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2020年6月30日

今生きて一瞬後に死すこともあると告げゐる今日の雨風

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梅雨前線と低気圧の相乗効果とやらで、台風が近付いているかのような雨風である。黒雲がどんどん流されていく。

 

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2020年6月29日

濃き緑連なる夏の地を覆ふ今日一日の梅雨晴れの空

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今日は気持ちのいい梅雨晴れだった。明日からまた梅雨空にもどるという。

 

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2020年6月28日

梅雨空の合間に覗く青空を腹の底まで受け入れておく

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今日は昼頃まで大雨で、昼過ぎから日が射し始めた。そしてその後にはまた雲が広がり、日没の頃はご覧のような空模様となった。

明日は晴れのち曇りとなるらしい。その後は梅雨空が続くようなので、明日の貴重な晴れ間を楽しむことにしよう。

 

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2020年6月27日

庭を這うクリーピングタイムに誘われてツマグロヒョウモン常に舞ひ飛ぶ

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我が家の庭の芝生代わりのクリーピングタイムの花の香りに誘われ、ツマグロヒョウモンが複数やってきて遊んでいる。

ちなみにクリーピングタイムというのは、高く育たずに地面を這う(creep)ように繁殖するタイム(Thyme)というハーブで、これがあると蚊があまり寄りつかないように思う。

 

 

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2020年6月26日

汗拭い如実に思ひ出してゐる蒸し暑さてふ言葉の意味を

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「地のヴァーリトゥード」の方にも書いたが、今日の午後はかなり暑くなり、夕方 6時を過ぎても室内の気温が 30度を上回っていた。いよいよ本格的な蒸し暑さの到来である。

 

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2020年6月25日

南側に木槿の花は咲き始め北は緑のままの正直

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昨日はムクゲの花が咲いたことに触れて、一輪の花のクローズアップ気味の写真を載せたが、改めて木全体を見ると、南側に面したところで集中して花が開いており、北側は一輪も咲いていない。

日が立てば北側の面にも花が咲くだろうが、さすがに自然というのは正直なものである。

 

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2020年6月24日

この年も木槿の花の咲き始む何の不思議もなきことなれど

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ふと気付くと、裏の空き地のムクゲの木に花が咲き始めていた。

新型コロナウィルス騒ぎで、3月末から 6月初めまでの 3ヶ月ほどはまともな記憶が残らないような時の過ぎ去り方だったためか、いつもの夏のように白い花の咲くのが、特別なことのように思われてしまう。

 

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2020年6月23日

梅雨空の雲の隙間に広がれる青きを見上げ土手を歩きぬ

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昼過ぎまで雲が厚く、一時的に雨も降ったが、夕方前から晴れ上がった。しかし明日は雨の降りやすい梅雨空に戻るらしい。貴重な青空だった。

 

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2020年6月22日

梅雨寒の日暮れとなりて明日はまた暑さ戻るとラジオ告げゐる

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昨日から雨が降り続き、今日は結構な梅雨寒になった。日が暮れてから雨は止んで、明日は気温が上がるという予報である。

 

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2020年6月21日

板東の夏至の雲居の厚くして部分日食望む能はず

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日本の各地で夏至の日食が望まれたが、関東の雲は厚く、ちらりとも見ることができなかった。残念

 

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2020年6月20日

風止みて夜来の雨の上がりたる空に朝日は昇り来たれり

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今朝は 4時前に目が覚めて、既に明るくなりかけた土手を散歩すると、東の空から太陽が昇ってきた。昨夜までの雨の雫が葦の葉に残って光っている。

 

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2020年6月19日

強く降りまた弱く降り川面には大きくそして小さき波紋

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ほぼ一日中、雨だった。ただ思っていたほどの降りではなく、断続的にやや強くなったり弱くなったりという状態が続いていた。はっきりしない雨ではある。

 

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2020年6月18日

晴るるとも水の季節にありぬれば川太りたるままにて流る

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ここ 3〜4日ほど晴天が続いて雨が降っていないが、上流の関東北部では結構な雨量があったようなので、川の水量は衰えていない。今夜からまた雨になるので、川の太った状態が続く。

 

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2020年6月17日

快晴の空を映して真っ青に逆波立てて流るる川よ

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今日の午後は、「雲一つない」という言い方のそのまま当てはまる快晴となった。川が空の色を映して美しい。

この川は我が家の裏手ではもろに北西から南東に向かって流れているので、冬は流れと同じ方角からの風が吹き、夏はその反対となることが多い。今日もその例に漏れず、流れと反対方向の風が強く、逆波が立っている。

 

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2020年6月16日

日の暮れて風の収まる川面には静かに映る夜空あるなり

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日暮れ頃からやたらと風が強まっていたが、9時を過ぎてようやく収まった。川面にも夜空が静かに映っている。

