2025年2月21日
2025年2月20日
2025年2月 7日
2025年2月 6日
倉敷の古き街並み静けさは凍ゆるほどの風の賜物
今日は倉敷での仕事を終え、ホテルに入る前にせっかくなので古い家並みの「美観地区」を歩いてみた。ついでに大原美術館にも寄ろうかと思ったが、閉館ギリギリのタイミングだったので諦めた。
今日の岡山県は、天気は悪くなかったが冷たい風が吹きすさび、黙って立っているとガタガタ震えるほどの寒さだった。昨日の名古屋も寒かったが、今日の倉敷はそれ以上だった。
その寒さのため美観地区は空いていて、ストレスなく歩けたのでいいとしておこう。
2025年2月 5日
2024年12月 4日
2024年12月 3日
2024年12月 2日
デカンショの土地で前方後円墳眺め戻りし和歌ログ記念日
この和歌ログは 2003年 12月 2日に開始したので、自分で勝手に毎年の 12月 2日を「和歌ログ記念日」ということにしていて、今日で 21年目になる。毎日欠かさず詠んだ歌の数で言えば 7,674首ということだ。
で、今年の和歌ログ記念日は、出張先の丹波篠山の地で迎えている。『デカンショ節』で有名な土地だ。
大阪を朝に出発してカーナビを頼りに篠山に向かう途中、カーナビの地図上に突然前方後円墳の形が現れた。実際にそばを通るとごく普通の小山にしか見えず、「雲部車塚古墳」という案内版がなかったら、気付かずに通り過ぎてしまうところだった。
何と 5世紀にできたものだという。丹波の地もスゴいところだ。
2024年12月 1日
2024年11月29日
より以前の記事一覧
- 大阪に霰降りたる寒き日に咲き初めゐる白き桜よ 2024.11.28
- 磐梯の山を背にして眺むれば墨絵の如き猪苗代湖よ 2024.10.22
- 秋の日の裏磐梯の青空に浄土平の白煙は映ゆ 2024.10.21
- 土曜日の京都の町を歩きゐし溢るるほどの人の多さよ 2024.10.19
- 真蒼なる秋に似合わぬ空のもと雲吹き上げて大山は立つ 2024.10.18
- ガラス一枚隔てて至近距離にあるライオンの目の哀しさを見る 2024.06.08
- 夏の日の高速道路を使わずに五時間半で越後に着きたり 2024.06.06
- 青空を映して光る猪苗代の湖面を眺め戻り来たれり 2024.06.04
- 渓谷を横切り渡る鉄橋の下より白き雲は湧き立つ 2024.06.03
- 雨の降る京都の町で手ぬぐいを眺めて新幹線に乗りたり 2024.05.13
- 神戸なる南京町を通り抜け雨の降るまで海を眺めぬ 2024.05.12
- 青海に緑の島の点々と浮く風景は瀬戸内の果て 2024.05.11
- 白雪を頭に添へて遙か下に東名高速従ふる富士 2024.05.10
- せっかちと言ひたくば言へ浪速では動く歩道で止まる者なし 2024.01.17
- 夜も更けてホテル最上階に入り窓より見下ろす大阪の街 2024.01.16
- 昼過ぎに空晴れたれど磐梯の頂に雲ありて動かず 2024.01.10
- 白河の是よりみちのくてふ石碑眺めてもなほ暖かき陽よ 2023.12.06
- 富士の嶺にかかる笠雲大きくも小さくもなり消ゆることなし 2023.10.20
- つくばより西に望める富士山の裏側を見る甲府のホテル 2023.10.19
- みちのくの雨は止めども雲厚く北に聳ゆる山影見えず 2023.09.15
- 上方に心を致しゐるやうな山梨側の田より見る富士 2023.09.14
- 北の地より青函トンネル潜り抜け日本の景色の内に戻りぬ 2023.06.12
- 北国のあしたの風は冷たくも夏咲く花の蕾膨らむ 2023.06.11
- 内浦湾霧の奥から来る波の岸に砕けて吾を迎へゐる 2023.06.10
- いわきなる道を走れば空よりも深き青さの水平線よ 2023.04.19
- 東京と新大阪を二時間と三十分で結ぶのぞみよ 2023.03.19
- 午後三時コーヒーショップの白壁に映ゆるミモザの黄色の花よ 2023.03.18
- 河内なる国の東の山並みに聳ゆる高圧線の鉄塔 2023.03.17
- 野崎にて時を忘れてゐし我を令和に戻すビルの遠景 2023.03.16
- 大阪の日のたやすくは沈まずに生駒の山を照らしゐるなり 2023.03.14
- 朝方の雨止みたりし大阪の寒の戻りの風を吸ひたり 2023.03.13
- 伯耆より吉備への道は雪国と化してをりたり一夜のうちに 2023.02.15
- 雪の舞ふ一歩手前の山陰の空の下にぞ美てふものある 2023.02.14
- 南より中国山地を乗り越えて山陰の地に辿り着きたり 2023.02.13
- 五十年振りの空気は晩秋の雨直前の狭山丘陵 2022.11.20
- 猪苗代の湖畔より見る磐梯に雲湧き流れ途切るることなし 2022.10.13
- 薄日射す裏磐梯の湖を窓開け放ち妻と巡りぬ 2022.10.12
- 飛行機の主翼で上がり下がりする思ひのほかに薄きフラップ 2022.06.15
- 松山は梅雨に入れども止む時は降らぬものなり雨といふもの 2022.06.14
- 梅雨空の道後温泉本館の坊っちゃん団子食ふ能はざり 2022.06.13
- 穏やかに横たふ如く見ゆれども雪を残せる安達太良の山 2022.06.04
- 雷に雹突風の洗礼を受けて磐城に辿り着きたり 2022.06.03
- 今の世と江戸の昔を見たる日に初夏と春先も往きつ戻りつ 2022.05.16
- 空を行く一万フィートの高みより一万余尺の富士を見下ろす 2022.05.15
- 雨上がり都市の躑躅に迎へられ明日は飛び立つ土佐の国へと 2022.05.14
- 新年の雪をいただき青空を背景に立つ富士を拝めり 2022.01.10
- 天草の海に浮かべる島々に生ひ茂りたる松の根思ふ 2022.01.09
- 西国のこの時期にては夕方の五時半過ぎも空青きなり 2022.01.08
- 帰路につく新大阪のホームより彼方に望む六甲の峰 2021.12.17
- 駅弁の深川めしを食したり二年あるいは三年ぶりに 2021.12.16
- 石塔の上に散りたるもみぢ葉の呼ぶ声を聞きシャッターを切る 2021.11.09
- 日は落ちて三年ぶりの京の夜に雨は静かに降り始めたり 2021.11.08
- 白鳥にあらで舞ひ飛ぶ蝶々の白き姿の名の花は咲く 2021.07.09
- 信州の旅路の半ば十数年ぶりに参りし善光寺なり 2021.07.08
- 黒雲の低く垂れ込め山裾を隠しゐたるも雨は降らざり 2021.07.07
- 筑波嶺の藪の中より鳴き慣れぬ鶯の声ひたすら響く 2021.04.02
- 都会には情報などと呼べるものほとんどなしと見極めてをり 2021.03.28
- 奥多摩湖青き水より立ち上がる雲取山を見上げ戻りき 2021.03.18
- 三百年余り経ちては大きくも小さくもあり高山陣屋 2021.03.17
- 白川の合掌造り屋根裏の百年経たる光の痕跡 2021.03.16
- 相模湖を渡る春風頬に受け飛騨の里へと思ひぞ馳する 2021.03.15
