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2023年11月30日

北からの強風に沿ひ鶴の首の如くに歪み雲流れ行く

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朝からいい天気だったが、北風が強く吹いて寒い一日になった。

空を見上げると、形が北から南に流れる鶴の首のような形の雲が浮かんでいた。

 

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2023年11月29日

紅く染む西の地平の日を浴びて刈田に伸びる電柱の影

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日の沈むのが本当に早くなった。写真は夕日に照らされて刈田に長い影を延ばす電柱。

不思議なことに、個々の電柱の影は平行ではなく、先端を伸ばすと一点に集約されるような具合になっている。面白い現象だなあ。

 

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2023年11月28日

黒雲に開ける穴より真直ぐなるスポットライトの如き陽光

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朝からいい天気で、この季節にしては暖かな陽気だったが、夕暮れが近付くほどに分厚い雲が広がって、風も強くなった。その風も冷たい風で、明日の明け方はかなりの冷え込みになるという。

4時過ぎ頃は、沈み欠けた陽の光が黒い雲にぽっかりと開いた穴から漏れてきて、さながらスポットライトのようだった。

 

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2023年11月27日

コンビニの看板よりも下に見ゆビーバームーンは昇りたてにて

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今夜は満月で、米国ではこの月を「ビーバー・ムーン」というのだそうだ。

夕方に埼玉方面から車で帰ってくるとき、東の空にそのビーバー・ムーンが昇ったばかりだった。

 

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2023年11月26日

一日を通し晴れ間の見えぬ日の暮れて漏れ来る月の明かりよ

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今日は予報通り朝から日が射さず、時には弱い雨まで降った。最高気温は一桁台で、年末の寒さだったらしい。

ところが明日は晴れて気温が 16℃ まで上がり、明後日は先週までの予報通り 20℃ になりそうだというから、本当に目まぐるしい。

夜空も明日の晴天の準備をしているようで、雲の隙間からほのかに月明かりが漏れ出している。

 

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2023年11月25日

季節てふものを語るにこれまでの記憶は邪魔になるばかりなり

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昨日から天気予報などで、「週末は寒くなる、寒くなる」とさんざん脅されていたので覚悟していたのだが、言われていたほどの寒さではなかった。

ただ、明日は曇りがちで日が射さないので、今度こそ本当に寒くなるらしい。そして来週の火曜日は気温が 20℃ ぐらいまで上がるというが、一日の最低気温はどんどん下がっていくという。つまり一日の気温差が大きくなるというわけだ。

裏の川土手では、ススキが揺れている。何だか今年のススキはやたら背が高く伸びてしまっている気がするのだが、これも夏が暑かったせいだろうか。

いろいろな意味で、これまでとは別の感覚で季節を語らなければならない状況になっている。

 

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2023年11月24日

日暮れても暖か過ぎる冬の日を小春日和と言ひたくもなし

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所用があり昼頃からクルマで出かけたのだが、窓を開け放って運転してちょうどいいぐらいの暖かさだった。日が暮れて帰ってくる時も、エアコンを切ったままの通風で充分で、「小春日和」と言うにも暖か過ぎるほどだった。

朝のうちの天気予報では、夕方過ぎは急に気温が下がって寒くなるということだったが、実際にはそれほどでもない。気温が下がるのはきっと日付が変わる頃なのではなかろうか。

夜明け前頃にどのくらい冷え込んでいるか、変な意味でちょっと楽しみである。

 

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2023年11月23日

二日間小春日和の続きては穏やか過ぎる雲の動かず

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今日は夜明け頃から既に暖かい気がしていて、日中は上着が要らないほどだった。空の雲も穏やかな浮かび方で、冷気と暖気のせめぎ合いというイメージはない。

明日も暖かさが続くらしいが、土曜日からは急に冬らしくなるという。

 

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2023年11月22日

暖かき冬の日は暮れ県道に家路を急ぐ車のライト

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今日は明け方は冷えたが、日が昇ってからは天気の良さも手伝って、暖かい気がするほどの陽気だった。日が暮れてからもそれほど寒いという気はしない。

ただ、週末からはぐっと冷え込むという予報だから、油断はできない。

 

