2024年9月17日

人心地てふものありと思ひ出す中秋の空照らす月見て

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今日も日向を歩くだけで汗の流れる暑い日だったが、流石に日の暮れるのは早くなってきて、午後 6時を過ぎる頃にはまともに暗くなった。

ふと窓の外を見ると月がきれいだったので、「そういえば、今夜は中秋の名月だったっけ?」と思い出し、ネットで検索したら確かにその通りだった。

昼間はいくら暑くても、日が暮れれば少しは人間らしい心地がする。

というわけで、今日は特別に「秋の歌」としておく。明日はまた実感通りの「夏の歌」になりそうだが。

 

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2024年6月 7日

新潟の帰路に越後の香り立つへぎそばといふそば啜りたり

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今日は新潟からの帰路、長岡に近い道の駅で久しぶりに「へぎそば」を食べた。つなぎに「ふのり」を使ったそばで、新潟独特のものだと思う。写真のように一口ずつ食べやすいように盛られているのも特徴だ。

今夜は高崎に一泊して、明日帰宅の予定。

 

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2023年11月13日

晩秋の夕日に赤く染まりたる刈田横切る立木の影よ

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写真は今日の午後 4時 20分頃の田園風景。日が沈みかけていて、赤みを帯びた刈田の景色の中で木の影が長く伸びている。

今日は午前と午後、そして日向と日陰との体感温度がずいぶん違っていた。昼前に日の射さない室内にいるとゾクゾクするほどの肌寒さだったが、昼過ぎに日向を歩くと暖かささえ感じられた。

今後は最低気温が一桁台の日が続くようだ。冬はもうすぐである。

 

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2023年11月12日

雨雲の冬の寒さを呼び込みて筑波の峰を包みゐるなり

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昼前までのしとしと雨が午後には止んだ。ただ、雨が寒気を呼び込んだようで、気温が一日中 10℃ に届かず、昨日よりさらに寒い日になった。

今週の初めは夏日だったのだから、秋を飛び越えていきなり冬になってしまったような感覚である。

筑波山もきっと驚いている。

 

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2023年11月11日

時ならぬ夏日となりし四日後に冬の冷たき風届きたり

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今日はずっと曇りがちで日が射さず、肌寒い一日だった。関西では「木枯らし一号」が吹いたところがあるという。27℃ 超という 11月の最高気温を記録した火曜日の 4日後にこんなことになるのだから、忙しい天気である。

写真は近所のショッピングセンターの駐車場から筑波山を望んだところ。地上部分は満車だったので、屋上までのぼって駐めなければならなかった。

空は曇っているが結構な風が吹いていたので稜線がくっきりと見え、帰り道では北の方角に日光の山々まで見えた。まだ雪は降っていなかったが。

 

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2023年11月10日

世の中は午後四時半を過ぎたれば日暮れの闇に包まれしなり

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今日はずっと所用で埼玉県の越谷までクルマで出かけていて、つくばの地に戻ったのは午後 6時頃だった。

日がだいぶ短くなっていて、越谷を出発した 4時過ぎには薄暗くなり始めていて、千葉県を通過する頃にはすっかり日が落ちてしまった。そして利根川を超えて茨城県に入った途端に、街灯が極端に減って真っ暗になってしまったので、思わず笑ってしまうほどだった。

昨日の夕方から急に気温が下がり、今日はジャケットを着なければ肌寒いほどで、急に夏が終わってまともな秋が来たという気がする。

ネットで東京の日の出と日の入り時刻を調べてみたところ、今日は日の出が 6時 11分で、日の入りが 16時 34分。日の入りが最も遅くなるのは 11月 30日の 16時 28分というから、もう 6分の差しかない。そして 12月 13日までは 日の入りが 16時 28分のままだ。

一方で日の出はさらに遅くなり、冬至を過ぎて年明け 13日の 6時 51分が一番遅い。朝の 7時近くにならないと日が昇らないのだ。

というわけで、帰宅した頃にはすっかり夜になっていたのだった。

 

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2023年11月 9日

水量の減りたる川に舞ひ降りて首伸ばし立つ鴨の群れあり

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今週半ば過ぎから寒気が流れ込み、季節が一気に進みそうという情報だったので、今日あたりは結構冷え込むかと思っていたのだが、日中はまだまだ暖かかった。季節の進行を感じるのは明日辺りからになりそうだ。

裏の川では鴨たちが集まってのんびりしている。川底に足をついて立っているのもいるので、冬に向かって水量がどんどん減ってきているのがわかる。

 

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2023年11月 8日

青鷺に向かひレンズを構へればぎやあと一声鳴きて飛び立つ

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今日は二十四節気の「立冬」なのだそうだ。その前日に東京では最高気温が 27℃ を超えていて、今日も日中は Tシャツ 1枚で充分だったのだから、ずいぶんな冬の立ち方である。

ただ、今日にしても夕方近くになってからずいぶん涼しくはなった。今週末から空気が入れ替わってかなり涼しくはなるらしいが、とにかく季節の推移が遅い。

裏の川にいるアオサギの写真を撮ろうとしたところ、「ギャア!」と一声鳴いて飛び立ってしまった。シラサギは案外呑気だが、アオサギはかなり用心深い鳥である。

 

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2023年11月 7日

クリスマスセールの飾り輝けど夏日の暑さ消ゆることなし

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つくば市内のショッピングモールに買い物に来ているが、正面入り口ホールに早くも ”WONDER CHRISTMAS!” というクリスマス・セールの飾りができていた。

東京都心で 27.5℃ という 11月の最高気温が記録されるほどの暑さでクリスマスと聞いても、ほとんど実感が湧かないのだが。

 

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2023年11月 6日

鴨たちと距離を置きつつ瀬に立ちてギャオと一声青鷺は鳴く

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昨日も触れたように、日を追う毎にカモたちの数は増えていてて秋を感じさせるものの、今日も 25℃ 以上の夏日で体感的にはかなり暑い。ただ日暮れが早まっているので「秋の歌」とするのみだ。

カモたちの側にアオサギが立ち、時々「ギャオ!」と鳴く。その美しい姿からは想像できないほど下卑た声で、「天は二物を与えず」という気がしてしまう。

 

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