
今日も朝から頭がクラクラするほどの暑さだった。外出しての帰り道、田んぼの中の道を通っていたところ、炎天下で起きる蜃気楼の一種「逃げ水」が発生していた。
実際には水溜まりなんかないのにあるように見え、その向こうから来る白い自動車がしっかりと映っている。ところが水溜まりがあるように見えた地点まで行くと、嘘のようにカラカラに乾いている。
その向こうにうっすらと見えるともなく見えるのは、筑波山の輪郭だ。空気中の水蒸気が、霧のように作用してしまっているのだろう。
見えるはずのものが霞み、ないものが見えてしまう炎天である。
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