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2021年6月30日

我が庭の小さき花の蜜を吸ふ蜂の羽音のさらにかそけし

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我が家の庭に敷き詰めているクリーピングタイムが、白い花の真っ盛りだ。

この花の蜜を吸いに、蜜蜂がひっきりなしに飛んで来ている。こんな小さな花の蜜でも、数が多いだけに蜂にとっては「豊作の畑」なんだろう。

 

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2021年6月29日

早朝の雨の中でも牛蛙とともに葦切ひたに鳴きゐる

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今朝は夜明け前から目が覚めて、たまっていた仕事を片付けている。

外は雨。暗いうちから雨音はしていたが、明るくなってから外を見ると、川面にはっきりとした雨粒の波紋が広がっている。

この雨の中でも、ウシガエルとヨシキリはしっかりと鳴き続けている。ウシガエルは雨でも平気だろうが、ヨシキリはご苦労なことだ。

 

 

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2021年6月28日

踏切で停車のバスの目前を轟音立てて気動車横切る

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久しぶりで関東鉄道バスに乗った。関東鉄道の路線の踏切で停車していると、目の前を下館行きの気動車が大きな音を立てて横切っていく。

電化されていないため、「電車」ではなくディーゼル・エンジンで動く「気動車」なので、エンジン音がガラガラと大きい。

 

 

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2021年6月27日

昼過ぎも雨とはならず自らの晴れ男ぶりありがたきかな

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今日は久しぶりの出張。と言っても、日帰りで千葉に行っただけだが、久しぶりで街場の写真を掲載させていただく。取手駅西口のバス停から見上げた景色だ。

今朝までの天気予報では「曇りのち雨」だったが、晴れ男の私が出張するといつものことながら雨にはならずに済み、時々晴れ間さえ覗く曇り空で終始した。ありがたいことである。

 

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2021年6月26日

コンビニの駐車場より見る空のいつになきほど広き雲居よ

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仕事の帰りに交差点の一角にあるコンビニによって買い物をし、駐車場に置いたクルマに戻ろうとして、空の広さに驚いた。

ごく普通の街角でも、アングルによってはこんな風に見えるのだね。

 

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2021年6月25日

日曜は雨となるらし週末の筑波の峰の稜線望む

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このところ、ずっと雲が立ち籠めて筑波山の姿がはっきりと見えなかったが、今日は稜線までしっかりと見えた。

明日は辛うじて晴れて、明後日の日曜からは雨模様になるらしい。

 

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2021年6月24日

ネジバナといふ名の花をワクチンの接種の日にぞ初めて知れる

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裏の空き地に小さいピンクのおもしろい花が咲いている。図鑑で調べてみると「ネジバナ」という名とわかった。花が茎に沿ってらせん状に付いていることから、この名が付いたらしい。

妻に写真を見せて「この花、知ってる?」と聞くと、「知ってるわよ。『ネジバナ』でしょ。昔から好きな花なの」という。妻はふとした物事を知っていたりする。

ちなみに今日、コロナウィルスの初回のワクチン接種をしてきた。

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2021年6月23日

梅雨らしさ失せて青空広がれば明日はワクチン接種の日なり

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梅雨入りはしたものの、少しも梅雨らしくない。

今日も昼前にほんの少しポツポツと降ったが、あとはだんだん雲が高くなり、夕方には青空が広がっていた。

さて、明日はコロナワクチンの接種日である。

 

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2021年6月22日

牛蛙一匹鳴けど行々子未だ鳴かざる梅雨の未明よ

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午前 3時半に目が覚めた。東の地平が少し明るくなりかけている。

ヨシキリは夜通しかしましく鳴き続けていると思っていたのだが、未明には少し休むこともあるようで、ウシガエル 1匹の鳴き声が時折聞こえるだけだ。

生き物の声が満ち満ちる夏でも、こんな静かな一時もあるのだと知った。

【4時 27分 追記】

「おっと、寝過ごした!」と言っているかのように、ヨシキリがいつものようにかまびすしく鳴き始めた。

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2021年6月21日

見上ぐれば日の傾かぬ夏至の空にありとあらゆる雲の湧きゐる

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今日は夏至だった。雲の多い空模様で、いろいろな種類の雲が入れ替わり立ち替わり現れたが、雨の降ることはなかった。

 

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2021年6月20日

我が宿の玄関脇のマジョラムの白くピンクの花咲き始む

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我が家の玄関脇に植えてあるマジョラムが、花を咲かせ始めた。小さなピンクの花が固まって咲く。この花が咲くと、本格的な夏に入っていくことになる。

 

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2021年6月19日

梅雨入り後初めて梅雨を思はする天気となるも雨上がりたり

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梅雨入りが発表されて初めて梅雨のような空模様になった。いずれにしても、雨は夕方には完全に上がっていたが。

 

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2021年6月18日

いつもより四五日早く咲き始め風に揺れゐる白き木槿よ

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ふと見ると、裏の空き地で白いムクゲの花が咲き始めている。例年より 4〜5日ぐらい早いかもしれない。

 

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2021年6月17日

梅雨入りの翌々日の好天に我が二の腕は日に焼けしなり

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昨日も同じようなことを書いたが、気象庁が梅雨入りを発表すると、翌日から天気がよくなるのは昔からのような気がする。

今日も、朝方にざっと通り雨があったが、それからは青空が広がって、外で仕事をしていたら腕がかなり日焼けしてしまった。

 

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2021年6月16日

梅雨入りと言へども空は穏やかに小貝の川の幅のみ広し

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気象庁が梅雨入りを発表するといつもこんなような気がするが、今日も雨はほんの短時間ポツポツを降っただけで、あとは時折日の射す穏やかな空模様だった。

