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2024年12月31日

雪降らす雲のかけらも見えぬまま板東の地の年は暮れゆく

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1週間ぐらい前までは「年末は寒波に襲われる」という予報が出ていたが、実際には夜明けはそれなりに冷え込むものの、日中は日向にいれば暖かいと感じるほどだ。年明けもそれほどの寒さにはならないようだし。

大晦日となり、あちこちかなりの人出になっている。上の写真は通りかかったつくばのイオン・モールの駐車場だが、これほどの人たちが一体どんな買い物をするのだろうと思うほど、クルマで一杯だ。

それにしても、見渡す限り雪を降らせるような雲のかけらもないところが、関東の冬空である。

今年も毎日歌を詠むことができた。よいお年を。

 

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2024年12月30日

岡堰の狭くなりたる川幅の冬枯れの岸と真青なる空

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今日も朝方は風が冷たかったが、陽射しが届いたので車の運転をしている時は車外の空気を取り入れてちょうどいいぐらいの暖かさになった。

帰りに岡堰を通ってきたが、この季節は堰の水をすっかり下流に流すので、小貝川の幅がとても狭くなっている。冬枯れの岸辺の色と青空の対比が爽やかだった。

 

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2024年12月29日

庭を這ふタイムを霜は白く染め朝陽の射すをひたに待ちゐる

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今朝は一段と冷え込んだ。庭で芝生代わりに育てているクリーピングタイムが、白い霜を被ったようになっていた。

この白さは、日が昇ってもなかなか気温が上がらないので 10時頃まで残っていた。明日もまた冷えるらしい。

 

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2024年12月28日

一年の春から秋を咲き通し葉を落としたる木槿佇む

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裏の空き地にムクゲの木がある。春から秋にかけてずっと白い花を咲かせ、冬になってようやく葉を落として細い枝だけになっている。

また来年になれば瑞々しい葉を付けて、花を咲かせてくれるのだろう。

 

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2024年12月27日

暖かき一日過ぎて寒風の戻り来たれる年末の日よ

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暖かく感じたのは昨日だけで、今日はまた寒さが戻った。天気のいいのだけが救いである。

年末年始はこのまま好天が続きそうだ。

 

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2024年12月26日

暖かき冬の夜空を飛行機が北と南にすれ違い行く

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今日は昨日までと比べるとかなり暖かい一日だった。日が暮れて外に出てもそれほど寒さを感じない。

東の空を 2機の飛行機がすれ違い、それぞれ北と南に飛んで行った。音は聞こえなかったから、かなり上空を飛んでいたのだろう。

 

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2024年12月25日

黒雲の広がり来ればふるさとの吹雪の空を思ひ起こせり

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クリスマスの今日、昼過ぎまでは青空だったが午後 3時前頃から雲が広がり始め、日の沈む頃にはすっかり曇り空になった。寒々しい見た目の通り、実際に気温も下がって震えるほどになっている。

一瞬だけ、生まれ故郷の雪雲を想起させた。しかしよく見ると雲の厚みが全然違い、関東はまだまだ生やさしい。

年末年始の庄内地方は、警報級の大雪になるかもしれないという予報だ。大変だなあ。

 

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2024年12月24日

富士の峰の彼方に沈む太陽の炎の如く雲は湧き立つ

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連日の富士山ネタになってしまうが、今日の富士山は茨城県つくばから見えたもの。

夕陽がちょうど富士山頂の左端をかすめるように沈んで、その周辺の雲がまるで炎のように見える。冬の晴れた日は、時々こうした光景が見える。

 

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2024年12月23日

三分の一より上を白く染め北風の中富士山は立つ

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上の写真は、千葉県野田市辺りの川を渡る橋の上で信号待ちしている時に撮ったもの。橋の上というちょっと高いところで撮ったこともあり、富士山がずいぶん大きく見える。さすが茨城県辺りとは違う。

富士山というのは、頂上付近がこのくらいの割合で白くなっているのが一番見事に見える気がする。

 

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2024年12月22日

西の果て沈み行く陽に赤々と染まれる雲も少なかりけり

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冬至を過ぎ、日没の時刻がほんの少しずつ遅くなっているような気がする。

今日は朝から北風が強く、西の地平に沈む太陽に紅く染まる雲も少ない。今夜から夜明けにかけて、もろに冷えそうだ。

 

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2024年12月21日

冬空を南に向かふジェット機の後の方より音ぞ聞こゆる

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今日は気温はそれほど低くないが、風が強いので外に出ると寒く感じてしまう。東の空を銀色のジェット機が飛んでいく。成田に向かっているのだろう。

音の伝わるのは光より遅いので、飛んでいる姿のかなり後ろの方からエンジン音が聞こえてくる。それだけ飛行機が高速で飛んでいるのだろうが、それに気付かないとまるで目に見えない別の飛行機に追いかけられているように錯覚する。

 