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2023年11月21日

暖かき空気と冷たき空気とがせめぎ合ふらむ忙しき空

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写真は今日の午後 4時頃の西の空。

このところ、昼過ぎ頃までどんなに穏やかな空模様だったとしても、3時頃からにわかに黒っぽい雲が広がる。上空では之までの暖かい空気とこれからの冷たい空気がせめぎ合って、かなり忙しい状態なのだろう。

今週末はさらに冷え込むらしい。

 

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2023年11月20日

穏やかに晴るるも風の冷たきに冬カーテンに吊るし変へたり

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今日は風が弱いと言うわけでもなかったが、昨日に比べればまだ穏やかな天気だった。季節が急に寒くなったので、家中の薄手の夏用カーテンを分厚い冬用に吊るし変えた。何しろ厚手で重いので、結構な重労働だった。

お陰で夜は暖かく過ごせた。

 

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2023年11月19日

北寄りに下の毛羽立つ黒雲の見えて季節は冬なりと知る

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昨日と一昨日は結構不安定な空模様だったが、今日は朝からよく晴れた。朝方はかなり冷え込んだものの、昼は暖かい陽射しで、上着を脱いでしまうほどだった。

ただ、やっぱり上空の空気は乱れているようで、夕方になってから北の方角を眺めると、ちょっとおどろおどろしい感じの雲に覆われていた。手前の雲の下側には、昨日の漏斗雲ほどじゃないが結構な毛羽立ちがあるし。

明日はもっと安定した晴れになるらしい。

 

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2023年11月18日

竜巻になり損ねたる漏斗雲紅き夕陽に照らされてゐる

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今日は雨こそ降らなかったが、かなり変化の激しい空模様だった。一時的に風も強くなり、雲の様子もおどろおどろしいまでだった。

出先から帰る途中、北寄りの空に長く伸びた黒雲の下に毛羽のような雲が多く見られた。竜巻になりそこねた漏斗雲の名残なのだろうか。

 

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2023年11月17日

土砂降りの雨昼過ぎに止みたるも冷たき風は吹き続けたり

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夜明け前からずっと雨で、とくに朝方は激しい土砂降りだったが、午後になってからようやく止んだ。ただ、それはずっと暗いままで雲の切れることはなかった。そして明け方の寒さはずっと続いて、昼になっても震えるほどだった。

明日は午後から晴れるとの予報だが、明け方はかなり冷え込みそうだ。一日の寒暖差がかなり激しくなりそうなので、注意が必要だろう。

 

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2023年11月16日

日没の西の空より巻積雲波そのものの如く広がる

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今日の写真は決して水面を写したものではなく、空の写真である。日没直後に西の空を見上げるとまるで水面の波そのもののような「うろこ雲」が見えたので、つい iPhone のカメラで写してしまった。これ、正式には「巻積雲」というらしい。

この雲は雨の前兆といわれていて、夜中から明日の昼過ぎ頃までまとまった雨になりそうだ。

 

 

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2023年11月15日

一目では冬の景色と知られぬも風に吹かれて震ふ寒さよ

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今日も朝から冷え込んで、暖房を付けるほどだった。

高村光太郎の詩に「きっぱりと冬が来た」という一節があるが、今回の場合は「ドサクサ紛れに冬が来た」という感じである。「きっぱり」とした感覚はほとんどない。

写真は裏の川の夕暮れの光景だが、見ただけでは晩秋なんだか冬なんだかわからない。体感的には震えるほどの寒さではあるのだが。

 

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2023年11月14日

冬の陽の西の地平に沈みかけ紅と黒とに世界染め分く

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朝方は震えるほど寒かったので風邪でも引いたのかと思ったが、体温計で測っても平熱で、要するに本当に震えるほど寒いのだった。1週間前は 11月の記録を更新する夏日だったのだが、今朝はもう冬である。過ごしやすい秋は、どこに行ってしまったんだろう。

というわけで、今日からは実感通りに「冬の歌」とさせていただく。

午後 3時半頃に牛久方面からクルマで帰ってくるとき、強烈な夕日がほぼ真正面から照りつけ、サングラスを付けても信号が判別できないほどの眩しさだった。

4時過ぎ頃になって陽が地平線に近付くと、眩しさはようやく軽減された。陽の光も人間社会の空気層を長く通過すると、その強烈さがさすがに薄められるもののようだ。

その代わり赤い光の波長が広がって、きれいな夕焼けになるわけだが。

 

