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2020年12月31日

この年の終はりを告ぐる夕焼けの奥に際立つ富士の姿よ

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今日は昼間に快晴になって風も強かったので、周囲の景色がくっきりと見えた。夕方に小貝川を渡る橋の上から、富士山も望まれた。

これで、2020年の歌は最後。明日からは 2021年の歌となる。

 

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2020年12月30日

本州を去る低気圧板東に長く伸びたる雲残したり

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前々からの週間天気予報だと、今日は遅くなって雨になるということだったのだが、実際には朝から雨が降っていた。昼過ぎに上の写真のように一時的に青空がのぞいたものの、日が暮れてからまた空は雲に覆われた。めまぐるしく変わる天気だった。

今夜は十五夜のはずなのだが、そんなわけで月は全然見えない。一昨日のうちにきれいな月夜の写真を撮っておいてよかったよ。

年明けからはよく晴れるようだが、西高東低の気圧配置が強まって強力な寒波が来るという。覚悟しておこう。

 

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2020年12月29日

この年も残り三日の朝ぼらけ東の空の紅く染まれり

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今朝もまた見事な朝焼けだった。昔から朝焼けは天気の崩れる前兆なんていうが、このところはまったく崩れない。ただ明日は遅くなって雨になるというのだが、さて、どうなるか。

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2020年12月28日

廃校となりて残りし建物は真白きままで月に照らさる

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今日の月齢は 13.4。明後日は満月のはずだが、天気予報では夕方から雨となっているので、念のため早めにいいアングルの写真を撮っておいた。

下の真ん中よりやや右に見える白い建物は、何年か前に廃校になった小学校跡。解体費用が出せないのか、何年もそのままになっている。

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2020年12月27日

押し詰まり川の流れも岸に生ふ薄の色も乾ききりたり

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12月の初めは雨模様の日が多かったが、10日頃からずっと降っていないので、裏の川の水量がずいぶん減っている。岸辺の枯れ薄も乾ききった色になってしまった。

 

 

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2020年12月26日

片付けと掃除の他に新しきことをする気の起きぬ年の瀬

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今日を入れても、今年はあと 6日。年末は新しいことを起こそうという気分にはなれない。

写真ではあまりよくわからないが、今日の月齢は 11.4 で、4日後の 30日に満月となる。ただ、30日の予報は曇りで、午後から雨になってしまいそうだ。

年明けはかなり強い寒波が襲来しそうである。

 

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2020年12月25日

ひむがしの雲を紅きに染めて後おもむろに陽は顔を見せたり

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クリスマスの 1日は朝焼けから始まった。東の空の雲が紅く染まり、実際に太陽が見えたのは、10時過ぎだった。

 

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2020年12月24日

吹くはずの南風吹かず雲ばかり広がりて底冷えのする午後

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朝一番で聞いた天気予報では、今日の関東は午後から雲が広がるものの、南風が吹いて暖かくなるということだった。

しかし実際には、雲は確かに広がったものの南風は吹かず、むしろ底冷えのする午後となった。その日のうちの天気予報も外れるときは外れるものだ。

写真は、雲が広がり始めた昼前頃の景色。まるで秋の雲のようだが、実際には結構寒かった。

 

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2020年12月23日

青空に透き通るほど白く浮く月齢八・三の半月

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今日の写真は、「これ、一体何?」と思われるかもしれないが、午後 3時 15分頃の空に浮かんだ半月である。月齢は 8.3 だという。

計算上では昼過ぎに東の空に出て、3時過ぎにこんな具合に空のてっぺん近くに移動したもののようだ。

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2020年12月22日

風渡る夜空の底の底までも星は埋もれず光りゐるなり

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今日もあっという間に日は暮れて、そらには冬の星々がきれいに輝いている。

