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2024年11月30日

カーテンを閉めんとすれど閉められず冬の星座の輝く空に

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昨日一泊二日の出張から帰り、明日からは三泊四日の出張である。今日はその間の日で、昨日までの後始末と明日からの準備に追われる間に、あっという間に夜になった。

空を見上げると、目を見張るほどの星座が並んでいる。「冬の星座」という唱歌があるほどで、やはり星座は冬が一番見ものだ。

ただ、この写真では右上ににあるオリオン座にしても、子どもの頃に見上げた夜空の方がはっきり見えたなあ。

 

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2024年11月29日

青空と裾野の青を隔てゐる白雪ありてこその富士の峰

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今日の午前中の大阪は曇り空だったが、新幹線で東に向かううちにどんどん晴れてきて、三島付近にさしかかった時には文字通りの「雲一つない青空」になった。

おかげで富士山がとてもきれいに見えた。頂上より下が雪で白く染まると、夏の間よりさらに「富士山らしさ」が増幅される。

 

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2024年11月28日

大阪に霰降りたる寒き日に咲き初めゐる白き桜よ

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今日は大阪に出張していて、明日につくばの里に戻る。今日の大阪は風がかなり冷たく、途中で霰まで降った。

訪問した先で、庭に咲いているのが桜に見えて驚いたのだが、確かにこれは桜なのだという。桜は桜でも冬桜なのだそうだ。

もう少し季節が進むともっときれいに咲くというのだが、私は冬桜というものを初めて見たので、この程度で十分満足だ。

 

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2024年11月27日

晴れ渡る青空のもとどこまでも送電線は続きゐるなり

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夕べから夜中にかけてはかなりの雨になったようだが、夜が明けてみればきれいな青空だった。ただ、地平線付近は霞んでいて、筑波山もぼんやりとしか見えない。

関東は明日も晴れるようだが、私は朝一番に出発して大阪に向かう。関西は曇りがちの天気になるらしい。

 

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2024年11月26日

つくばなる学園都市の広き道で我を追ひ越す車一台

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今日は昨日ほど見事な青空ではない。富士山も見えないし、筑波山は霞んで見える。天気予報によれば夜から雨が降り出し、夜中には大雨になるらしい。

昼頃につくば市内の大通りをクルマで走ったのだが、驚くほどクルマの通行量が少ない。途中でスマホがなったので道の端に停まって応答したのだが、その間に追い抜いて行ったクルマは 1台だけだった。

来月からは「師走」で忙しくなるのだろうから、今はその前の「一休み」の時期なのかもしれない。

 

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2024年11月25日

青空の下で白雪纏ひたる頭を富士は筑波嶺に見す

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この写真は、今日の午前 10時過ぎに撮ったものだ。小貝川の土手の向こうに、富士山が顔をのぞかせている。真っ白な姿をこちら側の筑波山に見せてくれているようだ。

高台に登れば、もっと下の方まできれいに見えたはずだが、今日は時間がなかったのでここまで。

 

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2024年11月24日

あれこれと動きたるほど何もせぬうちに夜闇の迫る気ぞする

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日の暮れるのが本当に早くなった。この写真は午後 4時過ぎ頃に撮ったものだが、もう日が落ちかけている。

今週は予定がぎっしり詰まっていて、とくに後半は木曜、金曜と大阪に出張し、土曜日に一日だけ帰宅してこちらでの用をこなしてから、日曜にまた大阪に出かける。この季節に忙しく動き廻らなければならないスケジュールだと、短くなった日がますます短く感じる。

 

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2024年11月23日

北風の頬に吹き付け唇の震へる朝に土手を歩きぬ

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この写真は今朝早くのものだが、昨日の写真とかなり近いアングルで写したものである。違いは、昨日は白い霧が濃かったが、今日は遠くまではっきりと見えるということだ。ご覧の通りの上天気である。

霧がなかったのは、空気がかなり乾燥していて、北風も強かったためだろう。そのせいで、今日は外に出るとかなり寒く感じた。いよいよ冬そのものである。

ただ週が明けて水曜日あたりは気温が 20℃ ほどに上がるという予報なので、なかなか一本調子ではない。着る物に気を付けていなければならない。

 

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2024年11月22日

対岸の久方振りの朝霧に筑波の峰も白く溶け込む

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今朝目覚めて窓の外を見ると、川の対岸が霧にぼうっと霞んでいた。筑波山もこの朝霧に溶け込み、おぼろにしか見えない。

「朝霧は晴れの前兆」といわれ、その通りに今日はとてもいい天気になった。月曜日まではこの晴天が続くようだが、西高東低の気圧配置が冷たい空気も呼び込んでしまうようで、気温もかなり下がるらしい。

そしてその後はまた少し気温が上がるという予報になっていて、まったくわけのわからない陽気になるようだ。

 

