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2023年4月30日

広き田に水は引かれて空映し田植えの準備整ひてあり

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天気予報では、今日は終日雨になるとのことだったが、実際には曇っている時間の方が長く、雨は降ったり止んだりだった。

写真は図書館の駐車場から眺めた田んぼの光景。すっかり水が引かれて、田植えの準備が整いつつある。

 

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2023年4月29日

川原には色とりどりの鯉のぼりほぼ真横にて風に舞ひゐる

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「今日の一撃」にも書いたように、強風注意報の中、小貝川土手のサイクリングを自転車で走った。

岡堰では ”鯉のぼりプロジェクト IN 岡堰「みんな来い恋鯉三昧」” というイベントが行われていて、毎年恒例だが、たくさんの鯉のぼりが宙を泳いでいた。写真の右手手前の赤い鯉のぼりなどは、風にはち切れんばかりだった。

 

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2023年4月28日

荒川の躑躅の彼方首都高に連休前の車は溢る

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今日もいい天気で、初夏の陽気だった。写真は東京都内荒川河川敷に咲くツツジ。

土手の上に見える首都高速を、クルマがどんどん通り過ぎる。

 

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2023年4月27日

土手際に誰か植へたるものらしきネモフィラの花ひつそりと咲く

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土手を歩いていると、きれいな薄紫の小さな花が咲いているので写真に撮り、あとで図鑑で調べると「ネモフィラ・インシグニス」という花らしい。

「ネモフィラ」と言えば、茨城県ではひたちなか海浜公園に群生するのが有名だが、自生する花ではないようなので、誰かが植えたのだろう。一年生ということなので、だんだん増えていくというわけではなさそうだ。

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2023年4月26日

日の暮れて川面に落つる雨粒の波紋は消えて波も立たざり

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今日は朝から雨降りで、昼頃は一時的にかなり強く降ったが、日が暮れてからはほとんど止んだように見える。

明日は晴れるというので、ありがたい。

 

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2023年4月25日

岡堰の水面に暗き波立てて季節を一つ戻す風吹く

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今日は曇りがちで陽が射さず、かなり肌寒く感じた。近所の岡堰を渡ってくる風も冷たい。先週は夏日を経験したので、季節が一つ逆戻りしたような印象だ。

明日は雨という予報だが、明後日は晴れてくれそうだ。

 

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2023年4月24日

ヒメジョオン咲きて一週経ちたれば後追ふ如くハルジオン咲く

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今月 17日付でヒメジョオンの花が例年よりずっと早く咲き始めたと書いた(参照)が、今日はハルジオンが咲いているのを見つけた。今日は先週に比べるとかなり肌寒いが、まるで後を追って咲いたように思えてしまう。

名前も花の姿も似ているが、こうして写真に撮って比べてみると、なるほど、ちょっと違うというのがわかる。

 

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2023年4月23日

春の陽を柔らかく受け揺れゐるは弱草藤てふ紫の花

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昨日、「周囲の花の様子がどんどん夏に近付いている」と書いたが、今日もこの 2〜3日で土手に咲き始めた花である。図鑑で調べたところ「ナヨクサフジ」という花らしい。漢字だと「弱草藤」となる。

昨日紹介した「オニノゲシ(鬼野芥子)」という強そうな名の花とは、印象からして対照的だ。

 

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2023年4月22日

鬼の字の冠付けて立ち上がり春の野芥子は一斉に咲く

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今日は急に冷え込んでいるが、昨日までは夏のような陽射しだったので、周囲の花の様子がどんどん夏に近付いている。

写真の花は「オニノゲシ」という。漢字では「鬼野芥子」と書く。黄色の花は可憐なのだが、「鬼」という字の付く名になったのは、ギザギザの葉がものすごい様相だからだろう。

 

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2023年4月21日

夏日とは言へど涼しき風渡る川に一羽の鵜の静かなり

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今日はこの辺りでも 26〜27℃まで気温が上がり、しっかりと夏日になった。日が暮れてからも半袖 Tシャツ 1枚で十分だったが、来週は平年並みに戻るというので、「春の歌」のままにしておく。

午後 4時を過ぎて少しはしのぎやすくなった頃、土手の道を歩くと、鵜が水に浮かんでいた。

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2023年4月20日

草藤の紫の花咲き誇る二日見ぬ間の土手の道なり

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福島県での仕事を終え、今日はまだ日の高いうちに帰宅することができた。一昨日は季節が逆戻りしたような肌寒さだったが、昨日は福島県内でも汗ばむほどの陽気で、今日はさらに暖かい。Tシャツ一枚で十分だ。

土手の道に、一昨日までは目立たなかった紫の小さな草花が増えている。図鑑で調べると「クサフジ」という花のようだ。なるほど、木から垂れるように咲く藤の花に似た草花ということなのだろう。