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2024年12月20日

川土手に立てる薄は寒風に吹かれ淋しき姿となりぬ

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今日は昨日と比べればまだ暖かかったが、「今日の一撃」の本日付で触れたように、28日頃からは「10年に 1度」というほどの年末寒波が来るのだそうだ。

裏の川原の涸れ薄の穂も、昨日の寒風に吹かれてかなり淋しくなってしまった。今月 14日付のふさふさしていた写真と比べると、たった 1週間足らずのうちにずいぶん姿が変わってしまったものだと驚いてしまう。

 

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2024年12月19日

地に落つる間もなく解けて水と化し板東の雪積もることなし

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昨日の夜、天気予報で「関東は雪の降ることもある」とは言っていたものの、内心では「まあ、そんなこともないだろう」とタカをくくっていた。

ところが今朝、カーテンを開けてみると本当に雪になっていたので驚いた。東京では平年より 15日早い雪だという。

ただ雪とは言っても、地面に落ちた途端に解けてしまって、道路がうっすらと白くなるというまでにも至らない。土手の道の日陰部分がわずかに白くなった程度で、それもあっという間に消えてしまった。私の郷里では積もるところではかなり積もっているらしいので、大変な違いだ。

やはり、関東の雪は年が明けて 2月頃があぶない。ここ数年雪かきをしたことがないのだが、来年はどうなるだろう。

 

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2024年12月18日

日の入りが遅くなりたる道を行く帰宅の車のヘッドライトよ

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午後 5時過ぎに外を見ると、確かに日の暮れるのが少しだけ遅くなっていて、まだ明るさが残っている。

川向こうの道を、帰宅の車のヘッドライトが滑るように通り過ぎていく。

 

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2024年12月17日

冬の陽の昇り来ること遅ければ川土手の道の霜に届かず

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日の沈むのがどんどん早くなる時期は過ぎたが、その代わりに日の出がさらに遅くなっている。

今朝は 7時半を過ぎても朝日は低いままで、川土手の道にびっしりと降りた霜を解かすまでに至らない。

 

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2024年12月16日

冬空に張り巡らされたる電線の奥に筑波嶺青く立ちをり

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今日、ちょっと出かけての帰り道、筑波山が思いがけないほどの近さで見えた。

それにしても、電線というのは多いものだなあ。

 

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2024年12月15日

涸れ薄風に揺るるを照らしゐる今年最後の十五夜の月

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昨日の和歌日記で涸れ薄の写真をフィーチャーした時、「明日は満月だから、この薄と満月のコンビネーションの写真を撮りたい」と思っていた。そしてそれが見事に叶ったのが、上の写真である。

薄の穂が見事に満月の光を反射している。

 

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2024年12月14日

木枯らしにただ吹かれゐる涸れ薄冬陽に光る輝く時の短し

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今日も晴天。この辺りの湿度は 20%台にまで下がり、10%台のところも少なくないらしい。

冬の陽を受けてきらきらと輝いていた涸れ薄は、午後 2時を過ぎる頃には日陰に入ってしまい、輝きを失う。日の傾くのが本当に早い。

 

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2024年12月13日

日暮れても雲に蔽はれ在りかさへうかがひ知れぬ十三夜月

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今日はずっと曇りがちの一日だった。予報によれば、夜遅くには雨が降るかもしれない。

今日の月は十三夜のはずだが、雲に隠れて在りかさえ伺えない

 

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2024年12月12日

北風の冷たき冬の青空に月齢一〇・九の月浮く

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今日は真っ昼間から青空に白い月が浮かんで見えた。月齢 10.9 の月である。

北風が冷たい空で、凍えているように見えた。

 

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2024年12月11日

平らなる西の地平に足早に冬の夕陽は落ちていくなり

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このところ、いつも夕暮れの写真ばかりになってしまう。日没の一年で一番早い時期だけに、ふと気付けば夕方になっているというわけだ。

正確に言えば、明日の夕焼けが一番早くて、その後はだんだんと遅くなるらしい。その代わりに夜明けがさらに遅くなる。

そう言えば、今月初めに山口県に出張した時、いつまでも外が暗いのでまだ夜中かと思っていたところ、時計を見れば 6時を過ぎていたので驚いた。西日本の夜明けは、これからもさらに遅くなるというわけだ。

 

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2024年12月10日

晴れ渡る西の地平の富士の峰の真後ろに紅き冬の日は落つ

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我が家の付近からは北東に筑波山が見え、そして空気が澄んでいれば遙か西の地平線上に富士山の頂上付近が望まれる。

今日の夕方 4時頃から西の空が見事な夕焼けに染まっていたが、夕陽が落ちるとその手前に富士山のシルエットが見えた。沈む直前まではすべてがあまりにも紅く染まりすぎて、富士山があるとは気付かなかったのだが、沈んで初めてその姿が確認された。

今日は、富士山の真後ろに日が沈むという貴重な瞬間に立ち会えたわけだ。

 