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2024年11月21日

寒空に一際目立つ木星の下より月は昇り来るらむ

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本当に日の暮れるのが早くなった。写真は午後 7時過ぎの空だが、かなり暗くなっている。

木星がかなり目立ち、月はまだ出ていない。空の低いところにある黄色っぽい光のあたりから昇ってくるのだろう。

さっき大きなサイレンの音が聞こえていたが、左側の赤い光はもしかしたら火事なんだろうか。

 

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2024年11月20日

何もなき刈田と雲に覆はるる空を見上げて冬来たりと知る

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今日はまた一段と寒い一日だった。日が射さないとこんなにも暖まらないものか。

明日からは寒波が緩むということだが、既に十分冬である。秋が短かったなあ。

 

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2024年11月19日

輝けど高く登らぬ日の下でにどさくさ紛れの冬は来にけり

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高村光太郎の時代の冬は「きっぱりと」来るもの(参照)で、私の若い頃まではそのきっぱりさ加減が維持されていたように思うのだが、最近の冬は「どさくさ紛れ」で来るようになった。

先月の今頃まで「真夏日」があり、今月になっても何度か「夏日」が記録されたが、今日は「どんなもんだ!」と言わんばかりの寒さである。暑いか寒いかの両極端で、秋という季節の存在感は、すっかり薄れてしまった。

今日の写真を見ても、太陽は照っているものの冬の寂寥感ばかりが浮かび上がる。

 

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裏の川の波静かなる日溜まりで動きも見せず鴨の群れ浮く

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今日は昨日ほどの暖かさはなく、「フツーの秋の日」といった陽気だった。

裏の川でカモたちの数が増えている。秋が深まるにつれて、ますます増えていくだろう。「ガァがァ」という鳴き声が響き渡る。

 

 

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2024年11月17日

暖かき陽射しの午後は暮れゆけど上着もなしに外を行くなり

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11月に入って、一時は冬のように寒くなったが、最近はまた暖かくなっている。今日はとくに暖かくて、最高気温は 23℃ だったらしいが、一度寒さを通り抜けてきているので、まるで夏のように暖かく感じ、上着なしで外に出ても汗をかくほどだった。

写真は午後 5時頃の西の方角の空。きれいな夕焼けになっていた。

今週半ば頃からは一転して冬の寒さになるという。近頃は本当に短い周期で寒暖が繰り返すから、体調に気を付けなければならない。

 

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2024年11月16日

秋の日の短きことを忘れゐて窓眺むれば日毎に暗し

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この頃なんだかんだと忙しくしていて、ふと気付くと日が暮れてしまっている。秋の日は本当に短い。

明るいうちに写真を撮っておけばよかったと、何日か連続で後悔している。

夕方頃に少し雨が降ったようだが、夜になってみると月が明るい。明日は午後から晴れるようだ。

 

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2024年11月15日

ひむがしに飛龍の如く湧く雲の目と輝ける十三夜月

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今日はずっと雨模様だったが、日暮れ前から少しずつ雲が途切れ初めて、6時半頃には十三夜月が見え始めた。

雲の途切れる直前には、まるで飛龍の目のように輝いていた。

 

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2024年11月14日

久々に帰宅渋滞に巻き込まれブレーキペダルより離れぬ右足

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今日は仕事で湘南の茅ヶ崎市まで出かけ、帰る頃にはすっかり日が暮れてしまった。

帰宅渋滞に巻き込まれ、信号の度に 2回待ち、3回待ちになる。反対車線は順調に流れているので、ブレーキを踏み続けながらかなりイライラした。

今夜から明日の朝にかけては雨になるらしいから、降り出す前に帰ってこられてよかった。

 

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2024年11月13日

暮れかかる空には画家の二筆でさつと描きたる如き白雲

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今日もとてもいい天気で、昼のうちは外に出ても上着いらずだった。

あっという間に日が沈んで月が照るのが不思議なぐらいである。「雲一つない」と言っていいほどの天気だったのに、いつの間にか筆でさっと描いたような白い雲まで浮かんでいる。

 

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2024年11月12日

トラックの荷台で人に食わるるを待つ豚たちの紅き夕陽よ

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今日もかなり暖かい一日で、仕事先への行き帰りはクルマの窓を開け放して走った。

ところが帰り道の国道で豚の集団を移送するトラックのすぐ後ろについてしまった。屋根もなくむき出しの荷台に、多くの豚たちがすし詰めになっている。私は肉を食わなくなってしばらく経つので、やがて解体され、食われてしまう豚たちが気の毒になった。

ところがしばらくそのまま走っていると、豚さんには申し訳ないが、どうにも臭くてたまらなくなってしまった。ウンコの臭いそのものである。

仕方なく窓を全部閉じて、エアコンの冷房を効かせて帰ってきたのだった。上の写真は帰路の途中の道から見えた夕焼けである。

 

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2024年11月11日

二時半の空に浮かべる半月は風に流るる雲より白し

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今日は日本各地で最高気温 25℃ 以上の「夏日」を記録したらしい。関東では前橋で 25.3℃ を記録したという。

