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2022年3月31日

枯草の色のみなりし川土手に姫踊子草むらさきに咲く

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枯れ草色だった土手に緑色が戻り始め、さらにその中にいろいろな小さな花の色が見え始めた。

これはヒメオドリコソウ。毎年今の季節になると真っ先に花を咲かせる。

 

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2022年3月30日

県北で降るはずの雨つくばでも夕方になり降り始めたり

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今月は本当に真冬の寒さから初夏の暑さまで天気のブレが激しいが、月末からまた冷え込むんだそうだ。

おまけに今日はなんとかもったが、明日からは雨が降るらしい。天気予報では、茨城県北で今夜雨が降るかもしれないと言っていたが、夕方頃、このあたりでもパラパラっと降った。本当にこの春の天気はめまぐるしい。

 

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2022年3月29日

宵闇の県道を帰る自動車のライトはすべり音は聞こえず

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今日はいろいろバタバタと用をこなしている間に、いつの間にかとっぷりと日が暮れていた。昨日と比べるとずいぶん気温が低かったようで、今月は真冬と初夏の間を何度か行ったり来たりしたような気がする。

川向こうの県道を帰宅のクルマのヘッドライトがすべっていく。

 

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2022年3月28日

生き物の気配の消えて長かりし川に戻れる鴨の家族よ

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今日は北風に変わったせいか、昨日ほどの暖かさはなかったが、寒いというほどでもなかった。桜もかなり開花しているし、ようやく春らしい春の陽気が継続している。これまでは、初夏と真冬が交互に現れていたようなものだ。

淋しかった川にも、カモが戻ってきている。これまでは寒かったので、もっと南に行っていたのだろうか。

 

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2022年3月27日

南風吹けば青空広がりて上着もなしに土手歩きたり

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今日は午後から陽射しが出て、かなり暖かく感じた。4月の初めにまた寒の戻りがあるという話だが、それを越せばもう本格的な春に向かうだろう。

土手を上着なしで散歩できた。桜の咲くのが楽しみだ。

 

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2022年3月26日

川面には南より吹く風波の立てど陽射しは遂に届かず

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今日は南風が強かったこともあって、それほど寒くはなかった。裏の川面の波も、流れの方向とは逆の南から立っている。ただ、時折雨が降って日が射さなかったので、「暖かい」という感覚までには至らなかった。なんとも言いようのない天気である。

この春は、初夏の暖かさの翌日には真冬に戻ったような寒さになったりというのが、ごく普通にある。本当に不安定な天気が続いている。

 

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2022年3月25日

日向ぼこする鴨あれど悠然と水音立てて泳ぎゐる鯉

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いよいよ春らしくなって、川の生き物の動きも活発になってきた。昼に川土手を散歩すると、鯉があちこちで盛んに跳びはねる音が聞こえる。

この写真は日向ぼっこをしている二羽の鴨の目の前で、水面に背びれを出して悠然と泳ぐ鯉。

春の彼岸が過ぎたような気が、ようやくしてきた。

 

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2022年3月24日

板東の山影のなき西空に午後四時過ぎて日はまだ高し

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ずいぶん日が伸びた。写真は今日の午後 4時半頃の景色。太陽がこんなに高い位置にあって、まだまだ沈みそうにない。

それに、つくばのど真ん中から西の方を眺めると、間近に山の存在がない。山が見えないというのは、日本では珍しいことである。

 

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2022年3月23日

日の暮れて聞こえ始めし雨音に春よ明日こそ戻れと祈る

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震えるほどの寒さで雪の舞った昨日から一夜明け、今日はなんとか春のような気のする一日となった。ただ、日が暮れてからはまたしても雨がぽつりぽつりと降り始めた。本当に天気が安定しない。

明日はやっと春らしい日が戻るというので、外に出ていろいろしてみようと思っている。

 

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2022年3月22日

満開を過ぎて自ら散る如く降る白雪を梅も見てゐる

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今日はいくらなんでもみぞれ程度で済むものと思っていたが、結構まともな雪になって驚いた。

我が家の梅は遅咲きなので、満開を過ぎてから雪になったなんて初めてだと思う。梅も梅なりに驚いたんじゃあるまいか。

 

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2022年3月21日

日の暮れて雲の増えゆく空を見る明日は真冬の寒さと聞けば

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今日のつくば周辺はとてもいい天気ではあったが、風は結構冷たかった。明日は雨になって、またしても冬の寒さに戻るという。とにかく天気の移り変わりが極端だ。

 

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2022年3月20日

雉鳩の鳴き声に明け春の日は温もりそして冷たく暮るる

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朝方は曇りで肌寒かったが、昼は晴れて暖かくなり、夕方前にはまた曇って冷たい風が吹き出した。天気はめまぐるしく変化している。

とはいえ、確実に春は来ているようで、今朝は久しぶりにキジバトの「ポッポ ポッポー」という鳴き声を聞いた。

 