- 越中の奥なる峰は真白きに冬の光を発してをりぬ 2020.11.06
- 信州を抜け越中にひた走る車窓より見る奥山白し 2020.11.05
- 輪郭の毛羽立つ如く流れゐる雲の隙間を縫ひて走れり 2020.09.15
- 筑波嶺を斜め後ろの角度より眺むるうちに戻り来たれり 2020.09.04
- 蒸し暑き夏の京都の洗礼をまたこの年も受けて戻りぬ 2020.07.21
- 加古川の駅前の道賑やかに家路を辿る女子高生たち 2020.07.20
- 駿河なる高速道の事故を超え日のあるうちに辿り着きたり 2020.07.16
- 遠州に向かふ旅路の雲晴れて眩しきほどの日の差しきたり 2020.07.15
- 唐突に雲間の切れて大洋と陸の狭間の街を望みき 2020.03.30
- オホーツクの水平線に光りゐる流氷の白きをこの目で見たり 2020.03.29
- 道東の上空越えて網走に行く眼下には阿寒湖の見ゆ 2020.03.28
- 日の暮れて着きたる街の駅のみが皓々として明るかりけり 2020.03.11
- 雪景色覆ふ黒雲そのわずか二十四時間後には消えてゐたりき 2020.02.19
- 冬過ぎて春となりたる如月に今年初めて雪降るを見き 2020.02.18
- 来てみれば青空のまま日は暮れて雨降ることのなき旅行なり 2020.02.13
- 青空を映せる海の横須賀といふ非日常眺め帰りぬ 2020.01.20
- 富士山の南東側に湧く雲も関東までは届かざりけり 2020.01.10
- 出張で泊まるホテルの狭き部屋ベッドを挙げて机に向かふ 2020.01.09
- 北陸の師走の空と思はれぬ青さに北のアルプス聳ゆ 2019.12.25
- 京都駅二階のコーヒーショップより見下ろすコンコースに寒風渡る 2019.12.06
- 暖かき陽の射す向きに傾きて緑残れる甲州の秋 2019.11.19
- 札幌の去り際の空黒雲に覆はれ夜半に雨となるらむ 2019.11.13
- 新千歳空港からの車窓より眺むる木々の冬の姿よ 2019.11.12
- 江戸の世を今に変へたる心根を密かに残す城を見上げぬ 2019.11.09
- 沈む陽を見送る如く背の高き棕櫚は並びて川面に映る 2019.11.08
- 平らなる石狩平野の空港より板東の地へ飛び立たんとす 2019.11.05
- 唐松の黄金色に輝きて道央の秋彩りゐたり 2019.11.04
- 羽田より一時間半空を飛び冷たき風の札幌に発つ 2019.11.03
- 瀬戸内の大橋の下タンカーが二隻悠々と潜り抜け行く 2019.10.31
- 石鎚の山より落つる清水のエメラルド色に流れゐるなり 2019.10.30
- 背後より秋の夕陽を浴びながら鋭き尾根の石鎚の山 2019.10.29
- 夕暮れに染まる下界を見下ろして富士山頂は僅かに白し 2019.10.26
- 一仕事終へて空港行きのバスを待ちて見上ぐる雲は動かず 2019.10.04
- 青空と分厚き雲に分かれたる肥前の国の駅前静か 2019.10.03
- みちのくの夏と秋との入り交じる青空眺め帰路に付きたり 2019.09.04
- 上野よりわずか九十分足らず仙台の夜更け見下ろしゐるなり 2019.09.03
- 千年の都を後に金沢の雨降る夜に移り来たりき 2019.08.19
- 青空に少しく雲の広がれど京都の夏は暑きままなり 2019.08.18
- 照りつける日射しの下で烏丸のお東さんに詣でたるなり 2019.08.17
- 盆過ぎの暑き京都でコーヒーの熱きを飲みて駅を見下ろす 2019.08.16
- 台風の日本海へと抜けたれど奈良の都の雨は止まざり 2019.08.15
- 訪ぬれば和泉と紀伊と大和なる国の境に棚田広がる 2019.07.11
- 紀州との境に近き大和なる安らの里の空は晴れたり 2019.07.10
- 雲の湧く紀伊の山より流れ来る吉野の川の畔の宿よ 2019.07.09
- 上州の妙義の山の稜線の鋸のごと際立ちてあり 2019.07.03
- 信州の雲薄くして木漏れ日のさす夕暮れとなりにけるかも 2019.07.02
- 八雲さす出雲の磯の波の香の未だ飛ばぬ夜に筑波に戻れり 2019.06.22
- 曇り空の出雲市駅の北口より望むは島根半島の山 2019.06.21
- 青空を一直線に伸びて行く飛行機雲は山の彼方に 2019.06.09
- 隙間なき深き緑の塊の東北の背骨横切りにけり 2019.06.08
- 西日本の雨を少しは引き受けて夜に入りては八戸に着く 2019.06.07
- 東京の西の端なる郊外の風冷めぬまま夜半となりたり 2019.05.25
- 本州の西端めぐり空映す海は紛れもなき日本海 2019.05.21
- 我ながら晴れ男なるありがたさ行く先常に陽ぞ射し来たる 2019.05.20
- 駿河なる木々の緑の照る国で茶葉の緑も啜り切りたり 2019.05.16
- 常総の間近の火事の黒煙と列車事故にて驚きたる日 2019.05.15
- 瀬戸内の光の風の渡り来る伊予の山道抜けて歩きぬ 2019.04.18
- 松山の道後温泉からの約三キロの道歩き戻れり 2019.04.17
- 奈良京都巡りて戻り来たれるは三月三十一日なりき 2019.03.31
- 吉野より戻りて京の都では少しく春の心地するなり 2019.03.30
- 五分咲きの吉野桜の木の下をリュック担ぎて登りきたれり 2019.03.29
- どんたくの街を練り行く行列に思ひを馳せて食ふ通りもん 2019.03.26
- 福岡の城の名残の石垣の下に桜は咲き誇りゐき 2019.03.24
- 一日で三分咲きより七分まで咲き進みたる南の桜 2019.03.23
- 長崎の桜はついに咲き始め今日は三分の咲きとなりけり 2019.03.22
- 昼を過ぎ潮目の変はる波の立つ大村湾の橋を越えたり 2019.03.21
- この夜のビジネスホテルのバスタブは行水ほどの小ささなりき 2019.03.20
- 春風の渡れる土佐の城下より眺める空と 「リョーマの休日」 2019.03.12
- 大雨の関東を発ち一飛びに南国土佐に着けば青空 2019.03.11
- 楊枝ほどの串に三つずつ刺してある日本一のきびだんごなり 2019.03.06
- 片側の三車線ある大通り行き交う車不意に途絶えき 2019.02.26
- ガラス越し雪寸前の風の吹くビジネスホテルの十二階フロア 2019.02.15
- あんといふ店で食ひたるおばんざいまた行くことあれば是非にぞ寄りたき 2019.02.06
- 近江なる琵琶湖の岸の山並みの僅かに白く染まれるの見ゆ 2019.02.02
- 移動中の新幹線のどこやらで写せる景色ファイルに残る 2019.02.01
- 三島より間近に望む富士の嶺は青と白より他に色なし 2019.01.17
- 厚き雲空覆ひたる三島にて富士に遇はむと眠りゐたりき 2019.01.16
- 角のなき奈良公園の鹿たちを見て五時間後つくばに戻れり 2018.12.20
