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2022年5月31日

大雨は止めどども川の水嵩は増して冷たき空色映す

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今日の天気は昨日までとは一転した。夜中からザーザー降りで、昼前頃に雨が止んでからも気温が低めで、Tシャツ 1枚では肌寒いので重ね着をしたほどだ。

そして明日はまた暑い日に戻るというのだから、目まぐるしいことである。

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2022年5月30日

我が宿の空き地の薔薇は咲きにけり夏の陽射しの三日続きて

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昨日の和歌で詠んだ薔薇が、今日開いていた。まだ満開という状態ではないが、その向こうの蕾もかなり大きくなっているので、これから先、いくつかの花が次々に開いていくだろう。

 

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2022年5月29日

この年もフェンスの外で雄々しくも野生と化したる薔薇は咲くらむ

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我が家のフェンスの外に生えているバラに、今年もようやく蕾がついた。明日か明後日には開いてくるだろう。

このバラ、この家に引っ越して来た 40年前頃に、誰かからいただいたものを植えたように記憶しているが、バラを庭に生やすというのも何だかなあという気がして、フェンスの外の空き地に植えたのだった。

そんなわけでまったく手入れをしていないので、ほとんど「野生のバラ」と化し、毎年今頃になると勝手に花を咲かせている。結構強いものだ。

 

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2022年5月28日

川土手の白詰草の群生の端に赤詰草は寄り添ふ

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土手に白いクローバーの花が群生しているが、その端の方、葦の隙間に赤詰草が咲いている。

白が圧倒的優勢だが、赤もしぶとく頑張っている。

 

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2022年5月27日

雨止めど分厚き雲の薄青き隙間を未だ川は映さず

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昼前頃は土砂降りの上に風も強く、外に出るのにはちょっとした決心が必要だった。

昼過ぎにようやく雨が小降りになり、2時過ぎになって遠くの雲の固まりのどす黒さも薄れてきた。ぼんやりとした青さの隙間が見えてきたが、それが川に映るようなはっきりした青さになるまでには、さらに時間がかかった。

 

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2022年5月26日

風吹けど寒さ覚ゆることもなく田に立つ波のただ流れ行く

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空は晴れてはいるが、案外風が強い。それは田を見ればわかる。

結構な波が立っていて、苗もかなり風になびいている。ただ、南からの風なので体感的には寒さを感じない。

今月中旬までは暑くなったり寒くなったりの繰り返しだったが、季節はいつの間にかすっかり変わってしまった。

 

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2022年5月25日

昇り来る朝日を映す鏡たる役目を果たし川は動かず

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今朝は風がいい具合に凪いでいたので、東の空を昇りつつある太陽が川面にきれいに映っていた。この写真を撮ったあとに、Today's Crack に書いたように、花粉症の元になっているギシギシとカモガヤの刈り取り作業を行った(参照)。

このままよく晴れるかと思っていたのだが、間もなく雲が広がり、午後になるまで薄曇り状態で、おまけに昼過ぎになると風が強くなった。

鳥のカエルの鳴き声に満ちているのは、相変わらずである。

 

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2022年5月24日

部屋にあるコーヒーマシン使はずに外珈琲を三杯飲みき

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コロナ禍で外出が控えられていた春頃までは、部屋の隅に置いてあるコーヒーマシンが大活躍して、1日に 3〜4杯は作って飲んでいたのだが、最近は外に出る機会が増えて、使う頻度が減ってきている。

今日はこのマシンを 1度も使うことなく、外のコーヒーショップとレストランで 3杯のコーヒーを飲んだ。

このところ、生活が少しずつ変わって来ている。というか、コロナ禍以前に戻りつつあるのかもしれない。

 

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2022年5月23日

川の面に逆波の立つこと多く季節は遂に変はりたるらし

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我が家の裏手の川は、北西から南東にむかって流れている。ということは、冷たい季節風の吹く冬の間は、概ね川上から川下に向かって波が立つ。

最近はそれが逆になって、南東から北東に向かう波の立つことが多くなった。季節はようやく、はっきりと変わったようだ。

 

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2022年5月22日

蔦の葉にいのちの気配しみ込ませ日向ぼこするカミキリムシよ

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世の中はすっかり初夏の様相になって、周り中に生き物の声や姿が増えてきた。

