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2025年3月31日

北風に寒の戻りといふよりも真冬に戻りたる心地せり

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北風が吹いて、とにかく寒い。4日前に夏日になって、Tシャツ 1枚で外に出かけられたというのに、「寒の戻り」というより「真冬に逆戻り」という印象だ。

明日も寒いらしく、週半ばまでは震えていなければならないようだ。

 

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2025年3月30日

雲晴れて玄関前で紫のローズマリーの花は増えゐる

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昨日ほどではないが、今日も結構寒い。とはいえ世の中では桜を初め、春の花がどんどん咲き始めている。花というのは一度咲くというベクトルがつくと、多少寒の戻りが来たからといってそれを止めるということができないようなのだ。

我が家の玄関の前ではローズマリーの花が増えている。これは一年中枯れずに育っているのだが、春になるととたんに花の数が増える。紫色の花が増えるのを見ると、なかなか嬉しい。

 

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2025年3月29日

満開となりたる桃は突然の寒の戻りに耐へてゐるなり

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今日はかなり寒い一日になった。最高気温が夜中に記録され、あとは下がる一方で昼頃には 4℃ ぐらいだった。今シーズン何度目の「寒の戻り」になるのか、数え切れないほどだ。

写真は駅前ショッピングビルから見下ろした桃の花(だと思う)。綺麗に満開になったとたんにこの寒さだから、さぞ驚いていたのだろう。

 

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2025年3月28日

岡堰の桜は咲けど明くる日はまたもや冬の寒さ来るらし

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この辺りでも桜が咲き始めた。写真は岡堰の桜。陽当たりのいいところから先行して花が開いている。

ただせっかく桜が咲いているのだが、明日はまたしても「寒の戻り」となるらしい。

明日の最高気温は 12℃、最低気温は 3℃ という予報なのだが、この最高気温は日付が変わったばかりの午前零時の気温である。あとは下がる一方で、正午にこの日の最低気温の 3℃ になるという予報だ。これじゃ「寒の戻り」どころか、完全に「冬そのもの」じゃないか。

やれやれ、今年の春の天気は本当にややこしい。

 

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2025年3月27日

夜中には雨降り始めさらにまた晴れて寒さも戻りくるらし

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今日は昨日ほどではなかったが、やはり暖かさが残った。西日本から雨が降り出して、夜中には関東も雨になるという。

明日はまだ暖かいままだが、明後日は寒いぐらいになるらしい。本当にわけのわからない天気だ。

 

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2025年3月26日

日の当たる土手埋め尽くす蕗の薹夏日の風にひたに驚く

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今日は昨日以上に気温が上がり、26〜27℃ ぐらいになったらしい。完全に「夏日」で、あまり暑いので Tシャツ 1枚で過ごしている。正直なところ「夏の歌」にしてしまいたいほどだが、まだ 3月なので一応「春の歌」としておく。

外は結構風が強いのだが、その風もまったく冷たさを伴わないので、土手にたくさん生えているフキノトウも驚いてしまっている風情だ。

 

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2025年3月25日

暖かき陽気が過ぎて週末はまたもや冬に戻るてふなり

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昨日はやや肌寒いほどだったが、今日は汗ばむほどの暖かさだった。明日はさらに気温が上がるという。

それでも週末の土曜日からの 5〜6日間は最高気温が 10度以上も下がって冬に逆戻りするというから、油断がならない。ラジオの天気予報でも「もう冬物は洗濯してしまっても大丈夫ですとは言えません。もう少し長い目で見てください」と言っていた。

もう一度だけ冬に戻るということのようなのだ。いやはや。

 

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2025年3月24日

黒雲の空を覆へる日といへど東京の桜咲き初めしとふ

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昨日は南関東では夏日となって暑かったが、今日は雲が多くて気温が 5度も下がっているという。それでも例年で言えば 4月中旬の気温だというから、先週の日曜日に雪になったばかりで大変な変化と言える。

この曇りがちの日に東京では桜の開花したというニュースが流れ、あと 1週間で見頃になるという。ここつくば周辺でも 3月末には咲き始めるのだろう。天気にはあまり恵まれないようで、花見は大変そうだが。

 

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2025年3月23日

青空に閉じ始めたる岡堰は田植ゑの近きこと知らせゐる

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今日は「暑い」と言っていいほどの一日だった。4日前に雪が降ったとは信じられないほどで、天気が本当に極端から極端に振れている。

岡堰の水門がだんだんと閉じられるようになって、堰の水の量が増え始めた。田植えシーズンが近いことを伺わせる。

 