- 年の瀬の日暮れ間際に敷島の大和の里に滑り込みたり 2018.12.19
- 八ヶ岳連峰に立つ権現といふ名の山の秋の日に照る 2018.10.21
- 山里の青空長く続かざり雨も長くは続かざれども 2018.10.20
- 山の端の風の音さへ聞こえ来ぬ温泉ホテル寒くなきなり 2018.10.19
- 秋風のさほど冷たくなき夜の小雨に煙る百万都市よ 2018.10.16
- ならまちの極楽坊といふ寺の秋の日差しに照らされてをり 2018.10.15
- みちのくの港の空に雲厚く垂れ込めたれど雨は落ち来ず 2018.10.11
- 海鮮丼食して今日の九時間の陸路の移動終はりたりけり 2018.09.05
- 赤土のベルトの如くどこまでもダム湖の岸を廻りゐるなり 2018.08.29
- 通り雨過ぎて間もなき米子なる空港に着き空見上げたり 2018.08.28
- 肥前なる穏やかにして平らなる地を後にして博多に着きぬ 2018.08.25
- 空港より佐賀の街まで坂のなき真直ぐなる道バスで辿れり 2018.08.24
- 京都駅南口にて涼風と新幹線の音に身を浸す 2018.08.18
- 淡海といふなの湖 (うみ) の岸に立ち潮の香のせぬ風に吹かれり 2018.08.17
- 北陸の雨雲千切れ吹き来たり淡海の空覆ひたるらし 2018.08.16
- 半日を歩き通せる大津なる都を濡らす雨に遭わざり 2018.08.15
- 西に行く野分よりくる黒雲の雨落とさずに過ぎ去れぞかし 2018.07.28
- 空の青映せる海の風を受け紀州の寺に蓮は輝く 2018.07.03
- 大阪の日の照る下で真白なるマーガレットが真っ直ぐに立つ 2018.06.14
- 和泉なる堺の街に降り立てば運河に映る五月晴れの空 2018.06.13
- 一日で夏思はする都より初春の空のみちのくに来たり 2018.05.18
- 暑き日の都路にまたわずかにも一泊のみの旅は終はりぬ 2018.05.17
- 北陸の旅より戻る特急で笹寿司の笹開き頬張る 2018.04.16
- 木場潟の彼方は厚き雲垂れて白山の峰望まざりけり 2018.04.15
- 板東の朝霧を背に備後なる国で天気の変はり目を見る 2018.04.04
- 早朝に出でて着きたる仙台の桜は未だ三分咲きなり 2018.04.02
- 弥生なる京の烏丸七条の桜は盛り過ぎてありたり 2018.03.29
- 大和なる道に沿ひたる池のうち金魚の赤き姿ぞ見ゆる 2018.03.28
- 春空の二日続きて一斉に桜の花の開ききりたり 2018.03.24
- 旅先の寒の戻りの冬空の一夜明ければ春となりたり 2018.03.23
- 雨に濡れ寒さに震へいる如し盛り過ぎたる太宰府の梅 2018.03.21
- 昼過ぎて冷たき雨の降り続く博多の梅を今日はまだ見ず 2018.03.20
- 一夜明け寒の戻りの小雨降る米原駅前に人影もなし 2018.03.16
- 平日の東京駅にわらわらと湧く人のうちに我も含まる 2018.03.15
- 寒風は収まりかけて海原に沈む夕陽の色広がれり 2018.03.06
- 特急の窓より見ゆる早春の庄内浜に白波は寄す 2018.03.05
- 静かなる空港ロビーでひたすらに飛行機を待つ長崎の夜 2018.03.01
- 白波を立ててはうねる大村湾の中の空港に降り立ちにけり 2018.02.28
- 顔を上げ体を左右に振りながらペンギンは行く行列なして 2018.02.22
- 下町といへども東京都内では灰色のビル立ち並ぶのみ 2018.02.21
- 真白きに青き陰影幾筋も刻める富士は風別けて立つ 2018.02.17
- 宵闇にことさら白く浮かびゐて白鷺城の屋根は重なる 2018.02.16
- 八戸の駅より西にたおやかに八甲田の山は雪を戴く 2018.01.31
- みちのくの八戸の夜の暗き底に解け残りたる白雪を踏む 2018.01.30
- 青空の広がりをれど京の地に細かく白き雪は舞ひ来る 2018.01.27
- 東海道新幹線の車窓には雪国の色広がりてあり 2018.01.26
- 見えねども生きて動きてパン生地を膨らますなる天然酵母 2018.01.14
- 見渡せど人影もなき安芸の地の雪降り積もる限界集落 2018.01.13
- 季節風は関門海峡吹き抜けて安芸の川面に波紋を刻む 2018.01.12
- 白雲の流るる如く行く年も奈良の里にて留まりてあり 2017.12.21
- 伏見なる稲荷に赤く連なれる鳥居より見る下界は白し 2017.12.20
- 雪化粧控えて富士の遙かにも青く立ちたる姿望みき 2017.11.06
- 網走で受けたる風の冷たさを甲州の夜に連れ来たるなり 2017.11.05
- 雪止めば網走の空青くして風の冷たさのみ増しにけり 2017.11.04
- 札幌より石狩川を遡り雪を眺めてオホーツクに来たり 2017.11.03
- 北の地の道遙かにも真直ぐにて大平原に赤き陽は落つ 2017.11.02
- 飛行機で一時ほどの北の地は凍ゆるほどの寒さにあらず 2017.11.01
- 日の暮れし蒲田の駅に降り立てば過ぎし昭和の蘇りたり 2017.10.31
- 沢水の流れ少しく速まりて野分の来るを里に知らすか 2017.10.22
- 高原の橋のたもとの街灯の照らすは雨かはたまた霧か 2017.10.21
- 遙かなる南の海を迫り来る野分に続く甲州の雲 2017.10.20
- 頂にまだ雪のなき鳥海の青き山容辛うじて見ゆ 2017.10.15
- みちのくの山肌赤くなり初めて父の七回忌と早もなり 2017.10.14
- 初めての小田原までの片道は二千二百と七十円なりき 2017.10.13
- 伊予の里の蓮田を渡り来る風の次第に乾き始めたるなり 2017.09.21
- 平成の風吹き入りて簾越し明治の香り帯びて渡りぬ 2017.09.20
- 夜更けたる京都の町にキャンドルと光るタワーの真直ぐなりけり 2017.09.01
- 盆からの一週間の旅をして日暮れし里に戻り来たれり 2017.08.21
- 九州でかきたる汗を九州のホテルのバスに流し帰らむ 2017.08.20
- 板東の地では久しく見ることのなかりし夏の雲の湧きゐる 2017.08.19
- 平城と平安の差は千年の時の流れを汲むほど長し 2017.08.18
- 平城の遠き昔を忍ばむとすれども忍びきれなき昔 2017.08.17
- 平城宮跡より吉野の里を越え熊野の地まで分け入り来たり 2017.08.16
- 盆休み終はれる今宵わが旅の始まりとなるビジネスホテル 2017.08.15
- 夕立の止みたる空はただ青し祇園祭のすぐ隣の地 2017.07.16
- 中央線ホリデー快速の窓の外梅雨の雲のみ垂れ込むる見ゆ 2017.07.01
- 九州より戻れば夜の駅前は雨降り注ぐ梅雨でありたり 2017.06.18
- 九州の遅き夜明けの朝焼けの東の空を赤く染めたり 2017.06.17
- 雨降らぬ梅雨にはあれど水辺には菖蒲の花の咲き乱れゐる 2017.06.16
