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2024年7月31日

熱き日に照らされ昇り筑波嶺を隠せる雲の雨と変はれり

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義父の葬儀を終えて戻ってきた。

仙台はまだ梅雨が明けていなかったが気温は 32〜33℃ に昇り、地元の人たちは皆「暑い、暑い」とこぼしていたが、私と妻とは 29日に 38℃ というもの凄い気温を体験していたため、むしろ凌ぎやすく感じたのだった。さすがに 5℃ の気温差は大きい。

そして筑波の地に戻ってみると、筑波山が黒雲に隠されて見えない。「これは雨になるな」と思っていると、日が暮れた頃に豪雨になった。この雨は長くは続かなかったが、風もあったため、家中の窓を閉めなければならないほどの降りだった。家の中に風を通せなくなったのは辛かった。

天気予報によれば、明日と明後日の最高気温は 33〜34℃ ほどになるらしい。十分に暑いが、38℃ みたいな熱気と比べれば、まだなんとかなりそうだ。

 

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2024年7月30日

みちのくの義父を見送り西空の下に落ち行く日を眺めたり

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義父の葬儀を済ませ、今日は妻とともに仙台近郊のビジネスホテルに泊まる。写真はホテルの前の道路。典型的な地方都市というイメージだ。

さすがに東北は、暑いとはいえ関東ほどではなく、少しはほっとしている。

 

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2024年7月29日

息を吸ひ肺に入りくる体温を遙かに超ゆる空気の熱し

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義父の葬儀で仙台に行く準備に追われている。

それにしても今日は暑い。熊谷などでは 40℃ を超えたそうだが、このあたりも 38℃ は超えたらしい。日向を歩きながら息を吸うと、肺に入ってくる空気が体温よりずっと高いので、頭がクラクラしてしまう。

 

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2024年7月28日

目も眩むほどの暑さの夏の日に九十七で義父旅立てリ

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今朝、妻の実家から、義父が亡くなったとの電話が入った。97歳の大往生だった。

明後日の早朝に、葬儀のため仙台に出発する。

 

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2024年7月27日

川面には大なる波紋重なりて時に稲妻映りゐるなり

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今日もまた暑い一日だったが、日の暮れる頃から雨が降り始め、雷までなって一時はかなりの豪雨となった。

この雨は 2時間ほどで止んだので、地面が冷やされて夜の寝苦しさからは解放されるかもしれない。

 

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2024年7月26日

穏やかに流るる川を眺めつつ出羽の豪雨に思ひ馳せたり

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今日、72歳の誕生日を迎えたが、故郷の記録的大雨のニュースを見ていると、自分の誕生日を喜んでいる場合じゃないような気がしてしまう。

知り合いの多くも、昨夜は避難所で過ごしたという。酒田という土地は、冬の地吹雪はあってもその他の季節は比較的穏やかな土地なので、今回の豪雨には本当に驚いてしまった。

我が家の裏の川はご覧の通り穏やかに流れているので、この呑気さを分けてあげたいほどだ。

 

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2024年7月25日

わらわらときのこ群生する如く白き入道雲の湧き立つ

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今日も暑かった。

東の方角の空に、大きな入道雲がもくもくと湧き立ち、何やら大きな白いキノコが群生するように見えた。

 

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2024年7月24日

雷と驟雨の止めばアスファルト乾きて心地良き風の吹く

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昼過ぎまではうだるような暑さだったが、1時過ぎに買い物に出て、ちょっとスタバでコーヒーを飲んでいると雷が鳴り始めた。どうやら一雨降ったようだ。

止んだのを確認して外に出ると、駐車場はほとんど乾いていて所々に水溜まりが残っている程度だったが、急速に気化熱が奪われたせいか嘘のように気温が下がっていて、心地良い風の中を歩くことができた。これって、しばらく忘れていた感覚だ。

それでもまた晴れて陽射しが戻ったので、暑さまで戻ってきてしまったのだが。

 

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2024年7月23日

明け方に聞こえしみんみん蝉の声昼途絶えしは暑さの故か

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今朝、今年初めてミンミンゼミの鳴くのを聞いた。とっくに真夏になっているのに何か足りないような気がしていたのだが、この鳴き声を聞いて「そうか、足りないのはセミの鳴き声だったんだ」と気付いた。

ただ、朝のうちは盛んに鳴いていたが、午前 9時を過ぎて気温が急上昇し始めると鳴き声が止み、夕方の 6時になってもまだ復活していない。

夏の代名詞のような存在のミンミンゼミとはいえ、ここまで暑すぎるとコンスタントには鳴けないのだろうか。

 

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2024年7月22日

日の落ちてしばら経てど薄青き空の深みに夏は広がる

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夏の週明け、いろいろバタバタしている間に、あっという間に日が暮れてしまった。ただ、さすが夏である。日が落ちてからもしばらくはほの明るい。

それにしても暑い。予報に寄れば木曜日までは猛暑日が続きそうだ。やれやれ。

 

