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2022年6月30日

川渡る風に吹かれて倒木の枝にとまれる鵜の仕合はせよ

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小貝川の土手を通って帰る途中、川の中の倒木の水面に出た枝に、カワウが止まっているのが見えた。ああして川風に吹かれていれば、少しは涼しいかもしれない。空を飛べる鳥が羨ましくなった。

 

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2022年6月29日

赤々と地平を染めて沈みてもまた昇り来る猛暑の日なり

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猛暑の日が続いている。猛暑の日は沈んでも、また明日は猛暑を連れて昇ってくる。

 

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2022年6月28日

この夏も木槿の花は開きゐて秋まで白く咲き通さむとす

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今年もムクゲの花が咲き始めた。真夏を越して 10月になるまで、ずっと咲き続ける。

 

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2022年6月27日

この梅雨は史上最短なりといひ紫陽花は早枯れ始めたり

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関東甲信は今日が梅雨明けだそうだ。6月中に梅雨が明けたのは、2018年の 6月 29日に次いで 2例目だが、それより 2日早いので過去最速だそうだ。

紫陽花の花は、例年なら今が一番元気な頃のはずだが、今年はついに息切れして枯れ始めている。「こんなに早く暑くなるなんて、聞いてないよ!」と言っているようだ。

 

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2022年6月26日

夕立をもたらす雲の湧きをれどつくばまでには届かざりけり

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今日もかなり暑かったが、さすがに昨日、一昨日ほどの暑さではなかった。

4時過ぎに仕事先から戻り、裏の川を見ると、川上の北の空にイヤな感じの雲が湧いている。もしかして夕立が来るかと思ったが、それは免れた。

その代わり、午後はずっとココログのサーバがダウンしていたようで、いつまでも復旧せず、「今日は日曜日で技術者が休みなので、明日にならないと無理かな」とも思っていたが、9時前になってようやくログインできた。

 

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2022年6月25日

ぎらぎらと照る陽の光砕け射す小貝の川の真中の波に

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今日は群馬県伊勢崎市で気温が 40.2℃ に達し、6月としては観測史上初めての 40℃ 超えということになった。

ここつくばの里も余裕で 35℃ 以上の「真夏日」となり、頭がクラクラするほどの暑さだった。写真は小貝川の岸で撮ったもの。ギラギラの太陽が川面に反射している。

 

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2022年6月24日

暑き日に南東の風強くして入道雲は湧き上がらざり

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Today's Crack の記事に書いた(参照)ように、今日は昼前からやけに暑くなって、ついにこの夏初めてエアコンのスイッチを入れた。まだ体が夏の暑さに慣れていないので、このまま暑い中で仕事していたら、体がおかしくなってしまうと思ったのである。

暑いと言っても、体がじわじわと茹で上がるような暑さとはちょっと違い、熱風が吹き込んでくるという感覚である。風はかなりの強さだ。

真夏になると、これだけ暑いと雄大なまでの積乱雲が湧き上がるのが常だが、今日はこの強風のためそうはならない。上の写真は、一見すろと爽やかな秋の空のようだが、よく見れば空の青さがやけに濃く、ギラギラ感があるので、そうじゃないとわかる。

とにかく近頃の天気は、これまでの常識にかからない。

 

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2022年6月23日

車輪梅の木の両側に紫陽花はピンクと青に咲き分かれをり

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塀際のシャリンバイの木を挟んで、アジサイが咲いている。こちらから見て右側がピンクで、左側が青い。

アジサイの花は土壌がアルカリ性だとピンク、酸性だと青になるというが、この土地はシャリンバイをはさんで酸性とアルカリ性に分かれているんだろうか。

 

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2022年6月22日

梅雨空の日も晴れの日も変はりなく次々育つ紫陽花の房

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湿気と暑さで人間は早くもバテ気味だが、紫陽花の花は元気である。次々に新しいい房が出てきてあっという間に育ち、生々しいまでに盛り上がる

 

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2022年6月21日

黒雲に覆はれたれど岡堰の緑はさらに濃きものとなり

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午後から空は雲に覆われたが、蒸し暑さは変わらない。小貝川の川縁は、密度の濃い緑に覆われている。

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2022年6月20日

初めての真夏日に身は追ひつかずただ一つなる梅の実を見る

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この辺りは今年初めての真夏日となった。湿度も高く、体が慣れていないのでかなりしんどく感じた。