写真を縮小表示にすると星があまりよく見えないのが残念だが、クリックして拡大すると、少しはよく見えるかもしれない。

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2020年12月21日

寒風の渡る冬至の日は暮れて長き夕焼け続きゐるなり

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今日は冬至。地平の彼方に日が沈んで夕焼けになっている。

ちなみにラジオなどで「今日は冬至なので、明日からは日の入りが少しずつ遅くなりますね」なんて話をするキャスターがいるが、実際の日の入りは、東京では先月末から今月 12日までは 16:28 で最も早かった。13日からは徐々に遅くなりつつあって、今日は 16:32 と、既に 4分遅くなっている。

その代わり、日の出もどんどん遅くなっていて、今日の日の出は 6:47 で明日から先も遅くなり続け、元旦から 12日までは 6:51 となっている。

つまり、日の入りは冬至の前から遅くなっているが、日の出は冬至を過ぎても遅くなる。ようやく夜明けが早くなったように感じられるのは、日の出が 6:30 となる ⒉月の 13日を過ぎてからと思った方がよさそうだ。

 

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2020年12月20日

年の瀬の真青の空に筑波嶺を常とは別の角度より見る

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今日は石岡辺りまで出かけ、途中の道で筑波山をいつもとは別の角度から見ることになった。筑波山とは気付かなかったほど別の顔だ。。

 

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2020年12月19日

朝まだき北の地平で真白きに染まりて光る日光の山

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朝の出がけ、真北の方向に日光の山々の雪化粧をしているのが見通せた。

鉄塔の左に見えるのが男体山。こちらから見えるのは南の斜面のはずだが、真っ白である。

 

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2020年12月18日

気がつけばあつといふ間に日の暮るる早さで年も暮れていくなり

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最近はあっという間に日が暮れる。この日の暮れる早さで、年までも暮れていく。

 

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2020年12月17日

ぶんぶんと風切り音を立てながら白き発電風車は回る

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今日は所用で、鹿島のちょっと先の平井というところまで行った。写真は平井海岸に設置されている風力発電装置である。今日は風があったので、ぶんぶんと音を立てて回っていた。

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2020年12月16日

枯れ薄なびく影より青鷺の流れの中に佇むを撮る

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今日は多分、この冬一番の寒さになった。裏の川の流れの中にアオサギが佇んでいる。

アオサギはシロサギよりずっと用心深く臆病で、ちょっとでも近付いてカメラを構えるとすぐに逃げてしまうので、枯れススキの影から撮るほかなかった。

 

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2020年12月15日

しんしんと冷え込んでくる昼下がり早くも兆す夕焼けの色

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今日の午後 3時頃の空。西の方角にきれいに雲がかかっている。冬型気圧配置のせいだろう。

 

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2020年12月14日

動かざる空気の冷えてたちまちに板東は冬景色とぞなる

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昼過ぎ頃から雲が広がり、風もないのにどんどん気温が下がった。裏の土手道も、すっかり「関東の冬景色」である。

 

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2020年12月13日

冬の風北の地平の雲晴らし日光の山を間近に望む

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今日は筑波山が雲の影になって見えなかった代わりに、北の方角に日光の山々が見渡せた。左の鉄塔の後ろに見えるのが男体山。その右に連なるのが女峰山などの峰々だろう。

 

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2020年12月12日

芯までも色の抜けたる枯れすすき小春日和の風に揺れゐる

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今日の昼過ぎは、むしろ「暖かい」と感じた。来週初めからは冷え込むというから、覚悟しておこう。

 

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2020年12月11日

対岸を白く染めたる朝霧の晴れてぞ今日の青空となる

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今朝、窓を開けて外を見ると、一面の霧だった。そして「霧の朝はよく晴れる」と言われる通り、上天気になった。来週からは本格的な冬になるという。

 

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2020年12月10日

寒空の灰色の雲引き立たせ枯草色の地上は冷ゆる

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荒涼とした冬らしい景色になってきた。来週はもっと冷え込むという。いよいよ押し詰まってきた。

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2020年12月 9日

冬空の南に座る雲の晴れ時間の果ての星ぞ光れる

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日没から 30分ぐらい経ってからの写真。雲は南の空のみで途切れ、真上には清冽な冬の星空が見える。