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2023年11月13日

晩秋の夕日に赤く染まりたる刈田横切る立木の影よ

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写真は今日の午後 4時 20分頃の田園風景。日が沈みかけていて、赤みを帯びた刈田の景色の中で木の影が長く伸びている。

今日は午前と午後、そして日向と日陰との体感温度がずいぶん違っていた。昼前に日の射さない室内にいるとゾクゾクするほどの肌寒さだったが、昼過ぎに日向を歩くと暖かささえ感じられた。

今後は最低気温が一桁台の日が続くようだ。冬はもうすぐである。

 

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2023年11月12日

雨雲の冬の寒さを呼び込みて筑波の峰を包みゐるなり

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昼前までのしとしと雨が午後には止んだ。ただ、雨が寒気を呼び込んだようで、気温が一日中 10℃ に届かず、昨日よりさらに寒い日になった。

今週の初めは夏日だったのだから、秋を飛び越えていきなり冬になってしまったような感覚である。

筑波山もきっと驚いている。

 

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2023年11月11日

時ならぬ夏日となりし四日後に冬の冷たき風届きたり

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今日はずっと曇りがちで日が射さず、肌寒い一日だった。関西では「木枯らし一号」が吹いたところがあるという。27℃ 超という 11月の最高気温を記録した火曜日の 4日後にこんなことになるのだから、忙しい天気である。

写真は近所のショッピングセンターの駐車場から筑波山を望んだところ。地上部分は満車だったので、屋上までのぼって駐めなければならなかった。

空は曇っているが結構な風が吹いていたので稜線がくっきりと見え、帰り道では北の方角に日光の山々まで見えた。まだ雪は降っていなかったが。

 

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2023年11月10日

世の中は午後四時半を過ぎたれば日暮れの闇に包まれしなり

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今日はずっと所用で埼玉県の越谷までクルマで出かけていて、つくばの地に戻ったのは午後 6時頃だった。

日がだいぶ短くなっていて、越谷を出発した 4時過ぎには薄暗くなり始めていて、千葉県を通過する頃にはすっかり日が落ちてしまった。そして利根川を超えて茨城県に入った途端に、街灯が極端に減って真っ暗になってしまったので、思わず笑ってしまうほどだった。

昨日の夕方から急に気温が下がり、今日はジャケットを着なければ肌寒いほどで、急に夏が終わってまともな秋が来たという気がする。

ネットで東京の日の出と日の入り時刻を調べてみたところ、今日は日の出が 6時 11分で、日の入りが 16時 34分。日の入りが最も遅くなるのは 11月 30日の 16時 28分というから、もう 6分の差しかない。そして 12月 13日までは 日の入りが 16時 28分のままだ。

一方で日の出はさらに遅くなり、冬至を過ぎて年明け 13日の 6時 51分が一番遅い。朝の 7時近くにならないと日が昇らないのだ。

というわけで、帰宅した頃にはすっかり夜になっていたのだった。

 

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2023年11月 9日

水量の減りたる川に舞ひ降りて首伸ばし立つ鴨の群れあり

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今週半ば過ぎから寒気が流れ込み、季節が一気に進みそうという情報だったので、今日あたりは結構冷え込むかと思っていたのだが、日中はまだまだ暖かかった。季節の進行を感じるのは明日辺りからになりそうだ。

裏の川では鴨たちが集まってのんびりしている。川底に足をついて立っているのもいるので、冬に向かって水量がどんどん減ってきているのがわかる。

 

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2023年11月 8日

青鷺に向かひレンズを構へればぎやあと一声鳴きて飛び立つ

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今日は二十四節気の「立冬」なのだそうだ。その前日に東京では最高気温が 27℃ を超えていて、今日も日中は Tシャツ 1枚で充分だったのだから、ずいぶんな冬の立ち方である。