とはいえ、小貝川土手のサイクリング・ロードを走ると、季節に見合った広い川幅になっている。

 

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2021年6月15日

梅雨入りの翌日の空例年の如くに青く晴れ渡るなり

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昨日関東の梅雨入りが発表されたが、いつものように、その翌日はからりとした青空が広がった。

 

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2021年6月14日

梅雨入りの知らせ聞きたる昼過ぎに薄紫の花ぞ似合へる

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一応梅雨入りの発表があったが、雨は一時的に降っただけであとは止んでしまった。よくわからない気候だが、今の季節、なぜか薄紫色のアジサイがよく似合う。

 

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2021年6月13日

蕎麦を挽く水車の隙を吹く風としぶきを浴びて木々の葉青し

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つくばにある蕎舎というそば屋では、水車を使ってそば粉を挽いている。十割蕎麦が絶品だ。

 

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2021年6月12日

我が庭を覆ふタイムの遠近に小さく白き花咲き始む

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我が家の庭は、芝生ではなくクリーピング・タイムというハーブを敷き詰めている。ことしも白く小さな花が咲き始めた。

 

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2021年6月11日

本当の真夏は来ては居らぬらし夕暮れに吹く涼しき風よ

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今日も日中は夏雲が湧いて暑くなったが、夕方頃から急に涼しい風が吹き始めた。まだいわゆる「真夏」にはなっていないのだろう。やはり梅雨を過ぎないうちは、季節は本当には進まない。

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2021年6月10日

土手草を刈り倒したる夏の日の暮れて行くなり午後七時半

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時の記念日の夕方が過ぎていく。冬の頃なら午後 4時過ぎ頃の明るさが(というか、暗さが)、今の時期の 7時半頃である。日が長くなったものだ。

今日は盛大に土手の草刈りをした。先日、私のアレルギーの原因と判明したギシギシという草をかなり刈り倒したのだが、また新しく生えてきている。刈っても刈っても追いつかない生命力である。

 

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2021年6月 9日

紫陽花の元の形は近しとふガクアジサイの咲き初めにけり

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我が家のフェンスの北西側には、ざっと 3種類のアジサイが咲いている。これは「ガクアジサイ」という種類のようで、ものの本によれば、これがアジサイという花の原型に近いらしい。

日本原産のガクアジサイが、西洋に渡っていろいろ品種改良され、逆輸入されたものが広まっているのだという。

その意味ではこれは由緒正しいものだから、大切にしていこう。

 

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2021年6月 8日

明け切らぬ空に葦切二羽寄れば鳴き競ふ声響き渡れり

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早朝の 4時前頃に、ヨシキリの騒々しい鳴き声で目が覚めた。どうやら 2羽のヨシキリが接近しすぎてしまっているらしく、お互いに「ここは俺の縄張りだ、さっさと向こうに行け!」とばかりに「ギャー、ギョギョギョ、キリキリキリ」と激しく鳴いて自己主張している。

そのうちにどちらかが遠離ったらしく、うるさいことはうるさいが、さっきほどではないいつもの鳴き方に戻った。

鳥の世界もなかなか大変なようだ。

 

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2021年6月 7日

塀際の蛍袋の白き花に蜜蜂入りて蜜を吸ふなり

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今年もまた、フェンス際の低い目立たないところに、ホタルブクロの白い花が咲いた。

ホタルブクロとは、まさにぴったりの名前だが、明るいうちはミツバチが盛んに入り込んで蜜を吸っている。

 

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2021年6月 6日

しぶとくも梅雨に入らぬ常陸野に白き色した栗の花咲く

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今日は雨模様だったが、関東はまだ梅雨入り宣言に至っていない。

クルマで通りかかったところが栗園になっていて、もう栗の花が咲いていた。梅雨には入らないが、季節はどんどん進んでいる。

 

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2021年6月 5日

夏風の渡る岸辺で葦切と牛蛙鳴く競うが如く

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昨日の夕方は嵐の様相を呈していたが、今日は穏やかな日だった。ヨシキリとウシガエルが競うように賑やかに鳴いている。

 

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2021年6月 4日

帰宅して窓より見れば川岸の葦も梢も揺らす嵐よ

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今朝の天気予報では日本全国荒れ模様ということだったが、いろいろ所用があってクルマで出かけている間は、雨は断続的に降っていたが、風はそれほどの強さではなかった。

ところが帰宅して午後 4時頃から風の音が大きくなり、窓から見える裏の川にも波が立ち始める。5時頃には川岸の葦も木々も大きくなびき始めた。ほとんど嵐の様相で、こうなるまえに帰宅できて運がよかった。

 

 

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2021年6月 3日

川土手の葦の隙より波に浮くシマアジといふ名の鴨を見る

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今日、裏の川に鴨のような鳥が泳いでいるので、北に帰りそびれたのがいるのかと思ったが、調べてみるとどうやら「シマアジ」という渡り鳥のようだ。今の季節にこの辺りで見られるのは、渡りの途中らしい。

「シマアジ」と言ったら魚しか思い浮かばなかったが、鳥にもいると知って驚いた。

あまり人を恐れないとも書いてあり、それだったらもう少し近付いて写真に撮るんだったと悔やんだが、夕方にはもういなくなっていた。

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2021年6月 2日

田の緑育ち育ちて空の青映す水面(みなも)の狭くなりたり

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先月、田植えの済んだばかりの田はスカスカで空がすっかり映り込んでいたが、今日は空の面積が狭くなっていた。

 

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2021年6月 1日

白雲のふわりと浮かび幼な児の絵に描く如き初夏の青空

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今日は朝からいい天気で、しかも入道雲が湧くというわけでもなく、白い綿雲が流れるという絵のような青空だった。

 

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