 

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2023年4月19日

いわきなる道を走れば空よりも深き青さの水平線よ

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今日は福島の海岸を車で走った。

素晴らしい天気で、海の色も真っ青だった。とくに水平線の青さが見事だった。

 

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2023年4月18日

肌寒き今日が四月の今頃の平年並みとラジオ告げたり

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昨日はよく晴れて暖かい陽気になったが、今日は一転して曇りがちで、朝のうちは肌寒いほどだった。

ラジオの天気予報によれば、今日ぐらいの気温で「平年並み」なのだという。そして明日はまた気温が高くなって、「夏日」になるかもしれないというのだから、本当に最近の天気はよくわからない。

 

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2023年4月17日

暖かき陽射しの元で土手腹にヒメジョオンの花咲き始めたり

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今日は久しぶりに安定した青空が広がった。暖かい陽射しの土手を歩くと、もうヒメジョオンの花がどんどん咲き始めている。

ヒメジョオンといえば例年なら 5月頃が花時というイメージなので、今年はずいぶん早いような気がする。桜の咲くのも早かったので、今年の傾向なのかもしれない。

夏が暑すぎなければいいのだが。

 

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2023年4月16日

突然の分厚く黒き雨雲の内で怪しく響く雷鳴

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写真は今日の午後 4時頃に出現した我が家の上空の雲。朝のうちの微妙なまでの霧雨が昼前にようやく止み、日が照ってきたと思っていたところに、突然こんな雲が現れたのだから、ちょっと驚きだ。

この写真を撮ってから 10分後ぐらいに大粒の雨が降り出し、雷まで鳴り始めた。天気予報で「不安定な天気」と言っていた通りである。

この雨は30分足らずで止んだが、雷鳴はずっと続いて、日が暮れてからも遠くで鳴り続けている。何だか例年の「春」という季節のイメージからかけ離れた天気が続いている。

 

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2023年4月15日

大粒の雨の波紋に惑はさるることなく魚を狙ふ白鷺

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今日は朝からずっと雨降りで、時にはかなり強い降りにもなった。

裏の川に舞い降りた白鷺は、川面を覆う雨の波紋に惑わされることもなく、水面下の魚を狙っている。

 

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2023年4月14日

荒川の少年野球のグランドの対岸に立つスカイツリーよ

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これは東京足立区内の荒川河川敷にある少年野球グラウンドの得点表示板。荒川の対岸に東京スカイツリーが見える。

 

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2023年4月13日

強風に揺られ揺られて赤白の斑の椿咲き誇りゐる

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近所の庭で、赤白斑(まだら)のツバキが満開になって、春の嵐のような強風にも散らず、しっかりと咲いている。

ツバキと言えば赤い色が真っ先に思い浮かぶが、白い花もあり、さらに黄色やピンクもある。赤白の斑というのは案外珍しいんじゃなかろうか。

 

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2023年4月12日

黄砂飛ぶほどに吹き来る風の中で小麦は青きままに揺れゐる

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このところ毎日風が強いが、今日の風はひときわで、各地で黄砂の飛来が観測された。土手の道を歩くと、向かい風に押し戻されそうになるほどだった。

だいぶ育ってきている麦畑の小麦が、風に吹かれて倒れそうなほどに揺れている。

 

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2023年4月11日

強風を受けて波立つ対岸を音もなく行く車の灯り

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今日も青空が広がったが、午後から風が強まり、夜になっても窓をガタガタと鳴らすほどに吹きまくっている。

日はかなり長くなって、午後 6時を過ぎても空は真っ暗というわけでもない。川向こうの県道を、家路を辿るクルマのライトが滑っていく。

 

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2023年4月10日

空よりも深き蒼みの水面に春の北風波刻みゐる

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昨日に続き、素晴らしい青空が広がった。近所の「岡堰」は、田植えシーズンに備えて満々と水を湛えている。水の色は空の色より深い青だ。ただ、北風が強いので波の影もしっかりと刻まれ、陽射しの割に暑さは感じない。

この天気は明日まで続き、明後日は曇りがちで、夜には雨になるらしい。

 

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2023年4月 9日

青空の春の川面に映り込み世界の伸びる垂直方向

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久しぶりで気持ちのいい青空が広がった。ここまで見事に晴れ渡ったのは、5〜6日ぶりである。田植えの季節が近付いて水の確保のために川もや水路も水嵩が増しているので、川面に映る青空まできれいだ。

その代わり、明け方はちょっと冷え込んだし、さらにいい天気になる明日の朝はもっと寒いらしい。寒暖の差に気をつけなければならない。

 