身は暑さに追いつかず、我が家の梅の木になるただ一つの梅を見るばかりだった。

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2022年6月19日

コロナ禍の過ぎ去りかけて街中に渋滞の列続きゐるなり

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写真は、今日の午後、クルマで出かけたときに赤信号で停まっていた時の、サイドミラーに映った光景。私の前にも信号 2回待ちぐらいの量のクルマが止まっていたが、後ろもご覧のように延々と続いている。

コロナ禍が一段落しかけて、街に人出が戻ってきた。この 2〜3年はクルマの流れがスムーズだったが、最近は渋滞することが多い。

「このくらい混むのが当たり前だったんだ」と、改めて思い出している。

 

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2022年6月18日

西空に赤みは差せど蒸し暑き日の変はり目となることもなし

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朝から湿度が高く、蒸し暑い一日だった。曇り空が続いているだけならいいが、時々霧のような小雨が降る。夕方になって西空が明るくなったが、もう間に合わない。

これからはこうした蒸し暑さが続くのだろう。なかなか大変である。

 

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2022年6月17日

梅雨の夜の川を渡れる生ぬるき風の窓より吹き込みもせず

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今日は少しは晴れ間も見えて、気温もそれなりに上がった。ただその代わり、日が暮れても蒸し暑い。

いつもの年の梅雨の感覚が、ようやく蘇ったような気がする。

 

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2022年6月16日

梅雨空の雲は予報を裏切りて晴るることなく日暮れとなりぬ

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朝の天気予報では「関東は今は雲が多い空模様ですが、すぐに晴れて暑くなります」と言っていたが、梅雨前線が南に下がらなかったために外れてしまい、一日中曇り空で、それほど暑くもならなかった。

太陽もせいぜいこの写真程度にしか見えず、梅雨時の天気予報ってかなり微妙なところがあるのだと知れた。

 

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2022年6月15日

飛行機の主翼で上がり下がりする思ひのほかに薄きフラップ

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一昨日の "Today's Crack" で、飛行機の主翼に ”DO NOT WALK OUTSIDE THIS AREA" (この外側を歩くな)という表示について書いた(参照)。調べてみたところ、主翼のフラップ部分は薄くて補強されていないので、その上を歩いてはならないのだとわかった。

本日、松山から羽田に帰って来る時も、図らずも主翼の上の席だったのだが、昨日より 2列後ろだったので、着陸の際にフラップの上がり下がりする様子がよく見えた。フラップというのはこうして見ると、思いのほか薄いものである。なるほど、この上を歩いてはいけない。

納得、納得。

 

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2022年6月14日

松山は梅雨に入れども止む時は降らぬものなり雨といふもの

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私が松山に着いた昨日、四国は梅雨入りしたのだそうだ。そうなると、さすがの晴れ男の私でも、青空は拝めない。

ただ私の晴れ男振りはなかなかしぶといところがあって、外を歩く時とか、屋外での写真が必要な時などは、きちんと雨が上がってくれる。ありがたいことである。

 

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2022年6月13日

梅雨空の道後温泉本館の坊っちゃん団子食ふ能はざり

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伊予の松山に来ている。道後温泉本館は 2階の休憩スペースが改築中と言うことで、1階の温泉しか営業していない。

2011年 9月 13日付(参照)に書いているように、温泉に入った後に 2階で涼みながら「坊っちゃん団子」を食うのが楽しみというものなので、今回はどうしようかと思っている。

 

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2022年6月12日

雷鳴と土砂降り去りて青空の戻れるまでの二時間足らず

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午後 2時過ぎ頃、スマホの天気予報アプリに「雨を降らせる雲が接近中」との警告が入った。北西の空を見ると、既に真っ黒な雲で覆われている。

それからしばらくすると雷鳴が轟き、土砂降りになった。「一体どうなってるんだ?」と言うほどの降り方である。2時間足らずで青空が戻ったが、本当に極端な天気が続いている。

 

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2022年6月11日

岡堰を控え川幅一杯に水を湛えて行く小貝川

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小貝川の岡堰付近の川幅が、両岸近くまで一杯に広がっている。梅雨らしい光景だ。

 

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2022年6月10日

寝落ちして気付けば日暮れ過ぎてゐて梅雨だるといふ言葉を知れり

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夕方前からに PC に向かって仕事をするうちに寝落ちしてしまったようで、ふと気付くと外は日が暮れてしまっていた。