ただ、今日にしても夕方近くになってからずいぶん涼しくはなった。今週末から空気が入れ替わってかなり涼しくはなるらしいが、とにかく季節の推移が遅い。

裏の川にいるアオサギの写真を撮ろうとしたところ、「ギャア!」と一声鳴いて飛び立ってしまった。シラサギは案外呑気だが、アオサギはかなり用心深い鳥である。

 

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2023年11月 7日

クリスマスセールの飾り輝けど夏日の暑さ消ゆることなし

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つくば市内のショッピングモールに買い物に来ているが、正面入り口ホールに早くも ”WONDER CHRISTMAS!” というクリスマス・セールの飾りができていた。

東京都心で 27.5℃ という 11月の最高気温が記録されるほどの暑さでクリスマスと聞いても、ほとんど実感が湧かないのだが。

 

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2023年11月 6日

鴨たちと距離を置きつつ瀬に立ちてギャオと一声青鷺は鳴く

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昨日も触れたように、日を追う毎にカモたちの数は増えていてて秋を感じさせるものの、今日も 25℃ 以上の夏日で体感的にはかなり暑い。ただ日暮れが早まっているので「秋の歌」とするのみだ。

カモたちの側にアオサギが立ち、時々「ギャオ!」と鳴く。その美しい姿からは想像できないほど下卑た声で、「天は二物を与えず」という気がしてしまう。

 

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2023年11月 5日

裏の川に浮かべる鴨の数増えて暑さの中も秋は深まる

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裏の川面に浮かぶ鴨の数が日ごとに増えている。

今日も日中はかなりの暑さだった。今週半ばからはちゃんとした秋の気温になるとの予報なのだが、こればかりはなってみないとわからない。

とはいえ確実に秋は深まり、冬は近付いているのだろう。まともな冬になるかどうかは、それもわからないが。

 

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2023年11月 4日

川向かふ白くたなびく朝霧を紅きに染めて陽は昇り来る

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今日もまた全国各地で「夏日」になったのだが、明け方は結構冷え込んだ。一日のうちの寒暖差が大きいので、着る物の選択に気を使う時期である。

写真は今朝の東の空の様子。夜のうちに急に冷え込んだので、久し振りに朝霧が立ち籠め、その向こうから朝日が昇っている。

 

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2023年11月 3日

Tシャツを一枚着れば汗をかく十一月の三日となりぬ

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今日は関東全般が最高気温 25℃ 以上の「夏日」になったようだ。日中の暑さだけをとれば「夏の歌」としたいほどだが、午後 4時を過ぎれば暗くなるので、やっぱり「秋の歌」とする方が無難なのだろう。

11月に入って 3日目になったというのに、Tシャツ 1枚で買い物に出ると汗をかく。写真のように日が傾いてからでも、土手を散歩するのに Tシャツ 1枚のままでなんの問題もないというのは、ちょっと「ヒドい」と言っていいレベルだと思う。

ここ数年、セイタカアワダチソウがやや目立たなくなっていたのだが、この秋はかなり増えている気がする。暑さのせいなのだろうか。

 

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2023年11月 2日

渡り来し筑波の秋の暑き日に水辺の鴨も戸惑ひゐるらむ

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裏の川で最近、カモの数が目立って増えてきた。カモの多くは渡り鳥なのだが、夏にも完全にいなくなるわけではないので、最近増えてきたのはそれらとは別の種類なのかもしれない。その辺りは素人の哀しさでよくわからない。

今日はこの辺りでも夏日になり、昼頃は Tシャツ 1枚でも「暑い」と思ったほどなので、カモたちは驚いているかもしれない。

 

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2023年11月 1日

午後五時の南の空を見上ぐれば真夏の如き積乱雲立つ

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上の写真は、今日の午後 5時前頃、茨城県取手市で撮った南の方角の雲。真夏でも見られないほどの見事な積乱雲である。おどろおどろしいほどの様相だ。

ちなみに今日は朝方は涼しかったものの、日が昇るにつれて「暖かい」というより「暑い」と言っていいほどの陽気になった。既に 11月なのだが、連休の前半は東京で気温 25℃ 以上の「夏日」になりそうだという。

1週間後の 8日は、暦の上だけの話とはいえ「立冬」なんだがなあ。

 

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