- 山笠の幻影見ゆる境内に博多の夏は進みゐるなり 2017.06.15
- 自転車でほどよき風を巻き起こし駅前の道過ぎる人たち 2017.06.14
- 流店の中を流るる水音と風吹く音と鳥の鳴く音 2017.06.13
- 乗り慣れぬ JAL の便にて飛び来たる出雲の国に小糠雨降る 2017.05.31
- 高原の空一面を覆ひたる雲高くして雨を落とさず 2017.05.25
- 今少し涼しき風の吹き残る仙台平野の初夏の早朝 2017.05.22
- みちのくの空の青さを映し込み瀬は流れ行く白波立てて 2017.05.21
- 大阪の四月最後の日曜は夏思はせて早も暮れたり 2017.04.30
- 白波を立てて流るる宇治川の雲の切れたる空を映せり 2017.04.21
- 夕暮れの京都の駅を歩きゐるいつもの蕎麦の香りもなしに 2017.04.20
- 島原の城下の武家の屋敷跡二百年経ち水仙は咲く 2017.03.24
- 地の底は燃えさかるものと雲仙の山肌を這ふ流れに知りたり 2017.03.23
- 長崎といへる異国に我はあり港の果てに沈む陽眺め 2017.03.22
- 夜更けまで高速道路を駆け抜けて湯気立つシエラカップのコーヒー 2017.03.05
- 西国の白梅は今満開を過ぎて少しく散りゆけるなり 2017.03.01
- 西国の遅き夕日の輝きを長く留むる大村の海 2017.02.28
- 一夜明け能登の七尾の家々の屋根に真白き雪の降り積む 2017.02.21
- 遙かなる能登の七尾の山鉾に伊勢諏訪そして都を重ぬ 2017.02.20
- 板東の青空あとに明朝は雪降る能登に我は発つなり 2017.02.19
- 朝雨に降られて鈍く光りゐる路地に沿ひたるトタン葺き屋根 2017.02.17
- まどろみの覚めて眺むる車窓には真白き雪と青き空あり 2017.02.16
- 大寒の長崎の空曇れども日の沈むまで明るかりけり 2017.01.19
- 年の瀬の冷たき風も届かざる瀬戸内の島の南斜面よ 2016.12.28
- 年末のビジネスホテルの湯沸かし器は紫色に沸騰すなり 2016.12.27
- 東海の古き城下の鉄道の駅より西に日は暮れていく 2016.12.12
- 信州の北に望める山並みの僅かに白き頂あたり 2016.11.10
- 空と山と草地に牛の見ゆるほか何もなきこそ清々しき地よ 2016.10.22
- 韮崎の駅より見ゆる観音の彼方に我は登らんとぞする 2016.10.21
- 懐かしき 「出羽桜」 てふ看板の彼方に煙る朝の山並 2016.10.20
- 長崎の去り際に腹満たしたり海には海の親子丼あり 2016.10.13
- その先に下る坂なき港には灯りともして浮かぶ帆船 2016.10.12
- 石垣と濠のみ残る城跡の水面に長く移る街の灯 2016.09.18
- そそり立つ瞰望岩の頂上にいつの日か立つこともあるらむ 2016.09.01
- 傾ける日射しに薄く紅に北見の雲居染まり行くなり 2016.08.31
- 山頂を雲に覆はれ巨大なるテーブルのごと赤城山見ゆ 2016.08.29
- 千年の都の空気吸ひたるはわずか五日の瞬く間なり 2016.08.19
- 千年の都の鋭く暑き日に穏やかに熱きにしん蕎麦食ふ 2016.08.18
- 板東の沖を過ぎたる台風の呼びたる風に暑き都よ 2016.08.17
- 悠久といふもの云ひの腹の底にすとんと落つる斑鳩にあり 2016.08.16
- 蝉の鳴く大原の地は鳴く蝉の声に埋もれて動かざるなり 2016.08.15
- 暑き日の比叡の山の東堂の木の切れ間より琵琶湖を眺む 2016.08.02
- 日暮れてもねつとりと吹き来る風を涼しと京の人は言ふなり 2016.08.01
- 朝早き新幹線の切符もちビジネスホテルで寝るのみの夜 2016.07.31
- 徳島は野分で遠き台湾と繋がれるらし雨のそぼ降る 2016.07.08
- ころといふきしめんすすり朝方の新幹線で戻りきたれり 2016.06.19
- 山眺む中山道の城跡の今は消えたる天守閣より 2016.06.18
- 淡海の石山寺を覆ひたる青葉に残る五月雨の露 2016.06.17
- 淡海のほとりにありて淡海は夕闇の奥見えざりしなり 2016.06.16
- 厚岸の街と厚岸湾を包む霧の彼方にオホーツクあり 2016.05.31
- この国の西南の端より北東の端に渡りて寒さに震ふ 2016.05.30
- 山肌の木々の梢は雨を吸ひその一滴を小径に落とす 2016.05.29
- 里山に梅雨の走りの雨降れば苔むす木々の昔ぞ見ゆる 2016.05.28
- 南国の躑躅は青き空のもと鮮やかさ増し咲きに咲きゐる 2016.05.27
- 南国の風に誘われ一輪の菖蒲は早も咲き出でにけり 2016.05.26
- 六甲の彼方に初夏の日は落ちて空に浮き立つテレビ塔の影 2016.05.18
- 仙台まで常磐道を走り抜けただ一日で往きて戻りぬ 2016.05.05
- 冬過ぎて春夏秋は天国の緑に染まるみちのくを行く 2016.05.03
- 山肌のところどころを薄く染め山桜咲く出羽の春なり 2016.05.02
- 雨雲に追ひつかれしも雨傘は遂にささずに戻り来たれり 2016.04.21
- 十二年前のなゐにて揺れし地を鎮めるごとく片栗は咲く 2016.04.18
- 日本海側の食材で我が体奥の部分はできたりとみゆ 2016.04.17
- 打ち寄する波に海の香せぬことを不思議と思ふ大津の湖畔 2016.04.15
- 肥後国は今しもなゐの続くとふ大津の夜は静かなれども 2016.04.14
- 筑波嶺を常とは逆の方角に見る彼方より戻り来たりぬ 2016.03.29
- 宍道湖の彼岸に夕日落ちたれど思ひのほかに長き残照 2016.03.17
- 山陽路の寒の戻りの夜風には春の気配もやや含まれり 2016.03.12
- 福島を季節の花で埋めんと切なる思ひ地に描きたり 2016.02.28
- 尾道に残る昭和と行く昭和平成の世はいかばかりならむ 2016.02.17
- 寒風の雪を引き連れ瀬戸内を吹き抜くる日を海で過ごしぬ 2016.02.16
- 明朝は海に出でんと瀬戸内の海辺の街で眠りにつかむ 2016.02.15
- 吹雪くのか新幹線の走る故か関ヶ原の雪横殴りなり 2016.01.20
- 白雪を僅かに染むる森の日を神々しとぞ讃岐人言ふ 2016.01.19
- 瀬戸内に冬の嵐の吹き渡る夜の彼方に遠き讃岐よ 2016.01.18
- 窓の下にバスの居並ぶ駐車場ありて今夜の宿とするなり 2016.01.17
- 御殿より障子戸越しに掛川の青空に立つ天守閣見る 2016.01.16
- 暮れなずむ商店街の空を分け飛行機雲の消え残りゐる 2016.01.15
- 廊下にはウォール・トゥ・ウォール・カーペットの敷かるるホテルに今夜は泊まる 2015.12.20
- 甲州の高原の空明るみて唐松林の影浮かび来る 2015.11.19
