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2020年9月30日

夕暮れの早まりたれば県道に家路を辿る車のライト

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夕暮れが早くなって、川向こうの県道に家路を辿る車のライトが連なるのが、もの悲しく見えたりする。

 

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2020年9月29日

夕暮れに黄に色づける薄の穂わずかながらも垂れ下がりゐる

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家の周りでススキの穂ができはじめた。もう少し経つと、どんどん増えて優雅に垂れ下がるようになる。

 

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2020年9月28日

白鷺と鴨の声する彼方より朝霧晴れて青き空見ゆ

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今日は本当に久しぶりで青空が拝めたが、夜明け頃は濃い霧が立ちこめていた。朝霧が晴れると上天気になると相場が決まっているが、その通りの天気になった。

青空は心まで晴れやかにしてくれる。

 

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2020年9月27日

家々の窓に灯の点き始め空の青さの消ゆる五時過ぎ

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彼岸を過ぎると日暮れが早くなるので、ぐずぐずしているとすぐに明るいうちの写真が撮れなくなってしまう。これからは早めに撮っておくことにしよう。

 

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2020年9月26日

国道の端でタイヤの交換をするはかくまで孤独なるもの

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今日は国道をクルマで走っていたところ、前輪が突然パンクしてエラいことになってしまった。(写真は交換した新品のタイヤ)

パンク直後、慣れない手つきで応急用の車輪に交換し、10分ほど走ってタイヤ交換を扱うガソリンスタンドを見つけ、新品に交換してもらった。それなりに交通量のある国道の端にクルマを停めてジャッキを使い、タイヤ交換をするというのは、なかなかスリルがあり、さらに決定的に孤独な作業でもあった。

 

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2020年9月25日

三十年近く経ちたる下町のビジネス街は今も変はらず

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今日は所用で久しぶりに都心出かけた。

時間が少し余ったので、40代の頃まで働いていたオフィスのあった界隈に寄ってみたところ。それほどの変化が見られないことに驚いてしまった。

 

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2020年9月24日

川土手に平らに続く風景に刈り残したる田の黄金色

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写真は、市立の図書館駐車場から撮った、小貝川沿いの土手に続く田んぼの風景。

ほとんど稲刈りが終わっているが、ところどころ黄色っぽく残っているのが、稲刈り前の田んぼだ。稲の品種が違って、刈り取り時期がずれるのだろうか?

 

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2020年9月23日

川向かうヘッドライトが流れ行き夜長の頃となりたるを知る

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秋分の日が過ぎたばかりだから、まだ昼と夜の長さはほぼ同じということのはずだが、これまでと比べるとどんどん夜長になっているような気がしてしまう。

川向こうの県道も、家路を辿るクルマのライトが目立つ。

 

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2020年9月22日

秋彼岸空も川面も澄みきりて真東よりの陽は昇り来ぬ

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今日は午前中はよく晴れて、とくに朝方は快晴だった。彼岸の中日ということで、真東からの朝日が見事に昇った。

 

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2020年9月21日

水草の初めて直に日を浴びて堰を緑に囲める彼岸

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今日は守谷のショッピングセンターでまとめて買い物をしたついでに、帰りに小貝川の「岡堰」というところに寄ってみた。写真は江戸時代初期にできた「旧岡堰」のあった「中の島」で、今は桜の名所となっている。

夏まではこの中の島の周囲は小貝川の水面下だが、この季節になると流量が減って、川底だった部分が露出し、緑の水草に覆われている。

江戸時代までは、この辺りは小貝川と鬼怒川が渾然一体となった湿地帯だったらしく、いつも水害に脅かされていたのが、岡堰のおかげで二つの川が切り離され、穀倉地帯に生まれ変わったもののようだ。

 

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2020年9月20日

秋の川の堤防の色に水嵩の減りたる跡の歴然と見ゆ

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今日はちょっと肌寒ささえ感じるほどの涼しさ。裏の川の水量は真夏に比べると明らかに減ってしまっている。水門の周囲のコンクリート堤防の色が明らかに変わっているところまで、つい最近まで水嵩があったということだ。

冬に向かってこのまま水量が減っていく。

 

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2020年9月19日

川向こう家路を辿る自動車の灯が次々に流れ過ぎ去る

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昨日とは打って変わって涼しい一日だった。こんなに寒暖差があると、体が付いていくのが大変だ。

日も短くなって、午後 6時半を過ぎればとっぷり暮れる。川向こうの県道に家路を辿る車の灯が次々に流れて行く。

 

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2020年9月18日

遙かなる南米の風運ぶらしサルビア・グアラニティカといふ名の花

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土手際に咲いている小さな花。調べてみると、「サルビア・ガラニチカ」という名らしい。もっと深く調べると、「サルビア・グアラニティカ」の方がより原語(スペイン誤)に近いということがわかる。「グアラニティカ」はパラグアイの先住民族グアラニ族に由来するという。

 

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2020年9月17日

一輪の萎るればまた新しき一輪の咲くウォーターリリー

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先月半ば頃から、我が家の裏手の土手際に白いきれいな花が咲いている。次々に咲くのでなかなか見ものだ。

調べてみると「タマスダレ」という花だそうだ。Wikipedia に"和名の由来は、白い小さな花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたことによる" とある(参照)が、あまりピンとこない命名だ。個人的には別名の「ウォーターリリー」の方がしっくりとくる。