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2020年6月15日

川土手のマロウを時に揺らす風吹きても汗の乾くことなし

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今日は全国的にこの夏一番の暑さになったようだ。つくばの地もムッとするほどの暑さで、マロウ(薄紅葵)を揺らす風が吹いても、少しも涼しくない。

 

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2020年6月14日

緑濃き岸辺を泳ぐ鴨たちは我が姿にも気付くことなし

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さすがに梅雨で、我が家の裏を流れる川の水量も増えて、「川」という名にふさわしい景色になっている。

その川面を、鴨の群れが泳いで渡っている。自宅の窓から鴨の泳ぐ川が見られるというのは、かなり幸せなことだと思ってしまう。

冬の鴨はちょっとカメラを向けて構えるとすぐに飛び去ってしまうが、この季節の鴨はそんなこともなく呑気に泳いでいる。鬱蒼とした緑の中で、私の姿が目立たないのかもしれない。これが本当の「カモフラージュ」か。

 

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2020年6月13日

蒸し暑き梅雨入りの後肌寒き風の吹き来る忙しさなり

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一時はかなりの雨が降っていたが、夜になって落ち着いた。昼過ぎは北東の冷たい風が吹いて、いわゆる「梅雨寒」である。

昨日までは蒸し暑かったので一息つけるかと思ったが、それが行きすぎて肌寒さまで感じられる。体感的に忙しい時期だ。

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2020年6月12日

風に揺るる青田の中のをちこちに黄金色して麦は萌え立つ

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近所の畑で、麦の刈り入れが始まっている。青々とした田んぼの中に黄金色の麦畑が点在するのは、なかなか面白い光景だ。

 

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2020年6月11日

連なりて疾く流れ行く黒雲の厚さを見れば梅雨は来にけり

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今日は午後からずっと雨が降り続き、それだけでなくかなりの強風だった。気象庁は関東甲信越の梅雨入りを発表した。

写真は小貝川の景色。黒雲が風に流されてどんどん通り過ぎる。

 

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2020年6月10日

青空を吹き渡る風ひた集め逆波立てて流るる川よ

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昼頃からやたらと風が強くなった。写真では、対岸の葦のなびき方を見ればわかるだろう。川面も逆波が立っている。

 

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2020年6月 9日

日の暮れて涼しさ戻る土手道にぽちゃりと魚の跳ぬる水音

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昼は真夏の暑さだったが、日暮れとともに涼しくなった。土手を歩くと、魚の跳ねる水音が聞こえる。

 

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2020年6月 8日

梅雨前の乾き切りたる土手に咲く昼咲月見草といふ花

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6月にして早くもあちらかちらで真夏日になったこの日、土手に慎ましく咲いているのは、ヒルザキツキミソウという花のようだ。

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2020年6月 7日

ひむがしの空に浮かびて十六夜の如くに見ゆる十五夜の月

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今日は暦で言えば十五夜のはず。とはいえ、三日前の月は十二夜とはいえ、月齢でいえば 12.7 で、四捨五入すれば十三夜っぽかったし、今夜の月齢は 15.8 で、同様に四捨五入すれば十六夜(いざよい)っぽく見えるのもしょうがない。

 

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2020年6月 6日

土手道に汗のしたたる真夏日の木陰を選び紫陽花は咲く

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アジサイの花が一斉に色づき始めた。梅雨入りも近い。

 

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2020年6月 5日

真夏日に迫る暑さの暮れかけて薄桃色の夕焼けとなる

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今日は朝のうちは雲が厚かったが、それがだんだんと取れて、夕方は綺麗な夕焼けになった。少なくとも来週前半の梅雨入りはなさそうだ。

 

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2020年6月 4日

窓開けて南東の空見上ぐれば雲のかからぬ十二夜の月

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今夜 8時の月齢は、12.7 だそうだ。久しぶりで見る雲のかからない月である。

 

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2020年6月 3日

県道の家路を辿るヘッドライト増えてゐるなり宣言解除

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非常事態宣言が解除されてから、日暮れの県道で家路を辿る車のヘッドライトが増えている。

 

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2020年6月 2日

立ち籠むる雲の隙間の青空よ水の季節に入りて久しも

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今日も「午後から雷雨の恐れ」と言われつつ、何事もなく過ぎた。来週は梅雨入りが予想されており、川の水量も増えて「水の季節」という雰囲気たっぷりなのだが。

 

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2020年6月 1日

初夏の野に策を弄せず白きままふと咲いてしまふ姫女苑なり

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妙な言い方だが、押しも押されぬ初夏となり、一斉にいろいろな花が咲き始めた。その中でも何ということもないシンプルな花ながら、とても懐かしい気持ちになってしまうのが、ヒメジョオンである。このシンプルさがいい。

 

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