- ひた走る特急あずさの車窓より見ゆる景色の季節も進む 2015.11.18
- 道の端に降り敷き積もるもみぢ葉の同じき色のなき旅路かな 2015.11.15
- 小夜更けて冷たき冬の雨となる駅前の道光る中津川 2015.11.14
- 山肌に目の高さなる雲かかり流るることもなき中央道 2015.11.02
- 無造作に廊下の隅に置かれたる Wifi ルータのビジネスホテル 2015.10.31
- 稜線で世界を分けて片側に雲の湧きたる赤城の山よ 2015.10.29
- 夕焼けを反射し光る北空に浮き上がりたる赤城の山影 2015.10.28
- 日暮れての名古屋の空に立ち上がる高層ビルの窓の明かりよ 2015.10.26
- 白鷺といふ名の城の六層の天守閣よりみる四百年 2015.10.10
- 郡家 (こうげ) とふ駅に停まりて車窓より彼方の山の峠を望む 2015.10.09
- 明日の朝一番列車で鳥取に我は発つなり空は晴れゐる 2015.10.08
- ジャズてふはありとあらゆる調べにて杜の都に響きたりけり 2015.09.13
- 都路の空に映えたる屋根瓦新しく立つ御影堂に入る 2015.08.18
- 蓮の咲く池の周りの梢より極楽浄土垣間見るなり 2015.08.17
- しやあしやあと大音量で熊蝉の鳴く境内をそぞろ歩きぬ 2015.08.16
- 砂の丘を一つ二つと越えてさらに駆け下りたる波打ち際よ 2015.08.15
- 出雲より松江米子を通り抜け倉吉の地に降り立てるなり 2015.08.14
- 土砂降りの雨は過ぎ去り八雲立つ出雲の盆の夜は更けゆく 2015.08.13
- 瀬戸内を越えて日暮れの駅前に僅かにともる灯の見ゆるなり 2015.07.18
- 野分行き甲斐路の空の黒雲の途切れ僅かにのぞく青空 2015.07.17
- 黒雲の甲斐路に降らす雨の隙間をつきて甲府に着きたり 2015.07.16
- 北の地の手宮に向かう廃線のレールに耳をつけて音聞く 2015.07.03
- みちのくよりただ三時間の旅をして梅雨の国へと帰り来たれり 2015.06.26
- 梅雨入りもせぬみちのくの青空にはや夏の雲湧き昇るなり 2015.06.25
- 定禅寺通りを蔽ふ大木の欅並木を風潜り行く 2015.06.14
- 越中の富山の街の東なる立山連峰は霞みたるなり 2015.06.01
- 越中の日枝の社の参道で祭りの人の群れに入りたり 2015.05.31
- かねてより馴染みの駅名なりしかど初めて降りし本厚木駅 2015.05.23
- 弥生とはオンリーイエスタデイなりき子供の我はそこにありたり 2015.05.18
- 澄む水と建ち並ぶマンションの共にある百万都市の杜の都よ 2015.04.23
- 琉球の空気の中で何事もなく胡蝶蘭育ちゐるなり 2015.04.17
- 琉球の青空の底深くして常と異なる時空に惑ふ 2015.04.16
- 加茂川の春爛漫の片隅で京都の闇の一本桜 2015.03.31
- 遥かなる四条河原に残りたる闇に光れる汝桜よ 2015.03.30
- 大阪で手づから焼きてソースかけお好み焼きといふものを食ふ 2015.03.23
- 鹿児島の街を見下ろす観覧車を天上の城を見る如く仰ぐ 2015.02.25
- 噴煙を上げて雲居に届かせて海とつなぎて立つ桜島 2015.02.24
- うっぷるいといふ不可思議の名の岬の波に洗はれ育ちたる海苔 2015.02.13
- 最大の寒気は過ぎて八雲立つ出雲の海に日は射し初めき 2015.02.10
- 雪の舞ふ日の入り前のひとときを出雲大社の風にぞ吹かるる 2015.02.09
- 音立てて水迸る山肌の裂け目をくぐり地の内に入る 2014.12.16
- 建物の間に瀬戸の海はありそのすぐ先に島もありたり 2014.12.15
- 夕暮れの奥秩父なる峰々の僅かに雪を戴きて見ゆ 2014.12.05
- どこにでも見らるる如く甲斐路にもクリスマスデコレーションはある 2014.12.04
- 白樺と唐松の木は葉を落とし青空のみの林明るし 2014.11.19
- 雲黒く野分迫れる越中の川の源のアルプスは見えず 2014.10.13
- 秋の日の仁徳天皇陵の濠に飛び来てじつと立てる青鷺 2014.09.21
- 初めての堺湊の街並みを立体駐車場越しに見る 2014.09.20
- 夕暮れの渡良瀬川の鉄橋の下り電車の客は少なし 2014.08.29
- 雨上がり青き空なる京都よりさらに西へと我は発ちたり 2014.08.19
- 一本の蠟燭の立つ姿なりと人は言ふなり京都タワーを 2014.08.18
- 宇治川は琵琶湖の水を一本の流れにまとめ淀に押し込む 2014.08.17
- 車窓より眺むる雲は霧の如く地を這ひて雨降らしゐるなり 2014.08.16
- 野分去り寺に参ればどの墓も雨に洗われ清められをり 2014.08.11
- 日本海を北上すなる台風と寄り添ふ如く陸を走りぬ 2014.08.10
- 飛行機のドアより足を踏み出せば北の大地の風は吹くなり 2014.08.07
- 長谷寺の灯籠の下に枯れ残る紫陽花ありてあとはただ緑 2014.07.16
- 真直ぐなる飛行機雲が白く伸ぶ千三百年の古都の夏空 2014.07.15
- 大阪のコンクリートの色を離れ深き緑の盛れる房総 2014.07.03
- 雨を避け東海道を往復し千葉のビジネスホテルの眠り 2014.07.02
- 西洋の左右対称の庭園の対象破る薔薇の香れり 2014.06.16
- 阿蘭陀より来る風吹く庭園に阿蘭陀色の紫陽花は咲く 2014.06.15
- 棕櫚の葉の夜露は乾き今日もまた長崎の空は青く晴れ渡る 2014.06.14
- 五月晴れの旅の空には白雲の流れて森の緑濃きなり 2014.06.13
- 長崎の船着き場には五月晴れの陽光注ぎさざ波の立つ 2014.06.12
- 空梅雨の肥後の夜風の彼方より路面電車の乾きたる音 2014.06.08
- 国見より箱庭を見るごとく眺む福島盆地は夏に染まれり 2014.06.01
- 辿り着けば黄昏の色残りたり仙台平野の広き空の端 2014.05.31
- 高速道のうねりに応じ見え隠れすれど唯一富士の高嶺よ 2014.05.10
- 北の地の原野の果てにタオロマイといふ名の山の鮮やかに立つ 2014.05.04
- 北の地の春の遅きを待ちかねて一斉に咲く梅も桜も 2014.05.03
- 四国なる阿州の狸合戦の人の心に占むる大いさ 2014.04.25
- 海の青空の青との境目の白く霞める紀伊の水道 2014.04.24
- みちのくを縦に貫く山中を横に辿れる雪の渓谷 2014.04.02
- みちのくに春は来たれり吹く風の冷たき中にその音を聞く 2014.04.01
- 清水の舞台を上に見上ぐれば天女の舞の見ゆる日もあるか 2014.02.19
- 荒海を越えて吹き来る寒風を受けて温まる人の心よ 2014.02.18
- 湯けむりのことさら白く立ち昇る宵に氷雨は雪にぞ変はる 2014.02.13