大掃除して年賀状を買い、いよいよまともに新年に備える気持ちになった

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2020年12月 8日

家路より西の地平と黒雲の細き隙間の紅き夕焼け

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今日は昨日と同様、明け方は冷えたが日が昇るにつれてどんどん暖かくなり、厚着をして外に出たりすると汗ばむほどだった。

週間天気予報によれば明日は一時的に冷え込むが、本当の寒さがやってくるのは来週月曜の夜からだという。この辺りは週明けから最低気温がマイナスになってしまいそうだ。今のうちに本格的な冬の衣類を箪笥から出しておこう。

 

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2020年12月 7日

太陽のそれほど早く沈まざる初冬の川を泳ぐ大鷭

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今朝は結構な冷え込みだったが、日が昇ってからは思いのほか気温が上がり、昼過ぎには昨日と同じ服装では汗ばむぐらいの暖かさになった。

しかし日が暮れてからはしっかりと冷え込みが戻っており、来週はより冷えて本格的な冬に相応しい寒さになるという。

ちなみに先月頃から日没がどんどん早くなって、4時半前に「もう日が暮れたか」と思うようになっていたが、この頃はそうした感覚が薄れている。調べてみると、水戸付近の日の入り時刻は先月末からずっと変わらず 16時 23分で、来週の 13日頃は 16時 24分になり、冬至の 21日には 16時 27分になる。

その分、日の出時刻が年明け 11日頃までどんどん遅くなるので、日の出から日の入りまでの時間は冬至が一番短くなるというわけだ。

最近は日の入りが遅くなっているわけではなく、変わらないだけなのだが、「いつまでも明るいな。日の入りが遅くなったのかな?」などと錯覚してしまうのは、人間の感覚の面白さなのかもしれない。

日没直前の裏の川を、今月 4日の記事で紹介したオオバン(漢字では「大鷭」と書くようだ)が可愛らしい鳴き声を立てて泳いでいる。

 

 

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2020年12月 6日

ひむがしの空の紅きに染まる時白き半月真上に残る

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今日の夜明け前の光景。きれいな朝焼けである。真上の空には、雲の隙間で半月が白く照っていた。

 

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2020年12月 5日

平年の十日も早き初雪の水戸に降りしとラジオ告げたり

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今日は多分、この冬一番の寒さだった。水戸では平年より 10日早い初雪が降ったという。

 

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2020年12月 4日

黒き羽に額とくちばしのみ白きオオバンてふ名の鳥の来たるか

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裏の川で、この辺ではあまり見かけたことのない鳥が泳いでいた。全身が黒くて、くちばしと額の部分が白い。

図鑑で調べたところでは、確証には至っていないものの「オオバン」という鳥ではないかと思われる。

 

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2020年12月 3日

対岸を帰る車は早々とヘッドライトを点けてゐるなり

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今朝までの天気予報では、昼過ぎから晴れて洗濯日和になると言っていたのだが実は大ハズレで、夕方頃に一時的に陽が射したものの、ぐずぐずした曇りがちの天気だった。

4時過ぎには暗くなり始めたので、川向こうの県道のクルマも、早々とライトを点けて走っている。

 

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2020年12月 2日

深々と冷ゆる師走の雨の夜の彼方に光るグラウンドの灯

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昨日まで 4日連続して月夜の写真(11月 29日の分は辛うじて月の光の漏れているやつだが)を使ったが、今日は夕刻前から降り出した雨のせいで、月の光はさすがに見えない。12月の雨の夜は、しんしんと冷えてくる。

遠くの運動場の光が望まれるが、その光もあまりに弱すぎて、写真自体がボケボケになってしまった。

 

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2020年12月 1日

見上ぐれば十六夜月の輪郭のけざやかなりき漆黒の空

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こうなりゃ勢いというか、4日連続の月の写真である。今夜は空気が澄み切っているので、思い切り高倍率で写してみた。

昨夜は満月だったが、月齢でいうと 14.9。そして今夜の月齢は 15.9 だから、ほとんど満月と変わりないと言っていいぐらいの十六夜(いざよい)月である。

 

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