている。

上の写真では、背びれを水面より上に出した状態で泳ぎ続けている。

 

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2020年3月22日

筑波嶺の直下のどこで鳴くものか鶯の声響く春の日

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今日は仕事で水戸方面に出かけた帰りに、筑波山に寄り道して帰ってきた。三連休の最終日とはいえ、新型コロナウイルス騒ぎの影響で道路は全然混まない。すいすいと通り抜けて帰ってきた。写真は筑波山直下からの下界の眺め。昨日までと違い、少しもやっている。

どこかでウグイスが鳴いている。

 

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2020年3月21日

吹き荒れし春一番に散ることもなく満開の彼岸桜よ

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3日前の記事で触れた川沿いの彼岸桜が、満開だ。花というのは満開になるまでは強いもので、昨日までの強烈な春一番に耐えていたことになる。

 

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2020年3月20日

川面には北より迫る陰影の細かき波の刻まれてゐる

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今日もかなり強い風が吹いたが、風向きが途中から北西寄りに変わってしまい、昨日と比べると肌寒く感じた。川面の波も春らしさが消えてしまっている。

 

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2020年3月19日

春一番吹く前の土手穏やかに流るる春の川を見下ろす

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我が家の裏手にある川沿いの小径を行くと、昔に小さな橋の架かっていた名残がある。だいぶ前に川幅拡張工事をした後も、この部分だけは狭いままだ。近く広げる工事に入るのだろう。

昼前は穏やかな晴天だったが、昼過ぎに風が強まり、春一番になった。そして日が暮れてからは雨になっている。春の天気は変わりやすい。

 

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2020年3月18日

土手沿いの道を走れば咲きかけの彼岸桜が我を見送る

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久しぶりで川沿いの土手をジョギングした。咲きかけているのは彼岸桜だろうか?

 

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2020年3月17日

つづら折りする度上がる標高を引き受けてゐるペダル漕ぐ脚

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今日は天気も良かったし、久しぶりで自転車のヒルクライムをした。関東平野の北東の端近くにある愛宕山という山の頂上にある愛宕山神社まで登ったのである。

ここを登るのは多分 5〜6回目だが、最近はヒルクライムの名所になっているらしく、とても多くのライダーが登ったり下ったりしていた。2〜3年前まではこんなに多くなかったのに。

標高は 300m 余りの低山だが、自転車で登るのは結構大変だ。冬の間あまり乗り込んでいなかったので、ノンストップで登れるかどうかアヤシい気がしていたが、ペダルをこぎ始めてみれば案外余裕で登れた。まだまだ捨てたもんじゃない。

 

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2020年3月16日

ぼた雪に混じりてアラレ降り来たり車の屋根のドラムと化しき

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昼過ぎにクルマででかけようとしたところ、雪が降ってきて、それだけでなくアラレまで降ってきて、クルマの屋根がドラムと化した。写真はフロントガラスの雪。路面のアラレはわかりにくいかも知れない。

 

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2020年3月15日

遙かにも続く深さで地を覆ふ霧の奥より昇り来る陽よ

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今朝は所用で朝早くクルマで出かけたのだが、7時過ぎまではかなりの濃霧で、のろのろ運転を強いられた。8時過ぎには晴れ渡ったので助かったが。

 

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2020年3月14日

明けてより冷たき雨の降り続く極端なまでの寒の戻りよ

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今日は朝から雨模様で、極端な「寒の戻り」になっている。本当に近頃、天気が極端だ。

 

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2020年3月13日

まばらなる菜の花色の増え行きて土手埋め尽くす春は近付く

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Today's Crack の本日付に書いたように、川の中州のゴミ回収はならなかったものの、土手を歩いたおかげで春の気分は満喫できた。

 

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2020年3月12日

上方の眩しき空を後にして板東の夜は雲の下なり

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関西への出張から帰った。関西方面は快晴だったが、関東の夜は雲が多いようで、月の光が雲間から辛うじて漏れている。

 

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2020年3月11日

日の暮れて着きたる街の駅のみが皓々として明るかりけり

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出張で、今夜は三重県四日市に泊まり。本番は明日で、今日は暗くなってから到着したので、どんな街なのか全然わかっていない。

ホテルの窓から近鉄四日市駅が見える。

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2020年3月10日

春雨の本降りとなり水量の増えたる川のごみを拾へず

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午前中は降ったり止んだりだった雨が、午後からは本降りになってしまった。おかげで、3月 8日付の Today's Crack で触れた、川の中州のプラスチック袋の回収は後回しになってしまっている。

 

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2020年3月 9日

満月と見紛うほどの月の下勤め帰りの車行き交う

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今夜は綺麗な満月かと思ったが、念のため「月齢カレンダー」で調べると、今夜の月齢は 14.5。明晩が 15.5 の「満月」だという。

とはいえ、微妙な違いでしかなく、今夜の月も美しい。

 

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2020年3月 8日

水引けば田植えの前の様相と一夜で変はる姿の景色

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周りの田んぼが、なんとなく「田植え前」みたいな様相に変わってきた。これから水が引かれ、実際の田植えが始まるのだろう。

 

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2020年3月 7日

菜の花の黄色に染まり始めたる土手の斜面に春は来にけり

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小貝川の土手の日当たりのいい斜面には、菜の花が咲き始めている。これからどんどん黄色の部分が拡大していく。

 

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2020年3月 6日

夕焼けの茜に見合ふ温もりの未だ届かぬ三月初旬

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風が強いが、雲の飛ばされてしまうのも早いようで、午後 5時を過ぎると西の空は綺麗な夕焼けである。だんだん日が長くなってきたが、気温だけは低いままだ。そろそろ本格的な春が待ち遠しく思えてきた。

 

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2020年3月 5日

吹き荒れし北風止めど川面では深き影さす波収まらず

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今日は昼頃から急に北風が強まって、クルマを運転していても、時に横風に流されそうになるほどだった。夕刻になってかなり収まったが、川面にはまだ波模様が深く刻まれている。

 

 

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2020年3月 4日

除草剤撒かれて川の土手に沿ふ草は黄色に枯れ果ててあり

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取手市内に用足しに出て小貝川の土手の道を通って帰ってくると、道端の草がすべて黄色に枯れている。除草剤を散布したらしい。

この景色は、あまり芳しい気がしない。

 

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2020年3月 3日

例年の遅咲きなるを裏切りて咲きそろひつつある庭の梅

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我が家の遅咲きの梅が、徐々に咲き揃いつつあり、七分咲き程度にまでなっている。

今年は例年に比べてずいぶん早い気がする。やはり温暖化のせいなのだろうか。

 

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2020年3月 2日

日の暮れて地平に映る残照の寒の戻りに枯れ薄立つ

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本当に日が伸びて、午後七時近くになっても空に明るみが残っている。

とはいえ、今日は完全に寒の戻りで、日が沈んでからは震えるほどだ。枯れ薄が一本川原に立ち尽くしている。

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2020年3月 1日

消防の自動車の鐘響く夜を成田に向かふ飛行機行き過ぐ

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今日、日が暮れて少し経った頃の景色。川向こうの道を消防団の車が鐘を鳴らしながら行きすぎ、その彼方の空を成田空港に向かう飛行機が降りていく。

何だかとても忙しそうな風景だった。

 

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