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2022年1月31日

昼過ぎも雲広がらぬ青空に木枯らしの吹く音の止まざり

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今日は昼過ぎになっても雲が広がることもなく、一日中よく晴れた。その代わり、北風が強く気温も上がらなかったので、寒い一日だったわけだが。

そろそろ春が恋しくなってきた。

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2022年1月30日

昼過ぎて雲広がれば水鳥の泳がぬ川にさざ波の立つ

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ここでも度々触れているが、この冬は裏の川に水鳥が少なく、淋しい印象である。やっぱり厳冬なのでもう少し南まで行ってしまったのだろうか。

昼を過ぎてから空に雲が広がり、その虚ろな川面にさざ波が立ち始めた。そろそろ春の来るのが楽しみな気がしてきた。

 

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2022年1月29日

昇り来る朝日を受けて遙かにも白雪光る日光の山

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今朝は日光の山々がよく見渡せた。いつもより近くに見えたほどだ。

送電線の左側の塔の向こうに雪を戴いて見えるのが男体山で、その右側で白く染まっているのが女峰山だろう。

 

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2022年1月28日

西の空僅かに赤く色づけど明日の夜明けは氷点下とふ

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今日は穏やかな一日だった。夜明けの最低気温も摂氏 1度だったようだが、明日は少し冷え込んで −1度になるとの予報である。

 

 

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2022年1月27日

夕暮れの空を黒雲覆へども関東は明日も晴れるとぞいふ

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今日の日中はよく晴れたが、夕方頃から雲が増えて、日の暮れる頃には黒い雲が優勢になってしまった。

このまま天気は下り坂なのかと思ったが、天気予報では明日もまた晴れると言っている。さすが、関東の冬である。

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2022年1月26日

水鳥の少なき川にただ一羽白鷺来たり羽根休めゐる

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一昨日も書いたように、この冬は裏の川に鳥が少ない。

今日は見渡す限り一羽もいなかったが、散歩の途中で一羽のシラサギが舞い降りて、羽根を休めていた。水門の下辺りに小さく見えるのがそれである。水面に白い姿が映っている。

 

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2022年1月25日

叔母逝きしと知らせ届きて地吹雪の暗き空色目に浮かびたり

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叔母(父の妹)が亡くなったという知らせが入った。田舎の地吹雪とコロナ禍のせいで駆けつけるわけにもいかず、香典を郵送することにした。

父の兄妹では、一番若い叔母が残るだけとなってしまった。

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2022年1月24日

いつになく寒き冬ゆゑこの川を泳ぐ真鴨の数少なきか

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裏の川土手を散歩すると、この冬はカモの数が少ないような気がする。いつもの冬はもっと多くのカモ(確信はないが、多分マガモだと思う)が飛来して川を泳いでいるのだが、今年はちょっと淋しい。

あるいは寒さが厳しいので、もう少し南まで行ってしまったのかなあ。

 

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2022年1月23日

日は暮れて対岸の道を滑り行く帰宅のヘッドライトの列よ

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今日は曇りがちの一日で、昼過ぎまで仕事に出かけ、夕方前から PC に向かううちに、あっという間に日が暮れた。早いもので、あと 1週間とちょっとで 2月になってしまう。

そんなこんなのうちに立春が過ぎて梅の咲く頃となる。本当に時の経つのは早い。

川の向こうの県道を、帰宅のクルマのヘッドライトの列が滑るように通り過ぎていく。

 

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2022年1月22日

霜もなくただ乾きたる板東の刈田の彼方富士の峰白し

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今日の昼前、近くの農道から刈田の向こうに富士山が見えた。見えたと言っても頂上に近い上の部分だけなので、全て真っ白に染まっている。

この辺り、空気の乾燥した冬の季節は西に富士山、北に日光の山々が見える。近くには目立った山は筑波山しかないが、その分、いかに関東平野が広いかを物語る。

 