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2024年12月 9日

銀杏の葉すつかり落ちて一年で一番早く日の暮れる時期

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近頃、日の暮れるのが本当に早くなった。妻と一緒に外出しての帰り道、4時半頃に「ちょっと早いけど夕食にしようか」と、ちょっとメシを食っている間に、気付いてみると上の写真のようにすっかり日が暮れてしまっている。

これからしばらく、一年で一番日暮れの早い時期となる。

 

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2024年12月 8日

筑波嶺の久方振りの姿眺め板東の地に戻れる気ぞする

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今日は久し振りで筑波山がきれいに望めた。

先月末から今月 3〜4日頃にはもっとクリアな姿だっただろうが、出張でこの土地にいなかったため、今日が久し振りである。つくばの土地に戻ってきたことがようやく実感される。

 

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2024年12月 7日

パラパラと小雨降らする雨雲がつくばに近づくこと有り難し

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ここ数日の快晴に近い晴天と比べると、今日は雲の多い一日だった。しかも午後になると分厚く黒っぽい雲が広がった。

今、午後 10時半だが、スマホの weathernews アプリが「パラパラと弱い雨を降らせる雲が接近中」と告げている。今月初めの天気予報では、「今年いっぱいは関東には雨が降らないかも」と言っていたが、少しは降るみたいである。

空気が乾燥しすぎないように、小雨程度なら歓迎だ。

 

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2024年12月 6日

この冬も北の地平に日光の山々の立つことぞ嬉しき

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ここ 1週間ほど地元にいないことが多かったので、今日は久し振りに地元の冬晴れを味わった。

北の方に日光の連山まで見通せた。写真で言うと、左側の鉄塔の背後に男体山がぼんやりと見える。風が強くなったら、もっとはっきりと見えるはずだ。

 

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2024年12月 5日

オリオン座より他の星座の名を知らぬ我が身哀しき冬の満天

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昨日までの出張の後始末に思いがけなく手間がかかり、気付いてみれば日が暮れていた。今日もずっと天気が良かったので、夜になれば満点の細空だ。

こんな空を見上げていると、星座に詳しければ楽しいだろうにと思ってしまう。オリオン座以外の名前を少しは覚えてみるのもいいかもしれない。

 

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2024年12月 4日

新幹線ホームに柵のなき駅を猛スピードで「のぞみ」行き過ぐ

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三泊四日の旅から戻った。最近は長くても二泊三日というのが多かったから、それより一泊増えただけでも「旅をしてきたなあ」という気がしてしまう。しかも、目的地がかなり離れた 2箇所だったし。

今回の旅はずっと天気に恵まれた。4日間ずっと晴れっぱなしというのは珍しい。

写真は新山口駅の新幹線ホーム。最近の新幹線ホームは安全のために柵が設けられるようになっているが、ここは今も柵がない。この駅に停まらない「のぞみ」などが猛スピードで目の前を通過すると、さすがにちょっと恐ろしい気がして、その瞬間の写真は撮りそびれてしまった。

 

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2024年12月 3日

人影もなき西国の駅広場に光るクリスマス・イルミネーション

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昨日の丹波篠山に続いて、今日は山口県に来ている。写真は新山口駅の広場に見えるクリスマス・イルミネーションだ。

久しぶりで三泊四日の出張だったが、ずっと晴天が続いてくれてありがたかった。明日は帰るだけだが、やっぱり天気はもつらしい。

天気予報では、茨城県を始めとする関東は、今年中は雨が降らないかもしれないなんて言っている。空気がカラカラになりそうだ。

 

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2024年12月 2日

デカンショの土地で前方後円墳眺め戻りし和歌ログ記念日

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この和歌ログは 2003年 12月 2日に開始したので、自分で勝手に毎年の 12月 2日を「和歌ログ記念日」ということにしていて、今日で 21年目になる。毎日欠かさず詠んだ歌の数で言えば 7,674首ということだ。

で、今年の和歌ログ記念日は、出張先の丹波篠山の地で迎えている。『デカンショ節』で有名な土地だ。

大阪を朝に出発してカーナビを頼りに篠山に向かう途中、カーナビの地図上に突然前方後円墳の形が現れた。実際にそばを通るとごく普通の小山にしか見えず、「雲部車塚古墳」という案内版がなかったら、気付かずに通り過ぎてしまうところだった。

何と 5世紀にできたものだという。丹波の地もスゴいところだ。

 

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2024年12月 1日

新幹線ホーム混雑戻り来てコロナの頃と様変はりせり

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先月末に続いて、また大阪に来ている。今日は日曜日とあって、東京駅の新幹線のホームはかなりの人混みだった。

コロナの頃はどこに行っても人が少なく、ある意味快適に移動できていたが、最近はどこもかしこも人が多すぎてなかなか大変である。

「コロナの頃が懐かしい」とは、言ってはいけないことなのだろうが。

 

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