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2025年3月21日

西空の赤く染れる夕暮れに点々と立つ電柱黒し

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今日も青空が広がったが、風は冷たいままだった。明日からは少しは暖かい風になるらしい。

夕暮れの景色が、春らしい色に変わっている。夕焼けの中で点々と立つ電柱が黒い。

 

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2025年3月20日

菜の花の咲きゐる堰の枯草の色は増え行く水底となる

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昨日は冷たい雪が降ったのに、一転して爽やかな晴れ。

近所の岡堰の岸辺は菜の花が増えて、すっかり春の色になっている。流れに近い所の枯草色は、もうすぐ水の量が増えて隠されてしまう。

 

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2025年3月19日

春分の日を前にしてこれこそが最後の寒の戻りなれかし

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今日の写真は、「一撃」と同じものを使わせてもらう(参照)。

15日付で「予報士は最後の寒の戻りてふ言葉を幾度繰り返すらむ」という歌を詠んだ身としては、「ほうら、やっぱりね!」と言いたくなるほどの雪になってしまった。満開の梅の花が雪に覆われて驚いてしまっている。

明日は春彼岸なので、今度こそ「最後の寒の戻り」になってもらいたいものだ。

 

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2025年3月18日

梅香る春の心地を知らぬ間に寒風止めば桜咲くらむ

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今日も天気は良かったが、風が冷たかった。まだまだ冬物をしまうわけにはいかないようだ。

さらに、日が暮れる頃からは冷たい雨まで降ってきた。明日の昼頃まで降り続くらしい。本当に春になるのは、今月末の桜の咲く頃となるようだ。

梅はとっくに盛りを過ぎ始めているが、「梅香る」というような春らしさを味わった気がしていない。最近は本当に春と秋という季節の素っ気なさが際立つ。

 

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2025年3月17日

青空の広がりをれど川面には寒風刻む深き陰影

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今日はよく晴れ渡ったが風の強い一日で、クルマを運転していても、横風に流されかねないほどだった。

夕方になって裏の土手を散歩したが、風がとても冷たい。そして既に日影になった川面には深い波の陰影が刻まれていた。

 

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2025年3月16日

遅咲きの梅も今こそ時分とぞ冷たき雨に負けず咲きゐる

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今シーズン、何度目かの我が家の梅の花の写真である。昨日からの冷たい雨にもめげずしっかり咲き続けて、しかも花の数を増やし続けている。

来年以後もこの調子で咲いてもらいたいものだ。

 

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2025年3月15日

予報士は最後の寒の戻りてふ言葉を幾度繰り返すらむ

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午前中は晴れ間も見えたのだが、午後 2時過ぎには雨が降り出した。明日はずっと本降りになるという。

気象予報士は明日が今シーズン「最後の寒の戻り」になるだろうというのだが、この台詞は既に 3度ぐらい聞いているような気がする。ということは、さらにもう一度ぐらい「最後の寒の戻り」があるかもしれない。

 

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2025年3月14日

我が梅の半月先の桜咲く季に先立ちて咲くぞ嬉しき

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昨日に続いて梅の写真である。我が家の梅がこんなに見事に咲いたのは、本当に初めてのような気がする。

今月末頃からは桜の咲く季節になるので、その前に間に合ってよかった。

 

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2025年3月13日

遅咲きの我が家の梅も温もりに誘はれ花の数増やしゐる

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暖かくなって、我が家の遅咲きの梅も急に花の数を増やし始めた。ここ数年で一番見事な咲きっぷりかもしれない。

この咲き方が来年以後も続いてくれればいいのだが。

 

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2025年3月12日

水音に振り向き見れば真白なる翼広げて鷺の舞ひゐる

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暖かくなったので、なるべく土手の道を散歩して脚が衰えないように気を付けている。

今日歩いていると、川の方から「ザバッ」という水音が聞こえたので振り返ってみると、シラサギが飛び上がったところだった。すぐにスマホを取り出してシャッターを切ると、思ったよりまともな写真が撮れていた。

最近は水辺に多くの生き物が集まるようになっている。カモの数も増えているし、ようやく春に実が入ったようだ。

 

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2025年3月11日

赤きたらこ白き茸と胡麻を和へしパスタを選び昼食とせり

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妻の買い物に付き合い、近くのショッピングセンターで昼食を取った。私の選択は「たらこパスタ」。たらことキノコが主たるトッピングで、胡麻の風味が利いている。ほかのメニューはすべて肉入りなので、ペスカテリアンの私はこれしか選択できないのだ。

食べてみれば、案外イケた選択だった。次もこれで行こう。

 