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2022年1月21日

厚みある雲の輪郭毛羽立ちて上空に吹く風を思はす

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午前中は雲一つない青空だったが、午後になってからあまり穏やかではない見かけの雲が広がり始めた。天気予報によれば、この辺りは明日も晴れが続き、日曜を過ぎて曇り空が優勢となって、火曜、水曜は雨が降るらしい。

いずれにしても寒い日が続くようだ。

 

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2022年1月20日

北風の止みて暮れゆく川面には梢映りて動くことなし

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日中は冷たい木枯らしが吹いたが、夕暮れ時になって止んだ。

川面の波は消えて鏡のようになり、岸辺の梢が静かに映り込んでいる。

 

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2022年1月19日

大寒を明日に控えてくつきりと家並みの影を宿す土手腹

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今の季節は午後 3時頃になるとかなり日が傾き、川の東側の土手の内側に、家々の屋根の形をした影が映る。

明日は大寒で、今日も風は冷たい。

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2022年1月18日

筑波嶺の斜面の森をくつきりと眺めて走る風の冬の日

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今日は昨日とは大違いの冷たい北風が吹きまくった。

筑波山の南側の県道を通ると、斜面の様子がきめ細かく見え、空気が乾いて澄んでいるのが感じられた。

 

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2022年1月17日

穏やかに流るる川を一列に微かなる波立てて行く鴨

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今日も寒い一日だったが、昨日までと比べると風が弱いだけ、外に出ても震え上がらずに済んだ。

裏の川を鴨の群れが列をなして泳いでいる。

 

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2022年1月16日

五時過ぎも明るき空に昇りたる満月の如き十三夜月

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日の入りがかなり遅くなって、17時を過ぎても外はまだ十分に明るい。

東の空に昇った月は満月のように見えるが、月例はまだ 13.4 だという。明後日が満月となる。好天が続くようなので、きっときれいに見えるだろう。

 

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2022年1月15日

筋雲と飛行機雲の幾重にも重なり冬の空賑はへり

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今日の昼前の空。

条件が揃っていたようで、朝から何本もの飛行機雲が空に刻まれ、さらに高いところにある筋雲がそれに折り重なって賑やかな空だった。

 

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2022年1月14日

県道を辿るクルマのライトさえ北風の中揺らぐ心地す

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今日もやたらと北風が強かった。この冬は確かに「寒い冬」である。

暮れかけた道を家路につく車のヘッドライトが滑っていく。ライトさえも風に揺られるように見えてしまう。実際に揺らいでいるのは、こちらの方なのだが。

 

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2022年1月13日

北風の止めば川面も穏やかに青空に浮く白雲映す

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今日は昼前から曇り空になるという予報だったが、実際には夕方までちゃんと晴れた。

昼頃までは冷たい北風がかなり強く吹いたが、それ以後は穏やかになり、川面には青空に浮かぶ白い雲が映っていた。

 

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2022年1月12日

都市化するつくばの里のビル群にオレンジ色の光満ちたり

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今日は妻と長女の買い物に付きあるため、夕方頃からつくば市のショッピングセンターに出かけた。つくば市も昔と比べるとずいぶん都市化してしまい、見違えるような光景になっている。

 

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2022年1月11日

出張の旅より戻り雨降りの一日は疾く暮れにけるかも

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今日は出張帰りの後始末でバタバタしているうちに、あっという間に日が暮れてしまった。

川向こうの道を、帰宅のクルマが次々に流れて行く。その後ろの岡の影の赤い光は、市営運動場で何かイベントの準備をしているのかもしれない。いずれにしても火事ではないようで安心した。

 

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2022年1月10日

新年の雪をいただき青空を背景に立つ富士を拝めり

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熊本での仕事がはかどって、予定より早めに帰ってくることができた。ちょっと雲は多めだが、青空の中に立つ富士山も拝めた。

 

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2022年1月 9日

天草の海に浮かべる島々に生ひ茂りたる松の根思ふ

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今日の熊本は、朝の天気予報では曇りということだったが、実際には昼過ぎまで青空が続いた。私の晴れ男振りは、我ながら大したものである。

