2023年9月26日

夕映えの彼方去り行く夏を見て秋のつもりで暮らさむとぞ思ふ

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昨日はカラリとした秋晴れだったが今日は少し暑さが戻り、湿度が高かったこともあって、汗をかいてしまう一日だった。

ただ夕暮れの空を見ると、もう夏は去りつつあり、秋の気配の方が強く感じられる。そりゃそうだ。もう 9月の 26日。5日後は 10月である。

本来ならもっと秋らしくてもいいのだが、今年はこの程度である。明日はまた暑さが戻るようだが、もう秋のつもりで暮らす方がすしっくり来る。

こんな風に心の中で意識的に調整しなければならないというのも、おかしな話だが。

 

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2023年9月25日

続きたる猛暑の日々を潜り抜けローズマリーの花戻り来ぬ

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猛暑の連続がようやく終わりつつあり、花も安心して咲けるようになった。昨日のムクゲの花に続き、我が家の玄関脇のローズマリーもまた花を付け始めている。

花が咲くのはありがたいが、蚊も安心して飛び回るようになったみたいで、ちょっと庭の草いじりをするだけであちこち刺されて痒くなってしまう。

花も蚊も暑すぎるのが苦手なのは、人間同様のようだ。

 

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2023年9月24日

暑すぎる夏は花にも暑すぎてその終はりゐるを喜びて咲く

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一昨日はムクゲの木が急に元気になってピンクの花の数が増していると書いたが、今日はその隣の木が活性化して、白いムクゲの花がどんどん咲いている。

花が増えただけではなく、蕾もたくさん膨らんでいるので、近いうちに満開状態になるだろう。

木や花にとっても暑すぎる夏は、ようやく終わりを迎えたようだ。

 

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2023年9月23日

夏中は水面下たりし岡堰の浅き岸辺に草生え揃ふ

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稲作りの間はたっぷりと水を蓄えていた岡堰だが、稲刈りがかなり進んだ今は水を自然に流れるままにしている。ずっと水面下だったところも、今は草が生えて緑になっている。

今日はかなり涼しかったが、来週はまた 30℃ に達する日もありそうだというので、油断はならない。

 

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2023年9月22日

花の数増え始めたる桃色の木槿が秋の風を呼びしか

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関東地方は秋雨前線の北に入ったようだ。今日は昼から雨となり、何十日ぶりかでで涼しい日となった。

真夏日の続いていた頃は暑すぎて花の数が増えなかったムクゲも、ようやく盛んに咲くようになっている。

最高気温が 27℃ で、25℃ 以上の「夏日」には違いないのだが、これまでと比較して「ようやく秋っぽくなった」と感じるので、今日から「秋の歌」とさせていただく。

このまま涼しくなってもらいたいものだ。

 

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2022年11月30日

晩秋にしては不思議に温かき二日は過ぎて寒気来るらし

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この 2日間、晩秋にしては妙に暖かかった。夜は布団を 1枚減らしたほどである。

しかし今夜から雨となり、その低気圧が寒気を呼び込んで、明日からは冷えるらしい。いよいよ 12月になり、年末に近付くということだ。

 

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2022年11月28日

花落ちて放射状なる抜け殻の風に揺れゐる小栴檀草

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今月 1日の歌の題材にしたコセンダングサの花はすっかり落ちて、放射状の抜け殻のみになってしまった。その影に、小さな「ひっつき虫」が見える。

 

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2022年11月26日

少しずつ暮れの掃除に手を付けて日の沈むのに気付かざりけり

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最近は日の暮れるのが本当に早い。

年末の大掃除を一遍にこなしてしまうのは大変なので、今週辺りから少しずつ始めている。床や壁、窓などにこびりついた 1年分の汚れをこすり落とすのは、少しずつとはいえかなりの力仕事だ。

午後 5時前頃に今日の分を一段落して窓の外を見ると、日はとっぷりと暮れて、帰宅の車のヘッドライトが次々にすべって行く。

来週辺りから、本格的に寒さを感じるようになるらしい。そろそろ「冬の歌」というカテゴリーに切り替える時期となるかもしれない。

 

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2022年11月25日

霜月の夕映えの中にくつきりと浮かぶは富士の嶺のシルエット

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今日は同じ「晴れ」でも昨日以上で、日が暮れる頃になっても空が澄み切っていた。

西の方角、夕映えの中に富士山のシルエットがくっきりと浮かんでいる。なかなか見られない構図である。

 

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2022年11月24日

ワールド杯初戦ドイツに勝ちたれば晩秋の空高く澄みたり

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ワールドカップ初戦でドイツに勝利したのを見届けて、朝は 7時頃に起きると見事な青空だった。夕方近くになって雲が広がったが、いわゆる「高曇り」で、青空を隠しきるまでに至らない。

ドイツは私が最初に行った外国で、好きな国の一つでもあるので、第二戦は頑張って勝ってもらい、共に決勝トーナメントに進むことになればいいのだが。

 

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