- 降り続く雨の尾張の去り際の駅のホームの熱ききしめん 2013.12.18
- 冬の旅遅き夜明けの伊那谷の彼方に望む木曽の御岳 2013.12.17
- 白雪の夕日に染まる富士の嶺の頂きのみを垣間見る里 2013.12.16
- 霜月の北の大地に吹き下ろす風にジングルベルの響きよ 2013.11.25
- 北見なる大地の果てに日は落ちて冷気張り詰む硬く動かず 2013.11.24
- 白壁の土蔵の屋並うららかに晴れたる空の下で輝く 2013.11.23
- 冬空を映して青く静かなる大村湾のまろき縁取り 2013.11.22
- 甲斐路なる善光寺には山々が後光の如く輝けるなり 2013.11.14
- 八雲立つ出雲の国の青空に白雲流れ秋は過ぎゆく 2013.11.05
- 出雲なる神在月のおほやしろに八百万の神集ひませるか 2013.11.04
- 讃岐なる満濃池は山中に雲居を映し広がりゐたり 2013.10.16
- 十年に一度の強さ保ちつつ野分近づく黒潮の上 2013.10.15
- 太平の眠りとやらをむさぼりてみたしと思ふ長崎の海 2013.09.20
- みちのくの秋田の街にあと一夜比内鶏食ひ留まらむとす 2013.09.16
- 水鳥の嘴のその似姿の切り開く道を滑り着く街 2013.09.15
- 八戸の日射しの中に新幹線のホームはメタリックに横たはる 2013.09.12
- 車窓より見ゆる景色はみちのくの初秋の色に満ちて行くなり 2013.09.11
- 世の中で起きてあるまた起こらむとする戦争に否を示さむ 2013.08.22
- 宇治川を渡り来る風に都路の暑さをなかば忘れ佇む 2013.08.19
- 大原の宝泉院に靴を脱ぎ座ればしばし立つぞ忘るる 2013.08.18
- 薬師釈迦阿弥陀如来の坐し給ふ寺に声明の声ぞ聞こゆる 2013.08.17
- 日の高き祇園の街に暑き風渡りてぽつくりの音は響きぬ 2013.08.15
- 峠より磐城の国を見下ろせば緑なす地に阿武隈は霞む 2013.08.13
- 覚悟して来たりといへど尾張なる黄昏らしくなき暑さかな 2013.08.09
- 長崎よ遠き昔よりいと遠き地に続きたる港の街よ 2013.07.31
- 思案することも忘るる坂道を昇り下れば思案橋通り 2013.07.30
- 竹繭といふものあれば迷はずに入りて蚕の目で外を見る 2013.07.29
- そこここに踊る阿呆の気配あり熱き風吹く徳島の夏 2013.07.25
- 石垣に偲ぶ昔の風を受け福山城を後にせんとす 2013.07.18
- 備後なる国のもてなし蕎麦をすすり明日の仕事に備へんとぞする 2013.07.17
- 半世紀前に消えたる砂浜を偲べば傍を電車行き過ぐ 2013.07.15
- 夕食にまともな額を支払ひてまともな味と雰囲気を食ふ 2013.07.07
- ままかりの寿司喰ふうちに新幹線はただ今時速二百七十キロ 2013.06.29
- 旅に来て備前の国の駅ビルの讃岐うどんを食せんとする 2013.06.29
- はるばると来たるいわきの青空に今日弔いの風は吹くなり 2013.06.22
- 遙かなる野分に続く黒雲の長崎空港を飛び立たんとす 2013.06.18
- 一筋の模様を広げ今生の終りを待つかイチモンジチョウ 2013.06.17
- 南国の日の色さして紫陽花の花は見事に開きゐるなり 2013.06.16
- 三十年を一飛びに越え来てみれば昔と同じ二見浦なり 2013.06.15
- どこにでもある一枚の水彩画の下のベッドで一夜寝ぬらむ 2013.06.13
- 旅先に響く雷をやりすごし一人茶を飲み寝ねんとぞする 2013.06.07
- 日曜の越後路に人通りなくただへぎそばをたぐる夕暮れ 2013.05.19
- 幾重にも連なり見ゆる山襞に若き自分の面影を見る 2013.04.19
- 今日といふ日から明日への通過点は思ひのほかの大都会なり 2013.04.18
- 明け方のなゐを忘れて大阪の街は青きに暮れてゆくなり 2013.04.13
- 冬の日を百年受けて晒されてわずかに歪む京の家並みよ 2013.02.17
- 日の射して雲広がりて雪は舞ひまた日の戻る都路の空 2013.02.16
- 旅に来て一夜明くれば黒雲の下に煙れる天橋立 2013.02.15
- 冬晴れの丹後の国を彷徨ひて遙かに望む天橋立 2013.02.14
- 大阪の街のネオンはただ光る即物的に瞬きもせず 2013.02.13
- 大寒に入りて青空のぞく日の羽後の恵みを浴びて戻れり 2013.01.20
- 大空の青き領域が狭まりて灰色となり地上銀世界 2013.01.19
- 広島の小寒の夜に吹く風を心地良くこそ頬に受けたれ 2013.01.16
- 東北の海の恵みの寿司を食ひその夜のうちに帰宅せしなり 2012.12.14
- 振り返り見上ぐれば白き旅客機は羽田の夜に浮き上がりたり 2012.12.09
- 寒き夜に香港映画のカンフーの如き姿で長崎に寝ぬる 2012.12.08
- 北風に冷たく冴ゆる湯の町の空気に赤き灯り滲まず 2012.12.06
- 北風とともに来たれば豊後なる湯の町の夜は雨になりたり 2012.12.05
- 西海の潮風を受けもみぢ葉の紅き季節を横切る旅よ 2012.11.22
- 西海の遅き夜明けに照らされて葉も揺れず立つ一本の椰子 2012.11.21
- 空を飛ぶことがかくまで当然のこととなりたる世の中にゐる 2012.11.20
- 見上ぐればすぐそこにある石鎚は険しき道を隠して聳ゆ 2012.11.04
- 石鎚の遠かりしかど空晴れて青空に際映ゆる日となる 2012.11.03
- 石鎚の伏流水の湧く街の石の水場に映る日影よ 2012.11.02
- 鎌倉の風は適度に湿りゐて三十年の昔思はる 2012.10.15
- 宍道湖に打ち寄する波僅かにも傾きかくる日に輝けり 2012.10.10
- 八雲立つ出雲の丘に日は射して天地結ぶ楽の風の音 2012.10.09
- 旅人の目で見る街のただ中に我とつながるいのち潜めり 2012.10.03
- 大いなる石の隙間の小さきも石垣をなす石にこそあれ 2012.09.21
- 長き竿の時折立ちて風に揺る神通川に鮎を釣る見ゆ 2012.09.20
- 神に向く折れざる心この土地に続き来たりて天仰ぐなり 2012.09.18
- 昼までに野分は過ぎて動かざるものの残れり長崎の地に 2012.09.17
- 野分より伸びたる雲は大粒の雨を落として去るも疾きなり 2012.09.16
- 南海に野分のありて近づけど白き芙蓉は未だなびかず 2012.09.15
- 旅多き残暑の秋の朝発ちの我を見送る庭の草々 2012.09.14
- 湧き上がる巨大積乱雲の下で日照りを破る雨は降るらむ 2012.09.02
- 肥後の国の夜をゆつくりと切り裂きて市街電車は走り過ぐるなり 2012.09.01
- 廃線を轟音立てて走りたる機関車はさぞ熱かりきとや 2012.08.30
- 北の地の古き運河に映りたる倉庫の影も揺るる暑き日 2012.08.29