今週は裏の土手の雑草借りや庭木の剪定を始め、結構な体力仕事をこなしたので、ちょっと疲れが出てしまったようだ。まあ、来月で 70歳になるのだから、不思議じゃない。

周りの同年代の人に聞くと、体がだるくて疲れやすく、いつも寝不足気味な気がすると言っている。こうした症状を「梅雨だる」ということを初めて知った。私の場合はまだ軽度なようだが、本格的な梅雨に向かって少しは気をつけようと思う。

 

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2022年6月 9日

田の苗の狭くなりたる隙間には久方ぶりの青空映る

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今朝方は霧のような細かい雨が降っていたが、だんだんと上がり、昼頃からは青空が広がった。4日前からの梅雨寒も一段落である。

田に植えられた苗も順調に育っていて、隙間がだいぶ狭くなった。その狭い隙間に、広がった青空が辛うじて映っている。

 

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2022年6月 8日

梅雨寒で不意に季節は戻れども意を決してぞ額の花咲く

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昨日ほどの肌寒さではないが、梅雨寒が続いている。我が家のフェンス越しに、「ガクノハナ」が咲いている。これがアジサイの古いカタチであるらしい。

 

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2022年6月 7日

朝方の陽射しはすぐに黒雲に隠され今日も梅雨寒となれり

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写真は今朝 7時半頃の空。

「近頃、梅雨入り宣言の翌日は必ず晴れるなあ」と思っていたが、9時頃にはすっかり厚い雲に覆われ、時々雨のぱらつく天気となった。やはり、梅雨は梅雨である。

一昨日までの夏の陽気とは一転して、肌寒いほどの「梅雨寒」である。明日もこのまま冷えるらしい。

 

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2022年6月 6日

朝方の激しき雨は上がれども雲立ち籠めて梅雨寒の空

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夕べから激しい雨が降って、朝には関東甲信地方の梅雨入りが発表された。例年より 1日、昨年より 8日早い梅雨入りだという。朝から気温が低く、いわゆる「梅雨寒」である。この先も気温が上がりにくいとらしい。

周囲でも、「疲れ気味」とか「いくら寝ても、昼間も眠い」と訴える人が多い。季節の変わり目ということで、体調には気をつけなければならない。

 

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2022年6月 5日

知らぬ間に薔薇は次々開きをり季節は行きつ戻りつすれど

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5月 30日の和歌を見ると、我が家のフェンス際のバラは 1輪咲いて、その他には蕾ができているだけ(参照)だが、福島への出張から昨日戻り、今日の昼に見に行くと、4輪の花が固まって開いていた。季節は進んでいる。

ただ、今日は日の暮れる頃から急に冷え込んできて、明日は 4月上旬の気温になるという。最近の天気の変化は本当に極端だ。

 

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2022年6月 4日

穏やかに横たふ如く見ゆれども雪を残せる安達太良の山

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福島への忙しい出張から帰って来た。自分でクルマを運転してのハードスケジュールだったから、さすがに疲れた。

ただそれでも、東北の自然はいい。写真は安達太良山の景色。よく見ると、まだ所々に雪が残っている。

 

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2022年6月 3日

雷に雹突風の洗礼を受けて磐城に辿り着きたり

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午後 3時頃にクルマで出発し、7時過ぎに福島県白河市のホテルに着いた。明朝からの仕事のため、前泊である。

3時半頃にものすごい豪雨に遭い、まるで夜のように暗くなった空から、大きな雹まで降ってきたのには驚いた。栃木県に入った辺りから少しずつ回復して、一晩越して夜明けになったみたいに錯覚してしまった。

クルマから降りると、さすが東北の夕暮れで、ジャケットを重ねるほどの肌寒さだ。那須高原が間近に見える。

天気予報によれば、明日の仕事の本番の福島県内はいい天気になるらしい。またしても、しぶとい晴れ男振りを発揮させてもらうことになる。

 

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2022年6月 2日

夏といふ文字を貼り付けゐる如く積乱雲は高く湧き立つ

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今年一番の夏らしい雲が空に湧き上がっていた。見る間に高くなっていく。

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2022年6月 1日

田の苗と苗との隙間埋まりきて緑の色の濃くなりきたり

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朝のうちはきれいに晴れた空だったが、昼過ぎからだんだんと薄雲が広がり、夕方近くになると、太陽も雲の中にうっすらと見える程度になってしまった。

とはいえ、田んぼの苗はしっかりと育ちつつあり、苗同士の隙間もかなり埋まって、田んぼの緑が濃くなった。

 

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