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2025年3月10日

青鷺に見守られつつ田を起こすトラクタの音周囲に響く

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廻りの田んぼで田植えに備え整地が始まっている。

今日見かけたのは、大きな音を立てて土を掘り返しているトラクターのすぐ後ろで、アオサギが見守るように立っている姿である。アオサギはかなり用心深い鳥で、カメラのシャッターの音を聞くだけで飛び去ったりするので、これはかなり珍しい姿だ。

もしかしたら掘り起こした田の土の中に、籾殻などの餌になるものがあるのだろうか。

 

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2025年3月 9日

昨夜来降りたる雪も積もらずに青く際立つ筑波の峰よ

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昨夜から雪が降り出して、積もってしまうんじゃないかと心配していたが、夜が明けてみるとすっかり解けていたので安心した。今日は朝から笠間方面にクルマで出かける仕事があったためである。

帰り道、筑波山の姿が綺麗だったので、クルマを停めて写真に収めた。この山が「日本百名山」に標高 1,000m 未満の山として唯一選定されているのは、古代から大規模な「歌垣」の舞台として知られていた歴史的意義とともに、この山容の美しさがものを言っているのだろう。

 

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2025年3月 8日

予報より早めに雨は雪となり土手沿いの道白く染め行く

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「午後から降り出した雨は夜の 9時頃に雪に変わり、積雪の怖れがある」との予報よりずっと早く、7時半頃には雪がしんしんと降り出した。

朝には結構積もっているかもしれない。明日が日曜で、通勤に大きな影響が出ないのが何よりだ。

 

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2025年3月 7日

夜更けには雪の降るとて県道は帰宅を急ぐ車が続く

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今日は暖かかった昨日までとは違い、冷たい風が吹いて寒い一日だった。

夜中前には雪が降るというので、川向こうの県道は帰宅を急ぐ車のヘッドライトが続いている。

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2025年3月 6日

低温をものともせずに咲きゐるはローズマリーの紫の花

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我が家の玄関横のローズマリーが、3月の声を聞いて盛んに花を付け始めた。

我が家の庭は梅もローズマリーも、雪も低温も関係なく、咲く時は咲くということのようだ。

 

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2025年3月 5日

底冷えのする雨の日の横浜の仕事を終えて越ゆる利根川

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今日は仕事のため早朝に家を出て、横浜まで行って来た。

昨夜までは雪が積もったら交通機関が乱れて間に合わなくなるんじゃないかと心配で、もしかしたら夜のうちに出て前泊しなければならないかとも思ったほどだったが、実際には徐々に雨に変わってくれて、なんとかなった。

いずれにしても底冷えのする雨の中の移動はなかなか消耗で疲れてしまった。早く春らしい春になってもらいたいものだ。

写真は帰路、常磐線取手駅の直前で利根川(坂東太郎)の鉄橋を渡っている時に撮ったもの。向こう側に見えるのは、国道 6号線の鉄橋だが、その彼方の空の色は哀しいほどに寒々しい。

 

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2025年3月 4日

遅咲きの我が家の梅は雪降りて明くる日にこそ咲き初めにけれ

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我が家の庭の梅はかなりの遅咲きで、近所の梅の花が満開になっているのにずっと蕾のままだった。ところが今朝見ると、何とチラホラ咲き始めているじゃないか。

先週までの暖かい時に咲かずに、よりによって雪まで降るという寒さに逆戻りしてから咲くというのだから、よほどの変わり者の梅である。後はこのまま花が増えて行ってくれればありがたい。

 

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2025年3月 3日

夕暮れの田んぼの雪は一面に真白き花の咲きゐる如し

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午後 2時過ぎ頃からすっかり雪になり、田んぼは白く染まってしまうかも知れないと思ったほどだが、それほどにはならなかった。

写真は夕方 5時半頃の田んぼで、ところどころ白くなっているだけである。暗い中で見ると、白い花が一面に咲いているようにも見える。

 

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2025年3月 2日

明日よりは雪降ることもあるといひそれらしき雲忍びより来る

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今日はこれまでより雲の量が多いものの、なんとか「晴れ」と言っていい天気だったが、明日からは急に冬に逆戻りして、雪も降るという予報である。

関東の春に三寒四温は付きものとはいえ、まったく極端な天気の変わり様だ。何とか耐えることにしよう。

 

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2025年3月 1日

土手の内で枯れたる如く見えてゐし笹に緑の色戻りたり

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3月の声を聞いて、廻りに緑色が増えてきた。土手の内側の枯れているように見えていた笹も、少し緑色がさして背も伸びている。

来週は雪も降るらしいが、極端な三寒四温と思って耐えよう。

 

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