いろいろな鳥たちの声が響き、とくに「ギョーギョーシー」と鳴くオオヨシキリの声が目立つ。川面には鯉の跳ねる波紋が目立ち、ウシガエルはほぼ一日中鳴いている。

今朝クルマで出かけようとした時、フェンスに絡むツタの葉にカミキリムシの仲間だと思うのだが、きれいな甲虫がじっと止まって日向ぼっこしていた。

「いのちの気配」というのは、嬉しいものである。

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2022年5月21日

空中を落ち来る白き雨粒の写真に映る豪雨は去りぬ

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午前中にラジオを聞いていると、「東京、凄い雨ですね」「折りたたみ傘じゃ、しのげませんね」などという話になっていたので、「へえ、その凄い雨がつくばまで来なければいいが」と思っていたのだが、昼過ぎにやって来てしまった。

写真に撮ったところ、大きな雨粒が空中を落ちているのがしっかりと映っているし、川面は波紋だらけである。写真をクリックして拡大表示させると、よりよくわかる。

この雨は 1時間足らずで収まったので、洪水のような事態にはならずに済んで、本当によかった。

 

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2022年5月20日

雨蛙の大合唱を伴奏に野太く低く牛蛙鳴く

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暑い一日が暮れ、窓を開けると川からカエルの鳴き声が響いてくる。

普通のアマガエルのケロケロという大合唱をバックに、ウシガエルが 2匹、モウモウとデュエットの様相だ。

 

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2022年5月19日

葦原でギョギョシギョギョーシキリキリと葦原雀賑やかに鳴く

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今日もかなり暖かい。晴天のピークは過ぎたようで、午後からは雲の量が多くなったが、それでも最高気温は 28℃になったようだ。

外は鳥たちの鳴き声で賑やかである。今日はとくに「ギョギョシ、ギョギョーシ」というオオヨシキリ(葦原雀)の声が目立つ。川の両岸に葦原が広がっているので、彼らには別天地なのだろう。

 

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2022年5月18日

牛久沼夏風吹きて波は立つ空を映して青き湖面に

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今日はよく晴れて、初夏の陽気になった。牛久沼の湖面も空を映して青い。

 

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2022年5月17日

田の稲は季節外れの寒さにも惑ふことなく育ちゐるなり

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天気がはっきりせず、肌寒い感じさえする。昨日はもっと寒かったというが、私はその夕方過ぎしか知らない。明日は初夏の気温になるというのだが、本当に季節感が定まらない。

田に植えられた苗だけがちゃんと確実に育っている。

 

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2022年5月16日

今の世と江戸の昔を見たる日に初夏と春先も往きつ戻りつ

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高知から帰ってきた。

高知はさすが「南国土佐」というだけあって、ポロシャツ 1枚でいられるほど暖かかったが、東京に戻って JR の電車に乗ると、みんなコートやパーカを着込んでいるのに驚いた。聞けば 3月初旬の気温だったという。

江戸時代の工法で建てられた高知城の天守閣の窓から、21世紀の街を見下ろす感覚と、一日のうちに初夏から春先に戻る感覚が、本日の Today's Crack の "高知を軸に「ついさっき」と「つい 154年前」が同期" というテーマと、さらに同期してしまった。

 

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2022年5月15日

空を行く一万フィートの高みより一万余尺の富士を見下ろす

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高知に来ている。写真は富士山の上空から撮ったもの。

曇っていたのでちゃんと見えるかどうかわからなかったが、このタイミングでかなりくっきりと見えた。この写真を撮った 10秒後ぐらいからまた雲が濃くなり、霞んでしまったのだった。

 

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2022年5月14日

雨上がり都市の躑躅に迎へられ明日は飛び立つ土佐の国へと

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明日、高知に飛ぶということもあって、今日は都内に一泊する。

久しぶりの東京都内である。歩道に沿ってツツジの花が咲き乱れている。

 

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2022年5月13日

白き芽の膨らみいたる車輪梅小さき花は今日咲きにけり

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5月 8日に「この年も五月の声を聞きたれば車輪梅の花芽膨らみ始む」という和歌を載せたシャリンバイが、ついに花開いた。

明日から 3日間の出張に出るが、帰ってくる頃にはもっと多くの花が咲いているだろう。

 

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2022年5月12日

低気圧近づき来たり田の面に分厚き雲の映りゐるなり

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太平洋岸に沿って、強い雨雲が東に移動中だという。天気予報によれば、今夜から明日、明後日にかけて、結構な大雨が降るらしい。今日の朝から時折パラパラと降って、雨予報は外れないだろうと窺わせるに十分な空模様だ。

3日後の 15日の日曜は、実は高知に飛ぶことになっていて、月曜の午前中まで滞在することになっている。現地の天気予報を確認すると、明日は大雨になるようだが、私のいる間は曇り空で済むようだ。しぶとい晴れ男振りを発揮させてもらおう。

 