東京では 20℃、つくば周辺でも 22℃ ぐらいだったようだが、一度肌寒くなってからの 22℃ だからかなり暖かく感じた。クルマを運転していると汗ばむほどになったので、途中から冷房を入れたほどである。

写真は午後 2時半過ぎに青空に浮かぶ半月っぽい月が白く見えたが、実際の月齢は 9.6 だったらしい。実際の半月の月齢は理論上 7.5 だから、それよりは膨らんでいらわけだ。今月は 16日の土曜日が満月になるようだ。

 

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2024年11月10日

水を貯めそして流すを四百年繰り返したる堰静かなり

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所用で出かけた帰り道、岡堰に寄ってみた。稲刈りも済んだので堰を解放して水を流しているため、夏の時期に比べると水の量が少ない。川幅も狭くなっている。

このまま冬になってますます水量が減り、春になるとまた田植えのために堰を閉じて水を蓄える。

この地に岡堰ができたのは寛永7年(1630)のことだという。勿論当時はこれほど立派なものではなかったにしろ、水を貯めては流すという繰り返しを 400年近く続けてきたわけだ。

 

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2024年11月 9日

もう既に冬の気配の漂へる日暮れの川の景色を眺む

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今日はいろいろバタバタと忙しく過ごすうちに、明るいうちの写真を撮りそびれてしまった。この写真は空に青みが残ってはいるが、実際には日が落ちてしまってからの川の景色である。

三日前ぐらいから急に冷え込んで、今日はどこに行っても「寒くて急遽ストーブを出した」とか「冬用布団に掛け替えた」とかいう話でもちきりだった。

3週間前ぐらいには真夏日があったのに、本当に秋を通り越して初冬の様相である。

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2024年11月 8日

青空の下を北風吹き渡り刈田の色はくすみ行くなり

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今日は空は晴れたが北風が吹いて寒い日となった。昨日に木枯らし一号が吹いたが、今日の風も冷たい。

刈田の広がる景色も寒々しく見える。

 

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2024年11月 7日

アメリカの聞きたくもなきニュースのみ流るる宵に三日月光る

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ニュースはトランプの話ばかりなので、聞いているのも不愉快なほどの一日。

日が暮れれば、空は三日月である。

 

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2024年11月 6日

声もなく羽ばたく音も響かせず川より空に白鷺は舞ふ

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今日は秋らしい一日だった。裏の川に鳥たちが増えている。いつも見られる白鷺、青鷺の他に鵜や鴨も戻ってきている。

写真は、羽を広げて飛び立とうとしている白鷺。この一瞬後にふわりと舞い上がった。

羨ましくなるほどの優雅で自由な姿である。

 

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2024年11月 5日

買い物を済ませて広き駐車場に出れば空には秋の黒雲

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今日は昼過ぎ頃まではよく晴れて日が射したが、北風が強かったので体感的にはむしろ寒く感じた。

ショッピングセンターで買い物をしているうちに写真のように雲が広がって陽射しはなくなったが、風が収まった分、むしろ暖かく感じたりもした。明日はさらに気温が下がるらしいので、着る物の調節に気を付けなければならないだろう。

 

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2024年11月 4日

沈み行く夕陽の朱は明日よりの冷え込む予報忘れさすなり

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今日もいい天気で、夕暮れ時の太陽がきれいだった。明日からは冷え込むらしい。

 

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2024年11月 3日

特異日と言はるるほどの今日の日の空の底まで深き青空

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本日、11月 3日が「晴れの特異日」というのは結構有名な話だが、果たして今年も見事な秋晴れだった。

天気予報では明日も一日中晴れだが、明後日は午後から明後日は午後から曇るらしい。秋の天気は変わりやすいと言われるが、今年はとくにひどくて、晴天は三日もたない。

 

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2024年11月 2日

ぽつぽつと小さき波紋浮かべどもつくばの地では雨強まらず

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西日本ではかなり強い雨が降ったらしく、関東でも栃木県に大雨警報が出されたりしたが、つくばの地の雨はそれほど強くはなっていない。

川面を見てもおとなしい波紋がポツポツと見えるだけだ。明日は上天気になるらしい。

 

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2024年11月 1日

雑草の伸びの収まる川土手に白く小さく咲く姫女苑

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今日から11月。さすがにだいぶ秋らしくなった。天気予報を見ても、これから先は最高気温が 20℃ 前後で推移するようである。

これ、本来なら「過ごしやすくなった」ということなのだろうが、これまでの気温がかなり高めだったので、「寒い」とすら感じてしまう。この辺りが、「天気が極端から極端に変わって、秋が短くなった」と思われてしまう所以なのだろう。

土手に咲く花の種類も少なくなってきて、写真はヒメジョオン。よく見るととても小さなテントウムシが白い花びらに止まっている。

 

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