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2024年7月21日

高々と生ひ茂りゐたる土手草の刈り払はれて風の吹き抜く

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一昨日、市による土手草除去作業が行われ、高く生い茂っていた雑草がきれいに刈り払われた。最近はスライドモア(Slide Mower)という高性能の刈り払い機が導入されたようで、半日ほどですっかりきれいになる。

おかげで少しは風通しがよくなって、夕方などは気持ちよく土手の散歩ができるようになった。

 

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2024年7月20日

外界の全ての色のぎらつきて日輪のほか動くものなし

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今日は朝から、というより夜が明ける前から暑い。午前 7時過ぎには気温が 30℃ を越した模様で、この辺りも確実に猛暑日になっているだろう。

外の景色は、もうすべてが「ギラついている」としか言いようがない。「危険な暑さ」とはよくぞ言ったものだ。

太陽の位置だけは確実に移動しているが、そのほかのものは何も動かない。

 

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2024年7月19日

我が宿の真上の空を進み行き羽田に向かふ飛行機雲よ

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梅雨明け 2日目。昨日に増して暑い。

眩しいほどの青空を、飛行機雲が進んでいく。我が家の真上を縦方向に進み、もう少し先でやや右に進路を変えて、雲の彼方に消えた。あれって、羽田の方向だろうか。

 

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2024年7月18日

梅雨明けの川の流れの中程に恐竜の如く木の横たわる

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今日、関東甲信の梅雨明けが発表された。いよいよ本格的に暑くなってしまう。

小貝川の土手の道を通りかかると、川の真ん中辺りに朽ちた木が横たわっていて、水面に出た枝の部分がまるで恐竜のように見える。

大雨が降って水量が増えたら流されてしまうのだろうか。

 

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2024年7月17日

畦道でじつと佇む白鷺の首辺りまで稲育ちたり

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田の畦道にシラサギがいた。じっと動かず、何かを見つめている。稲はかなり成長していて、シラサギの首あたりまで伸びているから、反対側から見たら白い頭しか見えないだろう。

iPhone を取り出して写真を撮っても、まだ動かないので、もう少し近付いたところで、飛び去ってしまった。何を見つめていたのだろうか。

 

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2024年7月16日

三連休明けても梅雨はまだ明けず車で隙間なき駐車場

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三連休は昨日で終わったというのに、昼時のショッピングセンターの駐車場はクルマで一杯で、空きスペースを探すのが大変なほどだ。

空は、雨が降りそうで降らないという状態が朝から続いている。梅雨はまだ明けないらしい。

 

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2024年7月15日

戻り梅雨といふほど雨は降らねども生き返りたる額紫陽花よ

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今月 7日の和歌日記で書いたように、梅雨といってもまともな雨が降らず猛暑が続いていたので、我が家のフェンス越しのアジサイやガクアジサイはすっかり干上がって花も枯れてしまっていた。

ところがここ 2日ほど少しは気温が下がり、少しは雨も降ったせいか、ガクアジサイが少し生き返りつつあるようなのだ。せめて梅雨明けまでの間はこのままみずみずしい姿でいてもらいたいものだ。

 

 

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2024年7月14日

一日中雨降るはずの予報外れ嬉しくもあり口惜しくもあり

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昨日までの天気予報では、三連休中日の今日は終日雨模様となるはずだった。しかし蓋を開けてみると、雨は朝のうちに少し降っていただけで、昼頃には青空が広がってしまった。

雨の予報を信じて出かけるのを控えていた人たちは、ちょっと口惜しかったに違いない。明日は曇り基調のようである。

 

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2024年7月13日

隣り合い入り交じりては土手に咲く白詰草と赤詰草よ

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三連休の初日となる今日は晴れて結構暑くなったが、明日は雨が強く降るようで、明後日もぱっとしない天気になるらしい。

土手に赤と白のクローバーが入り交じって咲いている。昨年まではこんなに接近して咲くことはなかったように思うのだが、まあ、梅雨も明けぬうちにこれまでにない暑さだからいろいろあるのだろう。

 

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2024年7月12日

土手際の白き木槿の数増えて秋の来るまで咲き通すらむ

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今日は朝から雨が降ったり止んだりの天気だが、降り始めるとやたら強く降っていた。

雨が止んで外に出ると、土手際の白いムクゲの花の数がずいぶん増えている。これから秋に向かってずっと咲き通してくれるはずだ。

 

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2024年7月11日

梅雨空の下の緑はいや深く田んぼの稲の背は伸びたり

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今日は朝から曇りがちで、時々ポツリポツリと雨が降った。ようやく梅雨に戻ったようだ。

午後に外出から戻ってくるとき、田んぼの中の道を通ったのだが、稲の背がこのところの強い陽射しのおかげでだいぶ高くなったようだ。

明日の最高気温は 25℃ との予報だが、湿度が高いままなので不快な体感は変わらないらしい。

 