- 土色の流れとなりて宇治川の流るる水は何を語るか 2012.08.17
- いにしへの都の盆の青空の真澄みに澄みて白雲流る 2012.08.16
- 渋滞を横目で眺め五百キロの道のり辿り戻り来たりき 2012.08.15
- 風吹かず立つ水蒸気動かざる故郷の空は暮れていくなり 2012.08.12
- 梅雨空に伯父を弔ふ涙雨降り残したる天橋立 2012.07.11
- 鴨川を渡る涼風都路のビル中には届かざりけり 2012.07.10
- ジェット機は京の都の青空を一直線に割いて横切る 2012.07.09
- 宵闇の新幹線を潜り抜け尾張のネオンに迎へられたり 2012.07.08
- 雨に濡れ鈍く光りしジェット機の雲の上にて乾きたるなり 2012.06.23
- 青鷺の如く立ちたし流れ行く水に些かの何物も見ず 2012.06.22
- みちのくの五月雨の間の束の間の青空見上ぐ仙台の街 2012.06.17
- 太陽の真中の丸く欠けたるを甲斐路の人は見ずに行き過ぐ 2012.05.21
- 山並の近きにあれば山々を下り来る風頬に冷たし 2012.05.20
- 安達太良の山を覆へる黒雲の下で桜は散りゐたるなり 2012.05.15
- みちのくのわたの遙かにいにしへの人は浄土を如何に見たるや 2012.05.14
- 黄昏のビジネスホテルの窓の下を路面電車が走り抜けて行く 2012.04.07
- 春の日の高速道路をひた走りサービスエリアに夕闇迫る 2012.03.30
- 山肌の木々の根元に解け残る雪の白さのみちのくを行く 2012.03.29
- 何事もなく更けて行くみちのくの春の夜風ぞ未だ冷たき 2012.03.28
- 火の国の元を治むる神の宮に湧き出づる水豊かなりけり 2012.03.10
- 春風の微かに渡る神宮に常なる緑揺れてゐたりき 2012.03.07
- ビルに沿ひ廻る光の環となりて尾張の空を行く観覧車 2012.03.06
- 南国の春を迎ふる青空に白き風車の回りゐるなり 2012.02.23
- 冷たさのなき春雨は浜に立つ龍馬の肩を濡らしたる雨か 2012.02.22
- 雪雲の去りたる京の蒼空に三千首めの歌を捧げん 2012.02.17
- 北風に京都タワーの白く立つ都の空は変わらざりけり 2012.02.16
- ぽつぽつと降り始めたる雨を残し新幹線はひむがしに滑る 2012.02.13
- 伊豆の海に沈む夕日の行先を望む能はず名古屋に着きぬ 2012.02.12
- 目路の限り覆へる雪のいや白く深き情けの冬の北の地 2012.02.01
- ジェット機で飛び来たる街に降る雪の白きを人は祭らむとぞする 2012.01.31
- 冬の朝雲居の切るる丹沢の白き雪より吹き下ろす風 2012.01.25
- 降るままに解けざる雪のいや白く北の都会は染まず横たふ 2012.01.23
- 久方の光を浴びて頂の白雪光る富士の山見ゆ 2011.12.20
- みちのくの山に白雪積もり初む師走二日は和歌ログ記念日 2011.12.02
- 寒風の吹きたれどここは九州にてみかんの山の減らぬテーブル 2011.11.21
- 秋の日は玄海に落ち宿に来て聖夜近きを知りて驚く 2011.11.20
- メルヘンの丘に北の日はメルヘンの如くおぼろに沈み行くなり 2011.11.19
- 知床の空を支ふる両角 (もろづの) を振り蝦夷鹿はわれを見しなり 2011.11.18
- 海の香の立ち上る野は去年 (こぞ) の秋稔りの田にてありたりとこそ 2011.09.25
- 山上に立つ天守閣を瀬戸内の四百年の風が吹き抜く 2011.09.14
- ちはやぶる神代より湧く湯に入りて道後の夜は更けてゆくなり 2011.09.13
- 都路の弥陀の御前に四半時座りて外の雨の音聞く 2011.08.26
- 今日もまた降るはずの雨降らずしてビルの明かりの夜空に溶くる 2011.08.25
- 都より遥かに望む駿河なる富士の流れの静まるを待つ 2011.08.19
- 雨止めば宵の宇治川に漕ぎ出さむと鵜飼の船に人は乗り込む 2011.08.18
- 盆過ぎて暑き都に吹く風に道を譲りて我も涼まん 2011.08.17
- 風渡り渡り止みまた渡り行く揺れ静まれる杉の枝々 2011.08.16
- 頂に雪解け残る山並みの懐かしきかな越後路を行く 2011.06.16
- 三春なる枝垂れ桜の色の奥に物狂ひなる色ぞ潜める 2011.05.02
- 三春なる枝垂れ桜の滝のごと天より降りて咲きて舞ふなり 2011.04.30
- 真直ぐなる杉の木肌に光射し空気はかくも旨きものなり 2011.04.19
- 阿波の地の揺れぬ山より見下ろせば夜は静かに広がりてあり 2011.04.18
- 洛南の雪解かしたる春風に少しくなびき白梅は咲く 2011.02.17
- 洛南の醍醐の池に映りたる虚空の内に御仏はあるか 2011.02.16
- 南面に一筋の雪もなき山を眺めて走る小春日の道 2010.12.05
- 西海の雨を連れ来て板東の乾きを癒す宵とぞなりぬる 2010.11.22
- 西海の霧果つる処湯気立てて目も眩む日は今昇りくる 2010.11.21
- 大いなる風車を回すおらんだの風の如くに世を吹き行かむ 2010.11.20
- 牛を忘れ忘れし身をも忘れ果て還りゆく地をみるけふの道 2010.10.24
- 越前の深まる秋の週末の夜空を染むる祭りの光 2010.10.23
- 様々の蝉の声して様々の遺風を伝へ寺に風吹く 2010.08.16
- 男らの駆け抜けし街に山土をしとどに溶かし那珂川流る 2010.07.15
- 久方の雨降る中を益荒男は山笠担ぎ駆け抜くるらむ 2010.07.14
- 恋ふごとく仰ぎ見たしと思へども今日も叶わず富士宮過ぐ 2010.05.13
- 小夜更けて思ひがけなき冷たさの風の吉備路を渡るを眺む 2010.05.12
- 紀伊の国の大台ヶ原より流れ来る水輝きて高野山を映す 2010.05.08
- 北の空の雲居の果ての無礙光の果つるを知らず照るぞ嬉しき 2010.04.30
- 北の地に春は来にけりこれやこのつましき色よ福寿草咲く 2010.04.29
- 曇りたる北の車窓を手の甲にて拭ふ人あり遠眼鏡の原野 2010.04.28
- 京都なる空気の奥に不可思議の塊ありて雪舟の庭 2010.04.18
- 桃山の金色 (こんじき) と墨との織りなせる広き都に我は遊びぬ 2010.04.16
- 丹沢の山より落ちてしぶき上げ相模の海に行く酒匂川 2010.04.10
- 御堂筋 2009.12.15
- ビジネスホテルのベッドに置かれた折り鶴 2009.12.14
- アルケッチャーノ再び 2009.11.29
- 九州のみやげ 2009.11.22
- 肥前の国の紅葉 2009.11.21
- 琴の湖の聞こえぬ楽 2009.11.20
- 千秋公園にて 2009.10.28
- 秋田新幹線 2009.10.27
- 山の端の柿色 2009.10.20