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2022年3月19日

乾きたる水たまりの縁なぞるごと散りたる梅の花びら残る

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今朝、出かけようとして玄関先に出てみると、散った梅の花びらが曲線状に並んでいる。

昨日から夜明け前まで降り続いた雨でできていたらしい水たまりが乾き、風でその縁に吹き寄せられていたらしい花びらが、アスファルトに貼り付くように残っているのだと気付いた。

 

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2022年3月18日

突然の冬の寒さを受け流し天然酵母のパン焼き上がる

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我が家では 40年以上も前からもっぱら自家製のパンを食べている。天然酵母と玄麦粉を使ったものだ。こねるのは私で、焼くのが妻という分業でずっとやってきている。

前日の夕方過ぎにこねたパン生地を一晩寝かせて発酵させ、膨らませてから焼き上げる。夕べから急に気温が下がって冬の寒さに戻ったせいか、いつもより小ぶりにしか膨らまなかったが、焼き上がったものを食べてみると、「これでこそ!」と言いたくなるほど旨い。

寒さをあっさりと受け流すのが、天然酵母のしたたかさかもしれない。

この酵母たちは我が家に来て以来、何万回の世代交代を経ているのか想像も付かないが、ますます元気で働いてくれている。

 

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2022年3月17日

冬枯れの色より脱し緑なるタイムの上に白梅は散る

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庭に芝生代わりにしているクリーピングタイムが、冬枯れ色から蘇って緑を取り戻しつつある。4月頃になれば一面きれいなグリーンの庭になる。

その精気を取り戻し始めた庭に、少しずつ梅が散り始めている。梅は枝で咲いている時はきれいなピンク色だが、緑の葉の上に散るとずいぶん白っぽく見える。人間の目の、この騙されやすさこそ、世界を美しく見せているのだろう。

 

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2022年3月16日

満開に近づく梅は散り始む先に咲きたる花より順に

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庭の梅が満開間近になっている。

ここまで来てしまうと、先に咲いた花から順に散り始めてしまうので、足許には花びらが少し落ちている。時の経つのは早い。

 

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2022年3月15日

明け方の雨雲消えて広がれる青空を抜け日は沈み行く

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夜中に降り出したらしい雨が朝まで残っていたが、昼前からすっかりと晴れてしまった。気温も朝は肌寒いほどだったが、昼頃には暖かくなって、一日のうちに季節が 2つあるような日だった。

写真は午後 5時頃の風景。すっかり日が伸びた。

 

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2022年3月14日

満開に近付く梅は時ならぬ強風に耐へ一夜越すらむ

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昨日咲き始めたばかりの我が家の梅だが、2日経ったばかりというのにかなり花の数が増えて満開に近付いている。急に暖かくなったので、「季節に置くれじ」とばかりに咲き急いでいるようだ。

午後 4時前頃までは初夏の陽射しに近く、T シャツ 1枚で外に出られるぐらいだったが、日暮れ前から急に冷たい風が強くなり、木枯らしの様相になって寒くなった。春は天気の変化が激しい。

こんなに強風が吹くと、せっかく咲いたばかりの梅が散ってしまうと心配する人もいるが、実は咲いたばかりの花というのは、梅も桜もかなり風には強くて、必至にしがみついていてくれる。明日の朝になっても多分散らずに咲いているはずだ。

それにしても、梅が咲いた頃になると急に強風が吹き荒れるというのは、毎年のお約束のようになっている。

 

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2022年3月13日

十文字にナイフで切れ目入れてより八朔の皮指で剥きたり

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私は柑橘系では昔ながらの何の変哲もない「みかん」が一番好きなのだが、それは気軽に手で剥いてパクパク食べられるからである。ところがついに季節が終わってしまったようで、店頭でも見かけなくなった。今はまさに季節の大きな変わり目である。

変わって増えてきたのが「はっさく」で、これはフツーのみかんに次いで気軽に食べられる。今日は今シーズン初めてのはっさくをいただいた。さすがに皮をすぐに手で剥くのは難しく、ナイフで十文字に切れ目を入れて剥いた。

 

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2022年3月12日

遅咲きの梅といへどもこの春は待ちきれず今朝弾けたるなり

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他の家の庭では既に梅が満開になっているが、我が家の梅は遅咲きである。今日になってようやくポツポツと咲き始めた。

蕾が膨らみ始めていることは意識していたが、例年だとこうなってから実際に咲くまでに 4〜5日かかる。ところが今年は暖かくなるのが遅かっただけに、いくら遅咲きの梅とはいえ、咲くのを待ちかねていたようだ。まさに弾けるように咲いたという印象だ。

ここまでこぎ着ければ、あとは次々に咲いてくれる。

 

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2022年3月11日

輪郭はおぼろなれどもぐんぐんと速さを増して沈む春の陽

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近頃、目立って日が長くなった。午後 5時半頃になってようやく日が西に沈んでいく。沈み始めるとぐんぐんと速さを増していくように感じられる。