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2023年4月 8日

夕方に急な雨には遭ひたるも雷突風雹なく暮れき

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今日の関東は「昼過ぎから、急な雨、突風、雹、落雷に注意」ということだったが、どうしても外せない用事があって水戸の先まで往復した。

午前 10時前に出かけて、ずっと曇りがちではあったものの。途中で食事の時に小雨が降っただけで、大きな崩れもないうちに午後 4時半頃に戻って来れた。

そして午後 5時頃に近所のスーパーで買い物をして、駐車場に停めたクルマに戻ろうとすると、何と、滝のような大雨だった。傘なしで店にはいったので、どうしようもない。

ただ、朝の予報で「雨は一時的なもので長くは続かない」と言っていたので、5分ぐらい様子を見ていたらすぐに小降りになったので、何とかクルマに乗り込めた。

というわけで、予報で言っていた「急な雨」は降ったものの、その他の「突風、雹、落雷」には遭わずに済んだので、よしとしておこう。

 

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2023年4月 7日

強風で逆波の立つ川面には雨粒の輪のさらに広がる

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昨夜のうちから風が強く、今日になってもまったく収まらない。さらに夕方には大粒も雨が降り出した。この雨は、降ったと思うと止んでしまったりもするのだが、夜が更けると激しくなることもあるらしい。

さらに明日は、雷や突風を伴って強く降ることもあるというので、油断がならない。

 

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2023年4月 6日

春の野に雪の断片とぞ名乗る白く小さき花の咲きゐる

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土手に咲いているこの小さな白い花、スズランだとばかり思っていたのだが、よく調べてみると別の花で、「スノーフレーク」というらしい。「雪の断片」という意味で、和名は「鈴蘭水仙」という。花びらの先の方に緑の小さな点があるのが特徴だ。

スズランが咲くのはもう少し先である。

 

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2023年4月 5日

背びれ見せ二匹の鯉の水音を立てて戯れ合ふ春の爛漫

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我が家の裏手の土手の道を散歩していると、時々川から「ジャボジャボッ!」という音の聞こえることがある。その音の原因は大抵の場合 2通りで、1つは鴨が水面から飛び立ったり、あるいは水面に舞い降りたりした時、そしてもう 1つは、水面直下で大きな魚(鯉だろうと思う)が暴れた時だ。

今日の音はかなり大きかったので、音のする方に目をこらすと、岸辺の草の生い茂ったすぐ下で、多分 2匹の鯉がぶつかり合っているのか、じゃれ合っているのか、かなりの水音を立てている。

すぐに収まりかけたが、慌てて iPhone を取り出して撮影したのが、上の写真だ。わかりにくいと思うが、ちょうど真ん中辺りに背びれを水面上に出して泳ぐ鯉の姿が映っている。すぐ後ろ(画面では右側)に、尾びれの動きによる白い飛沫が見える。

その左上の、草にほぼ接して見えているのは、もう 1匹の鯉の背びれだ。両方とも、少なくとも 50〜60センチ、もしかしたら 1メートル近くはあろうかと思われるほどの大物だった。

 

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2023年4月 4日

花韮は踊子草の群れを分け密やかにまた真白きに咲く

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今月に入ってから 3日連続で土手に咲く花の歌を詠んできたが、今日は 4日目。ハナニラである。見た目は何と言っても一番美しい。ヒメオドリコソウの群れを分けるように咲いて、静かな存在感を発揮している。

葉を裂いたりするとニラのような臭いがするというのだが、そんなことはしなくても眺めるだけで十分である。

 

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2023年4月 3日

土手腹に育てる春の七草のナズナは白き花咲かせゐる

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今日も我が家の周囲に見られる春の草花の歌である。写真はナズナの花。あの「春の七草」の一つである。今の季節、小さな白い花が咲く。

 

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2023年4月 2日

小さくも土手で一際目立ちゐるカラスノエンドウてふ名の花よ

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昨日は「ヒメオドリコソウ」という花に注目してみたが、今日は「カラスノエンドウ」である。本当に小さい花だが、色が鮮やかなので雑草の中で咲いていても案外目立つ。

「カラスノエンドウ」という名前はおもしろいが、別にカラスに好まれているというわけでもなさそうだ。

 

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2023年4月 1日

可憐なる名前にも似ずひつそりと土手に咲きゐる姫踊子草

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ついに 4月に入った。先月半ば以後、土手にはいろいろな野草が顔を出している。上の写真は「ヒメオドリコソウ」というもの。可憐な名前の割には質素なイメージだが、よく見ると数はかなり多い。

一番多いのはタンポポだが、その他にナズナ(白く小さな花)、カラスノエンドウ(赤紫っぽい小さな花)などが咲き乱れている。

 

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