 

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2020年9月16日

川に浮く鴨のにはかに増えゐたり季節は秋に進みたるなり

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裏の川のカモの数が急に増えている。

夏の間もいないわけではなかったが、少しは涼しくなったので、もっと北の方に渡っていたのが戻って来始めたのだろう。季節は確実に進行している。

 

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2020年9月15日

輪郭の毛羽立つ如く流れゐる雲の隙間を縫ひて走れり

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今日はクルマで千葉に出張。天気はどうにかもった。写真は八千代の道の駅

 

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2020年9月14日

水嵩の減りて中州の露出せる川ごみも今は流れたるらし

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夏の間は裏の川の水量が増えていたが、秋になって水嵩が減り、中州が露出してきた。

今年の 3月頃、露出した中州に放り投げられていたプラスチックごみが気になって、長靴を履いて回収を試みたが失敗したことがある(参照)。そのごみも夏の間に下流に流されたようだ。海にまで流されたら、今度は魚たちの胃に入ってしまうのが心配だ。

 

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2020年9月13日

雲の下見渡す限り刈り穂にて秋風の吹く頃となりたり

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今日は朝のうちは陽射しが強く、「今日も暑くなるのかな」と覚悟していたが、昼前頃から雲が出て一時的に雨も降り、それからは涼しい風が吹き渡った。

近くの田んぼの様子を見ても稲刈りがかなり進んでおり、完全に「秋の景色」になってしまっている。

 

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2020年9月12日

秋来ぬと実感したる塀際にピンクと白の木槿咲きゐる

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我が家の塀沿いの空き地に、これまで白のムクゲが咲き誇っていたが、近頃その隣の木にピンクの花が咲き始めた。

今日は少しだけしのぎやすい一日だった

 

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2020年9月11日

青空の柱の如く立つ雲の見る間に来たり足早に去る

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最近、雲の形に注目している。もくもくとそそり立つように湧き上がる入道雲が多いためだが、その上に浮かぶ筋雲も美しい。

今日の入道雲はとくに目立つものだった。青空に立つ柱のように、見る間に高く湧き上がって行く。雲の端が毛羽立ったように見えるのは、上空の風が強いためだろう。こちらからは白い雲に見えるが、真下から見れば分厚く黒い雨雲で、雷も鳴っているだろう。

そう思っているうちに雷鳴がこちらにまで聞こえ始め、雲自体もどんどん近付いてきた。そして真下に入ると急に暗くなり、大雨となったが、それもすぐに去った。雲の動きが速い。

 

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2020年9月10日

さまざまの形に浮かびまたさらにもくもくと湧く長月の雲

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今日はつくばの地は雨が降らずに済みそうだが、ラジオを聞いていると都内や栃木、群馬などでは大雨になっているところもあるようだ。

確かに、北と南に入道雲が湧いて連なっている。

 

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2020年9月 9日

ひむがしに広がり立てる雷雲の縦横斜めに走る稲妻

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夕方になる前から、雨模様になった。黒雲が広がり、雲の中で縦横斜めに稲妻が光る。

 

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2020年9月 8日

残暑とはいへど日暮れの早まりて対岸を行くヘッドライトよ

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残暑が厳しいとはいえ、日暮れは確実に早まってきている。川の向こうの道を行くヘッドライトがまぶしい。

 

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2020年9月 7日

列島をかすめて過ぎし台風の川面に刻む波影深し

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台風 10号接近の影響なのか、風が強く、晴れたり降ったりという変わりやすい天気だった。近所の小貝川の水面もかなり波立っている。

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2020年9月 6日

ながつきに入りて暮れゆく対岸の道滑り行くヘッドライトよ

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9月に入って、日暮れが確実に早くなった。暗くなった川向こうを、ヘッドライトが滑るように通り過ぎていく。

 

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2020年9月 5日

綿雲の入道雲と膨らみて風に吹かれてかなとことなる

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今日もまた不安定な天気。青空が広がっていたかと思うと黒雲や入道雲が湧き、入道雲は風に流されてかなとこ雲になる。そして日暮れには猛烈な雨が降った。

九州には台風 10号が近付いているらしく、油断できない雲行きである。

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2020年9月 4日

筑波嶺を斜め後ろの角度より眺むるうちに戻り来たれり

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今日は仕事で宇都宮まで行き、暗くなる直前頃に戻ってきた。写真は下妻の近くから見た筑波山。いつも見ている方角とは 60度ぐらい北西方向にずれたあたりからの眺めである。いわば斜め後方から見た姿ということになる。雰囲気がずいぶん変わってしまうものだ。

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2020年9月 3日

明け方に稲穂の揺れてゐたる田の午後は刈田に変はりゐたりき

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朝まで稲穂が揺れていたところを、夕方通り過ぎたら刈田に変わっていた。あっという間である。

暑さは真夏の変わらないのに。

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2020年9月 2日

窓の外久方ぶりに音立てて雨の落ち来る様に驚く

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昼頃、この辺りは大雨になって、「大雨警報」まで発令された。夕方前に止んだが、写真はその大雨を降らせた雲の遠ざかりつつある姿である。

 

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2020年9月 1日

川土手の緑の草に白く浮く思ひがけなきほどの朝露

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朝、土手を歩くと草に露がたっぷりと結ばれていた。季節の変わり目である。

 

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