冬の間は湿気が北風に吹き飛ばされるから、日の入りになっても太陽の輪郭がはっきりしていることが多かったが、最近はぼんやりしてしまう。「春のおぼろ」だ。

 

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2022年3月10日

暮れかけて冷たき風の吹く道を帰宅の車のライトが滑る

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今日はとても暖かな陽射しで、これまで以上に春らしい陽気だったが、日が暮れる頃から少し肌寒い風が吹き始めた。川向こうの道を、帰宅の車のライトが滑っていく。

 

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2022年3月 9日

青空に浮く綿雲の遙か上に筋雲ありて動くことなし

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寒かった昨日とは一転して、今日はかなり暖かい日になった。空には筋雲と綿雲が浮かび、まさに春の様相である。

明日から週末にかけては、ますます暖かくなるという予報で、梅の咲くのが楽しみだ。

 

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2022年3月 8日

春先の玄関潜りまたすぐに冬の庭にぞ戻るこの頃

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昨日まではちょっとぽかぽかした春の陽気が続いて、「ようやく本格的な春の入り口を過ぎたな」なんて思ったが、今日は一転して冬の寒さに戻ってしまった。油断がならない。

「三寒四温」というのは、元々は朝鮮半島や中国北部の冬の天候が七日周期で変化するのを表した言葉らしいが、日本では春先の天候を言う場合にも用いられる。

早く「二寒五温」とか「一寒六温」とかになって、「七温」になってもらいたいものだが、そうなればなったで、今度はすぐに「三温四暑」みたいになってしまう。近頃の天気は極端に振れたがって、寒いか暑いかのどちらかになってしまいやすい。

写真は日がとっぷりと沈んでからの景色。まるで北欧かどこかの平原と見間違えそうだ。

 

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2022年3月 7日

つくばより東北東京四国までネットで結ぶ会議終へたり

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今日は朝から晩まで 3つのミーティングに Zoom で参加した。一番遠くからの参加者は、四国の自宅からだ。まあ、別に北海道だろうが九州だろうが、さらに海外だろうが、ネットに接続すれば同じ画面で話ができるので、便利といえば便利なのだが。

最近はコロナ禍の影響で、直接顔を合わせずに済むオンライン・ミーティングが増えているが、たまには面と向かって話してみたいものである。

 

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2022年3月 6日

春一番吹きて明くる日川面には真冬の頃と同じき波立つ

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昨日は関東に春一番が吹いたが、今日は一転して北風が強く、空は晴れていても体感的にはかなり寒い。裏の川にも、冬の木枯らしの時と同じ波が立っている。

春一番の翌日は一転して寒くなるというのが気象の世界では常識みたいになっているらしいが、今年はただでさえ春一番自体がかなり遅かったのだから、寒の戻りもいい加減にしてもらいたい。

 

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2022年3月 5日

春一番吹きて陽射しの傾けば川面の波も収まりにけり

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今日は関東に春一番が吹いたと発表された。

昼時は暖かい風が強かったが、夕方頃には収まって、川面の波も静まっている。明日は一転して肌寒くなるというので、めまぐるしい。

 

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2022年3月 4日

暖かき春風吹けば世の中の風向きもまた変はらむとこそ

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Today's Crack の本日付記事にも書いたが、コロナ・ワクチン接種 2日目の今日、とくに体調が悪くなっているということはない。左腕の注射の跡がちょっと痛い程度である。

朝方は青空が広がったが、夕方に近付くにつれて曇ってきた。ただ、すっかり春の空気に入れ替わったようで、風が強まっても寒くはない。風向きも南東からに変わっていて、裏の川面の波も流れの方向とは逆の逆波になっている。

 

 

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2022年3月 3日

夜通しの雨は上がりて朝霧の海の彼方に日は昇り来る

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昨夜から降り始めた雨は夜明け前に上がったようで、カーテンを開けると一面霧の海だった。

そしてその彼方から日がさし昇ってきた。こんな景色が現れたら、もう文句なしの春である。

 

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2022年3月 2日

青空に釣り合ふごとく土手腹は緑の色を取り戻したり

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ずっと枯れ草色だった土手が、緑色を取り戻しつつある。さすがに 3月である。これからどんどん緑が増えていくだろう。ということは、雑草を刈るのに汗を流さなければならないということでもあるのだが。

日のあるウチはご覧の通りの青空だったのだが、夜になってから雨音がしだした。ひさしぶりの本降りである。

 

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2022年3月 1日

春来ぬと言ふより他になき風に梅の咲く日を待つばかりなり

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3月になってしまった。さすがに風は暖かくなった気がする。

朝のうちは晴れていた空が、午後には曇ってしまったが、日暮れ時になっても明るさが残っている。あとはとりあえず、梅の咲くのを待ちたい。

 

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