写真は移動の途中で写した天草の海。この辺りも「松島」という地名なのだそうだ。芭蕉が『奥の細道』で訪ねた東北の松島と似た景色で、こうしたところは「松島」という地名になりやすいのだろう。

あの岩でできた島に生える松の根は、どんなになっているのだろう。

 

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2022年1月 8日

西国のこの時期にては夕方の五時半過ぎも空青きなり

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新幹線が沿線火災のために遅れて、予定より 40分ほど遅い 5時半頃に熊本に着いた。着いてみるとさすが西国で、今の季節の関東だと 4時半過ぎに暗くなり始め、5時にはとっぷりと暗くなっているのに、こちらはまだ明るく、空も青い。

明日は一日中仕事である。

 

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2022年1月 7日

昇る陽を受けたる雪の光りゐて空の青さは増して行くなり

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雪は夜中まで降り続いたようで、朝起きると土手は思った以上に真っ白になっていた。

朝日が昇るにつれて空の青さが増し、だんだんと雪が解けていく。

 

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2022年1月 6日

風音もなく川土手を白く染む筑波の雪をただ眺めたり

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天気予報で「3時頃から関東で雪になるかもしれない」とは聞いていたが、実際には昼前からわずかに白いものが舞い始め、昼過ぎには正真正銘の「雪」になった。そして夕方過ぎには茨城県に「大雪警報」発令だという。

ウチの田舎の山形県で「大雪警報」なんて言ったら、少なくとも 30cm 以上の積雪になってしまうし、とくに庄内では横殴りの猛吹雪がお約束だ。この辺りだと「ところにより 5cmぐらいの積雪になってしまいそう」という程度で「大雪」なのだから、まだ平和なものだ。

ただ関東ネイティブは雪に慣れないから、明朝は渋滞が発生するかも知れない。

 

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2022年1月 5日

日光の男体山の山筋も白雪に染む正月五日目

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冬晴れで風のある日だと、我が家のあたりからも日光の山々が望める。

この写真だと、左側で鉄塔と重なってしまっているのが男体山で、南側でも雪に染まっているのがわかる。本格的な冬になった。

 

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2022年1月 4日

正月の四日目も暮れ満天に星の冷たき光またたく

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正月四日目の日も暮れて、空には星が輝いている。

 

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2022年1月 3日

この年も過ぎむとしゐる三が日ヘッドライトもなき川向かふ

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早いもので、今年も三が日が暮れようとしている。川向こうには行きすぎる自動車のヘッドライトもない。

今年は久しぶりの寒い冬だし、箱根駅伝では、ワセダは 13位ということで、来年は予選会を通過して出なければならないことになったしで、なかなか思わせぶりな年明けである。

 

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2022年1月 2日

電線に五羽止まりゐて四羽去り一羽で残る冬の雀よ

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正月二日目。テレビで恒例の箱根駅伝を見る。

昨年末に、「2022年の箱根駅伝ではワセダが青学、東洋、駒沢とともに『四強の一角』をなす」なんて情報(媒体名は忘れた)を読んだ覚えがあるので楽しみにしていたのだが、いざ始まってみるとずっと 10位以内にも入れず、往路 11位。

マスコミはワセダ出身者が多いので、つい身びいき的な記事を書いてしまうということなのか、このところ毎年のように事前情報を裏切る結果になっている。これからはあまり信用しない方が精神衛生によさそうだ。

復路は少しでも順位を上げて、来年は予選会から勝ち上がらなくても済むようにしてもらいたい。

夕方頃に少し近所を散歩すると、電線にスズメが 5羽ほど止まっていたのだが、iPhone のカメラを向けたとたんに 4羽が飛び去り、一番呑気らしい 1羽が残った。

スズメが 5羽並んでいるなんて、近頃ではなかなか撮れない光景だから、物陰に隠れて撮ればよかった。

 

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2022年1月 1日

寒拾も豊干も虎もただ睡る別の宇宙に醒むるが如く

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謹賀寅年! 今年の年賀状と新年の歌をお届けします。

今年の画像の「四睡図」については、Today's Crack の本日付で、解説にもならない記事を書いているので、よろしく。

 

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