- 甲斐路の宵 2009.08.24
- 啄木の歌碑 2009.07.13
- 旅先で出逢ふ旨きもの 2009.07.12
- 小樽の太鼓 2009.07.11
- 会津の旧友 2009.06.12
- 遙かに望む名古屋城 2009.06.03
- 久しぶりの富士山 2009.05.09
- 野球場の上の満月 2009.05.08
- 八重桜満開の酒田より戻る 2009.05.05
- 酒田に着く 2009.05.03
- 銚子電鉄とぬれ煎餅 2009.03.21
- 太宰府の梅 2009.03.01
- つくばは寒しとのメール 2009.02.28
- つくばの雪の便りをきく 2009.02.27
- 西海の梅 2009.02.26
- 嵐山、嵯峨野 探訪 2009.02.17
- 雪の越前 2009.02.16
- 師走十八日の歌 2008.12.18
- 霜月二十二日の歌 2008.11.22
- 霜月二十一日の歌 2008.11.22
- 霜月二十日の歌 2008.11.22
- 霜月十九日の歌 2008.11.19
- 霜月十七日の歌 2008.11.17
- 霜月十六日の歌 2008.11.16
- 神無月十六日の歌 2008.10.16
- 長月二十七日の歌 2008.09.28
- 長月二十六日の歌 2008.09.28
- 長月二十五日の歌 2008.09.28
- 長月十四日の歌 2008.09.14
- 長月十三日の歌 2008.09.13
- 葉月十二日の歌 2008.08.12
- 葉月十日の歌 2008.08.11
- 文月二十二日の歌 2008.07.22
- 文月二十一日の歌 2008.07.21
- 水無月二十四日の歌 2008.06.24
- 水無月二十三日の歌 2008.06.23
- 皐月二十八日の歌 2008.05.28
- 卯月十九日の歌 2008.04.19
- 卯月十八日の歌 2008.04.18
- 弥生十四日の歌 2008.03.15
- 如月九日の歌 2008.02.09
- 師走十六日の歌 2007.12.16
- 霜月十八日の歌 2007.11.18
- 神無月二十九日の歌 2007.10.29
- 神無月二十五日の歌 2007.10.25
- 長月十五日の歌 2007.09.15
- 長月十四日の歌 2007.09.14
- 葉月十二日の歌 2007.08.12
- 文月二日の歌 2007.07.02
- 水無月二十九日の歌 2007.06.29
- 水無月十六日の歌 2007.06.16
- 水無月十五日の歌 2007.06.15
- 皐月二十五日の歌 2007.05.25
- 皐月二十四日の歌 2007.05.24
- 卯月二十二日の歌 2007.04.22
- 卯月二十一日の歌 2007.04.21
- 卯月十六日の歌 2007.04.16
- 卯月一日の歌 2007.04.01
- 睦月二十八日の歌 2007.01.28
- 睦月十七日の歌 2007.01.17
- 睦月十六日の歌 2007.01.17
- 師走八日の歌 2006.12.08
- 師走七日の歌 2006.12.07
- 霜月二十九日の歌 2006.11.29
- 霜月二十三日の歌 2006.11.23
- 霜月八日の歌 2006.11.08
- 神無月十四日の歌 2006.10.14
- 神無月十三日の歌 2006.10.13
- 長月十三日の歌 2006.09.13
- 葉月十三日の歌 2006.08.13
- 葉月十二日の歌 2006.08.12
- 葉月十一日の歌 2006.08.11
- 文月十九日の歌 2006.07.19
- 文月十八日の歌 2006.07.18
- 文月十六日の歌 2006.07.16
- 文月十四日の歌 2006.07.14
- 文月十二日の歌 2006.07.12
- 水無月十八日の歌 2006.06.18
- 水無月十七日の歌 2006.06.17
- 皐月二十三日の歌 2006.05.23
- 皐月二十二日の歌 2006.05.22
- 皐月十九日の歌 2006.05.19
- 卯月十七日の歌 2006.04.17
- 弥生十九日の歌 2006.03.19
- 師走二十一日の歌 2005.12.21
- 師走十五日の歌 2005.12.15
- 霜月十九日に詠める歌 2005.11.19
- 霜月十日に詠める歌 2005.11.10
- 霜月九日に詠める歌 2005.11.09
- 神無月六日に詠める歌 2005.10.06
- 神無月五日に詠める歌 2005.10.05
- 長月一日に詠める歌 2005.09.01
- 葉月十二日に詠める歌 2005.08.12
- 葉月十一日に詠める歌 2005.08.11
- 文月二十五日に詠める歌 2005.07.25
- 文月十四日に詠める歌 2005.07.14
- 水無月十二日に詠める歌 2005.06.12
- 水無月十一日に詠める歌 2005.06.11
- 皐月三十日に詠める歌 2005.05.30
- 皐月二十七日に詠める歌 2005.05.27
- 皐月二十一日に詠める歌 2005.05.21
- 皐月十三日に詠める歌 2005.05.13
- 皐月十二日に詠める歌 2005.05.12
- 皐月十一日に詠める歌 2005.05.11
- 卯月十四日に詠める歌 2005.04.14
- 弥生七日に詠める歌 2005.03.07
- 弥生六日に詠める歌 2005.03.06
- 如月七日に詠める歌 2005.02.07
- 師走十一日に詠める歌 2004.12.11
- 師走十日に詠める歌 2004.12.10
- 霜月二十三日に詠める歌 2004.11.23
- 霜月十七日に詠める歌 2004.11.17
- 霜月六日に詠める歌 2004.11.06
- 霜月五日に詠める歌 2004.11.05
- 霜月四日に詠める歌 2004.11.04
- 神無月二十五日に詠める歌 2004.10.25
- 長月十七日に詠める歌 2004.09.17
- 長月七日に詠める歌 2004.09.07
- 長月六日に詠める歌 2004.09.06
- 葉月十九日に詠める歌 2004.08.19
- 葉月十八日に詠める歌 2004.08.18
- 葉月十三日に詠める歌 2004.08.13
- 葉月十二日に詠める歌 2004.08.12
- 葉月十一日に詠める歌 2004.08.11
- 文月十八日に詠める歌 2004.07.18
- 文月十七日に詠める歌 2004.07.17
- 文月十六日に詠める歌 2004.07.16
- 文月十五日に詠める歌 2004.07.15
- 文月九日に詠める歌 2004.07.09
- 文月八日に詠める歌 2004.07.08
- 文月五日に詠める歌 2004.07.05
- 文月二日に詠める歌 2004.07.02
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