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2022年5月11日

茶の色で冬と春とを死にをれど生き返りたる紫陽花青し

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春先まですっかり茶色の冬枯れ色になっていたアジサイの茂みが、すっかり緑の色を取り戻し、小さな花芽まで出てきた。

来月になれば、またきれいな紫色の花を咲かせるのだろう。

 

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2022年5月10日

蜜蜂の羽音ひそめて飛び来たりフランスギクの花の蜜吸ふ

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今日はまた一転して、かなり暖かい一日になった。Tシャツ一枚で夕方まで過ごせる日があるかと思うと、冬用の中綿入り上着を着ないと震えてしまう日もある。まだ当分、冬物はしまわないでおこう。

道端の花にミツバチが飛んできて蜜を吸っている。初めはカモミールかと思っていたが、これはどうやら、よく似た見かけのフランスギクという花であるようだ。

 

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2022年5月 9日

肌寒き風吹き来るも軒下に菖蒲の花の咲くぞ嬉しき

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今日はまた、急に冷え込んだ。3月中旬の気温だそうだが、菖蒲の花が見事に開いて、目に見える景色だけはちゃんと 5月である。

 

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2022年5月 8日

この年も五月の声を聞きたれば車輪梅の花芽膨らみ始む

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今年も我が家のフェンス越しにあるシャリンバイの花芽が膨らみ始めた。これからかなり長い期間に渡って、次々に端が開いていく。

 

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2022年5月 7日

暑き風涼しき風をやり過ごし白詰草の土手に増え行く

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昨日は暑いくらいだったが、今日は涼しい。一度暑さを通り過ぎた身には、肌寒くさえ感じる。5月になってもまだまだ油断はできないが、一応は「夏の歌」のジャンルとしておく。

土手にクローバーの白い花が増えた。

 

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2022年5月 6日

暖かき風吹き渡る川土手に牛蛙鳴く声ぞ響ける

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今日も暖かい陽気で、夜になっても Tシャツ 1枚で十分だ。

川土手を散歩すると、久しぶりにウシガエルの大きな声が響き渡るのが聞こえる。ようやく冬眠から醒めたもののようだ。

 

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2022年5月 5日

暖かき陽に誘はれて一斉に咲き始めたるカミツレ白し

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昨日に続いて暖かい陽気で、日が暮れても肌寒さを感じることがなく、Tシャツ一枚でいられる。昼に散歩すると、一斉にいろいろな花が咲き始めているのが確認されて心が弾んだ。

これはカモミール、和名はカミツレ。ヒマワリとともにロシアの国花だそうで、それを知ってちょっと複雑な気分になってしまったが、まあ、花に罪はない。

 

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2022年5月 4日

鯉のぼり風に泳げる川原にはバーベキューする家族の集ふ

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今日は 5月らしい晴天で、吹き渡る風もさわやかだったので、「夏の歌」とさせていただく。

小貝川の川原には、多くの鯉のぼりが立てられて風に泳ぎ、その下では多くの家族がバーベキューをしていた。連休らしい光景である。

 

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2022年5月 3日

夕刻の陽の色映す田の水に縞模様なる苗ぞ小さき

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連休後半となったが、自由業の私としてはそれとはあまり関わりなく、仕事である。

夕刻になって帰宅する時に田んぼの道を通りかかると、苗を植えられたばかりの田が少しばかり夕陽の色に染まりかけていた。

少し前ならすっかり日が落ちて暗くなっている時分でも、これぐらいの明るさを保っている。それだけを取れば、十分に夏に向かってはいる。後は少しずつ暖かくなってくれればいいだけだが、実際には急に暑くなってしまうのだろう。

 

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2022年5月 2日

停車せる自動車のブレーキ外れしと錯覚させる波の田に立つ

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朝からずっと晴天で久しぶりの洗濯日和だったが、午後 4時頃に黒い雲が広がり始めた。

外出先からクルマで帰宅途中だったので、スマホで天気予報を確認しようと道路の左端に停車すると、水の張られたばかりの田の表面が、急に強まった風に煽られて波立っている。

そのせいで、クルマを停めたはずなのにサイドブレーキが外れてバックし始めたように錯覚してしまった。実際、慌ててブレーキを踏んだほどである。

帰宅したとたんにザーザー降りになり、雷も鳴り始めた。天気の不安定さはまだまだ続いているようだ。

 

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2022年5月 1日

冬物の中綿入りのジャケットを着る肌寒き五月一日

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今日から 5月なので、いよいよ「夏の歌」という分類にしようと思っていたのだが、冷たい雨の降る肌寒い一日となってしまったので、「夏の歌」とするのは先延ばしにしたい。

クローゼットの奥から冬用の中綿入り上着を出して着込んだほどである。

 

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