2024年6月 2日

夏の田の縦横斜め列をなす稲の彼方に陽は沈み行く

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ついに 6月になった。

田んぼの緑は日に日に濃くなっているが、まだ縦横斜めどこから見ても列をなしているのがわかる。

 

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2024年4月27日

家々の窓は開けられ田に水の引かれ始めし連休初日

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今日は大型連休初日。ちょっと用足しにクルマで出かけたのだが、幹線道路はかなり混んでいた。

戻ってくると近所では窓を開け放している家が多く、周囲の田には水が引かれ始めている。農家は連休どころではない。

 

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2024年4月26日

鶯のホーホケキョウと鳴く声の絶えて聞こえぬこの年の春

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ふと気付いたのだが、この春は我が家の周辺でウグイスの鳴く声が聞こえない。例年だと梅の咲く頃からひっきりなしに「ホーホケキョ」という声が聞こえていたのだが、今年はまったく鳴かないのである。

ほかの地域に行くと、自然の豊かなところでは何のことなく賑やかに鳴く声が聞こえるのだが、このあたりに限って聞こえないのが不思議である。

今日も昨日に続いてかなり暖かい日だった。ウグイスに見限られたまま、夏に移行してしまうのだろうか。

 

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2024年4月25日

川の上翔ぶ白鷺は自らの空行く影を見つめゐるらむ

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昨日は寒の戻りで肌寒かったが、今日は一転して夏日になった。

川で休んでいたシラサギが突然飛び立った。多分目の下には、水面に映る青空のの上をすべるように飛ぶ自らの姿があるのだろう。

 

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2024年4月24日

街灯の路面の反射白々し寒の戻りの雨降る宵よ

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今年の春はいかにも春の陽気といった日が少なく、初夏と冬の間を行ったり来たりするばかりのような気がする。

ラジオの天気予報でも、先月以来「ようやく冬のコートをしまってもよさそうです」と言って 3〜5日経ってから、「今日は冬のコートを重ねた方がよさそうです」などと繰り返すことが何度もあった。

先週末は半袖 Tシャツ 1枚で十分という日もあったが、週明けからはまた急に気温が下がり、今日はフリースを重ねて過ごしている。

日が暮れてから帰ってくると、雨に濡れた道に街灯の反射だけが目立ち、寒々しい感じだ。

 

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2024年4月23日

満開の皐月は雨に打たれても色失はずさらに咲くらむ

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今月 16日の和歌ログに書いた図書館の駐車場のサツキの花の数がどんどん増えている。

今日は一日中曇っていたが、今夜遅くから雨になるという。明日は一日中降り続くらしいが、赤い花の色が失われることはないだろう。

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2024年4月22日

朝方の雨上がれども容易には晴れ間を見せぬ一日なりき

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今日は朝から雨が降っていたが、昼前頃から止み、その後はずっと曇り空だった。週の半ば頃は雨がちになるらしく、連休前半は週明けの 28、29日に晴れるほかはあまりぱっとしない天気になるようだ。

その後のもちなおしに期待しよう。

 

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2024年4月21日

川土手に色を加ふる雛芥子に蜂は呼ばれてひたに蜜吸ふ

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川沿いの土手にヒナゲシの花が咲き始め、それに呼ばれるようにミツバチがやってくる。蜂というのは、本当に健気な存在だと思う。

これまでは冬と初夏の間を行ったり来たりしていたが、ようやく安定した春の陽気になったようだ。

 

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2024年4月20日

土曜日の夜空の端の明るきはナイターをする運動公園

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日が長くなったとはいえ、やはりまだ 4月。ちょっと油断をしていると、窓の外を見た頃にはもうすっかり暗くなっている。

川の向こうの方で空がやや明るくなっているのは、今日は土曜日ということで、運動公園でナイターをやっているのだろう。

 

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2024年4月19日

遙かなる砂漠より翔び来たるてふ黄砂の色に愛車は染まる

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ここ数日、中国大陸から黄砂が飛来しているというニュースが流れているが、ふと気付けば我が家の黒いクルマも黄砂と夜露のせいで段だら模様になっている。

今日は洗車する隙もなく埼玉県まで往復。明日も暇なしなので、しばらくこのままで走らなければならないようだ。

 

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