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2024年7月10日

照りつくる陽射しは隠れ小雨降る梅雨らしき空戻りたれども

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今日も暑い日ではあったが、夕方頃から空が雲に覆われ、小雨が降り始めた。ただ、気温は下がったものの蒸し暑さは変わらない。

明日はっきりしない天気が続いて、ようやく「梅雨なのかな?」と思える空模様になり、熱帯夜からも解放されそうだ。

 

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2024年7月 9日

ショッピングモールの広き駐車場熱き照り返しを横切りぬ

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近所のイオンモールで昼食をとった。

駐車場はかなり混んでいて、かなり遠いところに車を駐めざるを得なかった。店に入るまで、照り返しがひどくすっかり汗をかいてしまった。

明後日あたりから梅雨空が戻り、少しは気温が下がるようだが、その後に梅雨が明けたらどんなに暑くなってしまうのだろう。

 

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2024年7月 8日

窓の外の光ひたすら白きまで地上を熱しゐたる猛暑日

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今日も各地で 40℃ に迫る猛暑となり、この辺りは今年最高の暑さになったようだが、私は家でいろいろなデスクワークをこなしているうちに、気付いてみれば日が暮れていた。

昼頃に少し庭に出たところ、とんでもない暑さだったので慌てて家に引っ込んだ。部屋の中から外を望むと、光はひたすら白いまでに地上を熱し続けていた。

明日も暑くなるらしい。

 

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2024年7月 7日

静岡で気温四十度記録せる午後に紫陽花干上がりてをり

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今日はまた一段と暑くなり、ラジオでは「危険な暑さ」と繰り返し警戒を呼びかけていた。静岡市では 40℃ に達したらしい。

まだ梅雨が明けていないというのに、我が家のフェンス沿いにあるアジサイの花はすっかり焼けて茶色に変色してしまった。ガクアジサイがまだ写真のように頑張っているが、干からびてしまうのも時間の問題だ。

ここ数年、日本列島の夏の暑さは本当に危険なレベルになってしまったようだ。

 

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2024年7月 6日

雷の大音響は去り行きて静けさそして涼しさ戻れり

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午後 5時頃に外出先から帰る途中、フロントガラスにポツポツと雨粒が当たり始めたと思ったら、あっという間に本降りになり、雷まで鳴り始めた。

家に近付くにつれて雨はどんどん激しくなり、途中では目の前に稲妻が走って、その一瞬後に辺りを揺るがすような大きな雷鳴が轟いた。

家に着き、クルマから降りて玄関に入るまでの数秒間でずぶ濡れになり、着替えなければならないほどだった。

やがて雷は去り、それまでの猛烈な暑さが和らいで、涼しさと静けさが戻った。

 

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2024年7月 5日

炎天下逃げ水見ゆるその彼方そびゆるはずの筑波嶺霞む

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今日も朝から頭がクラクラするほどの暑さだった。外出しての帰り道、田んぼの中の道を通っていたところ、炎天下で起きる蜃気楼の一種「逃げ水」が発生していた。

実際には水溜まりなんかないのにあるように見え、その向こうから来る白い自動車がしっかりと映っている。ところが水溜まりがあるように見えた地点まで行くと、嘘のようにカラカラに乾いている。

その向こうにうっすらと見えるともなく見えるのは、筑波山の輪郭だ。空気中の水蒸気が、霧のように作用してしまっているのだろう。

見えるはずのものが霞み、ないものが見えてしまう炎天である。

 

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2024年7月 4日

暑き日の青田の中に育ちたる木の元にある小さき影よ

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今日は昨日以上に暑かった。外出してクルマから降りると頭がクラクラするほどだった。

青々と育つ田んぼの中に、緑の木が一本立っている。

 

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2024年7月 3日

午後五時の陽はまだ高く電線の黒く熱きに止まる鳥なし

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早くも梅雨の中休みみたいな状態で、大変な暑さになった。まだ正式な発表は聞いていないが、多分猛暑日になっただろう。

明日も晴れて暑いという。梅雨が本格的に明けたらどうなるのだろうか。

 

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2024年7月 2日

筑波嶺に登る道より見渡せば目の高さにて綿雲の浮く

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今日は所用でつくば市の中心に行ったのだが、昼頃に 2時間近い隙間時間ができてしまったので、久し振りに筑波山の中腹までクルマで行ってみた。

筑波山には夕方前頃から雲がかかったが、昼頃までは見通しがよく、道の途中で広々とした関東平野が見渡せた。今度は自転車で登ってみよう。

 

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2024年7月 1日

ぽつぽつと降り来る雨の止まずして目より高きに茂る土手草

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今日から 7月。常に小雨が降っている状態で、ジメジメとして蒸し暑い。

土手の上には、所によっては目よりも高い土手草が茂って、風通しを悪くしている。蒸すわけだ。

今週からはこんなようなジメジメした天気が続くらしい。早く梅雨が明ければいいと思うのだが、明ければ明けたで昨年以上の猛暑がやってくるのだろう。

昔は夏の来るのが楽しみだったが、最近はすっかり苦痛になってしまっている。

 

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